【完結】引きこもり陰キャの僕が美形に転生したら

お茶会⑷

「今日は私のお茶会に来てくれてありがとう。とても有意義な時間を過ごすことが出来たよ。また機会があれば、来てくれると嬉しいのだけれど…」

「ぼ、僕も楽しかったです！ありがとうございました！り、リアン、様にまた誘って頂けるのでしたら、嬉しいです。」

なんて、上からになってないかな？失礼じゃないかな？思い切って愛称を使ってみたけれど…思った以上に恥ずかしい//

色んな所で若干不安を感じながら、笑顔で誤魔化しておく。

「//そう思ってくれたのなら、私も嬉しい。」

「また来てあげようじゃないか！美味しいお茶とお菓子をよろしく！」

「お前には言っていない！」

「ディを一人で行かせるわけないじゃん。じゃ、僕たちはこの辺でお暇します。」

そう言ってユーリお兄さまは僕に手を差し出してくれる。

僕男の子なんだけどなぁ。アダム先生の授業のお陰で、これが男性が女性にするエスコートなのだと知っている。あるいは、大切な人にするものだと…

「ディ？帰ろう？」

「うん！」

僕が変に考えているだけで、ユーリお兄さまは僕のことを大切に思ってくれているだけなんだ。