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エピローグ

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卒業パーティーから数日後、学園内で罪を犯した男爵令嬢は国外追放のため護送されている途中、何者かに襲われ命を落としたと騎士団から報告が上がった。




――――――王城内の一室――――――




「フフフ、アハハハ…終わった、全て終わったのよ。」


ひとしきり笑った少女は溜息をつく。
ずっと、ずっと復讐だけを望んで生きてきた彼女には何も残っていなかった…人も気持ちも…希望さえ……

「生きる意味も、希望も…私には何もない…」

途端に自分には何も無いのだと気づかされ世界に自分一人が残されたかのような錯覚を覚える。彼女からしたら皆等しく自分を殺した敵なのだから。目的を果たした今、操る以外に付き合い方が分からない。

「何をして…どう生きればいいの?」

心に何も残らない少女は思わず漏れた一言と同時に一粒の涙が頬に零れ落ちた。









何が純粋だった彼女を変えてしまったのか――――――






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