55 / 100
第1章 アストリア王国に転生
55 ローザンヌの冬の日常
しおりを挟む
ハンバーグは、ちゃんと美味しく出来ました。
デミグラスソースは、まあまあ似てるかな。
タルタルソースは上手に出来ています。
生魚は高価ですが、干し魚や塩魚ではフライに合わない為、鶏肉で唐揚を作りタルタルソースで食べました。
「タルタルチキン」と、言うものでしょうか?
ハンバーグも唐揚もレタスを敷いてパンに挟んで食べたのです。
フレンチフライ(日本ではフライドポテト)も塩を振って、美味しく食べました。
残念ながらコーラは無いけど、新鮮なミルクを飲んだのです。
私が侯爵領のキッチンから胡椒を借りたら、
「胡椒は金と同じぐらいの値段で取引されているのですよ。侯爵家様の料理だけに使っているのです」
と、料理長に注意されてしまいました。
グリュエーレ城の料理は、地元の平民を雇って料理をして貰っています。
作る料理も平民の物なので、胡椒のような高級食材は使っていません。
私も毎日、騎士団員と同じ料理を食べているのです。
「物足りないと思っていたのは、胡椒が使われて無かったからなのね」
「だからハンバーグを食べたくなったんだね」
「……そうなのかしら?」
「ヨシッ! 胡椒が金と同じぐらい高価なら、俺が毎日ジョギングして、熱帯地方まで探しに行って来るよ」
「ジョギングで!?」
「1度行った所へは【転移門】で移動出来るのだから、毎日帰って来る事が出来るしね。翌日は【転移門】で続きから始めれば良いのだから。
毎日の魔法学院への通学で【転移門】で移動したら、マリちゃんの授業が終わるまで再び【転移門】で前日行った所へ移動して、南の熱帯地方に向かってジョギングして、帰りは魔法学院に【転移】で帰ってきて、一緒に馬車で【転移門】でグリュエーレ城に帰ろうね」
「スゴ~イ! 何日ぐらい掛るかなぁ?」
「この世界の地理が全然分からないから予想出来ないけど。いつか必ず辿り着くと思うよ」
「無理しないでね、気長に待ってるからね」
「危ない時は『マリちゃんのそばに【転移】!』で帰ってくるから心配いらないよ」
「うん、そうだね」
ケンちゃんの新しい日課が始まりました。
冬の石造りの城はとっても寒いのです。
暖炉にガンガン薪をくべても、城壁の石は外を吹きすさぶ風にドンドン冷やされていきます。
暖炉で温められた部屋の空気も、冷たい城壁の石にぶつかるとスグに冷えてしまいます。
天蓋付きの特大ベッドに、綿を贅沢に使った布団を重ねて、サンタクロースのような帽子を深く被っても、寒くて中々寝付けません。吐く息が白く上がります。
「ケンちゃん、スズちゃん、ピーちゃんも、早く一緒のベッドに入るのよ!」
冬のこの次期は、広い侯爵令嬢部屋はとても寒いのです。侯爵令嬢部屋と言っても城主用の寝室なのですが、一応私が城主らしいので……。
無駄に大き過ぎるベッドはチットモ暖かく無いのです。
ケンちゃんは人形なので布と綿だけですから、寒くは無いけれど暖かくも有りません。
ドア横の壁際に控えている夜勤の騎士団員エリシャナに命令をします。
「エリシャナ、私が寝入るまで添い寝してくださいな!」
「ヒェッ、それでは護衛のお役目が出来ません」
「私が寝入る迄で良いのです。スズちゃんと一緒に、人肌で両側から挟んでください」
「……はい。それでは御嬢様が御休みに成るまで失礼致します」
「スズちゃんは左から、エリシャナは右から暖めてくださいね」
ケンちゃんとピーちゃんの内側で、スズちゃんとエリシャナに抱き付いて貰いました。
「暖か~い。エリシャナは私が寝息を始めたら警護に戻っていいですからねぇ」
「はい」
エリザが夜番の護衛任務を交代する為に、侯爵令嬢部屋に入って来ました。
エリシャナを両手で揺さぶりながら小声で起こします。
「エリシャナ、エリシャナ、起きなさい!」
「ムニャムニャ……御嬢様お許し下さい……いけませぬぅ」
「何を寝ぼけてるのですかっ! お役目も果たさずに!」
「ヒェッ、つい気持ち良くて、幸せな気分になって、ウトウトしてしまいました」
「ほんとに、もぅ……羨ましぃ」
「えっ? 何と……」
「もう良いから、部屋から出て行って顔を洗ってきなさい!」
「はい」
エリシャナが顔を洗って戻ってくると、エリザがマリエルに添い寝をしていました。
「お姉様! 自分だって添い寝してるではないですか!」
「私だってズット添い寝したかったのです」
「はぁ……おあいこですね。他の団員には内緒です」
領主(仮)としての御仕事として、ローザンヌ地方に食料配給所や休息所を作りました。
町や村、集落などの空き地にホールを建てたり、住人が居なくなった空家を再利用させてもらい食料配給場所などにしました。
【転移門】でパンとスープを運んで、身寄りの無い人や食事に困ってる人に提供します。
昼間なら何時でも食事を取れるようにしています。
家を失った人が安心して寝れる場所を作りました、ベッドと服も提供しています。
牧場の見習いとして働くにはチョット早い10歳ぐらいまでの孤児対策に、薬草採取を教えています。
町や村の周辺でグループで行動してもらい保護者を付けているのです。
午前か午後の2,3時間だけ、薬草採集をして貰っています。
学校を作って、孤児達に国語と算数だけでも勉強して欲しいと思っています。
ある暖かい日のお昼過ぎ。
フレニは羊を放牧している間に、草原に座って絵を描いていました。
それをマリエルが、後ろからソット覗きこみます。
「まぁ、上手ですこと!」
マリエルはフレニの絵に感動しました。
「フレニちゃん、需要の多い薬草を数枚描いて下さいな。孤児の薬草集めの参考にして貰うのです」
「はい。よく使う薬草でしたら、体力回復や魔力回復、毒消しに使う薬草などですね」
「そうですわね。1枚につき1銅貨を支払いますから、薬草採集する子供に渡して上げて下さい」
「畏まりました」
「フレニちゃんを『薬草採集先生』に任命致します。お給金をお支払い致しますわね」
「はい、お役に立てると良いのですが……」
「時々、採集をしている子供にアドバイスして下されば良いのです」
「畏まりました」
持ち主の居なくなった牧場を引き取って、成人前の孤児達に畜産実習をして貰いましょう。経験者の大人に指導して貰うのです。
畑や農場も、最初に私達の土属性魔法で開拓して、無人の牧場、畑、空き地等も再利用します。
ビニールハウスを作って、温泉を引いて内部を温めて、冬でも野菜を栽培したいですね。
道路、橋、トンネル、集会所、農業用溜池、用水路、排水路、街灯を整備しましょう。
ポーション店、魔道具店、武器鎧店を新設して、私が作ったり所有しているアイテムを売り、仕事の無い者に働いて貰いましょう。
デミグラスソースは、まあまあ似てるかな。
タルタルソースは上手に出来ています。
生魚は高価ですが、干し魚や塩魚ではフライに合わない為、鶏肉で唐揚を作りタルタルソースで食べました。
「タルタルチキン」と、言うものでしょうか?
ハンバーグも唐揚もレタスを敷いてパンに挟んで食べたのです。
フレンチフライ(日本ではフライドポテト)も塩を振って、美味しく食べました。
残念ながらコーラは無いけど、新鮮なミルクを飲んだのです。
私が侯爵領のキッチンから胡椒を借りたら、
「胡椒は金と同じぐらいの値段で取引されているのですよ。侯爵家様の料理だけに使っているのです」
と、料理長に注意されてしまいました。
グリュエーレ城の料理は、地元の平民を雇って料理をして貰っています。
作る料理も平民の物なので、胡椒のような高級食材は使っていません。
私も毎日、騎士団員と同じ料理を食べているのです。
「物足りないと思っていたのは、胡椒が使われて無かったからなのね」
「だからハンバーグを食べたくなったんだね」
「……そうなのかしら?」
「ヨシッ! 胡椒が金と同じぐらい高価なら、俺が毎日ジョギングして、熱帯地方まで探しに行って来るよ」
「ジョギングで!?」
「1度行った所へは【転移門】で移動出来るのだから、毎日帰って来る事が出来るしね。翌日は【転移門】で続きから始めれば良いのだから。
毎日の魔法学院への通学で【転移門】で移動したら、マリちゃんの授業が終わるまで再び【転移門】で前日行った所へ移動して、南の熱帯地方に向かってジョギングして、帰りは魔法学院に【転移】で帰ってきて、一緒に馬車で【転移門】でグリュエーレ城に帰ろうね」
「スゴ~イ! 何日ぐらい掛るかなぁ?」
「この世界の地理が全然分からないから予想出来ないけど。いつか必ず辿り着くと思うよ」
「無理しないでね、気長に待ってるからね」
「危ない時は『マリちゃんのそばに【転移】!』で帰ってくるから心配いらないよ」
「うん、そうだね」
ケンちゃんの新しい日課が始まりました。
冬の石造りの城はとっても寒いのです。
暖炉にガンガン薪をくべても、城壁の石は外を吹きすさぶ風にドンドン冷やされていきます。
暖炉で温められた部屋の空気も、冷たい城壁の石にぶつかるとスグに冷えてしまいます。
天蓋付きの特大ベッドに、綿を贅沢に使った布団を重ねて、サンタクロースのような帽子を深く被っても、寒くて中々寝付けません。吐く息が白く上がります。
「ケンちゃん、スズちゃん、ピーちゃんも、早く一緒のベッドに入るのよ!」
冬のこの次期は、広い侯爵令嬢部屋はとても寒いのです。侯爵令嬢部屋と言っても城主用の寝室なのですが、一応私が城主らしいので……。
無駄に大き過ぎるベッドはチットモ暖かく無いのです。
ケンちゃんは人形なので布と綿だけですから、寒くは無いけれど暖かくも有りません。
ドア横の壁際に控えている夜勤の騎士団員エリシャナに命令をします。
「エリシャナ、私が寝入るまで添い寝してくださいな!」
「ヒェッ、それでは護衛のお役目が出来ません」
「私が寝入る迄で良いのです。スズちゃんと一緒に、人肌で両側から挟んでください」
「……はい。それでは御嬢様が御休みに成るまで失礼致します」
「スズちゃんは左から、エリシャナは右から暖めてくださいね」
ケンちゃんとピーちゃんの内側で、スズちゃんとエリシャナに抱き付いて貰いました。
「暖か~い。エリシャナは私が寝息を始めたら警護に戻っていいですからねぇ」
「はい」
エリザが夜番の護衛任務を交代する為に、侯爵令嬢部屋に入って来ました。
エリシャナを両手で揺さぶりながら小声で起こします。
「エリシャナ、エリシャナ、起きなさい!」
「ムニャムニャ……御嬢様お許し下さい……いけませぬぅ」
「何を寝ぼけてるのですかっ! お役目も果たさずに!」
「ヒェッ、つい気持ち良くて、幸せな気分になって、ウトウトしてしまいました」
「ほんとに、もぅ……羨ましぃ」
「えっ? 何と……」
「もう良いから、部屋から出て行って顔を洗ってきなさい!」
「はい」
エリシャナが顔を洗って戻ってくると、エリザがマリエルに添い寝をしていました。
「お姉様! 自分だって添い寝してるではないですか!」
「私だってズット添い寝したかったのです」
「はぁ……おあいこですね。他の団員には内緒です」
領主(仮)としての御仕事として、ローザンヌ地方に食料配給所や休息所を作りました。
町や村、集落などの空き地にホールを建てたり、住人が居なくなった空家を再利用させてもらい食料配給場所などにしました。
【転移門】でパンとスープを運んで、身寄りの無い人や食事に困ってる人に提供します。
昼間なら何時でも食事を取れるようにしています。
家を失った人が安心して寝れる場所を作りました、ベッドと服も提供しています。
牧場の見習いとして働くにはチョット早い10歳ぐらいまでの孤児対策に、薬草採取を教えています。
町や村の周辺でグループで行動してもらい保護者を付けているのです。
午前か午後の2,3時間だけ、薬草採集をして貰っています。
学校を作って、孤児達に国語と算数だけでも勉強して欲しいと思っています。
ある暖かい日のお昼過ぎ。
フレニは羊を放牧している間に、草原に座って絵を描いていました。
それをマリエルが、後ろからソット覗きこみます。
「まぁ、上手ですこと!」
マリエルはフレニの絵に感動しました。
「フレニちゃん、需要の多い薬草を数枚描いて下さいな。孤児の薬草集めの参考にして貰うのです」
「はい。よく使う薬草でしたら、体力回復や魔力回復、毒消しに使う薬草などですね」
「そうですわね。1枚につき1銅貨を支払いますから、薬草採集する子供に渡して上げて下さい」
「畏まりました」
「フレニちゃんを『薬草採集先生』に任命致します。お給金をお支払い致しますわね」
「はい、お役に立てると良いのですが……」
「時々、採集をしている子供にアドバイスして下されば良いのです」
「畏まりました」
持ち主の居なくなった牧場を引き取って、成人前の孤児達に畜産実習をして貰いましょう。経験者の大人に指導して貰うのです。
畑や農場も、最初に私達の土属性魔法で開拓して、無人の牧場、畑、空き地等も再利用します。
ビニールハウスを作って、温泉を引いて内部を温めて、冬でも野菜を栽培したいですね。
道路、橋、トンネル、集会所、農業用溜池、用水路、排水路、街灯を整備しましょう。
ポーション店、魔道具店、武器鎧店を新設して、私が作ったり所有しているアイテムを売り、仕事の無い者に働いて貰いましょう。
0
お気に入りに追加
228
あなたにおすすめの小説
魔力吸収体質が厄介すぎて追放されたけど、創造スキルに進化したので、もふもふライフを送ることにしました
うみ
ファンタジー
魔力吸収能力を持つリヒトは、魔力が枯渇して「魔法が使えなくなる」という理由で街はずれでひっそりと暮らしていた。
そんな折、どす黒い魔力である魔素溢れる魔境が拡大してきていたため、領主から魔境へ向かえと追い出されてしまう。
魔境の入り口に差し掛かった時、全ての魔素が主人公に向けて流れ込み、魔力吸収能力がオーバーフローし覚醒する。
その結果、リヒトは有り余る魔力を使って妄想を形にする力「創造スキル」を手に入れたのだった。
魔素の無くなった魔境は元の大自然に戻り、街に戻れない彼はここでノンビリ生きていく決意をする。
手に入れた力で高さ333メートルもある建物を作りご満悦の彼の元へ、邪神と名乗る白猫にのった小動物や、獣人の少女が訪れ、更には豊富な食糧を嗅ぎつけたゴブリンの大軍が迫って来て……。
いつしかリヒトは魔物たちから魔王と呼ばるようになる。それに伴い、333メートルの建物は魔王城として畏怖されるようになっていく。
うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。
悪役令息に転生したけど、静かな老後を送りたい!
えながゆうき
ファンタジー
妹がやっていた乙女ゲームの世界に転生し、自分がゲームの中の悪役令息であり、魔王フラグ持ちであることに気がついたシリウス。しかし、乙女ゲームに興味がなかった事が仇となり、断片的にしかゲームの内容が分からない!わずかな記憶を頼りに魔王フラグをへし折って、静かな老後を送りたい!
剣と魔法のファンタジー世界で、精一杯、悪足搔きさせていただきます!
称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~
しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」
病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?!
女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。
そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!?
そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?!
しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。
異世界転生の王道を行く最強無双劇!!!
ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!!
小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!
転生チート薬師は巻き込まれやすいのか? ~スローライフと時々騒動~
志位斗 茂家波
ファンタジー
異世界転生という話は聞いたことがあるが、まさかそのような事を実際に経験するとは思わなかった。
けれども、よくあるチートとかで暴れるような事よりも、自由にかつのんびりと適当に過ごしたい。
そう思っていたけれども、そうはいかないのが現実である。
‥‥‥才能はあるのに、無駄遣いが多い、苦労人が増えやすいお話です。
「小説家になろう」でも公開中。興味があればそちらの方でもどうぞ。誤字は出来るだけ無いようにしたいですが、発見次第伝えていただければ幸いです。あと、案があればそれもある程度受け付けたいと思います。
転生令息は攻略拒否!?~前世の記憶持ってます!~
深郷由希菜
ファンタジー
前世の記憶持ちの令息、ジョーン・マレットスは悩んでいた。
ここの世界は、前世で妹がやっていたR15のゲームで、自分が攻略対象の貴族であることを知っている。
それはまだいいが、攻略されることに抵抗のある『ある理由』があって・・・?!
(追記.2018.06.24)
物語を書く上で、特に知識不足なところはネットで調べて書いております。
もし違っていた場合は修正しますので、遠慮なくお伝えください。
(追記2018.07.02)
お気に入り400超え、驚きで声が出なくなっています。
どんどん上がる順位に不審者になりそうで怖いです。
(追記2018.07.24)
お気に入りが最高634まできましたが、600超えた今も嬉しく思います。
今更ですが1日1エピソードは書きたいと思ってますが、かなりマイペースで進行しています。
ちなみに不審者は通り越しました。
(追記2018.07.26)
完結しました。要らないとタイトルに書いておきながらかなり使っていたので、サブタイトルを要りませんから持ってます、に変更しました。
お気に入りしてくださった方、見てくださった方、ありがとうございました!
糞ゲーと言われた乙女ゲームの悪役令嬢(末席)に生まれ変わったようですが、私は断罪されずに済みました。
メカ喜楽直人
ファンタジー
物心ついた時にはヴァリは前世の記憶を持っていることに気が付いていた。国の名前や自身の家名がちょっとダジャレっぽいなとは思っていたものの特に記憶にあるでなし、中央貴族とは縁もなく、のんきに田舎暮らしを満喫していた。
だが、領地を襲った大嵐により背負った借金のカタとして、准男爵家の嫡男と婚約することになる。
──その時、ようやく気が付いたのだ。自分が神絵師の無駄遣いとして有名なキング・オブ・糞ゲー(乙女ゲーム部門)の世界に生まれ変わっていたことを。
しかも私、ヒロインがもの凄い物好きだったら悪役令嬢になっちゃうんですけど?!
元ゲーマーのオタクが悪役令嬢? ごめん、そのゲーム全然知らない。とりま異世界ライフは普通に楽しめそうなので、設定無視して自分らしく生きます
みなみ抄花
ファンタジー
前世で死んだ自分は、どうやらやったこともないゲームの悪役令嬢に転生させられたようです。
女子力皆無の私が令嬢なんてそもそもが無理だから、設定無視して自分らしく生きますね。
勝手に転生させたどっかの神さま、ヒロインいじめとか勇者とか物語の盛り上げ役とかほんっと心底どうでも良いんで、そんなことよりチート能力もっとよこしてください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる