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第1章
赤いクレヨン
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この話は都市伝説にもなっている有名な話なのでホラー好きならみなさん、ご存じかもしれません。
とっても仲の良い夫婦がいました。
二人は中古物件を探していて、駅からも近く内外装がとてもきれいでまだ、それほど住居年数も経っていない信じられないような値段で物件を購入することができました。
夫婦はこんなに立地もよくて安い値段で物件を購入できてよかったと喜び合い、すぐにその家で暮らし始めました。
いつものように奥さんが家の掃除をしているときに何か小さな物音がしたのです。
奥さんがそっと物音がしたほうへ近づいてみると赤いクレヨンが落ちていました。その家では誰もクレヨンなどは使わないし、おかしいなって思いながらも奥さんはクレヨンを片付け、念のため帰宅した旦那さんにも尋ねてみると「俺はクレヨンなんか持っていないよ」とのことでした。
しばらくの間、何事もなかったので奥さんはあの出来事は一体何だったのだろうと思いつつ日常生活を過ごしていたのですが、ある日、あの時と同じような物音がしたのでそっと近づいてみると赤いクレヨンが落ちていたのです。その後も同じような場所に赤いクレヨンが落ちている出来事が何度も続いたのです。
奥さんは旦那さんにも相談して「誰かが家に入ってきていたずらをしているのかもしれない」という話になりました。そこで奥さんと旦那さんは協力して誰かがこの家に入ってこられるような手がかりはないかいろいろと調べてみました。
すると、赤いクレヨンが落ちていた廊下の付近に違和感を感じたのです。隣の部屋の奥行きと比べて廊下が明らかに短いのです。そこで、奥さんは壁紙を剥がしてみました。するとそこには異常な数の釘で厳重に打ち付けられた板がありました。奥さんは怖くなり、旦那さんが帰って来てから二人でその板を剝すことにしました。
板を剝がすと小さな小部屋出てきたのです。一見、何の変哲もない小部屋のように見えましたが、下半分を見ると
真っ赤に塗りたくられていたのです。二人は気味が悪いと思い、すぐに部屋から出ようとしました。
すると、壁は塗り立てられていたのではなくて小さな子供が赤いクレヨンで「おかあさん おとうさん ごめんなさい だして」というような赤い文字で埋め尽くされていました。
赤いクレヨンが何度も何度も落ちていたことからも、閉じ込められていた子どもが部屋を出られず、衰弱していく中で「おかあさん おとうさん」って叫び続けながら謝罪の言葉を書き続けていたそんな切ない話です。
とっても仲の良い夫婦がいました。
二人は中古物件を探していて、駅からも近く内外装がとてもきれいでまだ、それほど住居年数も経っていない信じられないような値段で物件を購入することができました。
夫婦はこんなに立地もよくて安い値段で物件を購入できてよかったと喜び合い、すぐにその家で暮らし始めました。
いつものように奥さんが家の掃除をしているときに何か小さな物音がしたのです。
奥さんがそっと物音がしたほうへ近づいてみると赤いクレヨンが落ちていました。その家では誰もクレヨンなどは使わないし、おかしいなって思いながらも奥さんはクレヨンを片付け、念のため帰宅した旦那さんにも尋ねてみると「俺はクレヨンなんか持っていないよ」とのことでした。
しばらくの間、何事もなかったので奥さんはあの出来事は一体何だったのだろうと思いつつ日常生活を過ごしていたのですが、ある日、あの時と同じような物音がしたのでそっと近づいてみると赤いクレヨンが落ちていたのです。その後も同じような場所に赤いクレヨンが落ちている出来事が何度も続いたのです。
奥さんは旦那さんにも相談して「誰かが家に入ってきていたずらをしているのかもしれない」という話になりました。そこで奥さんと旦那さんは協力して誰かがこの家に入ってこられるような手がかりはないかいろいろと調べてみました。
すると、赤いクレヨンが落ちていた廊下の付近に違和感を感じたのです。隣の部屋の奥行きと比べて廊下が明らかに短いのです。そこで、奥さんは壁紙を剥がしてみました。するとそこには異常な数の釘で厳重に打ち付けられた板がありました。奥さんは怖くなり、旦那さんが帰って来てから二人でその板を剝すことにしました。
板を剝がすと小さな小部屋出てきたのです。一見、何の変哲もない小部屋のように見えましたが、下半分を見ると
真っ赤に塗りたくられていたのです。二人は気味が悪いと思い、すぐに部屋から出ようとしました。
すると、壁は塗り立てられていたのではなくて小さな子供が赤いクレヨンで「おかあさん おとうさん ごめんなさい だして」というような赤い文字で埋め尽くされていました。
赤いクレヨンが何度も何度も落ちていたことからも、閉じ込められていた子どもが部屋を出られず、衰弱していく中で「おかあさん おとうさん」って叫び続けながら謝罪の言葉を書き続けていたそんな切ない話です。
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