愛犬との想い出

ムーワ

文字の大きさ
上 下
2 / 5
第1章

武蔵が成犬になるまで

しおりを挟む
子犬時代の武蔵はとっても可愛かった。

僕は毎朝起きると「ムサシおはよう」といって挨拶をすると僕の顔を見て嬉しそうに飛びかかってきた。

母親からは玄関から家の中には入れないようにいわれていたので、武蔵に子犬の頃から「入ったらダメ」ってしつけていたので、僕や母親がその場から離れようとするときいつも「クーン」と寂しそうな顔をして見つめていたが一切家には入ってこなかったので子どもながらに「えらいな」って思い、母親は「ムサシは本当におりこうさんだね」っていってました。

子犬時代には母親がよく武蔵を抱っこすると数分後にはまるで赤ん坊のように目を閉じてぐっすりと眠ってしまうんです。寝顔がとっても可愛くて写真を撮影しておけばよかったなって思います。僕も母親のように武蔵を抱っこして眠らせようと一生懸命やってみたのですが、僕が抱っこしても顔をぺろぺろ舐めるけど全然眠ってくれないんです。僕は「どうしてムサシ眠ってくれないんだよ」と何度も抱っこしても顔をぺろぺろ舐めるだけで全然眠ってくれないので諦めました。今思うと、やっぱり母親の抱き方は武蔵も居心地がよかったのかもしれません。


武蔵が来て2、3カ月経ったころに急激に成長した時期がありました。貰って来た時は自転車の籠に余裕で入っていたのに、もうすでに自転車のかごにも入らない大きさです。さすがにこの時期になるともう抱っこをするのは大変だったらしく母親もしていなかったと思います。それまでは家の玄関の中で飼っていたのですが、この頃外へ出して犬小屋で武蔵を飼うようになりました

また、顎や歯も丈夫になってきてドッグフードを水などで柔らかくしなくても食べられるぐらい立派に成長してきました。正確には覚えていないのですが、餌はドッグフードや煮干しなどを主にあげていました。また、ご飯の残りや肉、魚もあげたことがあります。

しつけの方は母親がこの時期に「お手・おすわり・待て」などの食事を与える際のルールを作り、トイレトレーニングも徹底的にさせたので玄関で排泄をするようなことは一切なかったです。武蔵は教えるとなんでもすぐに覚えてしまって、僕よりも全然おりこうさんでした。

もし、これから犬を初めて飼うならしつけは早いうちにしっかりとさせておいた方がよいと思います。

子犬時代、近くの公園に武蔵を連れていって柔らかいボールを投げて武蔵に取りに行かせるボール遊びを時々、やっていました。また、オルゴールが好きだったみたいでオルゴールを流してあげるとしばらく経ったら眠ってしまうこともありました。

外で飼うようになってからはそれまで鳴き声が「クーン」と甘えるような鳴き声でしたが、「ワンワン」と吠えるようになりました。

こんな風に武蔵は子犬から成犬へと成長していきました。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

【完結】ぼくとママの3,735日 ~虹の橋の天使~

朔良
ライト文芸
子犬と飼い主が出逢い お互いの信頼を築いていく お出掛けや旅行 楽しいことも悲しいことも 一緒に乗り越えていく ワンコ目線で描いています。 ※著者の体験談を元に書いてます。

青空ベンチ ~万年ベンチのサッカー少年が本気で努力した結果こうなりました~

aozora
青春
少年サッカーでいつも試合に出れずずっとベンチからみんなを応援している小学6年生の青井空。 仲間と一緒にフィールドに立つ事を夢見て努力を続けるがなかなか上手くいかずバカにされる日々。 それでも努力は必ず報われると信じ全力で夢を追い続けた結果…。 ベンチで輝く君に

善意一〇〇%の金髪ギャル~彼女を交通事故から救ったら感謝とか同情とか罪悪感を抱えられ俺にかまってくるようになりました~

みずがめ
青春
高校入学前、俺は車に撥ねられそうになっている女性を助けた。そこまではよかったけど、代わりに俺が交通事故に遭ってしまい入院するはめになった。 入学式当日。未だに入院中の俺は高校生活のスタートダッシュに失敗したと落ち込む。 そこへ現れたのは縁もゆかりもないと思っていた金髪ギャルであった。しかし彼女こそ俺が事故から助けた少女だったのだ。 「助けてくれた、お礼……したいし」 苦手な金髪ギャルだろうが、恥じらう乙女の前に健全な男子が逆らえるわけがなかった。 こうして始まった俺と金髪ギャルの関係は、なんやかんやあって(本編にて)ハッピーエンドへと向かっていくのであった。 表紙絵は、あっきコタロウさんのフリーイラストです。

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

スカートなんて履きたくない

もちっぱち
青春
齋藤咲夜(さいとうさや)は、坂本翼(さかもとつばさ)と一緒に 高校の文化祭を楽しんでいた。 イケメン男子っぽい女子の同級生の悠(はるか)との関係が友達よりさらにどんどん近づくハラハラドキドキのストーリーになっています。 女友達との関係が主として描いてます。 百合小説です ガールズラブが苦手な方は ご遠慮ください 表紙イラスト:ノノメ様

M性に目覚めた若かりしころの思い出

なかたにりえ
青春
わたし自身が生涯の性癖として持ち合わせるM性について、それをはじめて自覚した中学時代の体験になります。歳を重ねた者の、人生の回顧録のひとつとして、読んでいただけましたら幸いです。 一部、フィクションも交えながら、述べさせていただいてます。フィクション/ノンフィクションの境界は、読んでくださった方の想像におまかせいたします。

鷹鷲高校執事科

三石成
青春
経済社会が崩壊した後に、貴族制度が生まれた近未来。 東京都内に広大な敷地を持つ全寮制の鷹鷲高校には、貴族の子息が所属する帝王科と、そんな貴族に仕える、優秀な執事を育成するための執事科が設立されている。 物語の中心となるのは、鷹鷲高校男子部の三年生。 各々に悩みや望みを抱えた彼らは、高校三年生という貴重な一年間で、学校の行事や事件を通して、生涯の主人と執事を見つけていく。 表紙イラスト:燈実 黙(@off_the_lamp)

漫才部っ!!

育九
青春
漫才部、それは私立木芽高校に存在しない部活である。 正しく言えば、存在はしているけど学校側から認められていない部活だ。 部員数は二名。 部長 超絶美少女系ぼっち、南郷楓 副部長 超絶美少年系ぼっち、北城多々良 これは、ちょっと元ヤンの入っている漫才部メンバーとその回りが織り成す日常を描いただけの物語。

処理中です...