93 / 110
ラブホテル in エライマン
立派なワンドの持ち主は清楚な修道女に告白したい①
しおりを挟む
「何だよこれ、、、こんなのって、、、こんなのって、、、」
とあるラブホテルのランクE客室にて。
あ、そもそもラブホテルなんて一つしかないんだからぼかす必要なんてなかった。
失敬失敬。
休息宿ラブホテルのランクE客室にて。
一人の青年がテレビモニターの前でシュッポシュッポしながら気持ちが良過ぎて腰砕けになってしまった時の様な衝撃を受けていた。
汽車の話だ。
汽車がシュッポシュッポ走っているって話だ。
僕らを乗せた汽車の話だ。
決して青年の青年を擦ったり擦り上げたりする話ではない。
あくまでも汽車の話だ。
青年はテレビモニターの前で、青年の青年を擦り上げて腰砕けになってしまった様な衝撃を受けていた。
やっぱりそっちの話だった。
「おう、お前まだラブホテルに行ってないのか?あそこに見えるピンクの塔はエライマン家も御用達の宿で話題なんだぜ。上手く説明出来ないが、とにかく凄いんだよ。金は掛かるが、お前も一度行ってみる事をお勧めするよ」
エライマンの街で友人からラブホテルの評判を耳にした青年ディック。
ディックは行商人をする父親の仕事を手伝って国外も含めた各地を回っている。
今回は約60日間にも及ぶ長旅で、久々にエライマンに帰って来たら街の近くに染肌色の塔が建っていた。
父と共に驚きつつも誰も何も気にした様子が無いので街へと入り。
母と妹が待つ家に帰ってから近所に住む友人と酒場へ行き。
酒を飲みながら話し始めたら真っ先に出た話題が休息宿ラブホテルなる例の塔の話であった。
いつもだったら旅先で仲良くなった女の話とか誰と誰がくっ付いたとか別れたとか色恋の話ばかりをする友人がまず出した話題がラブホテル。
ディックにとってはそれがとても印象に残ったし、一体どんなところなのだろうと気にもなった。
毎回長期間の行商をするので帰ってくれば暫くは休みになる。
また1ヶ月もすれば父は行商に出るだろうから、それまでに一度ぐらいは行ってみても良いかなと思って。
翌朝ラブホテルを訪れていた。
翌朝だ。
友人と深い時間まで飲んでの翌朝だ。
滅茶苦茶行ってみたかった。
ディックは滅茶苦茶ラブホテルに行ってみたかった。
だから翌朝ラブホテルを訪れた。
7時だ。
まだ朝の7時だ。
ちょうどラブホテルが開く時間だ。
もう少し早かったら入口の前で待つ事になっていた。
どれだけがっついてんだよと思われる所だった。
しかし正に今、開店したばかりのラブホテルにディックは入った。
友人は凄い凄いばかりで具体的な事は何も教えてくれなかったが、確かに凄いとしか言いようがない場所だった。
鏡の様に綺麗に磨かれた床。
キラキラと宝石が散りばめられているかの様に輝くシャンデリア。
美しくてシミも汚れも一つも見えない真っ白な壁。
一切の曇りが無いガラスと、逆に完全に曇っていて向こう側の見えないガラス。
そして後ろを振り向けば実際に目で見ているものと遜色ない程にリアルで美しい絵。
ラブホテルの客としては随分久しぶりとなる感動を抱いたディックは。
まず何をすれば良いのかわからないので受付に立つ曇ったガラスで顔の見えない女に質問をする。
「失礼。人から評判を聞いて来てみたのだが、ここはどういった宿なんだろうか?」
ディックの質問に。
「初めてのご来店ですか。いらっしゃいませ。当宿は休息宿ラブホテルと言いまして、2時間の休憩と宿泊プランでお客さんに夢の様な体験を提供する宿です」
夢の様な体験とは大きく出たな。
ディックはランドソープ王国内は殆んどの街を回ったし、隣接する周辺国も幾つも訪れている。
行った先で見所や観光地があれば見に行っているのでかなり目は肥えている方だと自負している。
入口から凄まじい光景を目にして面食らってしまったのは確かだが。
それはあくまでも宿の玄関の話。
客室は玄関と比べれば質は落ちるだろうと予想した。
女から客室の情報なども聞いた上で。
ディックは一番下のランクEではなく一つ上のランクDの部屋を選んだ。
ディックは色々な国を回った違いの分かる男である自分が、夢の様な体験が出来ると豪語する宿を評価してやろうと考えた。
そして評価をするのであれば一般客向けの一番下のランクを選ぶのは相手に失礼だろうと考えたのだ。
背後の絵を見る限りランクEは上等な客室だがそこまで特別な印象は受けない。
対してランクDは客室の印象が大きく変わる。
何だかちょっと気になる絵も見掛けたし、少し値段は上がるがそこを選んでディックは客室へと移動した。
「なるほど。確かにこれは凄い」
ディックが転移したのは絵で見たランクEの客室と然程変わりの無い部屋だった。
広々とした部屋に大きくて上等なベッド、上等なソファー。
友人がそれだけは絶対に触ってみろと言っていたテレビモニターなる板。
ここまでは想定内。
ディックが感嘆の声を漏らしたのはここからだ。
ディックが入り口横の扉を開けたその先は。
小ぢんまりとした教会といった印象の部屋だった。
決して広くはないが美しい白壁。
左右3脚ずつ並んだ木の長椅子。
床も美しい木目で。
高い位置にあるガラス窓から暖かな木漏れ日が入って部屋を照らす。
神像は良く知らない男の神が祀られているが。
「ああ、これはリアルだ」
ディックは部屋の中をぐるりと一周して。
入口の扉に掛けられている修道服を手に取って。
修道服に着替えてみた。
女物の修道服に。
するとどうだろう。
ディックのディックはムクムクと膨らみだし。
修道服のスカートにモコッっとナニかのワンドが出現した。
何という立派なワンドなのだろうか。
こんなにも立派なワンドで白魔法を放ったならば。
どれ程の威力が出てしまうのか想像も出来ない。
「はぁ。脱ぐか」
しかしディックはすぐさま修道服から元の服に着替えた。
何故だか深い溜息を漏らし。
肩を落として教会風の部屋を後にする。
そして随分と柔らかく、最高に寝心地の良いベッドに寝転がった。
「ああ、エリノアさん」
ディックはベッドの上でディックのディックを出してシュッポシュッポとナニとは言わないが作業を始めた。
エリノアとはエライマンの街で修道女をしているピンク色の髪の女性である。
小柄で清楚で可憐で可愛らしく。
しかも明るくて誰に対しても優しいエリノアの事がディックは好きだった。
外の世界では神に仕えているからといって結婚が出来ないという決まりはない。
神に仕える者があまり色んな男女を誑かすのは問題なので、付き合うならば結婚を前提にした相手にするという暗黙のルールはあるのだが。
エリノアはディックの周りでも人気のある修道女だ。
だからエリノアと恋仲になりたければ急いで、それこそ他のライバル達を出し抜いて彼女と結ばれなければならない。
それはわかっている。
わかっているのだが。
「はぁ。こんなんじゃ無理だよな」
ディックがエリノアを思いながら立派なワンドをシュッポシュッポしつつ。
「そう言えば。テレビモニターってのを触ると一体何が起きるんだろうな?」
友人の勧めを思い出してリモコンでテレビモニターの電源を点けた。
すると激しくまぐわう男女の姿が映し出されてディックは思わず目を伏せそうになったが。
「こ、、、これは!」
すぐにテレビモニターに釘付けとなって目の前で繰り広げられる行為に刮目する。
背の低い女と浅黒い肌の男。
二人は見るからに、確実に繋がり合っている。
そして女の方はとても気持ち良さそうに鳴いている。
「何だよこれ、、、こんなのって、、、こんなのって、、、」
ディックが夢中になったのは背の低い女の方ではない。
勿論女の方も可愛らしいとは思ったが、気になったのは寧ろ浅黒い肌の男の方だ。
浅黒い男の男が。
背の低い女と繋がっている浅黒い男の男が。
ディックのディックよりも二回りも大きかった。
それをテレビモニターで繰り広げられる肉弾戦を最後まで見終えたディックは。
エリノアに告白する事を心に決めたのであった。
とあるラブホテルのランクE客室にて。
あ、そもそもラブホテルなんて一つしかないんだからぼかす必要なんてなかった。
失敬失敬。
休息宿ラブホテルのランクE客室にて。
一人の青年がテレビモニターの前でシュッポシュッポしながら気持ちが良過ぎて腰砕けになってしまった時の様な衝撃を受けていた。
汽車の話だ。
汽車がシュッポシュッポ走っているって話だ。
僕らを乗せた汽車の話だ。
決して青年の青年を擦ったり擦り上げたりする話ではない。
あくまでも汽車の話だ。
青年はテレビモニターの前で、青年の青年を擦り上げて腰砕けになってしまった様な衝撃を受けていた。
やっぱりそっちの話だった。
「おう、お前まだラブホテルに行ってないのか?あそこに見えるピンクの塔はエライマン家も御用達の宿で話題なんだぜ。上手く説明出来ないが、とにかく凄いんだよ。金は掛かるが、お前も一度行ってみる事をお勧めするよ」
エライマンの街で友人からラブホテルの評判を耳にした青年ディック。
ディックは行商人をする父親の仕事を手伝って国外も含めた各地を回っている。
今回は約60日間にも及ぶ長旅で、久々にエライマンに帰って来たら街の近くに染肌色の塔が建っていた。
父と共に驚きつつも誰も何も気にした様子が無いので街へと入り。
母と妹が待つ家に帰ってから近所に住む友人と酒場へ行き。
酒を飲みながら話し始めたら真っ先に出た話題が休息宿ラブホテルなる例の塔の話であった。
いつもだったら旅先で仲良くなった女の話とか誰と誰がくっ付いたとか別れたとか色恋の話ばかりをする友人がまず出した話題がラブホテル。
ディックにとってはそれがとても印象に残ったし、一体どんなところなのだろうと気にもなった。
毎回長期間の行商をするので帰ってくれば暫くは休みになる。
また1ヶ月もすれば父は行商に出るだろうから、それまでに一度ぐらいは行ってみても良いかなと思って。
翌朝ラブホテルを訪れていた。
翌朝だ。
友人と深い時間まで飲んでの翌朝だ。
滅茶苦茶行ってみたかった。
ディックは滅茶苦茶ラブホテルに行ってみたかった。
だから翌朝ラブホテルを訪れた。
7時だ。
まだ朝の7時だ。
ちょうどラブホテルが開く時間だ。
もう少し早かったら入口の前で待つ事になっていた。
どれだけがっついてんだよと思われる所だった。
しかし正に今、開店したばかりのラブホテルにディックは入った。
友人は凄い凄いばかりで具体的な事は何も教えてくれなかったが、確かに凄いとしか言いようがない場所だった。
鏡の様に綺麗に磨かれた床。
キラキラと宝石が散りばめられているかの様に輝くシャンデリア。
美しくてシミも汚れも一つも見えない真っ白な壁。
一切の曇りが無いガラスと、逆に完全に曇っていて向こう側の見えないガラス。
そして後ろを振り向けば実際に目で見ているものと遜色ない程にリアルで美しい絵。
ラブホテルの客としては随分久しぶりとなる感動を抱いたディックは。
まず何をすれば良いのかわからないので受付に立つ曇ったガラスで顔の見えない女に質問をする。
「失礼。人から評判を聞いて来てみたのだが、ここはどういった宿なんだろうか?」
ディックの質問に。
「初めてのご来店ですか。いらっしゃいませ。当宿は休息宿ラブホテルと言いまして、2時間の休憩と宿泊プランでお客さんに夢の様な体験を提供する宿です」
夢の様な体験とは大きく出たな。
ディックはランドソープ王国内は殆んどの街を回ったし、隣接する周辺国も幾つも訪れている。
行った先で見所や観光地があれば見に行っているのでかなり目は肥えている方だと自負している。
入口から凄まじい光景を目にして面食らってしまったのは確かだが。
それはあくまでも宿の玄関の話。
客室は玄関と比べれば質は落ちるだろうと予想した。
女から客室の情報なども聞いた上で。
ディックは一番下のランクEではなく一つ上のランクDの部屋を選んだ。
ディックは色々な国を回った違いの分かる男である自分が、夢の様な体験が出来ると豪語する宿を評価してやろうと考えた。
そして評価をするのであれば一般客向けの一番下のランクを選ぶのは相手に失礼だろうと考えたのだ。
背後の絵を見る限りランクEは上等な客室だがそこまで特別な印象は受けない。
対してランクDは客室の印象が大きく変わる。
何だかちょっと気になる絵も見掛けたし、少し値段は上がるがそこを選んでディックは客室へと移動した。
「なるほど。確かにこれは凄い」
ディックが転移したのは絵で見たランクEの客室と然程変わりの無い部屋だった。
広々とした部屋に大きくて上等なベッド、上等なソファー。
友人がそれだけは絶対に触ってみろと言っていたテレビモニターなる板。
ここまでは想定内。
ディックが感嘆の声を漏らしたのはここからだ。
ディックが入り口横の扉を開けたその先は。
小ぢんまりとした教会といった印象の部屋だった。
決して広くはないが美しい白壁。
左右3脚ずつ並んだ木の長椅子。
床も美しい木目で。
高い位置にあるガラス窓から暖かな木漏れ日が入って部屋を照らす。
神像は良く知らない男の神が祀られているが。
「ああ、これはリアルだ」
ディックは部屋の中をぐるりと一周して。
入口の扉に掛けられている修道服を手に取って。
修道服に着替えてみた。
女物の修道服に。
するとどうだろう。
ディックのディックはムクムクと膨らみだし。
修道服のスカートにモコッっとナニかのワンドが出現した。
何という立派なワンドなのだろうか。
こんなにも立派なワンドで白魔法を放ったならば。
どれ程の威力が出てしまうのか想像も出来ない。
「はぁ。脱ぐか」
しかしディックはすぐさま修道服から元の服に着替えた。
何故だか深い溜息を漏らし。
肩を落として教会風の部屋を後にする。
そして随分と柔らかく、最高に寝心地の良いベッドに寝転がった。
「ああ、エリノアさん」
ディックはベッドの上でディックのディックを出してシュッポシュッポとナニとは言わないが作業を始めた。
エリノアとはエライマンの街で修道女をしているピンク色の髪の女性である。
小柄で清楚で可憐で可愛らしく。
しかも明るくて誰に対しても優しいエリノアの事がディックは好きだった。
外の世界では神に仕えているからといって結婚が出来ないという決まりはない。
神に仕える者があまり色んな男女を誑かすのは問題なので、付き合うならば結婚を前提にした相手にするという暗黙のルールはあるのだが。
エリノアはディックの周りでも人気のある修道女だ。
だからエリノアと恋仲になりたければ急いで、それこそ他のライバル達を出し抜いて彼女と結ばれなければならない。
それはわかっている。
わかっているのだが。
「はぁ。こんなんじゃ無理だよな」
ディックがエリノアを思いながら立派なワンドをシュッポシュッポしつつ。
「そう言えば。テレビモニターってのを触ると一体何が起きるんだろうな?」
友人の勧めを思い出してリモコンでテレビモニターの電源を点けた。
すると激しくまぐわう男女の姿が映し出されてディックは思わず目を伏せそうになったが。
「こ、、、これは!」
すぐにテレビモニターに釘付けとなって目の前で繰り広げられる行為に刮目する。
背の低い女と浅黒い肌の男。
二人は見るからに、確実に繋がり合っている。
そして女の方はとても気持ち良さそうに鳴いている。
「何だよこれ、、、こんなのって、、、こんなのって、、、」
ディックが夢中になったのは背の低い女の方ではない。
勿論女の方も可愛らしいとは思ったが、気になったのは寧ろ浅黒い肌の男の方だ。
浅黒い男の男が。
背の低い女と繋がっている浅黒い男の男が。
ディックのディックよりも二回りも大きかった。
それをテレビモニターで繰り広げられる肉弾戦を最後まで見終えたディックは。
エリノアに告白する事を心に決めたのであった。
0
お気に入りに追加
543
あなたにおすすめの小説
ゆったりおじさんの魔導具作り~召喚に巻き込んどいて王国を救え? 勇者に言えよ!~
ぬこまる
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれ異世界の食堂と道具屋で働くおじさん・ヤマザキは、武装したお姫様ハニィとともに、腐敗する王国の統治をすることとなる。
ゆったり魔導具作り! 悪者をざまぁ!! 可愛い女の子たちとのラブコメ♡ でおくる痛快感動ファンタジー爆誕!!
※表紙・挿絵の画像はAI生成ツールを使用して作成したものです。
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
金貨三枚で買った性奴隷が俺を溺愛している ~平凡冒険者の迷宮スローライフ~
結城絡繰
ファンタジー
平凡な冒険者である俺は、手頃に抱きたい女が欲しいので獣人奴隷を買った。
ただ性欲が解消できればよかったのに、俺はその奴隷に溺愛されてしまう。
爛れた日々を送りながら俺達は迷宮に潜る。
二人で協力できるようになったことで、冒険者としての稼ぎは抜群に良くなった。
その金で贅沢をしつつ、やはり俺達は愛し合う。
大きな冒険はせず、楽な仕事と美味い酒と食事を満喫する。
主従ではなく恋人関係に近い俺達は毎日を楽しむ。
これは何の取り柄もない俺が、奴隷との出会いをきっかけに幸せを掴み取る物語である。
転生令嬢の食いしん坊万罪!
ねこたま本店
ファンタジー
訳も分からないまま命を落とし、訳の分からない神様の手によって、別の世界の公爵令嬢・プリムローズとして転生した、美味しい物好きな元ヤンアラサー女は、自分に無関心なバカ父が後妻に迎えた、典型的なシンデレラ系継母と、我が儘で性格の悪い妹にイビられたり、事故物件王太子の中継ぎ婚約者にされたりつつも、しぶとく図太く生きていた。
そんなある日、プリムローズは王侯貴族の子女が6~10歳の間に受ける『スキル鑑定の儀』の際、邪悪とされる大罪系スキルの所有者であると判定されてしまう。
プリムローズはその日のうちに、同じ判定を受けた唯一の友人、美少女と見まごうばかりの気弱な第二王子・リトス共々捕えられた挙句、国境近くの山中に捨てられてしまうのだった。
しかし、中身が元ヤンアラサー女の図太い少女は諦めない。
プリムローズは時に気弱な友の手を引き、時に引いたその手を勢い余ってブン回しながらも、邪悪と断じられたスキルを駆使して生き残りを図っていく。
これは、図太くて口の悪い、ちょっと(?)食いしん坊な転生令嬢が、自分なりの幸せを自分の力で掴み取るまでの物語。
こちらの作品は、2023年12月28日から、カクヨム様でも掲載を開始しました。
今後、カクヨム様掲載用にほんのちょっとだけ内容を手直しし、1話ごとの文章量を増やす事でトータルの話数を減らした改訂版を、1日に2回のペースで投稿していく予定です。多量の加筆修正はしておりませんが、もしよろしければ、カクヨム版の方もご笑覧下さい。
※作者が適当にでっち上げた、完全ご都合主義的世界です。細かいツッコミはご遠慮頂ければ幸いです。もし、目に余るような誤字脱字を発見された際には、コメント欄などで優しく教えてやって下さい。
※検討の結果、「ざまぁ要素あり」タグを追加しました。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
迷い人 ~異世界で成り上がる。大器晩成型とは知らずに無難な商人になっちゃった。~
飛燕 つばさ
ファンタジー
孤独な中年、坂本零。ある日、彼は目を覚ますと、まったく知らない異世界に立っていた。彼は現地の兵士たちに捕まり、不審人物とされて牢獄に投獄されてしまう。
彼は異世界から迷い込んだ『迷い人』と呼ばれる存在だと告げられる。その『迷い人』には、世界を救う勇者としての可能性も、世界を滅ぼす魔王としての可能性も秘められているそうだ。しかし、零は自分がそんな使命を担う存在だと受け入れることができなかった。
独房から零を救ったのは、昔この世界を救った勇者の末裔である老婆だった。老婆は零の力を探るが、彼は戦闘や魔法に関する特別な力を持っていなかった。零はそのことに絶望するが、自身の日本での知識を駆使し、『商人』として新たな一歩を踏み出す決意をする…。
この物語は、異世界に迷い込んだ日本のサラリーマンが主人公です。彼は潜在的に秘められた能力に気づかずに、無難な商人を選びます。次々に目覚める力でこの世界に起こる問題を解決していく姿を描いていきます。
※当作品は、過去に私が創作した作品『異世界で商人になっちゃった。』を一から徹底的に文章校正し、新たな作品として再構築したものです。文章表現だけでなく、ストーリー展開の修正や、新ストーリーの追加、新キャラクターの登場など、変更点が多くございます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる