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二度目の砦生活

貪る二人※

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くったりとしたシンの背中のじんわりとした汗の湿り気を感じながら、私はシンの膝を立ててふたつのまろやかな丸みを撫で回した。
シンの肌はいつ触れても滑らかで吸い付くようだ。それは王都でも評判で、特に女性達はその秘密を知りたがった。

その尻に頬擦りして、私は両手でゆっくり開き窄みに舌を伸ばした。
すっかり私のものになった窄みは浴場での愛撫で既に柔らかくなっていて、私の舌に吸い付く様だった。


いつからだったか、私はシンに閨魔法をかけなくなった。シンがそれを望まないのと、私もまたシンの真っ直ぐな反応に夢中になったせいもある。

翌朝の我に返ったシンがことの他愛らしく、私は多分シンだけの閨の魔法に掛かっているに違いない。

閨魔法が当然なこの世界では、魔法なしで閨を行うのはある意味野蛮で変態的な事だ。シンには内緒だが…。

ただ、私には誤魔化しの効かない真っ直ぐな情欲の交感に思われて、それに溺れている。


私は久しぶりのシンの掠れた喘ぎ声や、シンから立ち登る若い果実の様な仄かに甘い香りに酔わされて、すっかり昂った剛直が切なくビクつくのを感じた。

舌を柔らかな窄みの奥から引き抜くと、背中に覆い被さって休む事なく昂りで撫でさすりながら、シンの耳元で囁いた。

「もう我慢できない。シンの中に入りたい…。」

シンはピクリと震えると、甘い吐息を吐きながら、私の方を振り向きながら言った。

「んっ、焦らさないで…。入れて…。ジュリアンの大きいのが欲しいっ。」

そう言うと私の昂りに窄まりを押し付けてきた。


私は手を添えてゆっくりとひと息に奥まで突き入れた。

「あ、あ、ああん、ああああっ、…うぅ、ひぅっ!」

切れぎれに聞こえるシンの嬌声は私をますます昂らせて、一段と硬さを増したのが分かった。
うねるシンの中をゆっくり楽しみながら、私は滑らかな背中に口づけた。

齧り付きたくなるのを我慢しながら、片手でシンのツンと硬く立ち上がった胸の果実を掌で楽しんだ。
締め付けが強まるのを感じて、私は尖りを剣で硬くなった指先で摘んだり潰したりしながら、シンの甘える様なその喘ぎ声に煽られていった。


「ジュリアンっ、僕いっちゃうっ、ああっ!」

シンの切羽詰まった声に私は自制心を手放してシンの腰を両手で掴むと、欲望のままに動いた。

私が大きく動き出して、直ぐにシンはガクガクと全身を震わせて私を何度も締め付けた。
私は頭の中が真っ白になる様な快感に責め立てられて、夢中でシンを貪り食った。

シンに私の欲望を絞り取られた後、貪ったのは私だったのか、シンだったのかと思いながら力尽きたシンを優しく抱きかかえた。
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