俺たちだって溜まるものは溜まる！

２１将輝side

なんとか撮影乗り切ったなーって思ってると、
行くぞ、と翔太に声をかけられる。


ん？？なんで？？どこに？


モデルの俺たちは、控え室で着替えるだけなので、もう翔太と行動する必要はない。

なのに手を取り、どうやら翔太の控え室まで連れて行かれてる？？

しかも途中俺のマネージャーに、俺の着替えを翔太の控え室まで届けるように声をかけてる。


「お、おい翔太？なんで、」

「なんでってお前、撮影中勃ってただろ？放置するつもりか？？」

はあーー？！
思わず、撮影終わりにかけられたガウンを慌てて押さえる。

「な、な！！」

なんてことを言うんだ！！気づいてたのか！
いや、気づくだろうが、そこは言わないのが優しさだろうが！！！

「いいから来い、な？」
と、撮影中にもされた恋人に囁くような声で耳元で言われる。

撮影中の時に感じた快感が、また襲ってくる感じがして、

「～～～！！！」
あわてて、耳を押さえるけど、もう多分遅い。

顔は絶対赤くなってるし、絶対バレてる。
そのニヤニヤした目は！！


もう俺は、たった今日の撮影時間の間で、翔太の甘い声に骨抜きだし、翔太の手は気持ちいいって覚えさせられた感じだ、、

このまま部屋に言って何するするつもりだよ！！


てか俺は、何をされるのを期待してるんだ！！