忘れられない思い

yoyo

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口づけ

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   先生と初めて、口づけをした日。
   ボクの家でカレーを食べて、もっと先生に触れたいと話すと、先生からゆっくり口づけをされた。

   軽く唇と唇が触れ合って、すぐに離れてお互い至近距離で目が合って、照れ笑いをする。

   だけど、ボクも先生もそれだけじゃ満足出来なくて、どちらともなくまた、唇を重ねる。


   初めは軽く触れるだけだったキスが、だんだんと激しくなっていく。お互いに唇を吸い付くように求め合い、僅かに空いた隙間から、口の中に侵入する。


   舌と舌が絡み合う。

「ふぁっ……んっっ……」


   今までキスの経験は、あったけどこんなキスは初めてだ。

   すごく激しいのに優しいキス……

   キスだけで、気持ちよくて、どんどん力が抜けていく。


「んっ……んはっ……センセ……」

   キスするのが初めてのように、どこで息をしたらいいのかわからなくなる。呼ぶと、先生はゆっくりと唇を離して優しく微笑む。




「こっちも、キツそうだな」

   そう言うと、ボクの熱を帯びた股間に手を乗せ、ジーンズを押し上げている部分をなぞるように、指を這わせる。


「あっ……だめ……」

   ボクの僅かな抵抗を抑えるように、また唇で口を塞がれ、器用にジーンズのボタンを外す。
   中に手を滑り込ませて、布1枚越しの上からまた優しく撫でられる。先程とは違い、より先生の手の感触が伝わって、背中がゾクゾクしてくる。


「んっ……あっ……もう……」

   先生の手は気づけば、さらに中に入って来て、ボクのものを直接触って優しく包み動かす。
   ボクは、キスをしていた時からすこしヤバくて、触れられてからはもう全然余裕がなかった。こんなに早くはなかったはずなのに……もう我慢できそうになかった。


「いいよ。出して」

   耳元で先生がそう囁くと、今まで何とか堰き止めていたものが一気に溢れ出して、快楽を一気に吐き出す。

   ドクっ……




「あっ……ごめんなさい」

   手を拭いている先生を見て、先生の手のひらを汚してしまったことに気づく。


「オレで気持ちよくなってくれて嬉しいよ。でも、オレも止められなくてやりすぎちゃったな。真野とは物凄くしたい気持ちがあるけど、感情だけに任せてしたくないんだ。真野は初めてだろうし、無理させたくない……」

   先程まで、ボクを気持ちよくしていた手で今度はボクを抱きしめて話す。

「ボクだって、先生ともっと……」

「うん。真野が男のオレでも欲情してくれて嬉しいよ。でも、今日は何も用意してないし、お楽しみはまた今度にとっておこう」

   そう言うと、また軽く口づけた。
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