19 / 54
19 再召喚と魔王復活
しおりを挟む
パインフィルド帝国の皇城では宮廷魔導士達が、再び勇者召喚する為に魔法陣を起動させようとしていた。
彼らは、大きなネズミの魔物を召喚してしまった原因を解明出来なかった。
しかし魔法陣に不具合が見つからなかったので、異世界(地球)側に何か問題があったのだろうと結論付けられた。
宮廷魔導士7人が、勇者召喚の間で再び魔力を注いで魔法陣を起動すると、魔法陣が魔力を吸って紫色に光りだした。
ブゥウウウウウウウウウウンッ!
円筒状に光が上がり人間のシルエットが浮かび上がって来る。
魔法陣から現れたのは、抱き合ってキスをしている男女の若い高校生だった。
「「「はぁぁ……」」」
魔導士達から落胆の溜息が出た。
「又、イレギュラーな召喚かもしれぬ……」
宮廷魔導士長ペリノアがそう呟いた。
「何だなんだ! ここは何処だぁ?」
魔法陣から現れた若い男が声を荒げる。
「何ジロジロ見てるのよ! エロジジイ!」
セーラー服姿の女が恥じらいも見せずに魔導士達を罵った。
「「「……!」」」
「ゥオッホン! お主達は異世界に勇者召喚されたのじゃ! 褒章は望み放題じゃ! 訓練をして経験を積み魔王討伐して英雄になってくれい!」
「「はぁあ~!?」」
その後の展開は、いわゆるラノベのお約束通りだった。
(主人公じゃないので細かい絡みは割愛させていただきます。お決まりのやり取りだと思ってください)
魔導士長ペリノアは2人のステータスを【鑑定】する。
鑑定の結果は男の職業が『勇者』で、女の職業が『魔法少女』だった。
「う~む、こういうケースも過去の召喚記録には記載されておらぬ。たぶん初めての事なのだろう……」
「へぇ、俺っち勇者なんだぁ」
「あ~し、魔法少女だって~、うけるぅぅ!」
「はぁ、取り敢えずVIP待遇でオモテナシさせて頂きます。侍女がご案内しますので、どうぞお寛ぎ下さい」
「よろしく~」
「まじうけるんですけどぉぉ」
△ ▼ △
「宰相、申し訳ありません。又してもイレギュラーな召喚でした」
「うむ。……お主達も聞いてると思うが、実は公爵家にルミナが現われたという噂があるのじゃ」
「はい、その事は宮廷でも噂に成っていました」
「1人娘の次期公爵ジェルソミーナをゾンビから救ったそうだ。その姿は伝え聞いてる姿と全く同じだったと言うことだ」
「それは本当なんでしょうか?」
「うむ、しかし迎えに行った騎士団は彼女を見つける事が出来なかった。もし本当のルミナが現地人として顕現しているのなら、勇者召喚が上手くいかなかったことも納得できる」
「すでに魔法少女勇者がこの地に居るので、異世界勇者召喚の魔法陣が正しく働かなかったと言う事ですね」
「うむ」
「それでは、今回召喚した2人はどうするのですか?」
「ルミナを皇城に迎えるまでの保険だ」
「それで、あの三流騎士を教育係にしたのですね」
「そう言う事だ。奴は旧フランク王国の血筋だと言って、やたら出しゃばりおるからな。 勇者のお守り役を与えると言ったら、名誉な仕事だと言って喜んでおったわ。 いずれ勇者と魔法少女と一緒に魔王の贄にでもしてしまえばよい」
「ははっ」
「それよりも、魔王の方も頼んだぞ」
「はっ、そちらの準備も抜かりありません」
☆ ★ ☆
騎士団訓練所で騎士団長が、集まった団員達に告げる。
「過去の召喚記録と違うが、召喚された2人には共同して魔王討伐をして貰う事に成った」
「「「ははっ」」」
「魔王討伐に相応しい勇者と魔法少女に成長出来る様に協力してやってくれ」
「「「ははっ」」」
騎士団長は教育担当に選ばれた2人の騎士を連れて、召喚された2人がいる客間に挨拶しに来た。
「こちらは、貴方達を指導するミヤイとタビチだ、一緒に行動して何なりと教えを乞うように」
「よろしくぅ」
「うけるぅ」
前歯に特徴があるミヤイが1歩前に出る。
「ミィは、おフランクで騎士道を修行した超エリートです。ユゥ達にもエリート修行をして貰うです」
「よろしくです」
「うけるです」
「エリートの言葉遣いで嬉しいです」
「ゥオッホン! ミヤイ騎士はフランク王国出身なので言葉に訛りがある。そこは真似しなくていいぞ」
「「は~いです」」
続いてスキンヘッドで小柄なタビチが挨拶する。
「召喚されたばかりの貴方達はレベル1だから、これから十分に訓練と経験を積んで欲しい。 弱い魔物から倒していけば、経験を詰んでレベルが徐々に上がっていくだろう。 魔王を倒せるように頑張ってくれ」
「「オッケ~です」」
◇ ◆ ◇
宮廷魔導士達は勇者召喚が終わると、今度は秘密裏に元魔王城の廃墟に向かった。
「勇者召喚が取り敢えず終わったので、今度は急いで魔王復活の準備をするぞ! マナポーション、ツユダクダクで魔力を使うからな」
「「ははっ」」
魔導士達は廃墟地下に潜り、最下層の魔王の寝室に入りダンジョン核で出来た棺を見つけた。
その中で魔王が眠っている。
45年前の魔王封印後から、そのダンジョンには魔物が居なかった。
ダンジョン核は魔王に魔力を注いでるが、まだあまり溜まっていない。
宮廷魔導士達は棺を囲むように魔法陣を描いて行く。
そして、【転移門】を起動してカタランヌの山奥に棺を魔王ごと移動させた。
魔導士達に【浮遊】魔法で運ばれた棺は、採掘坑道の1番奥に設置される。
ダンジョン核は魔物を生み、その魔物がダンジョンから地上に出て人を襲い、犠牲者の魂と魔力を吸ってダンジョン核を又成長させる。
核はダンジョンを108階まで成長させると今度は魔王に魔力を充填して魔王を復活させる。
復活した魔王は魔王城を作り、それが完成すると魔物の大氾濫が始まるのだ。
一仕事終えた宮廷魔導士筆頭ペリノアが疲労困憊の魔導士達に語る。
「人知れずダンジョンが成長しきると魔王が復活して、地上部に魔王城が構築される。
魔王城が成長しきると魔物の氾濫が始まり、街を次々と壊滅させてこの国に魔物が溢れて行くだろう。
帝国に逆らう者共を恐怖のどん底に落とすのだ」
カタランヌの山奥でのダンジョン出現は、最も帝国に逆らう地域に魔王城を築く為の布石だった。
カタランヌの町があるエスタード王国が反帝国の最右翼と見られていたのだ。
エスタード王国は帝国に逆らう者や廃王国の王族を匿って庇護をしていた。
そして、その事が帝国側に感づかれていたのであった。
彼らは、大きなネズミの魔物を召喚してしまった原因を解明出来なかった。
しかし魔法陣に不具合が見つからなかったので、異世界(地球)側に何か問題があったのだろうと結論付けられた。
宮廷魔導士7人が、勇者召喚の間で再び魔力を注いで魔法陣を起動すると、魔法陣が魔力を吸って紫色に光りだした。
ブゥウウウウウウウウウウンッ!
円筒状に光が上がり人間のシルエットが浮かび上がって来る。
魔法陣から現れたのは、抱き合ってキスをしている男女の若い高校生だった。
「「「はぁぁ……」」」
魔導士達から落胆の溜息が出た。
「又、イレギュラーな召喚かもしれぬ……」
宮廷魔導士長ペリノアがそう呟いた。
「何だなんだ! ここは何処だぁ?」
魔法陣から現れた若い男が声を荒げる。
「何ジロジロ見てるのよ! エロジジイ!」
セーラー服姿の女が恥じらいも見せずに魔導士達を罵った。
「「「……!」」」
「ゥオッホン! お主達は異世界に勇者召喚されたのじゃ! 褒章は望み放題じゃ! 訓練をして経験を積み魔王討伐して英雄になってくれい!」
「「はぁあ~!?」」
その後の展開は、いわゆるラノベのお約束通りだった。
(主人公じゃないので細かい絡みは割愛させていただきます。お決まりのやり取りだと思ってください)
魔導士長ペリノアは2人のステータスを【鑑定】する。
鑑定の結果は男の職業が『勇者』で、女の職業が『魔法少女』だった。
「う~む、こういうケースも過去の召喚記録には記載されておらぬ。たぶん初めての事なのだろう……」
「へぇ、俺っち勇者なんだぁ」
「あ~し、魔法少女だって~、うけるぅぅ!」
「はぁ、取り敢えずVIP待遇でオモテナシさせて頂きます。侍女がご案内しますので、どうぞお寛ぎ下さい」
「よろしく~」
「まじうけるんですけどぉぉ」
△ ▼ △
「宰相、申し訳ありません。又してもイレギュラーな召喚でした」
「うむ。……お主達も聞いてると思うが、実は公爵家にルミナが現われたという噂があるのじゃ」
「はい、その事は宮廷でも噂に成っていました」
「1人娘の次期公爵ジェルソミーナをゾンビから救ったそうだ。その姿は伝え聞いてる姿と全く同じだったと言うことだ」
「それは本当なんでしょうか?」
「うむ、しかし迎えに行った騎士団は彼女を見つける事が出来なかった。もし本当のルミナが現地人として顕現しているのなら、勇者召喚が上手くいかなかったことも納得できる」
「すでに魔法少女勇者がこの地に居るので、異世界勇者召喚の魔法陣が正しく働かなかったと言う事ですね」
「うむ」
「それでは、今回召喚した2人はどうするのですか?」
「ルミナを皇城に迎えるまでの保険だ」
「それで、あの三流騎士を教育係にしたのですね」
「そう言う事だ。奴は旧フランク王国の血筋だと言って、やたら出しゃばりおるからな。 勇者のお守り役を与えると言ったら、名誉な仕事だと言って喜んでおったわ。 いずれ勇者と魔法少女と一緒に魔王の贄にでもしてしまえばよい」
「ははっ」
「それよりも、魔王の方も頼んだぞ」
「はっ、そちらの準備も抜かりありません」
☆ ★ ☆
騎士団訓練所で騎士団長が、集まった団員達に告げる。
「過去の召喚記録と違うが、召喚された2人には共同して魔王討伐をして貰う事に成った」
「「「ははっ」」」
「魔王討伐に相応しい勇者と魔法少女に成長出来る様に協力してやってくれ」
「「「ははっ」」」
騎士団長は教育担当に選ばれた2人の騎士を連れて、召喚された2人がいる客間に挨拶しに来た。
「こちらは、貴方達を指導するミヤイとタビチだ、一緒に行動して何なりと教えを乞うように」
「よろしくぅ」
「うけるぅ」
前歯に特徴があるミヤイが1歩前に出る。
「ミィは、おフランクで騎士道を修行した超エリートです。ユゥ達にもエリート修行をして貰うです」
「よろしくです」
「うけるです」
「エリートの言葉遣いで嬉しいです」
「ゥオッホン! ミヤイ騎士はフランク王国出身なので言葉に訛りがある。そこは真似しなくていいぞ」
「「は~いです」」
続いてスキンヘッドで小柄なタビチが挨拶する。
「召喚されたばかりの貴方達はレベル1だから、これから十分に訓練と経験を積んで欲しい。 弱い魔物から倒していけば、経験を詰んでレベルが徐々に上がっていくだろう。 魔王を倒せるように頑張ってくれ」
「「オッケ~です」」
◇ ◆ ◇
宮廷魔導士達は勇者召喚が終わると、今度は秘密裏に元魔王城の廃墟に向かった。
「勇者召喚が取り敢えず終わったので、今度は急いで魔王復活の準備をするぞ! マナポーション、ツユダクダクで魔力を使うからな」
「「ははっ」」
魔導士達は廃墟地下に潜り、最下層の魔王の寝室に入りダンジョン核で出来た棺を見つけた。
その中で魔王が眠っている。
45年前の魔王封印後から、そのダンジョンには魔物が居なかった。
ダンジョン核は魔王に魔力を注いでるが、まだあまり溜まっていない。
宮廷魔導士達は棺を囲むように魔法陣を描いて行く。
そして、【転移門】を起動してカタランヌの山奥に棺を魔王ごと移動させた。
魔導士達に【浮遊】魔法で運ばれた棺は、採掘坑道の1番奥に設置される。
ダンジョン核は魔物を生み、その魔物がダンジョンから地上に出て人を襲い、犠牲者の魂と魔力を吸ってダンジョン核を又成長させる。
核はダンジョンを108階まで成長させると今度は魔王に魔力を充填して魔王を復活させる。
復活した魔王は魔王城を作り、それが完成すると魔物の大氾濫が始まるのだ。
一仕事終えた宮廷魔導士筆頭ペリノアが疲労困憊の魔導士達に語る。
「人知れずダンジョンが成長しきると魔王が復活して、地上部に魔王城が構築される。
魔王城が成長しきると魔物の氾濫が始まり、街を次々と壊滅させてこの国に魔物が溢れて行くだろう。
帝国に逆らう者共を恐怖のどん底に落とすのだ」
カタランヌの山奥でのダンジョン出現は、最も帝国に逆らう地域に魔王城を築く為の布石だった。
カタランヌの町があるエスタード王国が反帝国の最右翼と見られていたのだ。
エスタード王国は帝国に逆らう者や廃王国の王族を匿って庇護をしていた。
そして、その事が帝国側に感づかれていたのであった。
0
お気に入りに追加
19
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
私がいなくなった部屋を見て、あなた様はその心に何を思われるのでしょうね…?
新野乃花(大舟)
恋愛
貴族であるファーラ伯爵との婚約を結んでいたセイラ。しかし伯爵はセイラの事をほったらかしにして、幼馴染であるレリアの方にばかり愛情をかけていた。それは溺愛と呼んでもいいほどのもので、そんな行動の果てにファーラ伯爵は婚約破棄まで持ち出してしまう。しかしそれと時を同じくして、セイラはその姿を伯爵の前からこつぜんと消してしまう。弱気なセイラが自分に逆らう事など絶対に無いと思い上がっていた伯爵は、誰もいなくなってしまったセイラの部屋を見て…。
※カクヨム、小説家になろうにも投稿しています!
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
チート薬学で成り上がり! 伯爵家から放逐されたけど優しい子爵家の養子になりました!
芽狐
ファンタジー
⭐️チート薬学3巻発売中⭐️
ブラック企業勤めの37歳の高橋 渉(わたる)は、過労で倒れ会社をクビになる。
嫌なことを忘れようと、異世界のアニメを見ていて、ふと「異世界に行きたい」と口に出したことが、始まりで女神によって死にかけている体に転生させられる!
転生先は、スキルないも魔法も使えないアレクを家族は他人のように扱い、使用人すらも見下した態度で接する伯爵家だった。
新しく生まれ変わったアレク(渉)は、この最悪な現状をどう打破して幸せになっていくのか??
更新予定:なるべく毎日19時にアップします! アップされなければ、多忙とお考え下さい!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる