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僕のバース
約束
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僕は身体中が脈打ってる気がして、多分顔も真っ赤だ。熱いもの。目の前のあっくんは僕に“約束”の相手になって欲しいって言ったの?僕は恐る恐るあっくんに尋ねた。
「…あっくん、僕、“約束”って事自体がハッキリ分からないんだけど、…あっくんが僕とデートしたいって事なの?」
あっくんはふわっと柔らかく微笑んで、僕の手を両手で包んで言った。
「そっか。理玖は三好家の秘蔵っ子だもんな。涼介たちが色々遠ざけていたの知ってたのに…。”約束“ってのは正式なデート相手なんだ。正式なお付き合いをするっていうか。
中学生になったばかりの理玖を縛るのは、理玖にとっても良い事かは分からないけどね…。
もし理玖が”約束“してくれるなら、俺はもう理玖としかデートしないよ。俺にとっては理玖はただひとりの真剣なデート相手だ。でも、三好のおじさんにも言われたんだけど、もし理玖が他の人とデートに行きたくなったら行ってもいいんだ。
理玖はあんまりにも若くて俺と同じ条件にはできないから。それで良いから俺と”約束“してくれるかい?」
あっくんが僕のデート相手になるの?しょっちゅう会えるの?僕の頭に浮かんだのはそれだった。だから、僕は思わずあっくんを見上げて言ったんだ。
「これからは、あっくんといつでも会えるの?もう、僕のこと避けたりしないの?」
あっくんは僕の震える声にハッとして、僕をぎゅっと抱きしめた。
「ごめん。本当にごめん。理玖が俺に会いたがってるの分かってたのに。でも俺はまだ若すぎて理玖はもっと幼くて、この関係が良くないことになるのが怖くて会えなかった。自分が信じられなかったんだ。勝手でごめん。」
僕はあっくんの腕の中で、あの僕をホッとさせるような、ドキドキさせるような甘くて良い匂いを吸い込んだ。ああ、僕が欲しかったのはこの腕の中だ。あっくんが欲しい。
僕もぎゅっとあっくんにしがみついて言った。
「…僕、あっくんと”約束”したい。」
あっくんは僕を引き剥がすと、まじまじと僕の顔を見つめて顔を赤らめた。
「“約束”してくれるって言った?本当に?」
あっくんの喜びように胸をときめかせながら、それでも僕はひとつ気になることを聞いておこうと思った。
「…あっくんは僕がどのバースに判定されるか分からなくても良いの?」
僕が躊躇いながら尋ねると、あっくんはニコッと微笑んで言った。
「俺にとって、理玖は何のバースだろうが関係ない。理玖自身に俺の側にいて欲しいんだ。」
僕は普段モヤモヤと考え込んでいたその悩みが、一気に晴れるような気がした。僕は嬉しさでどうかしていたのかもしれない。気がつけば僕はあっくんの唇にキスしてしまっていた。
「…あっくん、僕、“約束”って事自体がハッキリ分からないんだけど、…あっくんが僕とデートしたいって事なの?」
あっくんはふわっと柔らかく微笑んで、僕の手を両手で包んで言った。
「そっか。理玖は三好家の秘蔵っ子だもんな。涼介たちが色々遠ざけていたの知ってたのに…。”約束“ってのは正式なデート相手なんだ。正式なお付き合いをするっていうか。
中学生になったばかりの理玖を縛るのは、理玖にとっても良い事かは分からないけどね…。
もし理玖が”約束“してくれるなら、俺はもう理玖としかデートしないよ。俺にとっては理玖はただひとりの真剣なデート相手だ。でも、三好のおじさんにも言われたんだけど、もし理玖が他の人とデートに行きたくなったら行ってもいいんだ。
理玖はあんまりにも若くて俺と同じ条件にはできないから。それで良いから俺と”約束“してくれるかい?」
あっくんが僕のデート相手になるの?しょっちゅう会えるの?僕の頭に浮かんだのはそれだった。だから、僕は思わずあっくんを見上げて言ったんだ。
「これからは、あっくんといつでも会えるの?もう、僕のこと避けたりしないの?」
あっくんは僕の震える声にハッとして、僕をぎゅっと抱きしめた。
「ごめん。本当にごめん。理玖が俺に会いたがってるの分かってたのに。でも俺はまだ若すぎて理玖はもっと幼くて、この関係が良くないことになるのが怖くて会えなかった。自分が信じられなかったんだ。勝手でごめん。」
僕はあっくんの腕の中で、あの僕をホッとさせるような、ドキドキさせるような甘くて良い匂いを吸い込んだ。ああ、僕が欲しかったのはこの腕の中だ。あっくんが欲しい。
僕もぎゅっとあっくんにしがみついて言った。
「…僕、あっくんと”約束”したい。」
あっくんは僕を引き剥がすと、まじまじと僕の顔を見つめて顔を赤らめた。
「“約束”してくれるって言った?本当に?」
あっくんの喜びように胸をときめかせながら、それでも僕はひとつ気になることを聞いておこうと思った。
「…あっくんは僕がどのバースに判定されるか分からなくても良いの?」
僕が躊躇いながら尋ねると、あっくんはニコッと微笑んで言った。
「俺にとって、理玖は何のバースだろうが関係ない。理玖自身に俺の側にいて欲しいんだ。」
僕は普段モヤモヤと考え込んでいたその悩みが、一気に晴れるような気がした。僕は嬉しさでどうかしていたのかもしれない。気がつけば僕はあっくんの唇にキスしてしまっていた。
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