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しおりを挟む19話一部削除しました。
お手数ですが確認をして続きを読んでもらえるとうれしいです。
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その日からは何も起こらず快適な朝を迎える。食事を終えたツカサはキララと兵士の練習所に来ていた。
練習をしていたカルロを見つけた、ツカサは近くまで駆け寄っていく。
「お~いカルロ」
声を掛けられたカルロは呼ばれた方に向くと、成長したツカサに驚いていた。
こないだ間で少女だった子が、この一週間で著しく成長をしていて、さらに美しくなっていることに。
「ツカサ様なのですか?」
少し疑問を抱いたカルロは、ツカサだとわかっているが、もし違う人物なら自分が口説きたい衝動に駆られ問う。
「ん? ツカサだけど……? わからないぐらい変わった?」
やってしまった、という表情をするカルロ。
「いやいや、ツカサ様だとわかってましたが、もし違う人だったらお近づきに慣れたらなっとおもいまして」
慌てたカルロはつい本音をいってしまった。
それを聞いたツカサは頬を赤らめる。
冗談はやめてという風に、カルロの方をたたいている。
「それで今日はどのような用事でこんな場所に?」
そうそうと何かを思い出すように、手のひらをポンっとたたく。
「目が覚めてから、体を無性に動かしたくてね。練習に付き合ってよ?」
お転婆な所は変わっていなかった姿を見たカルロはほっこりとする。
「あぁいいですよ。ツカサ様の型は珍しいですから、楽しみですよ」
動きやすい服に着替えツカサは作ってもらった木刀を握る。
体が大ききなった事で体力共に身体能力も上がっていて、手加減はしてもらっているが30分ほど打ち合いができるようになっていた。
体力を使い切ったツカサは、肩で息をしていた。 ポタポタと銀髪から汗が落ち、首から垂れる汗は鎖骨を通る。そんな姿を見ているカルロは目を、そらしてしまう。
「さて今日は、このぐらいにしましょうか? 無理をしてもいいことはないですからね」
といいながらカルロは、そそくさ去っていく。
如何したんだろうと思い、ツカサは近くにいるキララに聞いた。
「ねぇねぇ、カルロ如何したんだろうね?」
「そうですね。まぁ言うならツカサ様のせいですかね」
とクツクツと笑う。
ツカサは未だに疑問が解けなく悩んでいる。
「わからないものは、仕方ないですよ。 そんな事よりもお風呂に行きましょうか? 汗をかいていますから」
「そうだね。お風呂に行こうか」
二人は練習所を後にして風呂にはいった。
汗を流したツカサは食事の時間に、今日久しぶりにカルロと練習をしたことを話すと、羨ましそうに自分も混ざりたかったとつぶやいていた。
明日からは、フリードは時間が取れるため、過去に勇者たちが、残したといわれる所に行こうといわれた。
勇者が使っている武器に興味を引かれたツカサは見てみたいと思い承諾する。
その日は、わくわくしながら就寝する。
いつもの時間にキララお越しに来ていた。
「ツカサ様、おはようございます」
寝起きが良くないツカサはキララにいつも体をゆすられて、おきるのが日課だった。
そして今、揺すられても、中々起きないツカサに少し困る。
「んっ」
「起きてください。もう朝ですよ」
「もう少し」
言葉を残し布団に包まる。
「今日は、王子様とお出かけを、なさるのですから早く用意を済まさないと、お待たせさせてしまいますよ」
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