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02.頼れる味方ゲットとストロベリー君の安否確認
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使用人の表情が歪む。その顔を見ながら思った、間違いない。
「君はもしかして……」
「……何も言うな。言わなければお前の目的に手を貸す」
間違いない。彼は多分なんかよくわかんないけどスパイ的な人なんだろう。
いきなりいままでのストロベリー君が居なくなってるからどうしようと思ったけど、まぁ、なんかよくわかんないけど手も貸してくれるらしいから信頼してみようと思います。
「わかりました、よろしくお願いします」
にっこり笑って返したのに、何故かスパイさんの表情が曇る。
「俺が言うのもなんだが、もう少し人を疑うべきだ。後、その可愛い笑顔をあんまり振りまくな、みんなその……虜に……」
「鳥子??ひよこのことですか??」
いきなりひよこの話をはじめるなんて、多分スパイさんは仕事柄癒しを求めている鳥好きな人なのかもしれない。
そんなことを考えていると、ものすごく呆れた顔でスパイさんが僕を見ている。
なんか変なこと言っただろうか。
「アホの子だな……そこがゴニョゴニョ。まぁ、俺が今回は絶対に守れから問題ない」
なんかひとりで納得して怖いですが、とりあえず守ってはくれるらしいのでまぁよしとします。
今回はのっけから味方をGETできたので割とラッキーだなと考えながら、心の太陽神を思い浮かべました。
『君が次に叩く1回で、壁は打ち破れるかもしれないんだ!!お米食べろ!!』
いつも思うのですが、想像する度にこの世界には存在しないお米を食べたくなります。日本人の性ですね。
そこまで考えてから、そう言えば自己紹介していなかったと気づいて急いで僕はスパイさんに自己紹介することにしました。
「そういえば、自己紹介してませんでした。僕はルドルフといいます」
そう笑顔で握手を求めると、何故か彼はとても恥ずかしそうにその手を握って、囁くように答えました。
「……ああ、知ってる。俺はヴァンだ」
「ヴァンさん……」
イヴァン殿下の愛称と同じだなと思いましたが、まぁよくある名前なので偶然でしょう。
後、よく見たら髪色や目の色は違いますがとても端正で綺麗な顔立ちがどことなく殿下に似ている気がしなくもないですが、それも他人の空似、僕が心のどこかで殿下を諦められないからそんな風に見えているのかもしれません。
(10回首とれ、語呂が悪いので今度からは首コロリにしよう。首コロリを繰り返すほど未練があったことだからヴァンさんが殿下になんとなく似ているように見えるんだろうな。
でも、今回僕は、親友とその恋人を幸せにするので自分が恋愛するとかはなしなんでそういうのは封印しとこう。あ、そういえば、ストロベリー君どうしたか気になるな……)
色々考えていたら、急にストロベリー君のことを思い出しました。
ヴァンさんが僕の専属の使用人になるならストロベリー君はどこにいっていまったのだろうと。
あまり考えたくないですが、ヴァンさんはスパイ。
ストロベリー君が殺されたりしていたら、いくら何回も裏切った子でも、命は尊いので粗末にしてはいけないから聞いてみることにしました。
「あの、ひとつ質問があります」
「なんだ??」
(そう言えば、今思いましたが、ヴァンさんは僕の使用人なのにさっきまでは、一応敬語使ってましたがすごく偉そうに答えてます、これは演技だとしても後でスパイさんとバレる可能性があるので注意しないとです)
色々思うところはありますが、とりあえず、大切なことなのでストロベリー君について僕はヴァンさんに聞いてみることにしました。
「僕の本来の従者のストロベリー君はどこに行ったのですか」
その言葉に何故かすごく寒気のする笑顔になるヴァンさん。なんでそんなすごい良い顔してるんでしょうか、例えるなら魔王っぽくて怖いです。
「ああ、あいつなら消した」
簡単に答えたが、消したって流石におバカな僕でも分かります、殺したってことですよね。
それは良くない。
生きていれば太陽神も言ってますが、なんとかなるかもしれませんが、死んだらダメです。
僕みたいにストロベリー君にも首コロリコンティニューがあるかもしれませんが、それはオススメできません。
「そんな……ストロベリー君を目的のために殺したのですか??」
「ん?殺す??殺してはいない」
意外な返事にびっくりした僕に、ヴァンさんは続けました。
「あいつは、よくないヤツの手下でね。お前の情報をそいつに流していたんだ。だからキレイキレイした」
凄く良い笑顔です。でもキレイキレイってことはやっぱり粛清してますよね、そう思うとやっぱりちゃんとその辺りは聞いておかないといけないと心の太陽神も言っています。
「やはり殺してるじゃないですか!!」
「キレイキレイは殺したわけじゃない。でも殺された方が幸せかもしれないな」
ニコリ
笑いながら答えていますが、言っていることは魔王または邪神です。
ただ、命を奪われていないならまぁ大丈夫かなと思いました。
なんせ首コロリコンティニューを10回しても意外に頑張れるものですし、命があればどんなどん底でも戦えます、ストロベリー君が今どうしているかわかりませんが、とりあえず心の太陽神の言葉を送ろうと思います。
『ネバーギブアップ!!お米食べろ!!』
(ジャポニカ米が恋しい。とりあえず、ストロベリー君の安否は確認できたので、今日の恐ろしいお茶会を乗り切る方法について、ヴァンさんに説明しないとです)
「君はもしかして……」
「……何も言うな。言わなければお前の目的に手を貸す」
間違いない。彼は多分なんかよくわかんないけどスパイ的な人なんだろう。
いきなりいままでのストロベリー君が居なくなってるからどうしようと思ったけど、まぁ、なんかよくわかんないけど手も貸してくれるらしいから信頼してみようと思います。
「わかりました、よろしくお願いします」
にっこり笑って返したのに、何故かスパイさんの表情が曇る。
「俺が言うのもなんだが、もう少し人を疑うべきだ。後、その可愛い笑顔をあんまり振りまくな、みんなその……虜に……」
「鳥子??ひよこのことですか??」
いきなりひよこの話をはじめるなんて、多分スパイさんは仕事柄癒しを求めている鳥好きな人なのかもしれない。
そんなことを考えていると、ものすごく呆れた顔でスパイさんが僕を見ている。
なんか変なこと言っただろうか。
「アホの子だな……そこがゴニョゴニョ。まぁ、俺が今回は絶対に守れから問題ない」
なんかひとりで納得して怖いですが、とりあえず守ってはくれるらしいのでまぁよしとします。
今回はのっけから味方をGETできたので割とラッキーだなと考えながら、心の太陽神を思い浮かべました。
『君が次に叩く1回で、壁は打ち破れるかもしれないんだ!!お米食べろ!!』
いつも思うのですが、想像する度にこの世界には存在しないお米を食べたくなります。日本人の性ですね。
そこまで考えてから、そう言えば自己紹介していなかったと気づいて急いで僕はスパイさんに自己紹介することにしました。
「そういえば、自己紹介してませんでした。僕はルドルフといいます」
そう笑顔で握手を求めると、何故か彼はとても恥ずかしそうにその手を握って、囁くように答えました。
「……ああ、知ってる。俺はヴァンだ」
「ヴァンさん……」
イヴァン殿下の愛称と同じだなと思いましたが、まぁよくある名前なので偶然でしょう。
後、よく見たら髪色や目の色は違いますがとても端正で綺麗な顔立ちがどことなく殿下に似ている気がしなくもないですが、それも他人の空似、僕が心のどこかで殿下を諦められないからそんな風に見えているのかもしれません。
(10回首とれ、語呂が悪いので今度からは首コロリにしよう。首コロリを繰り返すほど未練があったことだからヴァンさんが殿下になんとなく似ているように見えるんだろうな。
でも、今回僕は、親友とその恋人を幸せにするので自分が恋愛するとかはなしなんでそういうのは封印しとこう。あ、そういえば、ストロベリー君どうしたか気になるな……)
色々考えていたら、急にストロベリー君のことを思い出しました。
ヴァンさんが僕の専属の使用人になるならストロベリー君はどこにいっていまったのだろうと。
あまり考えたくないですが、ヴァンさんはスパイ。
ストロベリー君が殺されたりしていたら、いくら何回も裏切った子でも、命は尊いので粗末にしてはいけないから聞いてみることにしました。
「あの、ひとつ質問があります」
「なんだ??」
(そう言えば、今思いましたが、ヴァンさんは僕の使用人なのにさっきまでは、一応敬語使ってましたがすごく偉そうに答えてます、これは演技だとしても後でスパイさんとバレる可能性があるので注意しないとです)
色々思うところはありますが、とりあえず、大切なことなのでストロベリー君について僕はヴァンさんに聞いてみることにしました。
「僕の本来の従者のストロベリー君はどこに行ったのですか」
その言葉に何故かすごく寒気のする笑顔になるヴァンさん。なんでそんなすごい良い顔してるんでしょうか、例えるなら魔王っぽくて怖いです。
「ああ、あいつなら消した」
簡単に答えたが、消したって流石におバカな僕でも分かります、殺したってことですよね。
それは良くない。
生きていれば太陽神も言ってますが、なんとかなるかもしれませんが、死んだらダメです。
僕みたいにストロベリー君にも首コロリコンティニューがあるかもしれませんが、それはオススメできません。
「そんな……ストロベリー君を目的のために殺したのですか??」
「ん?殺す??殺してはいない」
意外な返事にびっくりした僕に、ヴァンさんは続けました。
「あいつは、よくないヤツの手下でね。お前の情報をそいつに流していたんだ。だからキレイキレイした」
凄く良い笑顔です。でもキレイキレイってことはやっぱり粛清してますよね、そう思うとやっぱりちゃんとその辺りは聞いておかないといけないと心の太陽神も言っています。
「やはり殺してるじゃないですか!!」
「キレイキレイは殺したわけじゃない。でも殺された方が幸せかもしれないな」
ニコリ
笑いながら答えていますが、言っていることは魔王または邪神です。
ただ、命を奪われていないならまぁ大丈夫かなと思いました。
なんせ首コロリコンティニューを10回しても意外に頑張れるものですし、命があればどんなどん底でも戦えます、ストロベリー君が今どうしているかわかりませんが、とりあえず心の太陽神の言葉を送ろうと思います。
『ネバーギブアップ!!お米食べろ!!』
(ジャポニカ米が恋しい。とりあえず、ストロベリー君の安否は確認できたので、今日の恐ろしいお茶会を乗り切る方法について、ヴァンさんに説明しないとです)
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