90 / 110
ラブホテル in エライマン
ケモ耳がエライマンにやって来た!①
しおりを挟む
「そう言う訳なので、一度我が国の国王と会談して貰えないかと思っているのだが」
「ふおぉぉぉおお!超大物キタァァァアア!何してやろうか!何をしてやろうかな!」
ここはラブホテル内にある会議室。
ランドソープ王都から戻ったフォルカーはその足でラブホテルを訪れていた。
そしてフットワークの軽いアイトは特に面白いカップルもいなかったので即座に面談を決め、今へと至る。
アイト、滅茶苦茶やる気である。
「先に謝っておきたいのだが。少しばかり失礼な事をするかもしれないので目を瞑ってやって欲しい」
そう言ってフォルカーは頭を下げた。
フォルカーは伯爵家の当主なので普段は爵位が上の者以外には頭を下げる事がない。
貴族にとって立場が下の者に頭を下げるのは面子に関わるという理由なのだが。
アイトに関しては少なくともダンジョン内において立場は上だろう。
ならば敬称は様を付けるべきなのだが、外の世界の人間とダンジョンマスターという立場が上位下位の位置づけを非常に曖昧にしている。
アイト自身が特に気にした様子も無いしヒショも受け入れているので、フォルカーは初めて会った時にした殿呼びを継続しているのだった。
話は逸れたがアイトは頭を下げたフォルカーに対し。
「わっはっは!面白ければよかろうもん!」
気にしないと言って笑い飛ばすが。
「、、、」
ヒショは何も言わずに睨みを利かせる。
フォルカーの顔からダラダラと汗が流れる。
何分フォルカーにとって恐いのはアイトよりもヒショの方なのだ。
フォルカーはイレタッテが馬鹿な事をしでかさない様に祈りつつ。
「訪問は数ヶ月先になるだろう。また詳細が決まり次第、使いの者を寄越す事にする」
問題を先送りにしてさっさと屋敷に帰る事にしたのであった。
ヒショのプレッシャーが恐ろしかったので。
時間が午後の6時を回ったラブホテルのエントランス。
休憩で客室を利用した客も既に殆んどがエライマンの街へと帰っていて、ここから先に訪れる客は宿泊客のみ。
昼の賑わいは何処へやら。
シンとしたフロントにワンポがやって来てエマに頭を擦り付ける。
エマはワンポの頭を撫でてから、そのままわしわしと脇腹を撫でた。
気持ち良さそうに目を細めたワンポはゴロンと転がって腹を見せ。
エマもワンポに抱き着いて腹に顔を埋めながら撫でる。
そんな二人の様子を指を咥えながら羨ましそうに見ているのは蒼剣の誓いの地味担当モルト。
モルトは近頃ワンポの世話係に任命されて一緒に遊んでいるのだが、どうにもワンポとの距離が詰まらない。
出来るならば自分もエマの様に腹に顔を埋めたいし、何なら吸いたい。
滅茶苦茶吸引したい。
しかしワンポの中でのモルトの序列は現在も変わらず最下位である。
残念ながら、それが事実だ。
もう客が来なさそうなのでエマとワンポが戯れていると入口のドアが開いて何者かが入って来た。
すぐさまモルトに声を掛けた様子から客ではないと判断してお戯れの継続を決定したエマ。
入って来たのは蒼剣の中では比較的外に出る事が多いルイスである。
ルイスが何しをしていたのかは言うまでもないが。
モルトと2言3言話をした後、部屋へ戻りかけた所で思い出した様に。
「あ、そう言えばエライマンの冒険者ギルドに獣人の女冒険者がいたぞ」
「マジで!?」
ルイスから齎された情報にモルトは思わず大声を上げた。
もふもふ狂いと言っても良いぐらいにもふもふ好きのモルトだが。
実はもふもふと同じぐらい獣人の女が大好きなのである。
モルトは明日のワンポとのお戯れを休みにして街に繰り出す事を決意したのであった。
獣人。
それは体に動物や魔物の特徴を持つ人種族の事。
その多くは身体能力に優れていて。
もしもアイトの前世の世界である日本に誕生したならば、オリンピックの速筋系の個人種目は全て獣人が表彰台のてっぺんに立つぐらいに凄まじい身体能力を持っている。
まあ基本的に外の世界の人間は皆地球の人間よりも体力も身体能力も高いのだが。
とにもかくにも獣人である。
獣人は動物や魔物の特徴を持つと説明したが、どれだけケモいかは種族差がある。
アイトの前世で“人間”と呼ばれているのは外の世界では“人族”と分類される。
この人族をベースにして説明をしていくと。
ケモ度が低い獣人は人族の頭に動物や魔物の耳を生やして、尾骨から尻尾が生えている。
逆にケモ度が高い獣人は最早殆んど人族の特徴が無い。
殆んど動物や魔物の姿をしていて、それが二足歩行をして人の言葉を喋るといった感じである。
身体能力に関しては総合的には大差が無いが、ケモ度が高い場合には種族によって個性が出る。
例えば犬獣人であれば足が早くて持久力が高いとか。
色んな意味で。
色んな意味で持久力が高いとか。
一晩中どころか一日中でも余裕なぐらい持久力が高いとか。
出しても出しても元気になるとか。
二徹ぐらいなら平気でイケるとか。
それぐらい滅茶苦茶に持久力があるとか。
例えば猫獣人であればすばしっこくて跳躍力があり。
気分屋であまり他人の言う事を聞かないとか。
本当に人の言う事を聞かないとか。
すぐに家から出て行こうとするとか。
そのくせ時々滅茶苦茶甘えて来るとか。
そんな所がとても愛おしいとか。
けれどやっぱり言う事は聞かないとか。
例えばゴリ獣人であれば馬鹿みたいに握力があるとか。
恋愛経験の薄い子とデートなんてして手を握ったら力加減を誤って確実に手の骨を粉砕されるとか。
行為中に尻を手で掴んだらそのまま尻の骨を粉砕しちゃったりとか。
結構そう言う事に普段から気を使うから滅茶苦茶ストレスが溜まるとか。
意外と気遣い屋さんだったりとか。
そんな様々な身体的特徴を持った獣人だが。
実はランドソープ王国ではあまり見ない種族である。
街の大通りに面する家に住む病気がちの娘が二階の窓から10年間外を眺めて5割の確立でしか見られないぐらいに少ない。
ちょうど5割だ。
5割1毛でもなければ4割9分9厘9毛でもなくちょうど5割だ。
例え王都であろうがエライマンであろうがヤーサンであろうがちょうど5割だ。
多分きっと5割だ。
とにかくランドソープではあまり見掛ける事がない獣人が今、エライマンにいるのだと言う。
「何かやけに目立ってるわん。だからこの国は嫌なんだわん」
語尾が少しばかり個性的なモカはランドソープ王国にあるエライマンの街を訪れていた。
ベージュに近い茶系の髪の黒目。
顔はどことなくポメラニアっているがバランスが良い整った顔立ち。
身長は標準的だが半袖の服から覗く腕はしなやかな筋肉が付いている事が見受けられる。
そして髪と同じ色の犬耳と犬尻尾。
モカは獣人の中では人族寄りの姿をした犬獣人である。
どうして彼女がエライマンを訪れる事になったかと言えば。
それには深い深い、涙無しでは語れない深すぎると言わざるを得ない理由がある。
依頼だ。
護衛の依頼だ。
単純に冒険者の仕事で報酬が良かったからだ。
涙無しでも余裕で語れる理由だった。
「飯と酒は旨いけど獣人慣れしてないランドソープは良くないわん。何であんなキラキラした目で見て来るわん。別に人族と大して変わらないのに居心地悪くなるわん」
外の世界には獣人差別のある国がある。
例えば人族至上主義の聖王国では獣人やエルフ、ドワーフなどの種族が店や宿の入店を拒否されるなんて当たり前であり。
道端を歩けば当たり前にう〇こを投げ付けられるぐらいに苛烈な差別を受ける。
理由は定かではないが8割う〇こだ。
2割残飯8割う〇こだ。
そういった国には当然獣人は近付かないのだが。
普段は見慣れない獣人にキラキラした眼差しを向けてくるランドソープ王国の様な国にも獣人は近付こうとしない。
気まずいのだ。
普段あまりチヤホヤされたりしないから何か気まずいのだ。
二階建ての民家だったら一っ飛びで飛び越えられるぐらい物凄く高く飛ぶんでしょう?って目で見て来るからプレッシャーがとんでもないのだ。
「そんなの無理に決まってるだろうアホか」と否定しても「またまたぁ。ご謙遜を」なんて言って全然話を聞いてくれないのだ。
本当に獣人の事となると話が通じないのだランドソープ王国は。
「さっさと護衛依頼受けて脱出するわん」
モカはランドソープ王国からの早々の離脱を目指して冒険者ギルドを訪れた。
そこにはエライマンでも一番チヤホヤしそうな奴が待ち受けているとは知らずに。
「ふおぉぉぉおお!超大物キタァァァアア!何してやろうか!何をしてやろうかな!」
ここはラブホテル内にある会議室。
ランドソープ王都から戻ったフォルカーはその足でラブホテルを訪れていた。
そしてフットワークの軽いアイトは特に面白いカップルもいなかったので即座に面談を決め、今へと至る。
アイト、滅茶苦茶やる気である。
「先に謝っておきたいのだが。少しばかり失礼な事をするかもしれないので目を瞑ってやって欲しい」
そう言ってフォルカーは頭を下げた。
フォルカーは伯爵家の当主なので普段は爵位が上の者以外には頭を下げる事がない。
貴族にとって立場が下の者に頭を下げるのは面子に関わるという理由なのだが。
アイトに関しては少なくともダンジョン内において立場は上だろう。
ならば敬称は様を付けるべきなのだが、外の世界の人間とダンジョンマスターという立場が上位下位の位置づけを非常に曖昧にしている。
アイト自身が特に気にした様子も無いしヒショも受け入れているので、フォルカーは初めて会った時にした殿呼びを継続しているのだった。
話は逸れたがアイトは頭を下げたフォルカーに対し。
「わっはっは!面白ければよかろうもん!」
気にしないと言って笑い飛ばすが。
「、、、」
ヒショは何も言わずに睨みを利かせる。
フォルカーの顔からダラダラと汗が流れる。
何分フォルカーにとって恐いのはアイトよりもヒショの方なのだ。
フォルカーはイレタッテが馬鹿な事をしでかさない様に祈りつつ。
「訪問は数ヶ月先になるだろう。また詳細が決まり次第、使いの者を寄越す事にする」
問題を先送りにしてさっさと屋敷に帰る事にしたのであった。
ヒショのプレッシャーが恐ろしかったので。
時間が午後の6時を回ったラブホテルのエントランス。
休憩で客室を利用した客も既に殆んどがエライマンの街へと帰っていて、ここから先に訪れる客は宿泊客のみ。
昼の賑わいは何処へやら。
シンとしたフロントにワンポがやって来てエマに頭を擦り付ける。
エマはワンポの頭を撫でてから、そのままわしわしと脇腹を撫でた。
気持ち良さそうに目を細めたワンポはゴロンと転がって腹を見せ。
エマもワンポに抱き着いて腹に顔を埋めながら撫でる。
そんな二人の様子を指を咥えながら羨ましそうに見ているのは蒼剣の誓いの地味担当モルト。
モルトは近頃ワンポの世話係に任命されて一緒に遊んでいるのだが、どうにもワンポとの距離が詰まらない。
出来るならば自分もエマの様に腹に顔を埋めたいし、何なら吸いたい。
滅茶苦茶吸引したい。
しかしワンポの中でのモルトの序列は現在も変わらず最下位である。
残念ながら、それが事実だ。
もう客が来なさそうなのでエマとワンポが戯れていると入口のドアが開いて何者かが入って来た。
すぐさまモルトに声を掛けた様子から客ではないと判断してお戯れの継続を決定したエマ。
入って来たのは蒼剣の中では比較的外に出る事が多いルイスである。
ルイスが何しをしていたのかは言うまでもないが。
モルトと2言3言話をした後、部屋へ戻りかけた所で思い出した様に。
「あ、そう言えばエライマンの冒険者ギルドに獣人の女冒険者がいたぞ」
「マジで!?」
ルイスから齎された情報にモルトは思わず大声を上げた。
もふもふ狂いと言っても良いぐらいにもふもふ好きのモルトだが。
実はもふもふと同じぐらい獣人の女が大好きなのである。
モルトは明日のワンポとのお戯れを休みにして街に繰り出す事を決意したのであった。
獣人。
それは体に動物や魔物の特徴を持つ人種族の事。
その多くは身体能力に優れていて。
もしもアイトの前世の世界である日本に誕生したならば、オリンピックの速筋系の個人種目は全て獣人が表彰台のてっぺんに立つぐらいに凄まじい身体能力を持っている。
まあ基本的に外の世界の人間は皆地球の人間よりも体力も身体能力も高いのだが。
とにもかくにも獣人である。
獣人は動物や魔物の特徴を持つと説明したが、どれだけケモいかは種族差がある。
アイトの前世で“人間”と呼ばれているのは外の世界では“人族”と分類される。
この人族をベースにして説明をしていくと。
ケモ度が低い獣人は人族の頭に動物や魔物の耳を生やして、尾骨から尻尾が生えている。
逆にケモ度が高い獣人は最早殆んど人族の特徴が無い。
殆んど動物や魔物の姿をしていて、それが二足歩行をして人の言葉を喋るといった感じである。
身体能力に関しては総合的には大差が無いが、ケモ度が高い場合には種族によって個性が出る。
例えば犬獣人であれば足が早くて持久力が高いとか。
色んな意味で。
色んな意味で持久力が高いとか。
一晩中どころか一日中でも余裕なぐらい持久力が高いとか。
出しても出しても元気になるとか。
二徹ぐらいなら平気でイケるとか。
それぐらい滅茶苦茶に持久力があるとか。
例えば猫獣人であればすばしっこくて跳躍力があり。
気分屋であまり他人の言う事を聞かないとか。
本当に人の言う事を聞かないとか。
すぐに家から出て行こうとするとか。
そのくせ時々滅茶苦茶甘えて来るとか。
そんな所がとても愛おしいとか。
けれどやっぱり言う事は聞かないとか。
例えばゴリ獣人であれば馬鹿みたいに握力があるとか。
恋愛経験の薄い子とデートなんてして手を握ったら力加減を誤って確実に手の骨を粉砕されるとか。
行為中に尻を手で掴んだらそのまま尻の骨を粉砕しちゃったりとか。
結構そう言う事に普段から気を使うから滅茶苦茶ストレスが溜まるとか。
意外と気遣い屋さんだったりとか。
そんな様々な身体的特徴を持った獣人だが。
実はランドソープ王国ではあまり見ない種族である。
街の大通りに面する家に住む病気がちの娘が二階の窓から10年間外を眺めて5割の確立でしか見られないぐらいに少ない。
ちょうど5割だ。
5割1毛でもなければ4割9分9厘9毛でもなくちょうど5割だ。
例え王都であろうがエライマンであろうがヤーサンであろうがちょうど5割だ。
多分きっと5割だ。
とにかくランドソープではあまり見掛ける事がない獣人が今、エライマンにいるのだと言う。
「何かやけに目立ってるわん。だからこの国は嫌なんだわん」
語尾が少しばかり個性的なモカはランドソープ王国にあるエライマンの街を訪れていた。
ベージュに近い茶系の髪の黒目。
顔はどことなくポメラニアっているがバランスが良い整った顔立ち。
身長は標準的だが半袖の服から覗く腕はしなやかな筋肉が付いている事が見受けられる。
そして髪と同じ色の犬耳と犬尻尾。
モカは獣人の中では人族寄りの姿をした犬獣人である。
どうして彼女がエライマンを訪れる事になったかと言えば。
それには深い深い、涙無しでは語れない深すぎると言わざるを得ない理由がある。
依頼だ。
護衛の依頼だ。
単純に冒険者の仕事で報酬が良かったからだ。
涙無しでも余裕で語れる理由だった。
「飯と酒は旨いけど獣人慣れしてないランドソープは良くないわん。何であんなキラキラした目で見て来るわん。別に人族と大して変わらないのに居心地悪くなるわん」
外の世界には獣人差別のある国がある。
例えば人族至上主義の聖王国では獣人やエルフ、ドワーフなどの種族が店や宿の入店を拒否されるなんて当たり前であり。
道端を歩けば当たり前にう〇こを投げ付けられるぐらいに苛烈な差別を受ける。
理由は定かではないが8割う〇こだ。
2割残飯8割う〇こだ。
そういった国には当然獣人は近付かないのだが。
普段は見慣れない獣人にキラキラした眼差しを向けてくるランドソープ王国の様な国にも獣人は近付こうとしない。
気まずいのだ。
普段あまりチヤホヤされたりしないから何か気まずいのだ。
二階建ての民家だったら一っ飛びで飛び越えられるぐらい物凄く高く飛ぶんでしょう?って目で見て来るからプレッシャーがとんでもないのだ。
「そんなの無理に決まってるだろうアホか」と否定しても「またまたぁ。ご謙遜を」なんて言って全然話を聞いてくれないのだ。
本当に獣人の事となると話が通じないのだランドソープ王国は。
「さっさと護衛依頼受けて脱出するわん」
モカはランドソープ王国からの早々の離脱を目指して冒険者ギルドを訪れた。
そこにはエライマンでも一番チヤホヤしそうな奴が待ち受けているとは知らずに。
0
お気に入りに追加
543
あなたにおすすめの小説
ゆったりおじさんの魔導具作り~召喚に巻き込んどいて王国を救え? 勇者に言えよ!~
ぬこまる
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれ異世界の食堂と道具屋で働くおじさん・ヤマザキは、武装したお姫様ハニィとともに、腐敗する王国の統治をすることとなる。
ゆったり魔導具作り! 悪者をざまぁ!! 可愛い女の子たちとのラブコメ♡ でおくる痛快感動ファンタジー爆誕!!
※表紙・挿絵の画像はAI生成ツールを使用して作成したものです。
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
金貨三枚で買った性奴隷が俺を溺愛している ~平凡冒険者の迷宮スローライフ~
結城絡繰
ファンタジー
平凡な冒険者である俺は、手頃に抱きたい女が欲しいので獣人奴隷を買った。
ただ性欲が解消できればよかったのに、俺はその奴隷に溺愛されてしまう。
爛れた日々を送りながら俺達は迷宮に潜る。
二人で協力できるようになったことで、冒険者としての稼ぎは抜群に良くなった。
その金で贅沢をしつつ、やはり俺達は愛し合う。
大きな冒険はせず、楽な仕事と美味い酒と食事を満喫する。
主従ではなく恋人関係に近い俺達は毎日を楽しむ。
これは何の取り柄もない俺が、奴隷との出会いをきっかけに幸せを掴み取る物語である。
転生令嬢の食いしん坊万罪!
ねこたま本店
ファンタジー
訳も分からないまま命を落とし、訳の分からない神様の手によって、別の世界の公爵令嬢・プリムローズとして転生した、美味しい物好きな元ヤンアラサー女は、自分に無関心なバカ父が後妻に迎えた、典型的なシンデレラ系継母と、我が儘で性格の悪い妹にイビられたり、事故物件王太子の中継ぎ婚約者にされたりつつも、しぶとく図太く生きていた。
そんなある日、プリムローズは王侯貴族の子女が6~10歳の間に受ける『スキル鑑定の儀』の際、邪悪とされる大罪系スキルの所有者であると判定されてしまう。
プリムローズはその日のうちに、同じ判定を受けた唯一の友人、美少女と見まごうばかりの気弱な第二王子・リトス共々捕えられた挙句、国境近くの山中に捨てられてしまうのだった。
しかし、中身が元ヤンアラサー女の図太い少女は諦めない。
プリムローズは時に気弱な友の手を引き、時に引いたその手を勢い余ってブン回しながらも、邪悪と断じられたスキルを駆使して生き残りを図っていく。
これは、図太くて口の悪い、ちょっと(?)食いしん坊な転生令嬢が、自分なりの幸せを自分の力で掴み取るまでの物語。
こちらの作品は、2023年12月28日から、カクヨム様でも掲載を開始しました。
今後、カクヨム様掲載用にほんのちょっとだけ内容を手直しし、1話ごとの文章量を増やす事でトータルの話数を減らした改訂版を、1日に2回のペースで投稿していく予定です。多量の加筆修正はしておりませんが、もしよろしければ、カクヨム版の方もご笑覧下さい。
※作者が適当にでっち上げた、完全ご都合主義的世界です。細かいツッコミはご遠慮頂ければ幸いです。もし、目に余るような誤字脱字を発見された際には、コメント欄などで優しく教えてやって下さい。
※検討の結果、「ざまぁ要素あり」タグを追加しました。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
迷い人 ~異世界で成り上がる。大器晩成型とは知らずに無難な商人になっちゃった。~
飛燕 つばさ
ファンタジー
孤独な中年、坂本零。ある日、彼は目を覚ますと、まったく知らない異世界に立っていた。彼は現地の兵士たちに捕まり、不審人物とされて牢獄に投獄されてしまう。
彼は異世界から迷い込んだ『迷い人』と呼ばれる存在だと告げられる。その『迷い人』には、世界を救う勇者としての可能性も、世界を滅ぼす魔王としての可能性も秘められているそうだ。しかし、零は自分がそんな使命を担う存在だと受け入れることができなかった。
独房から零を救ったのは、昔この世界を救った勇者の末裔である老婆だった。老婆は零の力を探るが、彼は戦闘や魔法に関する特別な力を持っていなかった。零はそのことに絶望するが、自身の日本での知識を駆使し、『商人』として新たな一歩を踏み出す決意をする…。
この物語は、異世界に迷い込んだ日本のサラリーマンが主人公です。彼は潜在的に秘められた能力に気づかずに、無難な商人を選びます。次々に目覚める力でこの世界に起こる問題を解決していく姿を描いていきます。
※当作品は、過去に私が創作した作品『異世界で商人になっちゃった。』を一から徹底的に文章校正し、新たな作品として再構築したものです。文章表現だけでなく、ストーリー展開の修正や、新ストーリーの追加、新キャラクターの登場など、変更点が多くございます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる