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第三部
迷宮:下層?
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「ねえ、ルフィ」
「何だ?」
「その魔石って、どれくらいの間もちそう?」
私はルフィが手にしている、明かりの魔石を指した。
「かなり上質の魔石だから、数日は大丈夫……だと思う」
ということは、しばらくは明かりがなくなる心配はないってこと。まあ、それまでに明かりがついているような場所を見つけられるのが理想だけど。
「やっぱりここって、下層なのか?」
ルフィの問いかけにヴィートが重々しくうなずく。
「たぶん……。だが、ここに人が入ったことがないとすると、それも怪しい。コルシの洞窟は迷宮の中では比較的人の手が入っている場所なのだ。これまで見つかっていない場所があったこと自体が驚きだ」
うわ~。ってことは、最悪の場合、ここが下層よりもさらに下の層かもしれなくて、どこへ行けば地上に戻れるかもわからないってこと?
「とりあえず、上を、目指す。なんとしてでも、転送陣を、見つけて、地上に、戻る」
こんな状況でも、クラウディオは落ち着いているようにみえる。
「そうだ、ここでじっとしていてもしかたがない。進もう」
「そうだな」
ヴィートとルフィも同意した。
私は手を差し出して円陣を組む。
「なにが何でも、戻ろう!」
「オー!」
再び気合を入れなおして、私たちは暗闇に包まれた通路を慎重に進み始めた。
「ギャー、来たよっ!」
高い音がして、私の耳がツンと痛くなる。これは結晶体が近くにいるっぽい。
これまでよりもかなり大きな音に、私は耳を押さえたが、ほとんど効果はない。
みんな一斉に武器を構え、魔物の出現に備える。
「ルチア、大丈夫か?」
「耳がいたーい。大丈夫じゃなーい」
せっかくルフィが心配してくれたのだけれど、私はそれどころじゃない。
ここまで不快な音だと、戦意も喪失してしまう。
「ちょっと、まってろよ」
ルフィがロッドを構えて、なにやら魔法を発動させた。
え、え? なに?
ふわりと包まれるような感覚がして、石をこすり合わせるようなきりきりとした音が遠ざかった。
「守りの風を使ってみた。俺、少しなら風魔法使えるから」
私を取り巻くやさしい風が、不快な音を遠ざけてくれているらしい。
「ルフィ、ありがと!」
おかげで音に気をとられることなく、戦えそう。
現れたのはこれまでとは比べ物にならないほど大きな結晶体だった。
赤っぽい光を放つ結晶体は、石礫ではなく、硬く尖った刃のような結晶を放った。
ヴィートが防ぎきれなかった結晶はヒュンヒュンと音を立てて、私の耳のすぐ横を通り過ぎていく。
「あぶなっ!」
「大きいぞ、気をつけろ!」
クラウディオも戦斧で飛んでくる結晶を相殺するのが精一杯で、結晶体に近づけない。
青藍、ウォーターカッター!
放たれた水流が結晶体の中心部を打ち抜く。
次の瞬間、結晶体は動きを止め、地面に落下しかける。赤い光も消えた。
やった?
けれど結晶体はすぐに何事もなかったかのように、再び宙に浮いて光を放ち始める。
先ほどよりもさらに大きな結晶が飛来する。
下層の魔物ともなると、そう簡単には倒させてもらえないらしい。
私はひどく好戦的な気分で、ぺろりと乾いた唇をひと舐めした。
だったら、倒れるまでやればいいんでしょ!
青藍、ウォーターカッター、ウォーターカッター、ウォーターカッター!
続けざまに放った水の刃が、バシュリと音を立てて結晶体の中心部を粉砕した。今度こそ、結晶体はその活動をとめる。
私の口からは思わずため息がこぼれた。
「さすがに下層の敵は強いな」
ヴィートは身体に浴びてしまった砕け散った結晶体の破片を、パンパンとはたいて払い落とした。
防具に守られていたおかげで、ヴィートに怪我はない。けれど、防御力よりも機動性を優先して、軽装備だったクラウディオは身体に無数の切り傷を負っていた。
すぐにルフィがヒールウィンドを発動させて傷を癒す。傷薬でも治療は可能だが、どうしても時間がかかってしまう。
今は魔力の消費よりも、傷で動けなくなるほうが怖かった。
「クラウディオ、無理しないでね」
「大丈夫だ。心配ない」
そうは言うけれど、こんな戦いが続くのであれば、先行きは暗い。けれどあまり悩んでも仕方がないので、私はそれ以上先のことを考えることを放棄した。
誰も足を踏み入れたことがないせいか、虚が現れないのは幸いだったが、粘性体と結晶体は、明らかに上層よりも強い個体ばかりで、正直言ってととても疲れる。
それぞれ五体ほど倒したところで、下へと続く階段を見つけた。
「上に行く道じゃないね」
「しかたがない、このまま下に進もう」
最初に転移された場所からここまで、ほとんど一本道で、上へと続きそうな道もなければ転送陣も見つかっていない。
「ルチア、魔力は、どれくらい、残って、いる?」
「えーと、三割くらい……かな」
クラウディオに尋ねられて、私は正直に魔力の残量を申告する。
「ルフィは、どうだ?」
「俺も三割くらいだな」
「みんな、休憩にしよう。魔力が回復するのを待ったほうがいい」
ヴィートの提案に私は大きくうなずいた。
正直言って、ちょっと疲れていた。
プリンもどきを倒すには中級魔法が二回分は必要になる。結晶体を安全に倒そうと思うと、三回分は必要になる。上級魔法を使えば一回の攻撃で倒せそうな気もするけれど、魔力の消費量が中級魔法の四回分ほどに跳ね上がるので、ちまちまと中級魔法で倒していくしかない。
私は腰のもの入れから魔力の回復薬を取り出した。
手のひらに収まるくらいの小ビンに入ったピンク色の液体は、あまりおいしそうにはみえない。
「飲むのか?」
ルフィは私の手の中をのぞき込んでいる。
「うーん。まあ、使ってみないとどれくらい回復するかわからないしね。そういうルフィは使わないの?」
「俺は……いい」
明らかに気のすすまないルフィの様子に、私は嫌な予感がした。
「飲んでおいたほうがいいんじゃないか?」
ヴィートにまでそう言われたので、意を決して私はビンのふたを開ける。
ポンと音がして、ツンとしたにおいが漂ってくる。
うわぁ、大丈夫かな? これ。
ネギとミントと大根が混ざったような、鼻を突くにおいがする。
「ルチア……がんばれ」
クラウディオにも応援されてしまった。
うう。飲めばいいんでしょ?
私は鼻をつまんで、ビンの中身を一気に飲み干した。
「何だ?」
「その魔石って、どれくらいの間もちそう?」
私はルフィが手にしている、明かりの魔石を指した。
「かなり上質の魔石だから、数日は大丈夫……だと思う」
ということは、しばらくは明かりがなくなる心配はないってこと。まあ、それまでに明かりがついているような場所を見つけられるのが理想だけど。
「やっぱりここって、下層なのか?」
ルフィの問いかけにヴィートが重々しくうなずく。
「たぶん……。だが、ここに人が入ったことがないとすると、それも怪しい。コルシの洞窟は迷宮の中では比較的人の手が入っている場所なのだ。これまで見つかっていない場所があったこと自体が驚きだ」
うわ~。ってことは、最悪の場合、ここが下層よりもさらに下の層かもしれなくて、どこへ行けば地上に戻れるかもわからないってこと?
「とりあえず、上を、目指す。なんとしてでも、転送陣を、見つけて、地上に、戻る」
こんな状況でも、クラウディオは落ち着いているようにみえる。
「そうだ、ここでじっとしていてもしかたがない。進もう」
「そうだな」
ヴィートとルフィも同意した。
私は手を差し出して円陣を組む。
「なにが何でも、戻ろう!」
「オー!」
再び気合を入れなおして、私たちは暗闇に包まれた通路を慎重に進み始めた。
「ギャー、来たよっ!」
高い音がして、私の耳がツンと痛くなる。これは結晶体が近くにいるっぽい。
これまでよりもかなり大きな音に、私は耳を押さえたが、ほとんど効果はない。
みんな一斉に武器を構え、魔物の出現に備える。
「ルチア、大丈夫か?」
「耳がいたーい。大丈夫じゃなーい」
せっかくルフィが心配してくれたのだけれど、私はそれどころじゃない。
ここまで不快な音だと、戦意も喪失してしまう。
「ちょっと、まってろよ」
ルフィがロッドを構えて、なにやら魔法を発動させた。
え、え? なに?
ふわりと包まれるような感覚がして、石をこすり合わせるようなきりきりとした音が遠ざかった。
「守りの風を使ってみた。俺、少しなら風魔法使えるから」
私を取り巻くやさしい風が、不快な音を遠ざけてくれているらしい。
「ルフィ、ありがと!」
おかげで音に気をとられることなく、戦えそう。
現れたのはこれまでとは比べ物にならないほど大きな結晶体だった。
赤っぽい光を放つ結晶体は、石礫ではなく、硬く尖った刃のような結晶を放った。
ヴィートが防ぎきれなかった結晶はヒュンヒュンと音を立てて、私の耳のすぐ横を通り過ぎていく。
「あぶなっ!」
「大きいぞ、気をつけろ!」
クラウディオも戦斧で飛んでくる結晶を相殺するのが精一杯で、結晶体に近づけない。
青藍、ウォーターカッター!
放たれた水流が結晶体の中心部を打ち抜く。
次の瞬間、結晶体は動きを止め、地面に落下しかける。赤い光も消えた。
やった?
けれど結晶体はすぐに何事もなかったかのように、再び宙に浮いて光を放ち始める。
先ほどよりもさらに大きな結晶が飛来する。
下層の魔物ともなると、そう簡単には倒させてもらえないらしい。
私はひどく好戦的な気分で、ぺろりと乾いた唇をひと舐めした。
だったら、倒れるまでやればいいんでしょ!
青藍、ウォーターカッター、ウォーターカッター、ウォーターカッター!
続けざまに放った水の刃が、バシュリと音を立てて結晶体の中心部を粉砕した。今度こそ、結晶体はその活動をとめる。
私の口からは思わずため息がこぼれた。
「さすがに下層の敵は強いな」
ヴィートは身体に浴びてしまった砕け散った結晶体の破片を、パンパンとはたいて払い落とした。
防具に守られていたおかげで、ヴィートに怪我はない。けれど、防御力よりも機動性を優先して、軽装備だったクラウディオは身体に無数の切り傷を負っていた。
すぐにルフィがヒールウィンドを発動させて傷を癒す。傷薬でも治療は可能だが、どうしても時間がかかってしまう。
今は魔力の消費よりも、傷で動けなくなるほうが怖かった。
「クラウディオ、無理しないでね」
「大丈夫だ。心配ない」
そうは言うけれど、こんな戦いが続くのであれば、先行きは暗い。けれどあまり悩んでも仕方がないので、私はそれ以上先のことを考えることを放棄した。
誰も足を踏み入れたことがないせいか、虚が現れないのは幸いだったが、粘性体と結晶体は、明らかに上層よりも強い個体ばかりで、正直言ってととても疲れる。
それぞれ五体ほど倒したところで、下へと続く階段を見つけた。
「上に行く道じゃないね」
「しかたがない、このまま下に進もう」
最初に転移された場所からここまで、ほとんど一本道で、上へと続きそうな道もなければ転送陣も見つかっていない。
「ルチア、魔力は、どれくらい、残って、いる?」
「えーと、三割くらい……かな」
クラウディオに尋ねられて、私は正直に魔力の残量を申告する。
「ルフィは、どうだ?」
「俺も三割くらいだな」
「みんな、休憩にしよう。魔力が回復するのを待ったほうがいい」
ヴィートの提案に私は大きくうなずいた。
正直言って、ちょっと疲れていた。
プリンもどきを倒すには中級魔法が二回分は必要になる。結晶体を安全に倒そうと思うと、三回分は必要になる。上級魔法を使えば一回の攻撃で倒せそうな気もするけれど、魔力の消費量が中級魔法の四回分ほどに跳ね上がるので、ちまちまと中級魔法で倒していくしかない。
私は腰のもの入れから魔力の回復薬を取り出した。
手のひらに収まるくらいの小ビンに入ったピンク色の液体は、あまりおいしそうにはみえない。
「飲むのか?」
ルフィは私の手の中をのぞき込んでいる。
「うーん。まあ、使ってみないとどれくらい回復するかわからないしね。そういうルフィは使わないの?」
「俺は……いい」
明らかに気のすすまないルフィの様子に、私は嫌な予感がした。
「飲んでおいたほうがいいんじゃないか?」
ヴィートにまでそう言われたので、意を決して私はビンのふたを開ける。
ポンと音がして、ツンとしたにおいが漂ってくる。
うわぁ、大丈夫かな? これ。
ネギとミントと大根が混ざったような、鼻を突くにおいがする。
「ルチア……がんばれ」
クラウディオにも応援されてしまった。
うう。飲めばいいんでしょ?
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