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1章 巡りあい
24 異様な風景の正体は?
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帝国にやって来ました。
今回は少人数の方が動きやすいのと表向き学園視察になっているので私達夫婦とロイとマイとマイクとミミの6人です。
今回はミミの嗅覚が鍵を握る予感がしたので連れてきた。
出来れば観光とか、遊びで来れたらと思う程豊かで美しい帝都です。割と治安も良く道も整備され、現皇帝が即位されてから、福祉や学問に力を入れ、身分関係なく学べるように改革した為、大きな諍いは今は殆どなく安定しているそうです。
「ねぇ、ザック、王国の王都も綺麗だと思っていたけど、帝都は道が整備されていてさらに美しいわね、治安も良さそうだし、件の案件が済んだらちょっとだけ帝都を見て回りたいんだけどいいかしら?」
「そうだね、新婚旅行兼ねてちょっと観光してから帰ろうか?俺も帝都は久しぶりだし。」
「あ!そろそろ宮殿の入り口に着くわね。王宮も豪華だけどここは更に凄いわね。力と豊さの象徴って感じね!」
門番に通行許可証見せたら恐縮されてしまった。さすが皇太子の魔印の入った通行証ね。
門から本城まで30分ほど更にそこから皇太子の宮殿まで15分ってとこかしら、今回私たちは皇太子の正体を受け学園に新しく設立された魔道具科にアドバイス件学園の視察という事になっている。滞在中のホストは勿論アズモンド殿下。
皇太子宮にに到着したら入り口で皇太子自ら出迎えられた。
「ようこそ、アイザック殿、セレスティア、来てくれてありがとう。サロンにお茶を用意するから、中で休んでくれ、部屋は後で案内しよう」
私達は今後の予定と現状を聞くべくサロンに向かった。
今回の話し合いはロイ達も参加するので話の流れで鑑定という言葉は使わず観察するという言葉を使いミミの獣人の能力を隠れ蓑に探ることにしてある。鑑定に事は知る人が少ない方が危険も減るからだ。
現状はというと、良くないようです。
「着いたばかりなのに申し訳ないが、特にアンバルの様子が良くないんだ、件の令嬢がベッタリはべる状態で、諌めようにも取り付く島もないんだ。不幸中の幸いか、側近と令嬢は体の関係があるがアンバルだけは拒否してるようだが、間違いが起きてしまってからでは、もうリリア嬢との婚約は無くなってしまう。」
なんとなく猶予はないようね、
「力になれるかわかりませんがこれから、すぐ学院に向かいましょう。ね!ザック」
私とザックとミミはアズモンド殿下とアンバル殿下に会いその間ロイとマイには令嬢の部屋に侵入してもらうことにした。
____学園に着くと__
例の令嬢達が学園裏の旧舎のある部屋いると影より情報が入り向かったら……まさに側近2人と3人でお楽しみ中だった。アンバル殿下はと言うと同室には居るものの参加はしてなく令嬢の誘いの言葉に必死に抗っているように見えた。
ミミには刺激が強いかもしれないが任務と割り切って件の令嬢の匂いを覚えるように言って私はこっそり鑑定した。
あまりに酷い状態だったので鑑定するまでもなく見えていたが念の為に4人全員を鑑定した。
側近はかなり強力な魅了魔法をかけられていたが、アンバル殿下には効かなかったんだろう呪いがかけられている。それでもかなり抵抗してるようで精神が壊れる寸前だ。
「アズモンド殿下すでに危険な状態ですのでこの場で処理させて貰いますね。まずあの4人には強制睡眠をかけますので殿下があの3人を拘束してください。アンバル殿下の呪いは抵抗した分厄介な事になってるので解呪はザックと2人でします。」
私は4人に睡眠魔法をかけてアンバル殿下の元に行った。
「ティア、これはかなり複雑に絡んでるね。」
「ええ、こんなに酷いのは初めてよ相当抵抗していたのね、とにかく心臓の位置が1番ひどい細い糸が絡みつくように巻きついているわ。神力で1本1本解くしかないわね、私が心臓を解呪するからザックは頭をお願い」
私達は神経を集中させ1本1本解いた。その糸の多さが婚約者への思いの量なのかと胸が痛くなる。どんな思いで抵抗したんだろうと、必死に抗ったはず、精神が壊れる寸前まで抵抗する程の思いの強さは私たちのような魂の伴侶と言えるかも、ただし婚約者さんの気持ちはわからないけど……。
かなり神力を消耗したけど無事に解呪できた。アンバル殿下は2日ほどは意識は戻らないはず。あえて眠らせた、精神を安定させる為と目覚めた時1番最初に見るのは婚約者の顔がいいと判断したので事情を説明して婚約者さんを呼んでもらった。
目に涙を浮かべ、すぐ来てくれた婚約者さんを見て片想いじゃなくてよかったと安心した反面、こう言うタイプは反動が凄いからご愁傷様と他人事とは思えない複雑な気持ちになった。
とりあえず?一安心?かな。
後は残りの3人をどうするかだ。
とりあえず、側近2人は魅了魔法かけられていたが普通の魅了は闇魔法なんだけど、これは光魔法だから魔道具が反応しなかったみたい。
これはザックの魔力の方が相殺できるから、ザックにお願いした。今回はザック大活躍!むしろザックがいなかったら無理だったかもしれない。
「ザック、この2人魅了されてた間の記憶残るのよね、闇の場合は洗脳されてるから記憶が曖昧になるけど、光の場合は解けた瞬間全てがクリアになり鮮明に覚えてるらしいのよね~2人とも婚約者がいたらしいんだけど、魅了されてたとはいえ、隠す事なく不貞働いた時点ですでに破棄されてたみたいなの。本人達にはこれから伝えるらしいわ、入婿になる予定の婚約だったそうだから、将来が立たれたかもね、なんか複雑ね」
「そうとはいえないよ、あの2人もアンバル殿下のように抗いたいと思う気持ちが強ければ魅了されてない、流石に3人に呪いをかけるのは術者にかなり負担がかかるから、こんな事にならなかったかもしれないよ。つまり婚約者への想いより肉欲を選んだんだ!そんな奴はいずれ浮気して相手を傷つける。婚約者達も今は傷つくかもしれないが、今度は揺るがない相手に巡り会えるさ!運命のように」
「そうね、きっと会えるわね。」
「それより、問題はあの女だ!あれをどう処理するかだ!どうにも嫌な気配がする。何かが混じってる。いくら俺達でも得体の知れない者に魔力が減った状態で会うのは危険だから、回復してからにしよう。今日は働きすぎだ!残りは明日にしたい。あの女はどうせ地下牢だし後はアズモンド殿下に任せよう」
「そうね、お腹も空いたし、とりあえず明日にしましょう。私も今日は疲れたわ。」
私達は、その場を後にし皇太子宮に戻り用意してくれた部屋で軽食を取って寛いだ。ロイ達も戻ってきたが、報告は明日にしてもらいイチャイチャ時間が不足していたザックは一緒に入浴したいと結界を張って浴室でイチャイチャ寝室で控えめにイチャイチャして眠りについた。
翌日、思いもよらぬ報告を聞くまで私達は仲良く夢の中でした。
今回は少人数の方が動きやすいのと表向き学園視察になっているので私達夫婦とロイとマイとマイクとミミの6人です。
今回はミミの嗅覚が鍵を握る予感がしたので連れてきた。
出来れば観光とか、遊びで来れたらと思う程豊かで美しい帝都です。割と治安も良く道も整備され、現皇帝が即位されてから、福祉や学問に力を入れ、身分関係なく学べるように改革した為、大きな諍いは今は殆どなく安定しているそうです。
「ねぇ、ザック、王国の王都も綺麗だと思っていたけど、帝都は道が整備されていてさらに美しいわね、治安も良さそうだし、件の案件が済んだらちょっとだけ帝都を見て回りたいんだけどいいかしら?」
「そうだね、新婚旅行兼ねてちょっと観光してから帰ろうか?俺も帝都は久しぶりだし。」
「あ!そろそろ宮殿の入り口に着くわね。王宮も豪華だけどここは更に凄いわね。力と豊さの象徴って感じね!」
門番に通行許可証見せたら恐縮されてしまった。さすが皇太子の魔印の入った通行証ね。
門から本城まで30分ほど更にそこから皇太子の宮殿まで15分ってとこかしら、今回私たちは皇太子の正体を受け学園に新しく設立された魔道具科にアドバイス件学園の視察という事になっている。滞在中のホストは勿論アズモンド殿下。
皇太子宮にに到着したら入り口で皇太子自ら出迎えられた。
「ようこそ、アイザック殿、セレスティア、来てくれてありがとう。サロンにお茶を用意するから、中で休んでくれ、部屋は後で案内しよう」
私達は今後の予定と現状を聞くべくサロンに向かった。
今回の話し合いはロイ達も参加するので話の流れで鑑定という言葉は使わず観察するという言葉を使いミミの獣人の能力を隠れ蓑に探ることにしてある。鑑定に事は知る人が少ない方が危険も減るからだ。
現状はというと、良くないようです。
「着いたばかりなのに申し訳ないが、特にアンバルの様子が良くないんだ、件の令嬢がベッタリはべる状態で、諌めようにも取り付く島もないんだ。不幸中の幸いか、側近と令嬢は体の関係があるがアンバルだけは拒否してるようだが、間違いが起きてしまってからでは、もうリリア嬢との婚約は無くなってしまう。」
なんとなく猶予はないようね、
「力になれるかわかりませんがこれから、すぐ学院に向かいましょう。ね!ザック」
私とザックとミミはアズモンド殿下とアンバル殿下に会いその間ロイとマイには令嬢の部屋に侵入してもらうことにした。
____学園に着くと__
例の令嬢達が学園裏の旧舎のある部屋いると影より情報が入り向かったら……まさに側近2人と3人でお楽しみ中だった。アンバル殿下はと言うと同室には居るものの参加はしてなく令嬢の誘いの言葉に必死に抗っているように見えた。
ミミには刺激が強いかもしれないが任務と割り切って件の令嬢の匂いを覚えるように言って私はこっそり鑑定した。
あまりに酷い状態だったので鑑定するまでもなく見えていたが念の為に4人全員を鑑定した。
側近はかなり強力な魅了魔法をかけられていたが、アンバル殿下には効かなかったんだろう呪いがかけられている。それでもかなり抵抗してるようで精神が壊れる寸前だ。
「アズモンド殿下すでに危険な状態ですのでこの場で処理させて貰いますね。まずあの4人には強制睡眠をかけますので殿下があの3人を拘束してください。アンバル殿下の呪いは抵抗した分厄介な事になってるので解呪はザックと2人でします。」
私は4人に睡眠魔法をかけてアンバル殿下の元に行った。
「ティア、これはかなり複雑に絡んでるね。」
「ええ、こんなに酷いのは初めてよ相当抵抗していたのね、とにかく心臓の位置が1番ひどい細い糸が絡みつくように巻きついているわ。神力で1本1本解くしかないわね、私が心臓を解呪するからザックは頭をお願い」
私達は神経を集中させ1本1本解いた。その糸の多さが婚約者への思いの量なのかと胸が痛くなる。どんな思いで抵抗したんだろうと、必死に抗ったはず、精神が壊れる寸前まで抵抗する程の思いの強さは私たちのような魂の伴侶と言えるかも、ただし婚約者さんの気持ちはわからないけど……。
かなり神力を消耗したけど無事に解呪できた。アンバル殿下は2日ほどは意識は戻らないはず。あえて眠らせた、精神を安定させる為と目覚めた時1番最初に見るのは婚約者の顔がいいと判断したので事情を説明して婚約者さんを呼んでもらった。
目に涙を浮かべ、すぐ来てくれた婚約者さんを見て片想いじゃなくてよかったと安心した反面、こう言うタイプは反動が凄いからご愁傷様と他人事とは思えない複雑な気持ちになった。
とりあえず?一安心?かな。
後は残りの3人をどうするかだ。
とりあえず、側近2人は魅了魔法かけられていたが普通の魅了は闇魔法なんだけど、これは光魔法だから魔道具が反応しなかったみたい。
これはザックの魔力の方が相殺できるから、ザックにお願いした。今回はザック大活躍!むしろザックがいなかったら無理だったかもしれない。
「ザック、この2人魅了されてた間の記憶残るのよね、闇の場合は洗脳されてるから記憶が曖昧になるけど、光の場合は解けた瞬間全てがクリアになり鮮明に覚えてるらしいのよね~2人とも婚約者がいたらしいんだけど、魅了されてたとはいえ、隠す事なく不貞働いた時点ですでに破棄されてたみたいなの。本人達にはこれから伝えるらしいわ、入婿になる予定の婚約だったそうだから、将来が立たれたかもね、なんか複雑ね」
「そうとはいえないよ、あの2人もアンバル殿下のように抗いたいと思う気持ちが強ければ魅了されてない、流石に3人に呪いをかけるのは術者にかなり負担がかかるから、こんな事にならなかったかもしれないよ。つまり婚約者への想いより肉欲を選んだんだ!そんな奴はいずれ浮気して相手を傷つける。婚約者達も今は傷つくかもしれないが、今度は揺るがない相手に巡り会えるさ!運命のように」
「そうね、きっと会えるわね。」
「それより、問題はあの女だ!あれをどう処理するかだ!どうにも嫌な気配がする。何かが混じってる。いくら俺達でも得体の知れない者に魔力が減った状態で会うのは危険だから、回復してからにしよう。今日は働きすぎだ!残りは明日にしたい。あの女はどうせ地下牢だし後はアズモンド殿下に任せよう」
「そうね、お腹も空いたし、とりあえず明日にしましょう。私も今日は疲れたわ。」
私達は、その場を後にし皇太子宮に戻り用意してくれた部屋で軽食を取って寛いだ。ロイ達も戻ってきたが、報告は明日にしてもらいイチャイチャ時間が不足していたザックは一緒に入浴したいと結界を張って浴室でイチャイチャ寝室で控えめにイチャイチャして眠りについた。
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