47 / 100
第1章 アストリア王国に転生
47 シュヴィーツ地方の異変
しおりを挟む
サンクトガレン城は高原の高台に建っています。
レオポルド侯爵領に成ってから増築もされました。
高原を西へ下って行くと、渓谷から続く川向こうはもうフランク王国です。
国境は川だけですが国交は有りません。
非友好国として大国が常に睨み合っているのです。
しかし大橋が有り、冒険者ギルドや商業ギルド等の発行する査証を持つ者は国境の大橋を渡る事が出来ます。
役人や軍人は基本的に渡れませんが、事前に通告があればこちら側の騎士や兵士に付き添われて、入国交渉をする事が出来ます。
ただし、必ずしも入国できるとは限りません。
川の流れは急ですし、冬に成ると雪が積もり凍ります。
フランク王国の東側の国境に面した高原地帯は『シュヴィーツ地方』と言われています。
そのシュヴィーツ前領主のアランフォード辺境伯は、秘密裏にアストリア王国レオポルド辺境伯領への侵攻を目論んでいました。
しかし、マリエルの活躍により失敗を重ねて、責任を取らされて解任されてしまったのでした。
今は新しい領主のレドロバートが辺境伯として赴任しています。
アランフォード前辺境伯はマリエル誘拐に失敗して、更にサンクトガレン城も失って、フランク王国で処刑されてしまったのでした。
新任のレドロバート辺境伯は闇属性魔法を得意としているそうです。
光属性と闇属性は相対する属性とされていますので、聖女?マリエル対策として選ばれたのかも知れないと言う話でした。
彼は、対バリタニア王国戦や対プルトガル王国戦で闇属性魔法を駆使して功績をあげて、辺境伯へと出世したらしいのです。
彼の得意とする戦法は、闇属性魔法で魔物を引き寄せて敵国に攻め込ませるというものだと聞かされました。
〇 ▼ 〇
レドロバート辺境伯は就任してからまず最初に、領地の民の愛国心や忠誠心や貢献度を調べました。
すると、シュヴィーツ地方の民はフランク王国への忠誠心が薄くて、民族独立意識が高く、征服者であるフランク王国に、やむを得ず屈服しているだけだったのです。
納税意識が低く、アストリア王国への対抗心も無く、あるのはフランク王国への不満ばかりだったのですが、それは当然の事でした。
シュヴィーツ地方の民は度重なる重税と徴兵で、フランク王国の横暴に爆発寸前だったのです。
フランク王国がバリタニア王国やプルトガル王国やアストリア王国に侵攻する度に、先陣として駆り出され、兵糧を供出し、父や兄等家族の男手が戦死して、食糧難に成っていくのでした。
「ふむ、このような状態ではシュヴィーツで徴兵してアストリア王国と国境を争うのは難しい……、闇属性魔法で魔物を引き寄せて、サンクトガレン城に攻め込ませるとしよう」
レドロバート辺境伯は、闇属性魔法で作った魔道具の『災厄の偶像』を森深くに運び。オーガ、オーク、ゴブリンの巣の近くに設置しました。
『災厄の偶像』は、魔物の発情と繁殖を促し、成長と進化を早める闇属性魔法を放出し続けるのです。
普通の人間には見えない、禍々しい黒い霧が森に溢れていきました。
およそ1年後、彼は魔物の数が増えたのを確認すると、闇属性魔法【スタンピード】で魔物達をアストリアとの国境近くに引き寄せ始めました。
しかし、魔物達が予期せぬ悪性の疫病を持っていた為に、国境に1番近い街ヴィンタートゥールで疫病が流行してしまったのです。
そして、その疫病で死んだ人間がゾンビに成り、住民を襲い始めました。
なんと疫病はゾンビウイルスだったのです!
レドロバート辺境伯もゾンビウイルスに付いては計算外で、自らもゾンビに追い駆けられて、命からがらフランク王国に逃げ去ったのです。
シュヴィーツ地方と言われる広大な高原地帯には、ヴィンタートゥール、ルツェルン、フリプール、べルーンと言う4つの大きな街があります。
フランク王国では本国に疫病が広がらない様に、フランク王国とシュヴィーツ地方の間に検問所と壁を作り、隔離政策を取ってシュヴィーツの住民を見捨てました。
フランク王国側で完全に隔離すれば、アストリア王国側に魔物とゾンビが向かうのではないかと楽観的な憶測をしたのです。
「アストリア王国へ魔物とゾンビが向かわなくても良い。反抗的なシュヴィーツ地方の民など全滅しても構わぬのだ。その後はフランク王国から民を入植させれば良いではないか」
レドロバート辺境伯は側近達にそう言いました。
〇 ▼ 〇
雪が降り川が凍り始めた頃、サンクトガレン城からもシュヴィーツ地方の異変が見えました。
サンクトガレンの城からは、遠くにシュヴィーツ地方のヴィンタートゥールの街が見下ろせるのです。
ミミリル王女の父で兎人族の王であるラジャルに、物見の兵から報告が入りました。
「王様、ヴィンタートゥールの街に異常が見られます。火事や暴動が発生しているようです」
サンクトガレン城はアストリア王国に帰属したので、フランク王国内に干渉出来ません。迷宮の場所や魔物の分布に付いてはハッキリ分かりませんでした。
「密偵を出して情報を集めてきなさい」
「畏まりました」
ダンジョンの魔物はダンジョン核により湧きますが、地上での大量発生は繁殖による所が殆どだそうです。
しかし、その様な場合は人里離れた場所で発生するのが通常だという事です。何故かと言うと、街に近ければ魔物が増える前に冒険者や狩人に狩られてしまうからだということでした。
密偵が戻って来てラジャル王に報告します。
「街にゴブリン、オーク、オーガが侵入して、襲われた人間がゾンビに成っています。そしてゴブリン、オーク、オーガが無人になった家を住処にしています。ゾンビは人肉を求めて街から外へ出て、アストリア王国にもフランク王国にも向かって来ていますが。既にフランク王国は完全隔離の防御姿勢を取っていました」
「ゾンビは魔物を襲わないのか?」
「はい、ゾンビは生きた人族を襲い、魔物には興味を示していません」
「そうか……」
シュヴィーツの住民が魔物やゾンビから逃れて、凍っている国境の川を無断で渡り、サンクトガレンの城下街に逃れてきました。
更にその住民を魔物やゾンビが追い駆けて来ています。
王女ミミちゃんは無線ブローチでマリエルに緊急連絡を入れました。
「マリエル様、魔物や疫病から助けてくださいませ。光属性魔法の使い手がここには居ないのです」
「は~い、急いで行きますから待っててねぇ」
又、別の密偵が戻って来てラジャル王に報告しました。
「ゾンビがシュヴィーツ地方の各街を襲っています。魔物が疫病と共に街から街へ移動して、死んだ動物もゾンビになり次の街へ向かっているのです。人も獣も、死んだもの全てがゾンビ化している様です」
何処の地域でも、領境にはよく盗賊が出ると言われています。
レオポルド侯爵領もアストリアとフランクの国境に接している為、盗賊が出没しますし棲家もあるようでした。
私達は住民を守る事は出来ますが、盗賊は勝手気儘に行動する為に、ゾンビウイルスに伝染してしまったとしても把握する事ができないのです。
その盗賊達も次々とゾンビに成り、街中に侵入してパンデミックを加速させてしまったのでした。
【後書】
話の中の地勢図はヨーロッパ地図を参考にしています。
アストリア王国はオーストリア、シュヴィーツ地方はスイス、フランク王国はフランス辺りです。
この小説はフィクションですので、実在の国家、団体、政治、宗教とは一切関係ありません。
レオポルド侯爵領に成ってから増築もされました。
高原を西へ下って行くと、渓谷から続く川向こうはもうフランク王国です。
国境は川だけですが国交は有りません。
非友好国として大国が常に睨み合っているのです。
しかし大橋が有り、冒険者ギルドや商業ギルド等の発行する査証を持つ者は国境の大橋を渡る事が出来ます。
役人や軍人は基本的に渡れませんが、事前に通告があればこちら側の騎士や兵士に付き添われて、入国交渉をする事が出来ます。
ただし、必ずしも入国できるとは限りません。
川の流れは急ですし、冬に成ると雪が積もり凍ります。
フランク王国の東側の国境に面した高原地帯は『シュヴィーツ地方』と言われています。
そのシュヴィーツ前領主のアランフォード辺境伯は、秘密裏にアストリア王国レオポルド辺境伯領への侵攻を目論んでいました。
しかし、マリエルの活躍により失敗を重ねて、責任を取らされて解任されてしまったのでした。
今は新しい領主のレドロバートが辺境伯として赴任しています。
アランフォード前辺境伯はマリエル誘拐に失敗して、更にサンクトガレン城も失って、フランク王国で処刑されてしまったのでした。
新任のレドロバート辺境伯は闇属性魔法を得意としているそうです。
光属性と闇属性は相対する属性とされていますので、聖女?マリエル対策として選ばれたのかも知れないと言う話でした。
彼は、対バリタニア王国戦や対プルトガル王国戦で闇属性魔法を駆使して功績をあげて、辺境伯へと出世したらしいのです。
彼の得意とする戦法は、闇属性魔法で魔物を引き寄せて敵国に攻め込ませるというものだと聞かされました。
〇 ▼ 〇
レドロバート辺境伯は就任してからまず最初に、領地の民の愛国心や忠誠心や貢献度を調べました。
すると、シュヴィーツ地方の民はフランク王国への忠誠心が薄くて、民族独立意識が高く、征服者であるフランク王国に、やむを得ず屈服しているだけだったのです。
納税意識が低く、アストリア王国への対抗心も無く、あるのはフランク王国への不満ばかりだったのですが、それは当然の事でした。
シュヴィーツ地方の民は度重なる重税と徴兵で、フランク王国の横暴に爆発寸前だったのです。
フランク王国がバリタニア王国やプルトガル王国やアストリア王国に侵攻する度に、先陣として駆り出され、兵糧を供出し、父や兄等家族の男手が戦死して、食糧難に成っていくのでした。
「ふむ、このような状態ではシュヴィーツで徴兵してアストリア王国と国境を争うのは難しい……、闇属性魔法で魔物を引き寄せて、サンクトガレン城に攻め込ませるとしよう」
レドロバート辺境伯は、闇属性魔法で作った魔道具の『災厄の偶像』を森深くに運び。オーガ、オーク、ゴブリンの巣の近くに設置しました。
『災厄の偶像』は、魔物の発情と繁殖を促し、成長と進化を早める闇属性魔法を放出し続けるのです。
普通の人間には見えない、禍々しい黒い霧が森に溢れていきました。
およそ1年後、彼は魔物の数が増えたのを確認すると、闇属性魔法【スタンピード】で魔物達をアストリアとの国境近くに引き寄せ始めました。
しかし、魔物達が予期せぬ悪性の疫病を持っていた為に、国境に1番近い街ヴィンタートゥールで疫病が流行してしまったのです。
そして、その疫病で死んだ人間がゾンビに成り、住民を襲い始めました。
なんと疫病はゾンビウイルスだったのです!
レドロバート辺境伯もゾンビウイルスに付いては計算外で、自らもゾンビに追い駆けられて、命からがらフランク王国に逃げ去ったのです。
シュヴィーツ地方と言われる広大な高原地帯には、ヴィンタートゥール、ルツェルン、フリプール、べルーンと言う4つの大きな街があります。
フランク王国では本国に疫病が広がらない様に、フランク王国とシュヴィーツ地方の間に検問所と壁を作り、隔離政策を取ってシュヴィーツの住民を見捨てました。
フランク王国側で完全に隔離すれば、アストリア王国側に魔物とゾンビが向かうのではないかと楽観的な憶測をしたのです。
「アストリア王国へ魔物とゾンビが向かわなくても良い。反抗的なシュヴィーツ地方の民など全滅しても構わぬのだ。その後はフランク王国から民を入植させれば良いではないか」
レドロバート辺境伯は側近達にそう言いました。
〇 ▼ 〇
雪が降り川が凍り始めた頃、サンクトガレン城からもシュヴィーツ地方の異変が見えました。
サンクトガレンの城からは、遠くにシュヴィーツ地方のヴィンタートゥールの街が見下ろせるのです。
ミミリル王女の父で兎人族の王であるラジャルに、物見の兵から報告が入りました。
「王様、ヴィンタートゥールの街に異常が見られます。火事や暴動が発生しているようです」
サンクトガレン城はアストリア王国に帰属したので、フランク王国内に干渉出来ません。迷宮の場所や魔物の分布に付いてはハッキリ分かりませんでした。
「密偵を出して情報を集めてきなさい」
「畏まりました」
ダンジョンの魔物はダンジョン核により湧きますが、地上での大量発生は繁殖による所が殆どだそうです。
しかし、その様な場合は人里離れた場所で発生するのが通常だという事です。何故かと言うと、街に近ければ魔物が増える前に冒険者や狩人に狩られてしまうからだということでした。
密偵が戻って来てラジャル王に報告します。
「街にゴブリン、オーク、オーガが侵入して、襲われた人間がゾンビに成っています。そしてゴブリン、オーク、オーガが無人になった家を住処にしています。ゾンビは人肉を求めて街から外へ出て、アストリア王国にもフランク王国にも向かって来ていますが。既にフランク王国は完全隔離の防御姿勢を取っていました」
「ゾンビは魔物を襲わないのか?」
「はい、ゾンビは生きた人族を襲い、魔物には興味を示していません」
「そうか……」
シュヴィーツの住民が魔物やゾンビから逃れて、凍っている国境の川を無断で渡り、サンクトガレンの城下街に逃れてきました。
更にその住民を魔物やゾンビが追い駆けて来ています。
王女ミミちゃんは無線ブローチでマリエルに緊急連絡を入れました。
「マリエル様、魔物や疫病から助けてくださいませ。光属性魔法の使い手がここには居ないのです」
「は~い、急いで行きますから待っててねぇ」
又、別の密偵が戻って来てラジャル王に報告しました。
「ゾンビがシュヴィーツ地方の各街を襲っています。魔物が疫病と共に街から街へ移動して、死んだ動物もゾンビになり次の街へ向かっているのです。人も獣も、死んだもの全てがゾンビ化している様です」
何処の地域でも、領境にはよく盗賊が出ると言われています。
レオポルド侯爵領もアストリアとフランクの国境に接している為、盗賊が出没しますし棲家もあるようでした。
私達は住民を守る事は出来ますが、盗賊は勝手気儘に行動する為に、ゾンビウイルスに伝染してしまったとしても把握する事ができないのです。
その盗賊達も次々とゾンビに成り、街中に侵入してパンデミックを加速させてしまったのでした。
【後書】
話の中の地勢図はヨーロッパ地図を参考にしています。
アストリア王国はオーストリア、シュヴィーツ地方はスイス、フランク王国はフランス辺りです。
この小説はフィクションですので、実在の国家、団体、政治、宗教とは一切関係ありません。
0
お気に入りに追加
228
あなたにおすすめの小説
魔力吸収体質が厄介すぎて追放されたけど、創造スキルに進化したので、もふもふライフを送ることにしました
うみ
ファンタジー
魔力吸収能力を持つリヒトは、魔力が枯渇して「魔法が使えなくなる」という理由で街はずれでひっそりと暮らしていた。
そんな折、どす黒い魔力である魔素溢れる魔境が拡大してきていたため、領主から魔境へ向かえと追い出されてしまう。
魔境の入り口に差し掛かった時、全ての魔素が主人公に向けて流れ込み、魔力吸収能力がオーバーフローし覚醒する。
その結果、リヒトは有り余る魔力を使って妄想を形にする力「創造スキル」を手に入れたのだった。
魔素の無くなった魔境は元の大自然に戻り、街に戻れない彼はここでノンビリ生きていく決意をする。
手に入れた力で高さ333メートルもある建物を作りご満悦の彼の元へ、邪神と名乗る白猫にのった小動物や、獣人の少女が訪れ、更には豊富な食糧を嗅ぎつけたゴブリンの大軍が迫って来て……。
いつしかリヒトは魔物たちから魔王と呼ばるようになる。それに伴い、333メートルの建物は魔王城として畏怖されるようになっていく。
うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。
残滓と呼ばれたウィザード、絶望の底で大覚醒! 僕を虐げてくれたみんなのおかげだよ(ニヤリ)
SHO
ファンタジー
15歳になり、女神からの神託の儀で魔法使い(ウィザード)のジョブを授かった少年ショーンは、幼馴染で剣闘士(ソードファイター)のジョブを授かったデライラと共に、冒険者になるべく街に出た。
しかし、着々と実績を上げていくデライラとは正反対に、ショーンはまともに魔法を発動する事すら出来ない。
相棒のデライラからは愛想を尽かされ、他の冒険者たちからも孤立していくショーンのたった一つの心の拠り所は、森で助けた黒ウサギのノワールだった。
そんなある日、ショーンに悲劇が襲い掛かる。しかしその悲劇が、彼の人生を一変させた。
無双あり、ザマァあり、復讐あり、もふもふありの大冒険、いざ開幕!
悪役令息に転生したけど、静かな老後を送りたい!
えながゆうき
ファンタジー
妹がやっていた乙女ゲームの世界に転生し、自分がゲームの中の悪役令息であり、魔王フラグ持ちであることに気がついたシリウス。しかし、乙女ゲームに興味がなかった事が仇となり、断片的にしかゲームの内容が分からない!わずかな記憶を頼りに魔王フラグをへし折って、静かな老後を送りたい!
剣と魔法のファンタジー世界で、精一杯、悪足搔きさせていただきます!
称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~
しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」
病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?!
女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。
そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!?
そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?!
しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。
異世界転生の王道を行く最強無双劇!!!
ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!!
小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!
転生チート薬師は巻き込まれやすいのか? ~スローライフと時々騒動~
志位斗 茂家波
ファンタジー
異世界転生という話は聞いたことがあるが、まさかそのような事を実際に経験するとは思わなかった。
けれども、よくあるチートとかで暴れるような事よりも、自由にかつのんびりと適当に過ごしたい。
そう思っていたけれども、そうはいかないのが現実である。
‥‥‥才能はあるのに、無駄遣いが多い、苦労人が増えやすいお話です。
「小説家になろう」でも公開中。興味があればそちらの方でもどうぞ。誤字は出来るだけ無いようにしたいですが、発見次第伝えていただければ幸いです。あと、案があればそれもある程度受け付けたいと思います。
転生令息は攻略拒否!?~前世の記憶持ってます!~
深郷由希菜
ファンタジー
前世の記憶持ちの令息、ジョーン・マレットスは悩んでいた。
ここの世界は、前世で妹がやっていたR15のゲームで、自分が攻略対象の貴族であることを知っている。
それはまだいいが、攻略されることに抵抗のある『ある理由』があって・・・?!
(追記.2018.06.24)
物語を書く上で、特に知識不足なところはネットで調べて書いております。
もし違っていた場合は修正しますので、遠慮なくお伝えください。
(追記2018.07.02)
お気に入り400超え、驚きで声が出なくなっています。
どんどん上がる順位に不審者になりそうで怖いです。
(追記2018.07.24)
お気に入りが最高634まできましたが、600超えた今も嬉しく思います。
今更ですが1日1エピソードは書きたいと思ってますが、かなりマイペースで進行しています。
ちなみに不審者は通り越しました。
(追記2018.07.26)
完結しました。要らないとタイトルに書いておきながらかなり使っていたので、サブタイトルを要りませんから持ってます、に変更しました。
お気に入りしてくださった方、見てくださった方、ありがとうございました!
糞ゲーと言われた乙女ゲームの悪役令嬢(末席)に生まれ変わったようですが、私は断罪されずに済みました。
メカ喜楽直人
ファンタジー
物心ついた時にはヴァリは前世の記憶を持っていることに気が付いていた。国の名前や自身の家名がちょっとダジャレっぽいなとは思っていたものの特に記憶にあるでなし、中央貴族とは縁もなく、のんきに田舎暮らしを満喫していた。
だが、領地を襲った大嵐により背負った借金のカタとして、准男爵家の嫡男と婚約することになる。
──その時、ようやく気が付いたのだ。自分が神絵師の無駄遣いとして有名なキング・オブ・糞ゲー(乙女ゲーム部門)の世界に生まれ変わっていたことを。
しかも私、ヒロインがもの凄い物好きだったら悪役令嬢になっちゃうんですけど?!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる