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最終話。ハーレム居酒屋は大繁盛!

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「12番様およびでーす! マオちゃんお願い!」

「うむ! 余に任せるがよい!」

「店長! 15番様、お料理のご請求です!」

「ええ!? まだオーダー来てから1分もたってないけど!? わかった、すぐ作る! 紫月、16番の片付けお願い! 入り口にご新規5名入ってるから案内して!」

「はい店長!」

 俺が店長になり、早二か月。前の店長は、紫月へのセクハラの罪を本部に訴え、クビにしてやった。そして俺の有能っぷりを本部に猛アピールし、社員、そして店長へとスピード昇進した。

 紫月ちゃんを呼び捨てにしているのには、ちゃんと理由がある。

 俺たち、結婚しました! はい。こっちで入籍した後、シャングリラオンラインの方でも、ちゃんとネグレド公爵に挨拶に行き、セラを嫁にもらった。

 現実世界ではささやかに。異世界では豪華に。結婚式を行った。そしてこのVRゲームについて、重大な事が判明した。実はなんと、ゲームじゃなかったのだ!

 実在する火星の地下世界に、俺とセラは転移していたらしい。実在する人物に憑依する形で。

 なぜこんな機械が送られてきたのかは未だに謎だが、俺は異世界において大発見をした。それは、地球に通じるゲートである。

 そのゲートを通じて、俺と紫月はファーナスとセラの体をこっちの世界に運んで来た。そして体が寝ている間は、配下に守らせている。

 異世界で魔王のマオを倒した俺は、配下ごと全部俺のものにした。魔王を含め、全員が巨乳美女ばかり。紫月にはヤキモチを妬かれまくっているが、俺は毎日を楽しく過ごしている。

 目の回るような忙しさの営業を終え、店の片付けに入る。魔王たちには10人程店の手伝いをしてもらっているが、彼女たちには人件費がかからない。もちろん衣食住は提供しているが、それは魔法でどうとでもなる。片付けが終わった店内で、みんなで酒盛り。この時間がたまらない。

 この二か月で脅威の売り上げを記録した俺は、来月から晴れて独立。収益はフランチャイズ量を差っ引けば、全部俺と紫月のものだ。イエーイ!

  俺はハーレムを満喫しつつ、今後も店を発展させる。いずれは全国制覇だ!君の町にも行くかも知れない。その時は、よろしくな!
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