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ご対面⑶
しおりを挟むそんなこんなで僕は国のトップの前にいるんだけど…
「いやぁ~脅かせてすまないねぇ。リアンが変わったと思ってたから何かあったんだとは思っていたんだが、こんなに可愛い子を隠していたとは…我が息子ながらやるな!」
「そうねぇ、小さい頃なんて目が死んでいたじゃない?我が子ながら随分悟った子だと思っていたのだけれど、いつの日からか年相応になったと思ったのよ!最近やけに身だしなみとか気にするようになったと思ったら…ふふふ、青春してたなんて!なんでお母様に教えてくれなかったのかしら?」
バンッ
「こうなると思ったからですよ!」
僕が通されていた応接室の扉が勢いよく開いたと思ったら凄い形相をしたリアンが入ってくる。
「どうしていきなりディを連れて来たりしたんですか!」
問うていると言うよりはもはや問い詰めていると言った方が合っている。
「そ、それはだな…お前が入れ込んでいる子がどんな子か、見極めようと…その、親心でだな…」
「そうよ、こういう時は親に見て貰うのが一番なのよ!でもこんなに可愛らしい子だったらお母様は大賛成よ!早く私の子にならないかしら…」
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