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お茶会⑶
しおりを挟むユーリお兄さまとイチャイチャって……
『ディ!一緒に本を読もう。もちろん僕の膝の上で。』
『ディ~何しているの?僕も一緒にしたい!』
…………これをイチャイチャと言うのなら、いつもしているんじゃ……
「ユーリ、もんって可愛くないぞ。」
「うるさいな。リアンに可愛くないって思って貰わなくてもいいから!」
「ユーリお兄さま、ディはお兄様のこと可愛いと思います!」
だって男の子で“もん”の語尾が似合う人ってそんなにいないじゃん!だからユーリお兄さまは可愛いと思う、うん!
「それはそれで、複雑だなぁ…」
あれ、僕また返答間違えた?
「ははは!さすがのユーリも弟相手だと形無しなのだな!」
楽しそうに声をあげて笑う殿下。はにかんだ笑いも、微笑んだ笑みも、キレイだと思ったけど…こんな風に年相応な笑い方をする殿下の方が親近感があっていいなぁ。近寄りがたい感じが無くなった!みたいな。
それから色んな話をした。学園でのユーリお兄さまのこととか、殿下のこと、学園はどんな場所だとか…僕の知らない世界の話で楽しい時間を過ごすことが出来た。
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