ホラーゲームが現実になったので、僕はお姉さんに変身します。そして不死身の奇蟲人をぶち殺します。

スマホアプリゲーム「蟲の宴」。
中学一年生の少年ツバサは、イジメにあって閉じ込められたロッカー内で、そのゲームをプレイする。

「これより宴を開始します」謎のメッセージが流れ、アプリはツバサの脳内に移動。

その直後、教室は悲鳴に包まれる。ゲームの敵キャラである、蟲の体に人間の顔をした怪物「奇蟲人(きちゅうびと)」が現れ、クラスメイトを捕食し始めたのだ。

この窮地を脱する為には、美女の姿をした「神使徒(かみしと)」に変身し、奴らを倒すしかない。

ツバサは震える足で、ロッカーから一歩を踏み出す。
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