<ハケン切り>でギルドを追放された雑用係の俺だが、戦闘から経営まで全て学ばせてもらったので未練はない。

大手ギルド<レッド・ジェネラル>の<ハケン冒険者>として働くレイは、<勇者>ダミアンに<ハケン切り>を宣告されギルドを追放されてしまう。

しかし実はレイはただの<ハケン>ではなく、ギルド経営に必要なことを俯瞰して学ぶためにあえて<ハケン>としてギルドを転々としていただけの<チート級・ハケン冒険者>で、
実は<レッド・ジェネラル>が大手ギルドになったのも、ほぼ全て彼のサポートのおかげだった。

そんな彼は、もう「学ぶべきことは学んだから未練はない」と、潔くギルドを立ち去る。

そして自分で新ギルドを立ち上げ、メンバーを集め一気に大手ギルドへと成長させていく。


一方、勇者ダミアンたちの<レッド・ジェネラル>は、実はレイのおかげでSランクに成長できたにすぎず、レイが抜けたことで一気に力を失っていくのであって……

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