12 / 25
サーバー対抗戦:2日目 2
しおりを挟む
* * 視点:フェンフ * *
「葉子!向こうはどうなっている!?」
「ん~、ちょぉ~っとマズいかもねぇ~。 ツヴァイを相手にしてた、アインのプレイヤーの反応が消えちゃったよぉ~。
そして、この動きだと、私たちの左側から来るみたいよぉ~。」
フォースチャットで、葉子と呼ばれた女性プレイヤーが答える。
葉子が、イクル達ツヴァイの動きを把握できているのは、彼女のOS【広範囲索敵(レーダー)】を使っているからだ。
★広範囲索敵:OS★
*自分の居るエリア内の全てのプレイヤーの所属サーバーと所在位置と人数が、エリア地図に表記される。
*隠れるで、姿の見えなくなっているプレイヤーは表記されない。
*消費魔法力(MP)80 効果時間:1時間 再使用時間:5分
「フェンフ! アインの連中が殺られた! 数分後には、ツヴァイの連中が左から来るぞ! 注意しとけっ!」
ドライサーバーの、男性プレイヤー【シュウ】が連合チャットで促す。
「本当なんだな!?」
「今だけは、信用してもらっても良い!」
フェンフの男性プレイヤーに答える修一。
今の所、こっちの脱落者はフェンフ2名、ドライ1名の合計で3名。
「シュウ!。 あと3分っ!」
幸太郎が、シュウに伝える。
幸太郎の切れると言った言葉の意味は、彼のOS【祝福の大楯】の事だ。
★祝福の大楯:OS★
*パーティー、フォース、同盟、連合に所属しているプレイヤー全てに(距離に関係なく)、全状態異常の効果を無効化と、物理&魔法のダメージカット率40%の効果を付属。
*プレイヤーの装備してる、防具のカット率に上乗せで効果は発揮される。
*消費魔法力(MP):200 効果時間:7分 再使用時間:30分。
「あ・・・。 誰か来る・・・。」
突然、葉子が呟いた。
その言葉を、シュウは聞き逃さなかった。
「何が来るんだっ!?」
「プレイヤー?」
「なんで疑問形なんだよ!?」
「1人だけど・・・おかしい・・・」
エリア地図には、高速で移動している点が1つ。
ただ、その移動速度が尋常じゃない。
森の中を、普通のプレイヤーの走る速度の【4倍】近い速度で接近してくる。
「もうすぐ・・・。索敵眼」
念の為に、索敵眼のスキルを使って自分たちの左側に視線を向ける。
★索敵眼:暗殺者固有スキル★
*隠れる:透明化で姿の見えなくなっているプレイヤーが見えるように為る。
*消費魔法力(MP)20 効果時間:60秒 再使用時間(ディレイ):90秒
シュウも釣られて、葉子と同じ方向に視線を向けるが・・・。
「・・・・・・」
「・・・・・・」
何も見えない。
もう一度、広範囲地図を見る葉子。
相手プレイヤーの1と言う数字は、既に自分たちの点を現す所と重なっている。
が、再び周囲を見るも、プレイヤーは見当たらない。
ドンッ!
突然、自分達の居る中心部分の密集地帯で、何かの爆ぜる音が聞こえたと思うと、煙が葉子達の視界を奪う。
何が起こったのか理解できずに。
一瞬だが、フェンフ&ドライ連合と、フィーア&ゼクス連合のプレイヤー達の動きが止まる。
そして、次の瞬間には、突風が吹き、葉子達の視界を奪っていた煙が霧散していく。
煙が晴れて、音のした場所には、両手に【みたらし団子】を持ち、真っ白な全身金属鎧【神々の鎧】を着た1人の男性プレイヤーが立っていた。
★神々の鎧:防具:一式型:サーバーレア(キャッスルタイプ購入時の【???】の特典:★
*物理攻撃と魔法攻撃のダメージカット率90%。
*盾を装備で、全状態異常効果を無効にできる。
*クリティカル判定での攻撃ダメージは通るが、首切り効果は無効化できる。
「やぁ、みいちゃん。裕司君。 当たったらゴメンね。」
ニコリと笑顔で、それだけ言うと、男性プレイヤー(イクル)は、身体を独楽のように回転させて、手当たり次第に近くのプレイヤー達に攻撃を開始する。
「下がれっ!全員!下がれっ!」
「みんなっ!下がって!急いで離れてっ!」
イクルの持つ、武器(みたらし団子)の効果を、身をもって知っている裕司と水無月が、自分たちの陣営のプレイヤーに連合チャットして大声で伝える。
イクルの攻撃は当たるが、与えるダメージは1。
攻撃を食らった、プレイヤー達は自分に与えられたダメージを見て、完全にイクルがコケ脅しの攻撃を仕掛けているのだと思い込んでしまう。
「大したコトないぞコイツ!」
「強斬撃!」
「強打撃!」
イクルの攻撃が当たるのも気にせずに、イクルに通常攻撃とスキル攻撃で仕掛けるフェンフのプレイヤー達。
だが、通常攻撃はイクルに当たりはするものの、イクルの生命力(HP)ゲージを僅かに1~5削るだけ。
そして、イクルに向かって放たれたスキル攻撃は、イクルの振るう妖刀十六夜(みたらし団子)によって相殺されてしまう。
そして、次の瞬間。
フェンフサーバーのプレイヤーの首に赤いエフェクトが走り首が飛ぶ。
首を飛ばされたプレイヤーは、死亡エフェクトを発しながら光の粒子となって消えていく。
死亡エフェクトを発しながら、数を減らしていくフェンフ&ドライのプレイヤー達。
*注意:首切りは、状態異常扱いではなく。クリティカル判定扱いでの特別能力なので防御は不可能。*
イクルの持つ武器、妖刀村雨(みたらし団子)は、ステータスの運依存での首切り発動率を上げる武器。
首切りには、防御力も、魔法抵抗も、状態異常抵抗も関係ない。
クリティカル判定=首切り なのだから。
「葉子!向こうはどうなっている!?」
「ん~、ちょぉ~っとマズいかもねぇ~。 ツヴァイを相手にしてた、アインのプレイヤーの反応が消えちゃったよぉ~。
そして、この動きだと、私たちの左側から来るみたいよぉ~。」
フォースチャットで、葉子と呼ばれた女性プレイヤーが答える。
葉子が、イクル達ツヴァイの動きを把握できているのは、彼女のOS【広範囲索敵(レーダー)】を使っているからだ。
★広範囲索敵:OS★
*自分の居るエリア内の全てのプレイヤーの所属サーバーと所在位置と人数が、エリア地図に表記される。
*隠れるで、姿の見えなくなっているプレイヤーは表記されない。
*消費魔法力(MP)80 効果時間:1時間 再使用時間:5分
「フェンフ! アインの連中が殺られた! 数分後には、ツヴァイの連中が左から来るぞ! 注意しとけっ!」
ドライサーバーの、男性プレイヤー【シュウ】が連合チャットで促す。
「本当なんだな!?」
「今だけは、信用してもらっても良い!」
フェンフの男性プレイヤーに答える修一。
今の所、こっちの脱落者はフェンフ2名、ドライ1名の合計で3名。
「シュウ!。 あと3分っ!」
幸太郎が、シュウに伝える。
幸太郎の切れると言った言葉の意味は、彼のOS【祝福の大楯】の事だ。
★祝福の大楯:OS★
*パーティー、フォース、同盟、連合に所属しているプレイヤー全てに(距離に関係なく)、全状態異常の効果を無効化と、物理&魔法のダメージカット率40%の効果を付属。
*プレイヤーの装備してる、防具のカット率に上乗せで効果は発揮される。
*消費魔法力(MP):200 効果時間:7分 再使用時間:30分。
「あ・・・。 誰か来る・・・。」
突然、葉子が呟いた。
その言葉を、シュウは聞き逃さなかった。
「何が来るんだっ!?」
「プレイヤー?」
「なんで疑問形なんだよ!?」
「1人だけど・・・おかしい・・・」
エリア地図には、高速で移動している点が1つ。
ただ、その移動速度が尋常じゃない。
森の中を、普通のプレイヤーの走る速度の【4倍】近い速度で接近してくる。
「もうすぐ・・・。索敵眼」
念の為に、索敵眼のスキルを使って自分たちの左側に視線を向ける。
★索敵眼:暗殺者固有スキル★
*隠れる:透明化で姿の見えなくなっているプレイヤーが見えるように為る。
*消費魔法力(MP)20 効果時間:60秒 再使用時間(ディレイ):90秒
シュウも釣られて、葉子と同じ方向に視線を向けるが・・・。
「・・・・・・」
「・・・・・・」
何も見えない。
もう一度、広範囲地図を見る葉子。
相手プレイヤーの1と言う数字は、既に自分たちの点を現す所と重なっている。
が、再び周囲を見るも、プレイヤーは見当たらない。
ドンッ!
突然、自分達の居る中心部分の密集地帯で、何かの爆ぜる音が聞こえたと思うと、煙が葉子達の視界を奪う。
何が起こったのか理解できずに。
一瞬だが、フェンフ&ドライ連合と、フィーア&ゼクス連合のプレイヤー達の動きが止まる。
そして、次の瞬間には、突風が吹き、葉子達の視界を奪っていた煙が霧散していく。
煙が晴れて、音のした場所には、両手に【みたらし団子】を持ち、真っ白な全身金属鎧【神々の鎧】を着た1人の男性プレイヤーが立っていた。
★神々の鎧:防具:一式型:サーバーレア(キャッスルタイプ購入時の【???】の特典:★
*物理攻撃と魔法攻撃のダメージカット率90%。
*盾を装備で、全状態異常効果を無効にできる。
*クリティカル判定での攻撃ダメージは通るが、首切り効果は無効化できる。
「やぁ、みいちゃん。裕司君。 当たったらゴメンね。」
ニコリと笑顔で、それだけ言うと、男性プレイヤー(イクル)は、身体を独楽のように回転させて、手当たり次第に近くのプレイヤー達に攻撃を開始する。
「下がれっ!全員!下がれっ!」
「みんなっ!下がって!急いで離れてっ!」
イクルの持つ、武器(みたらし団子)の効果を、身をもって知っている裕司と水無月が、自分たちの陣営のプレイヤーに連合チャットして大声で伝える。
イクルの攻撃は当たるが、与えるダメージは1。
攻撃を食らった、プレイヤー達は自分に与えられたダメージを見て、完全にイクルがコケ脅しの攻撃を仕掛けているのだと思い込んでしまう。
「大したコトないぞコイツ!」
「強斬撃!」
「強打撃!」
イクルの攻撃が当たるのも気にせずに、イクルに通常攻撃とスキル攻撃で仕掛けるフェンフのプレイヤー達。
だが、通常攻撃はイクルに当たりはするものの、イクルの生命力(HP)ゲージを僅かに1~5削るだけ。
そして、イクルに向かって放たれたスキル攻撃は、イクルの振るう妖刀十六夜(みたらし団子)によって相殺されてしまう。
そして、次の瞬間。
フェンフサーバーのプレイヤーの首に赤いエフェクトが走り首が飛ぶ。
首を飛ばされたプレイヤーは、死亡エフェクトを発しながら光の粒子となって消えていく。
死亡エフェクトを発しながら、数を減らしていくフェンフ&ドライのプレイヤー達。
*注意:首切りは、状態異常扱いではなく。クリティカル判定扱いでの特別能力なので防御は不可能。*
イクルの持つ武器、妖刀村雨(みたらし団子)は、ステータスの運依存での首切り発動率を上げる武器。
首切りには、防御力も、魔法抵抗も、状態異常抵抗も関係ない。
クリティカル判定=首切り なのだから。
2
お気に入りに追加
26
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
新人神様のまったり天界生活
源 玄輝
ファンタジー
死後、異世界の神に召喚された主人公、長田 壮一郎。
「異世界で勇者をやってほしい」
「お断りします」
「じゃあ代わりに神様やって。これ決定事項」
「・・・え?」
神に頼まれ異世界の勇者として生まれ変わるはずが、どういうわけか異世界の神になることに!?
新人神様ソウとして右も左もわからない神様生活が今始まる!
ソウより前に異世界転生した人達のおかげで大きな戦争が無い比較的平和な下界にはなったものの信仰が薄れてしまい、実はピンチな状態。
果たしてソウは新人神様として消滅せずに済むのでしょうか。
一方で異世界の人なので人らしい生活を望み、天使達の住む空間で住民達と交流しながら料理をしたり風呂に入ったり、時にはイチャイチャしたりそんなまったりとした天界生活を満喫します。
まったりゆるい、異世界天界スローライフ神様生活開始です!
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
異世界着ぐるみ転生
こまちゃも
ファンタジー
旧題:着ぐるみ転生
どこにでもいる、普通のOLだった。
会社と部屋を往復する毎日。趣味と言えば、十年以上続けているRPGオンラインゲーム。
ある日気が付くと、森の中だった。
誘拐?ちょっと待て、何この全身モフモフ!
自分の姿が、ゲームで使っていたアバター・・・二足歩行の巨大猫になっていた。
幸い、ゲームで培ったスキルや能力はそのまま。使っていたアイテムバッグも中身入り!
冒険者?そんな怖い事はしません!
目指せ、自給自足!
*小説家になろう様でも掲載中です
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる