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俯瞰
しおりを挟むその部屋の中は異様な雰囲気が漂っていた。
やや薄暗い部屋の中ではディディエに大柄な二人の男が覆いかぶさっている。その傍らで女がソファに座りながら高みの見物をしている。そしてその両脇にはまたもや大柄な男が待機していた。いわば集団レイプだ。
「んぅ、ふっ、やっ…んん…」
ゴクリ
誰かが生唾を飲み込む音がする。
泣きながら抵抗するディディエは、嫌がりながらも男達からの愛撫に身体が反応し身体をくねらせる。
真っ白な穢れを知らない肌に、華奢ながらも引き締まった身体は男たちを掻き立てるには十分で…
「悪いがやめられそうもないな。」
「あぁ、苦しくて仕方がない。」
切羽詰まったように言い合いをするディディエを相手にしている男達。
そして、女の両脇に仕えている男たちもまた、ディディエから出る色気にあてられている。
「男のくせになんともまぁ可愛く鳴くことね。それより、さっきから遊んでないで早くしなさいな。」
男達からの愛撫はディディエからしたら初めての甘い刺激で、素直に反応する身体に男たちは甘い愛撫をやめられないでいた。それに痺れを切らした女が声を上げる。
「御意に。本当はもう少し遊んでいたいんだが。」
「仕方ないな。」
目の前のディディエに部屋中の者が虜になっていて誰も気づいていなかった。その部屋の扉が開いたことを。
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