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1章 巡りあい
12 厄介事が舞い込んだ?
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セレスティアとのラブラブ新婚生活を送るべく、思わぬ強い味方を付けたアイザックは残りの休暇は9日、1日も無駄には出来ぬと、あれこれ、計画を立てていた頃、セレスティアは……。
サロンで一通のノワール家の家紋入りの手紙を渋い顔で眺めていた。
「ねえ、マイ、これって、、あれよね~、」
「そうですね、もうすでに、着く頃かと」
「はぁ、相変わらず急ね、しょうがないわね、マイ、支度しといて~」
ザックの方にも連絡入ってるかしら?少しのんびり出来ると思ってたのに。
ば~ん!とサロンの扉が勢いよく開いた。
「ティア、ノワール侯爵がお見えになって、ティアを迎えにきたって入ってるんだけど、どういうことだ? もう、ここが、俺が嫌になったのか?」
顔面蒼白でこの世の終わりのような顔で私の肩に手を置き揺さぶられた。無駄に力が余ってるらしく、脳がシェイクされそうになった所でマイが止めてくれた。
「旦那様、それ以上揺らすと、セレスティア様の口から苺タルトが出てきますよ、さっき5個も食べてましたから、」
「なっ!ちょっ! 他に言い方あるでしょ!(だんだんルークに似てきたんじゃない)言い方が!」
まぁあれ以上揺らされたら本当に出たから、止めてくれてよかったけど。
「あ、ああ、すまない、」
肩から手は離してくれたが、今度はギュウギュウ抱きしめてきた。ク、苦しい、、、。
「旦那様、それも同じです!でますよ、泥状タルトが!」
口調がまるで女版ルークね。
「ザック、落ち着いてください。とりあえず座ってお話ししましょう。」
「マイ、お父様とルークを呼んできてくれる、きっとザックの方にも要請がきてると思うから」
「要請?要請って…。」
察しのいいザックは粗方要件がわかったようで、つい先程のポンコ…ッ…コホン オロオロ?から一変、将軍の顔になりました。
キリリとした顔はかなりカッコ良いです。あれ?結婚して初めて見るかも。
マイが部屋を出るべく扉を開けたら、丁度、父とルークが入ってきた。
「やぁ、私の可愛いティア、もう結婚して1ヶ月経つんだね!新婚生活はどうだい?」
うわぁ、状況知っててわざと聞いてきたわね
「ええ、まあ、仲良く?してますよ!」
「そうかい? 嫌になったらいつでも帰っておいで」
「侯爵!いや、義父(チチ)上、ティアは嫌になりませんし、帰りません!返しません!」
お父様がザックをからかっている間にマイがお茶を準備してくれ、丁度整った所でルークが、ベリッと私にへばり付いているザックを剥がし、
「侯爵様、揶揄うのはそこまでにして、そろそろ本題に入りましょう。」
「ああ、そうだね。どっちからにしようかな?悪い話と面倒な話 どっちから聞く?」
楽しそうに話す父にどっちでも良いからさっさと話せ!脱線ばかりしやがって!ブラックティアが顔を出すぞ!
「では、悪い話から、お願いします。」
と答えたザックにどっちも同じなんだから、適当に流せば良いのに真面目だなあ、なんて思い毒気抜かれた私は
お茶を美味しくいただいた。ゴクリ。
「おそらく、予想ついてると思うが、西の森の結界が弱まってる。2重結界の外側が何者かに壊されていたんだ。
内側はティアが施した結界だから簡単には破られないと思うが、念のためのかけ直しをして欲しい。それと結界の側まで
大型のサラマンダーが3体出現していて、その討伐隊をアイザック様に指揮して欲しい。そこは、チャチャっとアイザック様が殲滅してその間にティアが結界をかけ直す。夫婦初めての共同作業だよ!まさに、体を使った共同作業だよ!」
パチリとウインクした父を見て、ゲンナリした。
「それで、面倒な方だが、グローリー皇国からティアに魔道具の依頼が来ている」
浮かない面持ちで話す父にザックが
「魔道具依頼はよくあるのに何が面倒なんですか?」
「そうねぇ、以前にも依頼あったはずだけど」
何度か、父の魔法省を通して依頼受けてたはず、私としては良いお客さんなんだけど
「まぁ、そうなんだが、依頼の魔道具は魅了魔法を感知して自動防御、自動解除できるもの、指輪か腕輪が良いそうだ」
「それの何が、面倒なの?」
ちょっと難易度高くて時間かかるけど、魔道具作るの趣味みたいなもんだから面倒ではないんだけどな。
「今回の取引の担当がアズモンド皇太子でこちらの担当にティアを指名してきたんだ。魔道具を作る本人と道具のデザインや扶余を相談したいそうだ。」
怒りを含んだ声で
「それは、ティアに会う口実では?承諾できない!下心見え見えじゃないか!」
「まぁ、否定できないが正式な王国への依頼で断ることは難しくてね~その代わり皇太子滞在時、ティアの護衛としてアイザック様に国王より正式に依頼が来たから、(職権濫用だと思うが(苦笑))文字通り一日中昼夜問わずティアと一緒にいられるよ!その間、領地の仕事も王宮の仕事も免除、ティアの側にいることができる。まさに寝食を共に…ね!」
間髪入れず!即答!
「謹んでお受けいたします」
「え!決定!」
なんだろ、何もしてないのに疲れた、今日は早く寝て良いですか?………。
次回、脱〇〇……。?
サロンで一通のノワール家の家紋入りの手紙を渋い顔で眺めていた。
「ねえ、マイ、これって、、あれよね~、」
「そうですね、もうすでに、着く頃かと」
「はぁ、相変わらず急ね、しょうがないわね、マイ、支度しといて~」
ザックの方にも連絡入ってるかしら?少しのんびり出来ると思ってたのに。
ば~ん!とサロンの扉が勢いよく開いた。
「ティア、ノワール侯爵がお見えになって、ティアを迎えにきたって入ってるんだけど、どういうことだ? もう、ここが、俺が嫌になったのか?」
顔面蒼白でこの世の終わりのような顔で私の肩に手を置き揺さぶられた。無駄に力が余ってるらしく、脳がシェイクされそうになった所でマイが止めてくれた。
「旦那様、それ以上揺らすと、セレスティア様の口から苺タルトが出てきますよ、さっき5個も食べてましたから、」
「なっ!ちょっ! 他に言い方あるでしょ!(だんだんルークに似てきたんじゃない)言い方が!」
まぁあれ以上揺らされたら本当に出たから、止めてくれてよかったけど。
「あ、ああ、すまない、」
肩から手は離してくれたが、今度はギュウギュウ抱きしめてきた。ク、苦しい、、、。
「旦那様、それも同じです!でますよ、泥状タルトが!」
口調がまるで女版ルークね。
「ザック、落ち着いてください。とりあえず座ってお話ししましょう。」
「マイ、お父様とルークを呼んできてくれる、きっとザックの方にも要請がきてると思うから」
「要請?要請って…。」
察しのいいザックは粗方要件がわかったようで、つい先程のポンコ…ッ…コホン オロオロ?から一変、将軍の顔になりました。
キリリとした顔はかなりカッコ良いです。あれ?結婚して初めて見るかも。
マイが部屋を出るべく扉を開けたら、丁度、父とルークが入ってきた。
「やぁ、私の可愛いティア、もう結婚して1ヶ月経つんだね!新婚生活はどうだい?」
うわぁ、状況知っててわざと聞いてきたわね
「ええ、まあ、仲良く?してますよ!」
「そうかい? 嫌になったらいつでも帰っておいで」
「侯爵!いや、義父(チチ)上、ティアは嫌になりませんし、帰りません!返しません!」
お父様がザックをからかっている間にマイがお茶を準備してくれ、丁度整った所でルークが、ベリッと私にへばり付いているザックを剥がし、
「侯爵様、揶揄うのはそこまでにして、そろそろ本題に入りましょう。」
「ああ、そうだね。どっちからにしようかな?悪い話と面倒な話 どっちから聞く?」
楽しそうに話す父にどっちでも良いからさっさと話せ!脱線ばかりしやがって!ブラックティアが顔を出すぞ!
「では、悪い話から、お願いします。」
と答えたザックにどっちも同じなんだから、適当に流せば良いのに真面目だなあ、なんて思い毒気抜かれた私は
お茶を美味しくいただいた。ゴクリ。
「おそらく、予想ついてると思うが、西の森の結界が弱まってる。2重結界の外側が何者かに壊されていたんだ。
内側はティアが施した結界だから簡単には破られないと思うが、念のためのかけ直しをして欲しい。それと結界の側まで
大型のサラマンダーが3体出現していて、その討伐隊をアイザック様に指揮して欲しい。そこは、チャチャっとアイザック様が殲滅してその間にティアが結界をかけ直す。夫婦初めての共同作業だよ!まさに、体を使った共同作業だよ!」
パチリとウインクした父を見て、ゲンナリした。
「それで、面倒な方だが、グローリー皇国からティアに魔道具の依頼が来ている」
浮かない面持ちで話す父にザックが
「魔道具依頼はよくあるのに何が面倒なんですか?」
「そうねぇ、以前にも依頼あったはずだけど」
何度か、父の魔法省を通して依頼受けてたはず、私としては良いお客さんなんだけど
「まぁ、そうなんだが、依頼の魔道具は魅了魔法を感知して自動防御、自動解除できるもの、指輪か腕輪が良いそうだ」
「それの何が、面倒なの?」
ちょっと難易度高くて時間かかるけど、魔道具作るの趣味みたいなもんだから面倒ではないんだけどな。
「今回の取引の担当がアズモンド皇太子でこちらの担当にティアを指名してきたんだ。魔道具を作る本人と道具のデザインや扶余を相談したいそうだ。」
怒りを含んだ声で
「それは、ティアに会う口実では?承諾できない!下心見え見えじゃないか!」
「まぁ、否定できないが正式な王国への依頼で断ることは難しくてね~その代わり皇太子滞在時、ティアの護衛としてアイザック様に国王より正式に依頼が来たから、(職権濫用だと思うが(苦笑))文字通り一日中昼夜問わずティアと一緒にいられるよ!その間、領地の仕事も王宮の仕事も免除、ティアの側にいることができる。まさに寝食を共に…ね!」
間髪入れず!即答!
「謹んでお受けいたします」
「え!決定!」
なんだろ、何もしてないのに疲れた、今日は早く寝て良いですか?………。
次回、脱〇〇……。?
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