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第一章『爆誕?! イレギュラーなTS魔法少女!』
Act.02:TS魔法少女、爆誕!
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視界が真っ白に染まり、身体が勝手に動く。
どう動いているのかは分からないが、自身の意思では今は身体を動かせないようだ。
これが変身するということなんだろうか?
しばらくして、自分の体に感覚が戻ってくるのを感じる。試しに動かしてみれば、今度は自分の意思で動かせるようになっていたが、何か視線が低いな。
『SYSTEM CALL "CHANGE" SUCCESS!!――GO!』
「うわーまじかよ」
何となく予想はしていた。
そりゃ、魔法”少女”だもんな……当たり前だ。鏡に写るのはまるで俺の面影のない、15歳位の少女である。
「似合ってるじゃないの!」
「性別が変わるってどんな仕様だよ!?」
「それは私にも分からん!」
「いっそ清々しいなっ!!」
短髪だった黒髪は、背中に届くくらいの長さになり色も青みの帯びた銀色に変化し、青と銀のグラデーションのようになっている。
加えて、瞳の色も黒から金色となり、瞳の中には何か星みたいのが見えるんだが? キラキラ目ってやつか? そこまでキラキラしてる訳じゃなくて、瞳の中に星が見えるってだけだが。
頭には魔女っ娘が良く被ってそうな黒いとんがり帽子に、赤いリボンが付いている。帽子の方には三日月のような絵が、リボンには星が描かれていた。
衣装はと言えば、白と青を基調としたマントにノースリーブのセーラーワンピーススタイル。
マントは留める所には星のエンブレムのような物があり、セーラーワンピースの方は胸元に赤いリボンが可愛らしく付いていて、スカートの裾には青と水色が使われたフリルがあしらわれている。
腕と言うより手には紺色のシュシュ。このシュシュにも小さいながら星の絵が描かれている。
足はと言えば、黒いタイツに襟付きの白いショートブーツ。タイツには三日月の絵が白く描かれ、ショートブーツの方には水色で星が描かれている。
そして全体的に見て、星や月の絵が色んな所に描かれているんだが、何か意味があるのだろうか?
でもって、スマホ型デバイスは消えていて手に持っていたのは先端が月を中心に、周りを星が囲んでいるようなデザインのステッキだ。これがデバイスだったのだろう。
「何か魔法少女って言うより、占星術師の魔女っ娘みたいだなこれ」
「魔女も魔女っ娘も、魔法少女みたいなもんでしょ」
「まあそうだけど……」
一言感想を言うなら凄くこの容姿に似合っている。変身前の面影が一つもないが……声も当然見た目相当の物に変化している。
「とにかく、変身は無事できたみたいで安心したわ。早速、魔法とかを使ってみましょ」
「でもよ、何処でやるんだ? 外でやるにしても目立つのは嫌だぞ」
「そこは安心しなさい。あれを使うわよ」
「あれ?」
「今から言うキーワードを唱えなさい」
ラビは耳元によってきて、一つのキーワードを俺に伝えてくる。どういう物なのかは分からないが、言ってみるとするか。
「えっと……エクスパンション!」
刹那――世界が歪む。
いや、正確には俺の視界に映る世界が歪み始めたと言うべきか。上手く言えないが、こう現実世界から切り離されたようなそんな感覚が襲う。
しばらくして、目を開けばそこは……俺の部屋だった。いや、確かに俺の部屋だが何かが違う、そんな事を感じさせる。
「俺の部屋……?」
「ええ、一応あなたの部屋ね。ただここは現実ではない世界よ」
「現実ではない世界?」
確かに俺の部屋なのだ。窓を開けて見える外の景色も、変わらないのだが何かが違う。良く分からない。
「この世界は、私たちはこう呼んでいるわ――反転世界、と」
「反転……世界?」
「そうよ。ここは現実世界を元に作られた偽りの世界。簡単に言えば、異次元かしら」
「……異次元も大分難しいと思うぞ」
「まあ、要するに現実世界とは別の世界よ。現実世界そっくりだけど、ここでどれだけ暴れようとも、現実世界に影響は出ないわ」
「これも魔法なのか?」
「そういう事。魔法少女たちの練習空間として使われるのよ。そして魔法少女毎に別に存在する。ここはあなただけの世界ね」
「何でもありだな……」
改めて魔法という力がとんでもないと実感する。自分だけの世界って、響きが良いな。
「ここなら思う存分、魔法を試せるわ。早速やりましょ」
そんな訳で俺の魔法少女としての力の練習もとい、魔法の練習と言うのが始まるのだった。
□□□□□□□□□□
「はぁはぁ……疲れた」
「お疲れ様。それにしても……」
ラビが周りを見回すのがみえる。俺も釣られて見てみたのだが、これは酷い。
……ビルの一部が全壊し、アスファルトも陥没。周囲の家屋も瓦礫となっていて、無事な場所が自分の家周囲だけと言う地獄絵図となっていた
反転世界じゃなかったら、大惨事待ったなしだ。
「やっぱりあなたの力はえげつないわね」
「そうなのか? あまり良く分からないんだが」
「この光景が物語ってるじゃないの」
「まあ確かに……」
「星を落としたり飛ばしたり、重力操ったり、回復したり出来るって滅茶苦茶ね……」
「それは俺も思った。これただの戦略兵器じゃん」
俺が使える魔法というのは分かったのだが、それがどれも結構やばいやつだった。
まず一つ目が、星を操る魔法。原理は分からんが、星を召喚して落としたり飛ばしたり出来る。もれなく直撃したら爆発するとか言うとんでも魔法。
二つ目は重力を操作する魔法。一定範囲もしくは対象の重力を重くしたり、軽くしたり出来るし、何ならブラックホールのような物も召喚出来る。何でも吸い込むのでかなりえげつねえ……。
三つ目は姿を消す魔法。気配や姿を消して、見つからないようにする魔法だ。どうも、俺が使えるやつっていうのが月とか星に関係する物っぽいんだよな。
姿を消すっていうのも月で言えば新月ってあるじゃないか? あれだよ。
で、四つ目が謎である。
怪我とかを治癒できる魔法なのだが、これについては何処に星と月の要素があるのか分からん。
「私の判断は間違ってなかったわね……こんなの使われまくったら世界崩壊するわよ」
「せ、せやな……」
俺も実感する。
最初魔法少女って聞いた時は、はい? って思ったけど、実際変身したらこの威力に使える魔法の種類……素人でも規格外って分かるわ。
「でもまあ、これなら自衛も余裕じゃない? むしろ過剰な気もするけど」
「まあ、大分魔法の使い方は分かった気はするよ」
魔法とは思いとイメージの力……らしい。
とにかく、イメージが大事で定まらない状態だと不発に終わるようだ。そして忘れていけないのが魔力の存在である。
魔法を使うには魔力を消費する。使い過ぎは戦闘続行が出来なくなるという最悪な状態になるので、そこは自分の魔力を感じて調節するのだ。
当たり前だけど強力な魔法ほど消費も激しくなる事を覚えておいて欲しい。
完璧……とは言えないが、最低限戦うことは出来るようになったと思う。魔法自体も強力だから火力オーバーの方が心配かもなあ。
取り敢えず、魔力のコントロールは上手く出来るようにしないと。いくら魔力が多いからと言って無限という訳じゃないので、使いすぎご用心である。
「それじゃ、今日は終わりにする?」
「だな……そうするよ」
「了解。あと、魔法の練習だけど毎日した方が良いわよ」
「毎日、か」
ニートなので時間はいっぱいあるから問題ないか。
「出来る限り毎日するつもりだ。で、どうやって元の世界に戻るんだ?」
「簡単よ。リベレーションと唱えるのよ」
「ほうほう……リベレーション」
言われた通り唱えれば、再びこっちの世界に来た時と同じように世界が歪み始める。
しばらくして、現実という世界に引っ張られたような感覚に襲われ、目を開ければ見慣れた俺の部屋が視界に入ってくる。
今度は変な感じはしないし、違和感もないので戻ってきたんだと思う。
「リリース」
戻ってきたと感じたら、俺はラビに予め聞いておいた変身を解除するキーワードを唱える。すると、衣装などは消えていき、元の体へと戻る。
「おー……ちゃんと戻るんだな、安心したよ」
鏡を見れば見慣れた冴えない男が映り込み、戻ったと実感する。これで戻れなかったら困る所だった……いや、俺今ニートだし別に何も変わらんか。
まあでもやっぱり、自分の体が一番落ち着くって事で。
どう動いているのかは分からないが、自身の意思では今は身体を動かせないようだ。
これが変身するということなんだろうか?
しばらくして、自分の体に感覚が戻ってくるのを感じる。試しに動かしてみれば、今度は自分の意思で動かせるようになっていたが、何か視線が低いな。
『SYSTEM CALL "CHANGE" SUCCESS!!――GO!』
「うわーまじかよ」
何となく予想はしていた。
そりゃ、魔法”少女”だもんな……当たり前だ。鏡に写るのはまるで俺の面影のない、15歳位の少女である。
「似合ってるじゃないの!」
「性別が変わるってどんな仕様だよ!?」
「それは私にも分からん!」
「いっそ清々しいなっ!!」
短髪だった黒髪は、背中に届くくらいの長さになり色も青みの帯びた銀色に変化し、青と銀のグラデーションのようになっている。
加えて、瞳の色も黒から金色となり、瞳の中には何か星みたいのが見えるんだが? キラキラ目ってやつか? そこまでキラキラしてる訳じゃなくて、瞳の中に星が見えるってだけだが。
頭には魔女っ娘が良く被ってそうな黒いとんがり帽子に、赤いリボンが付いている。帽子の方には三日月のような絵が、リボンには星が描かれていた。
衣装はと言えば、白と青を基調としたマントにノースリーブのセーラーワンピーススタイル。
マントは留める所には星のエンブレムのような物があり、セーラーワンピースの方は胸元に赤いリボンが可愛らしく付いていて、スカートの裾には青と水色が使われたフリルがあしらわれている。
腕と言うより手には紺色のシュシュ。このシュシュにも小さいながら星の絵が描かれている。
足はと言えば、黒いタイツに襟付きの白いショートブーツ。タイツには三日月の絵が白く描かれ、ショートブーツの方には水色で星が描かれている。
そして全体的に見て、星や月の絵が色んな所に描かれているんだが、何か意味があるのだろうか?
でもって、スマホ型デバイスは消えていて手に持っていたのは先端が月を中心に、周りを星が囲んでいるようなデザインのステッキだ。これがデバイスだったのだろう。
「何か魔法少女って言うより、占星術師の魔女っ娘みたいだなこれ」
「魔女も魔女っ娘も、魔法少女みたいなもんでしょ」
「まあそうだけど……」
一言感想を言うなら凄くこの容姿に似合っている。変身前の面影が一つもないが……声も当然見た目相当の物に変化している。
「とにかく、変身は無事できたみたいで安心したわ。早速、魔法とかを使ってみましょ」
「でもよ、何処でやるんだ? 外でやるにしても目立つのは嫌だぞ」
「そこは安心しなさい。あれを使うわよ」
「あれ?」
「今から言うキーワードを唱えなさい」
ラビは耳元によってきて、一つのキーワードを俺に伝えてくる。どういう物なのかは分からないが、言ってみるとするか。
「えっと……エクスパンション!」
刹那――世界が歪む。
いや、正確には俺の視界に映る世界が歪み始めたと言うべきか。上手く言えないが、こう現実世界から切り離されたようなそんな感覚が襲う。
しばらくして、目を開けばそこは……俺の部屋だった。いや、確かに俺の部屋だが何かが違う、そんな事を感じさせる。
「俺の部屋……?」
「ええ、一応あなたの部屋ね。ただここは現実ではない世界よ」
「現実ではない世界?」
確かに俺の部屋なのだ。窓を開けて見える外の景色も、変わらないのだが何かが違う。良く分からない。
「この世界は、私たちはこう呼んでいるわ――反転世界、と」
「反転……世界?」
「そうよ。ここは現実世界を元に作られた偽りの世界。簡単に言えば、異次元かしら」
「……異次元も大分難しいと思うぞ」
「まあ、要するに現実世界とは別の世界よ。現実世界そっくりだけど、ここでどれだけ暴れようとも、現実世界に影響は出ないわ」
「これも魔法なのか?」
「そういう事。魔法少女たちの練習空間として使われるのよ。そして魔法少女毎に別に存在する。ここはあなただけの世界ね」
「何でもありだな……」
改めて魔法という力がとんでもないと実感する。自分だけの世界って、響きが良いな。
「ここなら思う存分、魔法を試せるわ。早速やりましょ」
そんな訳で俺の魔法少女としての力の練習もとい、魔法の練習と言うのが始まるのだった。
□□□□□□□□□□
「はぁはぁ……疲れた」
「お疲れ様。それにしても……」
ラビが周りを見回すのがみえる。俺も釣られて見てみたのだが、これは酷い。
……ビルの一部が全壊し、アスファルトも陥没。周囲の家屋も瓦礫となっていて、無事な場所が自分の家周囲だけと言う地獄絵図となっていた
反転世界じゃなかったら、大惨事待ったなしだ。
「やっぱりあなたの力はえげつないわね」
「そうなのか? あまり良く分からないんだが」
「この光景が物語ってるじゃないの」
「まあ確かに……」
「星を落としたり飛ばしたり、重力操ったり、回復したり出来るって滅茶苦茶ね……」
「それは俺も思った。これただの戦略兵器じゃん」
俺が使える魔法というのは分かったのだが、それがどれも結構やばいやつだった。
まず一つ目が、星を操る魔法。原理は分からんが、星を召喚して落としたり飛ばしたり出来る。もれなく直撃したら爆発するとか言うとんでも魔法。
二つ目は重力を操作する魔法。一定範囲もしくは対象の重力を重くしたり、軽くしたり出来るし、何ならブラックホールのような物も召喚出来る。何でも吸い込むのでかなりえげつねえ……。
三つ目は姿を消す魔法。気配や姿を消して、見つからないようにする魔法だ。どうも、俺が使えるやつっていうのが月とか星に関係する物っぽいんだよな。
姿を消すっていうのも月で言えば新月ってあるじゃないか? あれだよ。
で、四つ目が謎である。
怪我とかを治癒できる魔法なのだが、これについては何処に星と月の要素があるのか分からん。
「私の判断は間違ってなかったわね……こんなの使われまくったら世界崩壊するわよ」
「せ、せやな……」
俺も実感する。
最初魔法少女って聞いた時は、はい? って思ったけど、実際変身したらこの威力に使える魔法の種類……素人でも規格外って分かるわ。
「でもまあ、これなら自衛も余裕じゃない? むしろ過剰な気もするけど」
「まあ、大分魔法の使い方は分かった気はするよ」
魔法とは思いとイメージの力……らしい。
とにかく、イメージが大事で定まらない状態だと不発に終わるようだ。そして忘れていけないのが魔力の存在である。
魔法を使うには魔力を消費する。使い過ぎは戦闘続行が出来なくなるという最悪な状態になるので、そこは自分の魔力を感じて調節するのだ。
当たり前だけど強力な魔法ほど消費も激しくなる事を覚えておいて欲しい。
完璧……とは言えないが、最低限戦うことは出来るようになったと思う。魔法自体も強力だから火力オーバーの方が心配かもなあ。
取り敢えず、魔力のコントロールは上手く出来るようにしないと。いくら魔力が多いからと言って無限という訳じゃないので、使いすぎご用心である。
「それじゃ、今日は終わりにする?」
「だな……そうするよ」
「了解。あと、魔法の練習だけど毎日した方が良いわよ」
「毎日、か」
ニートなので時間はいっぱいあるから問題ないか。
「出来る限り毎日するつもりだ。で、どうやって元の世界に戻るんだ?」
「簡単よ。リベレーションと唱えるのよ」
「ほうほう……リベレーション」
言われた通り唱えれば、再びこっちの世界に来た時と同じように世界が歪み始める。
しばらくして、現実という世界に引っ張られたような感覚に襲われ、目を開ければ見慣れた俺の部屋が視界に入ってくる。
今度は変な感じはしないし、違和感もないので戻ってきたんだと思う。
「リリース」
戻ってきたと感じたら、俺はラビに予め聞いておいた変身を解除するキーワードを唱える。すると、衣装などは消えていき、元の体へと戻る。
「おー……ちゃんと戻るんだな、安心したよ」
鏡を見れば見慣れた冴えない男が映り込み、戻ったと実感する。これで戻れなかったら困る所だった……いや、俺今ニートだし別に何も変わらんか。
まあでもやっぱり、自分の体が一番落ち着くって事で。
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