23 / 74
21:娼館脱出後(ビッチ氏視点)
しおりを挟む
「ああ、ルッシー大丈夫かな……」
あの日、俺はルッシーを謎の男に攫われた後、カルナック公爵家の騎士団に捉えられた。
なんせ俺は、カルナック公爵家の小公爵の婚約者を無理やり『魅了』魔法を使って奪った極悪人だから、最悪拷問紛いの目にあったり、惨たらしく殺されることの覚悟した。
しかし、そうはならなかった。
今まで見た中で、多分一番豪華な一室に案内される。その一室の主は小公爵にそっくりな壮年の男性だった。だからすぐにこの人がカルナック公爵だと分かった。
威圧感のある紫の瞳で見つめられた時は死んだと思ったけれど、かの人は驚くほど穏やかな口調で話はじめた。
「君に対しては思うところはある。しかし、今はレイモンドとルシオンの救出が先だ。ふたりとも私の大切な存在だ。なんとしても見つけなければいけない」
「ルッシー、いえ。ルシオン様が行方不明なのは把握しておりますが、小公爵様も行方がわからないのですか??」
正直俺からすると、ルッシーは色々恩もあるから助けないとっておもっていたけど、小公爵についてはよく知らないしどうでもよかった。
「ああ。あの日、君を娼館で見つけた日にルシオンを迎えに行くと騎士団を連れて行ったのだが……それっきり行方が分からなくなっている」
そう言って、とても落胆しているカルナック公爵を見た時、何故か胸の奧から怒りが湧いてきていた。その原因はとても簡単だった。
この人は実の息子の心配はしているが、娼館の写真の写っていたもうひとりの息子の心配はしていないのではないかって直感的に思ってしまったのだ。
あの日、ルッシーと見つけた写真。
きっとギムレットはこの人の息子だとその紫の瞳を見て確信した。けれど、だとしたら何故ギムレットのことを全く心配していないのか、あるいはギムレットと話せば小公爵の居場所は分かったはずだ。
なのに、俺に聞くなんて何か裏があるとしか思えない。
そこまで考えて、俺は俺らしくこの人に聞いてみようと思った。どうせ、俺が持つ全ての情報を出さない限りはこの人は俺を殺せないだろうからね。
「カルナック公爵はあの娼館を運営していた、ギムレットって人はしらないんですか??俺よりその人と話してたみたいだから聞いたら分かると思うんですが」
教養のないバカな男爵家の三男のように話す。しかし、相手はそれに不快感を示すわけでも表情を変えるでもなくカルナック公爵は静かに言った。
「……娼館の主も行方不明だ。間違いなくレイモンドの失踪に絡んでいるのは分かるが……」
「そうなんですかぁ。俺はほとんど何にもわからないですよ。ただ、ギムレットって人は公爵様の息子さんじゃないんですか??」
その言葉に、先ほどまでとは違い明らかに驚いたような顔をしたカルナック公爵は首を振る。
「なぜそのようなことをいう。私にはレイモンド以外の息子はいない」
断言した言葉。あの写真だけだったら確かにこの人が父親って決まったわけではない。もしかしたら友人との写真なのかもしれない。
けれど、何故か俺の第六感がそれを否定する。
そして、もしこの人が父親でありながらギムレットに対してその情を持ち合わせずにレイモンドのみを息子として愛しているとしたら、俺はこの人を軽蔑するということだけが確定する。
「瞳の色です。ギムレットは貴方と同じ紫色の瞳をしていたので。とても珍しい色ですよね。貴族でもほとんどいないし、平民では皆無な色ですよね」
「瞳が紫??まさか、アレの目は……まさか」
無意識に呟いた言葉にやはりと確信した。そして、もうひとつ俺は思ったことを口にする。
「よくわからないですけどぉ、ギムレットって人の目の色は紫でした。もしかして色変えのスキルを持ってるんですかねぇ」
『色変え』の言葉にカルナック公爵の肩が揺れたのが分かった。
(ああ、やっぱり。この人も同じスキル持ちなんだろうな……)
『色変え』は髪色や目の色を本来とは異なる色に見せるスキルだ。魔法ではなくスキルなのは正直これに関して魔法で変更しなくても別の方法で変えることができるのであまり魔法として重要性を問われず使われないまま廃れたらしい。
ただ、生まれ持つスキルという形でこの力を持っているものはいる。そして、スキルで『色変え』を使う場合、少しただ色を変えるのとは違う特性が出る場合がある。
それは、『全ての人間』に色を変えて見せるのではなく『特定の人間』にだけ色が違うように見せるというものだ。
「正直、命は惜しいので俺これ以上は追及しないですけど、ギムレット、いいえレイノックさんと話したら俺より事情には詳しいと思うんでちゃんと探した方がいいですよ」
「そちらについては、重要参考人なので今も捜索している」
そう冷たく言い放つ姿に、胸の奧でチリッと痛みが走る。
『特定の子供』だけ愛して差別する。その姿に実家での苦々しい日々がどうしても蘇ってしまう。
けれど、そんな過去のくだらない感傷にしたって命を失うなんて御免だ。
「そうですかぁ。これ以上俺が役には立たないと思うんですが……」
「……レイモンドの件では元から君にあまり期待はしていない。ただ、ルシオンの居場所について君がいれば分かるはずだ」
何故か確信に満ちた目で、カルナック公爵が俺を見ていた。
あの日、俺はルッシーを謎の男に攫われた後、カルナック公爵家の騎士団に捉えられた。
なんせ俺は、カルナック公爵家の小公爵の婚約者を無理やり『魅了』魔法を使って奪った極悪人だから、最悪拷問紛いの目にあったり、惨たらしく殺されることの覚悟した。
しかし、そうはならなかった。
今まで見た中で、多分一番豪華な一室に案内される。その一室の主は小公爵にそっくりな壮年の男性だった。だからすぐにこの人がカルナック公爵だと分かった。
威圧感のある紫の瞳で見つめられた時は死んだと思ったけれど、かの人は驚くほど穏やかな口調で話はじめた。
「君に対しては思うところはある。しかし、今はレイモンドとルシオンの救出が先だ。ふたりとも私の大切な存在だ。なんとしても見つけなければいけない」
「ルッシー、いえ。ルシオン様が行方不明なのは把握しておりますが、小公爵様も行方がわからないのですか??」
正直俺からすると、ルッシーは色々恩もあるから助けないとっておもっていたけど、小公爵についてはよく知らないしどうでもよかった。
「ああ。あの日、君を娼館で見つけた日にルシオンを迎えに行くと騎士団を連れて行ったのだが……それっきり行方が分からなくなっている」
そう言って、とても落胆しているカルナック公爵を見た時、何故か胸の奧から怒りが湧いてきていた。その原因はとても簡単だった。
この人は実の息子の心配はしているが、娼館の写真の写っていたもうひとりの息子の心配はしていないのではないかって直感的に思ってしまったのだ。
あの日、ルッシーと見つけた写真。
きっとギムレットはこの人の息子だとその紫の瞳を見て確信した。けれど、だとしたら何故ギムレットのことを全く心配していないのか、あるいはギムレットと話せば小公爵の居場所は分かったはずだ。
なのに、俺に聞くなんて何か裏があるとしか思えない。
そこまで考えて、俺は俺らしくこの人に聞いてみようと思った。どうせ、俺が持つ全ての情報を出さない限りはこの人は俺を殺せないだろうからね。
「カルナック公爵はあの娼館を運営していた、ギムレットって人はしらないんですか??俺よりその人と話してたみたいだから聞いたら分かると思うんですが」
教養のないバカな男爵家の三男のように話す。しかし、相手はそれに不快感を示すわけでも表情を変えるでもなくカルナック公爵は静かに言った。
「……娼館の主も行方不明だ。間違いなくレイモンドの失踪に絡んでいるのは分かるが……」
「そうなんですかぁ。俺はほとんど何にもわからないですよ。ただ、ギムレットって人は公爵様の息子さんじゃないんですか??」
その言葉に、先ほどまでとは違い明らかに驚いたような顔をしたカルナック公爵は首を振る。
「なぜそのようなことをいう。私にはレイモンド以外の息子はいない」
断言した言葉。あの写真だけだったら確かにこの人が父親って決まったわけではない。もしかしたら友人との写真なのかもしれない。
けれど、何故か俺の第六感がそれを否定する。
そして、もしこの人が父親でありながらギムレットに対してその情を持ち合わせずにレイモンドのみを息子として愛しているとしたら、俺はこの人を軽蔑するということだけが確定する。
「瞳の色です。ギムレットは貴方と同じ紫色の瞳をしていたので。とても珍しい色ですよね。貴族でもほとんどいないし、平民では皆無な色ですよね」
「瞳が紫??まさか、アレの目は……まさか」
無意識に呟いた言葉にやはりと確信した。そして、もうひとつ俺は思ったことを口にする。
「よくわからないですけどぉ、ギムレットって人の目の色は紫でした。もしかして色変えのスキルを持ってるんですかねぇ」
『色変え』の言葉にカルナック公爵の肩が揺れたのが分かった。
(ああ、やっぱり。この人も同じスキル持ちなんだろうな……)
『色変え』は髪色や目の色を本来とは異なる色に見せるスキルだ。魔法ではなくスキルなのは正直これに関して魔法で変更しなくても別の方法で変えることができるのであまり魔法として重要性を問われず使われないまま廃れたらしい。
ただ、生まれ持つスキルという形でこの力を持っているものはいる。そして、スキルで『色変え』を使う場合、少しただ色を変えるのとは違う特性が出る場合がある。
それは、『全ての人間』に色を変えて見せるのではなく『特定の人間』にだけ色が違うように見せるというものだ。
「正直、命は惜しいので俺これ以上は追及しないですけど、ギムレット、いいえレイノックさんと話したら俺より事情には詳しいと思うんでちゃんと探した方がいいですよ」
「そちらについては、重要参考人なので今も捜索している」
そう冷たく言い放つ姿に、胸の奧でチリッと痛みが走る。
『特定の子供』だけ愛して差別する。その姿に実家での苦々しい日々がどうしても蘇ってしまう。
けれど、そんな過去のくだらない感傷にしたって命を失うなんて御免だ。
「そうですかぁ。これ以上俺が役には立たないと思うんですが……」
「……レイモンドの件では元から君にあまり期待はしていない。ただ、ルシオンの居場所について君がいれば分かるはずだ」
何故か確信に満ちた目で、カルナック公爵が俺を見ていた。
0
お気に入りに追加
222
あなたにおすすめの小説
悪役令嬢の双子の兄、妹の婿候補に貞操を奪われる
アマネ
BL
重度のシスコンである主人公、ロジェは、日に日に美しさに磨きがかかる双子の妹の将来を案じ、いてもたってもいられなくなって勝手に妹の結婚相手を探すことにした。
高等部へ進学して半年後、目星をつけていた第二王子のシリルと、友人としていい感じに仲良くなるロジェ。
そろそろ妹とくっつけよう……と画策していた矢先、突然シリルからキスをされ、愛の告白までされてしまう。
甘い雰囲気に流され、シリルと完全に致してしまう直前、思わず逃げ出したロジェ。
シリルとの仲が気まずいまま参加した城の舞踏会では、可愛い可愛い妹が、クラスメイトの女子に“悪役令嬢“呼ばわりされている現場に遭遇する。
何事かと物陰からロジェが見守る中、妹はクラスメイトに嵌められ、大勢の目の前で悪女に仕立てあげられてしまう。
クラスメイトのあまりの手口にこの上ない怒りを覚えると同時に、ロジェは前世の記憶を思い出した。
そして、この世界が、前世でプレイしていた18禁乙女ゲームの世界であることに気付くのだった。
※R15、R18要素のある話に*を付けています。
病弱な悪役令息兄様のバッドエンドは僕が全力で回避します!
松原硝子
BL
三枝貴人は総合病院で働くゲーム大好きの医者。
ある日貴人は乙女ゲームの制作会社で働いている同居中の妹から依頼されて開発中のBLゲーム『シークレット・ラバー』をプレイする。
ゲームは「レイ・ヴァイオレット」という公爵令息をさまざまなキャラクターが攻略するというもので、攻略対象が1人だけという斬新なゲームだった。
プレイヤーは複数のキャラクターから気に入った主人公を選んでプレイし、レイを攻略する。
一緒に渡された設定資料には、主人公のライバル役として登場し、最後には断罪されるレイの婚約者「アシュリー・クロフォード」についての裏設定も書かれていた。
ゲームでは主人公をいじめ倒すアシュリー。だが実は体が弱く、さらに顔と手足を除く体のあちこちに謎の湿疹ができており、常に体調が悪かった。
両親やごく親しい周囲の人間以外には病弱であることを隠していたため、レイの目にはいつも不機嫌でわがままな婚約者としてしか映っていなかったのだ。
設定資料を読んだ三枝は「アシュリーが可哀想すぎる!」とアシュリー推しになる。
「もしも俺がアシュリーの兄弟や親友だったらこんな結末にさせないのに!」
そんな中、通勤途中の事故で死んだ三枝は名前しか出てこないアシュリーの義弟、「ルイス・クロフォードに転生する。前世の記憶を取り戻したルイスは推しであり兄のアシュリーを幸せにする為、全力でバッドエンド回避計画を実行するのだが――!?
【現代BL賞】6番目のセフレだけど一生分の思い出ができたからもう充分
SKYTRICK
BL
幼馴染のド怖モテ攻めに長年片想いしているド真面目平凡受け。
☆第11回BL小説大賞現代BL賞受賞しました。ありがとうございます!
地味でド真面目くんと呼ばれる幸平は、子供の頃から幼馴染の陽太に恋をしている。
陽太は幸平とは真逆の人間だ。美人で人気者で恐れられていて尚好意を抱かれる煌びやかな人。中学の半ばまでは陽太と仲良く過ごしていた幸平だが、途中から彼に無視されるようになる。刺青やピアスが陽太の身体に刻まれて、すっかり悪い噂が流れるようになった陽太。高校もたまたま同じ学校へ進学したが、陽太は恐れを受けながらもにこやかな態度から、常にセフレが5人いるなど異次元のモテを発揮していた。
幸平とは世界が違いすぎて話しをする機会は滅多にない。それでも幸平は、陽太に片想いし続けていた。
大学は進路が分かれている。卒業式に思い切って告白を決意した幸平は、幸運にも6人目のセフレへと昇格した。
少しでも面倒に思われないよう『経験はある』と嘘をつき、陽太と関係をもつ。しかしセックスの後陽太に渡されたのは、一万円札だった。
虚しい思いに涙を滲ませながらも、その後もセフレを続ける幸平だが——……
すれ違い幼馴染の片思いBLです。
微エロもエロも※付けてます
一言でも感想いただけると、嬉しいですし、励みになります!
Waning Moon
椎奈風音
BL
スマホゲーム『Waning Moon』
クラスで流行っているそのゲームを起動した瞬間、柚月は意識を失う。
「気に入った。俺の嫁になれよ」
気が付くとゲームの世界で、何故か獣人の男に口説かれる羽目に。
俺はノーマルのはずなのに、与えられる快感には逆らえなくてーー!?
※他サイトでも連載しています。
【本編完結】断罪必至の悪役令息に転生したので断罪されます
中屋沙鳥
BL
気が付いたら『光の神子は星降る夜に恋をする』略して『ヒカミコ』の悪役令息ラファエルに転生していた。前世の頼りない記憶によると、一般的に王子殿下の婚約者は断罪必至だよね? どんな断罪なのかわからないけど、大切なラインハルト様の幸せのためなら断罪されるように頑張ろうと思う。主人公のシモン、もっと頑張ってください!/悪役令息としてはうまくいきません/
「断罪必至の悪役令息に転生したけど生き延びたい」に関連しています。単独でもお読みいただけますが、合わせて読んでいただいた方が味わい深くなると思われます。
ムーンライト様にも投稿しております。
本編は完結しました。番外編を更新しております。
ひとりぼっちの寂しがりアルビノチーターはSランク冒険者に毎夜ベッドで躾けられる
ひつじ
BL
ひとりぼっちのアルビノチーター、シャルは、ある日を境にSランク冒険者に嫁になれ!と迫られる。
逃げても逃げても捕獲され、またたび酒で酔わされ、わけわかんなくなってるうちにベッドイン…
快楽で躾けられる…
朝まで、攻められ、敵わないとわかっていても頑張って反抗する…
逃げて、追いかけられ、捕まって、ベッドイン…
そんな毎日を送っていた強気受けが屈服して嫁になるまでのお話です。
ストーリー性よりエロ重視です!
〜絶対に屈服しない、強気受けと、絶対に屈服させるスパダリ腹黒攻めを書きたかっただけです…
エロ多めです…苦笑
優しく、でも、容赦なく襲われる快楽に、頑張ってあらがうも、最後は嫁になっちゃうんですが、…強気受けをたっぷり書きたかっただけです…m(_ _)m
※はエロシーン入ります。※が多いとエロシーンも多めです。最大で※3個です。それでもよろしいという方はよろしくお願いします。〜
追放ざまぁの主人公に転生したはずがヤンデレ勇者が追放しないで溺愛してきます、タスケテ
ひよこ麺
BL
気づいたらそこは大好きな追放ざまぁの世界で、僕はその主人公に生まれ変わっていた。
しかし、僕はシナリオ通りにいじめられたり追放されたりなんかしたくない、だから追放されないようにシナリオを変えようて動いただけなのに、何故か周りから溺愛されるし、勇者(偽物)が出てくるはずが代わりに現れた見た目だけはまともなバチクソ頭がおかしな勇者からは溺愛されるし、本来追放してくるはずの魔法使いも騎士も優しくって……そして、みんななんか病んでる気が……。
少しおバカな転生者の主人公とその主人公を虎視眈々と囲いこむヤンデレ寄りの勇者と仲間たちのバタバタコメディー。
いつか殺し合う君と紡ぐ恋物語
月咲やまな
BL
とある神社の一角で、その神社の主である神様が鬼の焔(ほむら)と賭をした。
『暇だから、次の参拝者の性別を当てようか』
神様とそんな賭けをしたって当然鬼が神に勝てるワケが無く、いや…… 主従関係にも等しい神に勝つ気がそもそも無かった焔は『負けた君には私のお願い事をきいてもらおうかな』と、詳しい説明もないままに、突然異世界へぶん投げられてしまった。
送り込まれた異世界はまるでゲームのようなシステムに基づいた世界で、“名も無き本”がナビゲート役として彼のお供をしてくれる事に。焔はそこで召喚士という職を選び、異世界での生活を始める出だしとして、早速召喚魔法を使ってみる事に。すると呼び出せたのは、召喚士レベルが1だったにも関わらず、どう見ても激レア感満載な、大きなツノのある褐色肌をした人型の召喚魔だった。
○二面性のあるお飾り魔王さんと、異世界転移者にされてしまった鬼とのBL小説。
○女性向けの割には淫語多め、かも。
○【R18】作品ですのでご注意下さい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる