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26話
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「まったく、ご主人は一人で行動する時は俺かハリスにひと言声をかけてくれよ?探す身にもなってくれ・・・」
ルイスが呼びに来てひと言めに文句を言ってきた。
「ふん、俺の居場所くらいすぐ見つけられるだろ。それにリリーと二人きりイチャイチャしたい」
そんなキリッとした顔でイチャイチャって言わないで?!
「そりゃあ、いつも居なくなるご主人を探して見つけられなきゃ側近なんか出来ないしな。あとイチャイチャって・・・変態くさい発言は控えて下さい。兵士達が驚いて二度見するからな?」
ルイスが呆れ顔で答えた。ディアス様の側近って大変なのね?ルイスはもしかして苦労性なのかしら、それにしてもディアス様は兵士達の前ではどんな感じなのかしら?今は凄く優しいし甘いけれど・・・気になるわね。
「ねぇ、ルイス?ディアス様ってみんなの前ではそんなに違うの?」
「ああ、そうですねー・・・天と地の差が有ります。実際にみたら分かりやすいかも知れないですね。今度観てみますか?ご主人が兵士達を鍛えているところ」
え、そんなに違うの?兵士達に厳しいディアス様もみたいわね。それに私も訓練に参加したいわ!みんな強いのかしら?
「ええ、是非みたいわ!!あと、私も訓練に参加したいのだけど駄目かしら?」
「大丈夫ですよ。それでは明日にでも訓練場へ案内します。ご主人は久しぶりに兵士達を鍛えてやってくれよ?俺がみた限りじゃ、あいつら弛んでる気がするんだ」
あ、ディアス様が嫌そうな顔をしているわ。
「リリーとの時間が減るから嫌だ。兵達はお前が鍛えれば良いだろ?」
「俺が鍛えても良いけどご主人がやった方が効率が良い。だからご主人任せた!」
ルイスってどれくらい強いのかしら?それに正式な所属を聞いてなかった気がする・・・?
「ねぇ、あまりそういう話ししなかったけどルイスって強いの?役職も側近ってだけで正式な所属聞いてないのよね?」
「あれ、俺の所属言ってませんでしたっけ?正式な所属は王直属近衛騎士隊長です。一応兵達のトップなんですよー」
ルイスがヘラっと笑い言った。なんだか凄い人なんだろうけど締まりがないわ?!
「凄いわね。本当にルイスがトップなの?じゃぁ戦ったら強いのよね!私と戦いましょうよ?」
私はルイスに戦いを申し込んだ。
すると少し慌てた様子のディアス様が言った。
「リリー!?ルイスと戦うなら俺と戦えば良いじゃないか?今度は最初から手加減するから!」
「えー?ディアス様とは一回戦って負けましたし、次はルイスと戦いたいですわ!」
「くそっ、ルイスの癖に!・・・ルイス後で覚えていろよ?」
ディアス様、そんな事で不貞腐れないでくださいよ。なんだか黒いオーラが滲み出てルイスに襲いかかりそうになっているわ。
「ちょ、ちょっとご主人?!俺悪くないって、リリー様も俺と戦っても勝てないと思いますよ?これでもご主人の次に強いの俺なんですから!」
「まぁ、やっぱりそうなのね?!楽しみだわ・・・。あ、ディアス様は兵の皆様を鍛えてあげて下さいね?私はルイスと戦うので!」
「チッ、リリーがそう言うなら・・・しょうがないあいつらで憂さ晴らしをしよう」
「リリー様、怪我しちゃいますよ?俺も手加減苦手なんですから!ご主人も諦めないで説得して下さいよ?!俺の部下に憂さ晴らしされたら仕事に支障が出るでしょうが!もう、勘弁しろよこの脳筋カップル!!!」
やったわ!二人が了承してくれた。明日が楽しみね!早く明日にならないかしら・・・。
ルイスが呼びに来てひと言めに文句を言ってきた。
「ふん、俺の居場所くらいすぐ見つけられるだろ。それにリリーと二人きりイチャイチャしたい」
そんなキリッとした顔でイチャイチャって言わないで?!
「そりゃあ、いつも居なくなるご主人を探して見つけられなきゃ側近なんか出来ないしな。あとイチャイチャって・・・変態くさい発言は控えて下さい。兵士達が驚いて二度見するからな?」
ルイスが呆れ顔で答えた。ディアス様の側近って大変なのね?ルイスはもしかして苦労性なのかしら、それにしてもディアス様は兵士達の前ではどんな感じなのかしら?今は凄く優しいし甘いけれど・・・気になるわね。
「ねぇ、ルイス?ディアス様ってみんなの前ではそんなに違うの?」
「ああ、そうですねー・・・天と地の差が有ります。実際にみたら分かりやすいかも知れないですね。今度観てみますか?ご主人が兵士達を鍛えているところ」
え、そんなに違うの?兵士達に厳しいディアス様もみたいわね。それに私も訓練に参加したいわ!みんな強いのかしら?
「ええ、是非みたいわ!!あと、私も訓練に参加したいのだけど駄目かしら?」
「大丈夫ですよ。それでは明日にでも訓練場へ案内します。ご主人は久しぶりに兵士達を鍛えてやってくれよ?俺がみた限りじゃ、あいつら弛んでる気がするんだ」
あ、ディアス様が嫌そうな顔をしているわ。
「リリーとの時間が減るから嫌だ。兵達はお前が鍛えれば良いだろ?」
「俺が鍛えても良いけどご主人がやった方が効率が良い。だからご主人任せた!」
ルイスってどれくらい強いのかしら?それに正式な所属を聞いてなかった気がする・・・?
「ねぇ、あまりそういう話ししなかったけどルイスって強いの?役職も側近ってだけで正式な所属聞いてないのよね?」
「あれ、俺の所属言ってませんでしたっけ?正式な所属は王直属近衛騎士隊長です。一応兵達のトップなんですよー」
ルイスがヘラっと笑い言った。なんだか凄い人なんだろうけど締まりがないわ?!
「凄いわね。本当にルイスがトップなの?じゃぁ戦ったら強いのよね!私と戦いましょうよ?」
私はルイスに戦いを申し込んだ。
すると少し慌てた様子のディアス様が言った。
「リリー!?ルイスと戦うなら俺と戦えば良いじゃないか?今度は最初から手加減するから!」
「えー?ディアス様とは一回戦って負けましたし、次はルイスと戦いたいですわ!」
「くそっ、ルイスの癖に!・・・ルイス後で覚えていろよ?」
ディアス様、そんな事で不貞腐れないでくださいよ。なんだか黒いオーラが滲み出てルイスに襲いかかりそうになっているわ。
「ちょ、ちょっとご主人?!俺悪くないって、リリー様も俺と戦っても勝てないと思いますよ?これでもご主人の次に強いの俺なんですから!」
「まぁ、やっぱりそうなのね?!楽しみだわ・・・。あ、ディアス様は兵の皆様を鍛えてあげて下さいね?私はルイスと戦うので!」
「チッ、リリーがそう言うなら・・・しょうがないあいつらで憂さ晴らしをしよう」
「リリー様、怪我しちゃいますよ?俺も手加減苦手なんですから!ご主人も諦めないで説得して下さいよ?!俺の部下に憂さ晴らしされたら仕事に支障が出るでしょうが!もう、勘弁しろよこの脳筋カップル!!!」
やったわ!二人が了承してくれた。明日が楽しみね!早く明日にならないかしら・・・。
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