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第5話 紺野来人(20歳)のブログ=梅枝七海(17歳)
<7月25日>高校生をナンパする
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#静岡の実家に、友人の金澤怜次を誘って帰省した。金澤は明日帰るというので、今日は二人で海に出掛けた。男二人で遊んでいても面白くもなく、女の子をナンパしようと意気投合した。辺りを物色していると、ピンク色とクリーム色のワンピースの水着を着た、女子高生らしい二人が目に留まった。早速声を掛けると、誘いに乗ってきた。クリーム色の水着の子は梅枝七海といって、背がすらっとして脚も長く、胸の形の良いワンレンの女の子だった。ピンク色の水着の子は真行寺花織で、小柄で顔が小さいが目が大きく、お人形さんのような子だった。金澤はロリ趣味だと知っていたので花織を譲り、俺は七海をターゲットに定めた。
ずっと七海と一緒に泳いでいたが、波に流されて砂浜から遠ざかった所で、彼女が溺れそうになった。俺は泳ぎに自信があったので、空かさず彼女を後ろから抱えて、脚の着く所まで誘導した。彼女は感謝していたが、俺としては絶好のチャンスで良い思いもした。好感度が上がった事はもちろんだが、彼女を抱きかかえた時に胸を両手でつかんでいた。柔らかくて手頃な大きさで、その胸の感触を思う存分楽しむ事ができた。神様が俺を応援してくれているのだと思った。#
夏休みに入ってすぐ、七海と花織は海水浴に出掛けた。灼け付くような陽射しの中、海岸は多くの人でにぎわっていた。家族連れやカップル、高校生、大学生のグループ、中にはいかにも異性を目当てに来ている者達もいた。
七海と花織は、同じデザインで色違いのワンピースの水着を着て、水辺で戯れていた。女子高生の二人連れは、男子たちの視線の的になっていた。
☆七海☆静岡に転校して、初めての海だった。高校の同級生の花織と仲良くなって、去年の夏は花火大会に行き他校の男子にナンパされた。今年は海水浴に誘われて来てみたが、男たちの視線が気になった。上から下までなめるように見られ、水着をワンピースにしたのは正解だった。ビキニやセパレートの水着でおへそを出していたら、それこそ男を誘っているように思われてしまう。☆☆☆☆☆
そんな二人に案の定声を掛けてきたのは、東京の大学生の紺野来人と金澤怜次だった。紺野は七海たちと同じ静波東高校の出身で、友人の金澤と帰省していた。
「彼女たちは、二人で来てるの?一緒に遊ぼうか?」
七海と花織は二人で遊ぶのにも飽きていて、あっさりと誘いに乗った。昼食を一緒に食べようと言われ、海の家の食堂で焼きそばやラーメンを注文した。花織は紺野よりも金澤に関心があるらしく、出身地や東京のどこに住んでいるのかを聞いていた。
☆七海☆やっぱり声を掛けられた。花織は、去年の夏から付き合っていた青柳郁也と別れたと言っていたが、私を誘ってナンパされるつもりでいたようだ。
あの二人は名山大学だと言っていたが、どういう大学かはよく知らない。しかし、紺野さんは内の高校の先輩だと聞き、安心して気が緩んでいた。金澤さんは茶髪でチャラい感じがするが、紺野さんは理知的で話の内容も面白く好感を抱いた。☆☆☆☆☆
七海は紺野と、花織は金澤とペアになり泳いでいたが、七海が溺れそうになった所を紺野が助けた。彼女を後ろから抱きかかえ、脚の着く所まで誘導した。
「ありがとうございます。溺れるかと思った!助かりました!」
「俺もびっくりしたけど、危なかったね!」と彼は落ち着いていて、その優しさに七海は心が魅かれた。
☆七海☆水泳はあまり得意ではなく、危うく溺れる所だった。紺野さんが来てくれて助かったが、背中から抱えられた時の手の位置が微妙だった。脇の下を抱えれば良いものを、胸をわしづかみにされたていた。その時はわらをもつかむ思いでいたが、今考えると男の人に胸を触られたのは初めてで恥ずかしい気持ちだ。☆☆☆☆☆
陽が大分傾いてきて、帰りにどこかへ寄って行こうという誘いを、七海と花織は断って帰る事にした。別れ際には、お互いの連絡先を交換し合った。 夏休み中、紺野から一度だけ「会わないか」とメールが来たが、七海は都合が悪いからと断っていた。その後東京に戻った紺野から、定期的にあいさつ程度のメールが届き、それに返していた。一方、花織も金澤怜次とメールでやり取りをしていて、恋愛に発展しそうな雰囲気だった。
ずっと七海と一緒に泳いでいたが、波に流されて砂浜から遠ざかった所で、彼女が溺れそうになった。俺は泳ぎに自信があったので、空かさず彼女を後ろから抱えて、脚の着く所まで誘導した。彼女は感謝していたが、俺としては絶好のチャンスで良い思いもした。好感度が上がった事はもちろんだが、彼女を抱きかかえた時に胸を両手でつかんでいた。柔らかくて手頃な大きさで、その胸の感触を思う存分楽しむ事ができた。神様が俺を応援してくれているのだと思った。#
夏休みに入ってすぐ、七海と花織は海水浴に出掛けた。灼け付くような陽射しの中、海岸は多くの人でにぎわっていた。家族連れやカップル、高校生、大学生のグループ、中にはいかにも異性を目当てに来ている者達もいた。
七海と花織は、同じデザインで色違いのワンピースの水着を着て、水辺で戯れていた。女子高生の二人連れは、男子たちの視線の的になっていた。
☆七海☆静岡に転校して、初めての海だった。高校の同級生の花織と仲良くなって、去年の夏は花火大会に行き他校の男子にナンパされた。今年は海水浴に誘われて来てみたが、男たちの視線が気になった。上から下までなめるように見られ、水着をワンピースにしたのは正解だった。ビキニやセパレートの水着でおへそを出していたら、それこそ男を誘っているように思われてしまう。☆☆☆☆☆
そんな二人に案の定声を掛けてきたのは、東京の大学生の紺野来人と金澤怜次だった。紺野は七海たちと同じ静波東高校の出身で、友人の金澤と帰省していた。
「彼女たちは、二人で来てるの?一緒に遊ぼうか?」
七海と花織は二人で遊ぶのにも飽きていて、あっさりと誘いに乗った。昼食を一緒に食べようと言われ、海の家の食堂で焼きそばやラーメンを注文した。花織は紺野よりも金澤に関心があるらしく、出身地や東京のどこに住んでいるのかを聞いていた。
☆七海☆やっぱり声を掛けられた。花織は、去年の夏から付き合っていた青柳郁也と別れたと言っていたが、私を誘ってナンパされるつもりでいたようだ。
あの二人は名山大学だと言っていたが、どういう大学かはよく知らない。しかし、紺野さんは内の高校の先輩だと聞き、安心して気が緩んでいた。金澤さんは茶髪でチャラい感じがするが、紺野さんは理知的で話の内容も面白く好感を抱いた。☆☆☆☆☆
七海は紺野と、花織は金澤とペアになり泳いでいたが、七海が溺れそうになった所を紺野が助けた。彼女を後ろから抱きかかえ、脚の着く所まで誘導した。
「ありがとうございます。溺れるかと思った!助かりました!」
「俺もびっくりしたけど、危なかったね!」と彼は落ち着いていて、その優しさに七海は心が魅かれた。
☆七海☆水泳はあまり得意ではなく、危うく溺れる所だった。紺野さんが来てくれて助かったが、背中から抱えられた時の手の位置が微妙だった。脇の下を抱えれば良いものを、胸をわしづかみにされたていた。その時はわらをもつかむ思いでいたが、今考えると男の人に胸を触られたのは初めてで恥ずかしい気持ちだ。☆☆☆☆☆
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