112 / 228
第一章 王国編第一部(初等部)
エピソード97 夏を越えて、冒険者見習いを超えて
しおりを挟む
本日は晴天なり……と言うべきなのか暑熱により、ジリジリと地面が灼熱のように感じる……
このままでは熱中症になるのではと思うぐらいの異常気象が王都では起こっている。
幸いにも今は学院は夏休みで、日差しの弱い午前中にオレ達は採取依頼の薬草採取をこなしている。
さすがにオレも暑さには勝てず、森での採取に全員一致で決定した。
そして現在採取中なんだが、どうやらフィーネの様子がおかしい…………
何かこちらをチラチラと見て話すタイミングを見計らっているようだった。
オレも周囲に注意を払いながらフィーネの元に行き、フィーネに話しかけた。
「フィーネ? やっぱりいるか?」
オレは森の中に獣がいるのかどうかを短い言葉でフィーネに聞いた。
「ヒャイ! クライヴ、アタシもちょっと気になっていて……」
フィーネは少し驚き、伏し目がちに言葉を濁した。
(やはりか、しかしフィーネでも、まだハッキリしない相手とは? 獣? いや人の場合もあるな)
オレはモーガン達にも今すぐ伝えるべきかフィーネに確認した。
「どうする? モーガン達にも伝えるか?」
「えっ? 何言ってるのよクライヴ、まだ早いわよ」
するとフィーネは驚きながらもオレにしか聞こえないよう小声で言った。
(なるほど確証が得られていないため仲間達を不安にさせたくないという事か……チームでの行動では必要な事だな。
フィーネに学ばされるなんてオレもまだまだ未熟だな……)
オレは薬草を採取するよりも、みんながどこにいるのか確認してから物音が聞こえないか集中した。
すると奥の方からか何かの鳴き声が聞こえてきた
そしてオレはフィーネに、もし敵ならどのタイミングで確認するのか短い言葉で聞いた。
「いつ行くんだ」
フィーネは眉間に皺を寄せて考え込み、縋るようにオレに言った。
「クライヴも一緒に来てくれる」
(オレなんかで力になれるのか? 確かにみんなオレ達より五十メートルぐらい後方にいる……確認するだけならフィーネがベストだが、一人で行かすのは男として情けない)
「わかった! いつでも行けるようにしとく」
オレはフィーネにそう言うとフィーネはやっと安心した顔をした。
(そうだよな、まだ十一歳の女の子なんだから普通は怖いよな…………オレの方が精神年齢は大人なのに、オレが頑張らないといけないよな)
「実は私一人じゃ不安でクライヴに言おうか迷ってたの……」
いつもはアンタと言ってくる強気なフィーネが今日はごく普通の女の子に見えて、こんなに怖い思いをさせていた事にオレは自分の情け無さとフィーネへの申し訳ない思いで自分自身への怒りが湧いてきた。
「フィーネ一人で悩むなよ。遠慮しなくていいから、ちゃんとオレも行くよ」
「あ…………あり……がと……う」
フィーネは涙を堪えながら何とか声を振り絞りオレに感謝を伝えた。
(そんなに抱え込んでいたのか……ハーフエルフならではの悩みとかあるんだろう……それでオレにしか言えなかったのか…………………………
あれ? そもそも物音を確認する事なんて一旦みんなに伝えて、みんなで行動してたよな……二人で確認しに行く方がリスクは高いし…………
それに、フィーネってこんなにしおらしかったっけ? どちらかと言えば芯の通った強さがあるだろ…………何だこの違和感は?)
オレは何かフィーネと噛み合ってないような気がしてきた。まるでボタンを掛け違えたような一つ一つの会話に違和感を感じてきた。
「あ、あの~確認なんだけど……フィーネの悩みはもう大丈夫なのか? 解決できた?」
オレは何か違うような気がしてきた。
そしてオレはフィーネを怒らせない為にも、自分は知っていますというニュアンスをかもしながら恐る恐るフィーネに確認した。
「うん! クライヴのおかげでアタシも頑張れるよ! 夏休みが始まる前にお母様から連絡があって、今年はクライヴと一緒に帰ってきなさいって言われてて、理由を聞いてみたらお姉様達にクライヴの事を言ったのよ! そしたらお姉様達も連れてこいって言ってるのよ! ア、ア、アタシのか、か、彼氏を…………」
(ん? ちょっと待てよ……状況を整理しよう。
今年の夏休みはイルーラ女王に言われてフィーネは帰省予定だと…………ここまでは間違ってないぞ。どうやらイルーラ女王は、フィーネのお姉様達にオレの事をペラペラと誇張して話したらしく、フィーネの彼氏を連れてこいとなっているらしい……………………誰だいその彼氏は?)
「フィーネ……その……一応聞くけど……彼氏っていうのは………………」
フィーネはオレの言葉を遮り、真っ赤な顔でいつもの口調で怒った。
「アンタの事よ! お母様が大げさに言うからお姉様達が勘違いしてるのよ! だから一人で帰りたくなかったの! アンタを連れて来ないと何言われるかわからないから怖かったのよ! なにか文句あるの?」
(うん! 出だしから間違っているよ! オレは彼氏になってないぞ……ゆっくりゆっくり大人になっていく過程で決心したいんですよ。イルーラ女王には冷やかされるだろうし、フィーネのお姉様達は初対面だからなに言われるか分からないし…………フィーネも泣いて安心してたし、もう今から断る勇気は無いぞ…………うん! フィーネなら分かるだろうとか、こう考えてるんだなとか、最初の確認を怠ったオレが悪いんだな! みんな報告と連絡と相談は大事だよ)
オレはフィーネ一族対策を考えようとしたがこの暑さではアイデアは浮かんでこない…………
まずはこの炎天下の中で採取依頼を終える事に力を注ぎ、学生寮に戻ってから考えることにした。
そして無事に午前中に採取が終わり、冒険者協会へ依頼のあった薬草の納品を行った。
するとカウンターの職員さんが納品の計算を目の前で行う中、別の職員さんが奥のデスクで台帳のような物をペラペラと捲ってから、カウンターの職員さんに耳打ちした。
「おめでとうございます。クライヴ様、フィーネ様、モーガン様、リアナ様は初級冒険者にランクアップです」
カウンターの職員さんはそう言って、新しい冒険者証明証を渡してくれた。
今までと同じで木の素材で出来た証明証だが、一箇所だけ違っていた。
名前の上の見習いという文字が初級に変わっていた。
「ついに……目標だった初級冒険者だよ!」
「なんでじゃ! ワシも初級冒険者になりたいんじゃ!」
「まあまあ二人とも落ち着いて、もう少しでショーンも初級冒険者になれるよ。みんなが初級冒険者になったら新しく受けれるようになった依頼も見てみようよ」
モーガンがリアナとショーンを宥めるが、オレはそんな出来事よりも、先程採取依頼中には聞けなかったフィーネの帰省の日が気になっていた。
「フィーネ? さっき聞くのを忘れていたんだけど、いつ帰省する予定なんだ?」
フィーネはキョトンとした顔をして、さも当然のように答えた。
「えっ明日だけど」
オレはフィーネの言葉に背筋が凍りつき、今夜は徹夜でフィーネ一族対策を考える事が確定した…………
このままでは熱中症になるのではと思うぐらいの異常気象が王都では起こっている。
幸いにも今は学院は夏休みで、日差しの弱い午前中にオレ達は採取依頼の薬草採取をこなしている。
さすがにオレも暑さには勝てず、森での採取に全員一致で決定した。
そして現在採取中なんだが、どうやらフィーネの様子がおかしい…………
何かこちらをチラチラと見て話すタイミングを見計らっているようだった。
オレも周囲に注意を払いながらフィーネの元に行き、フィーネに話しかけた。
「フィーネ? やっぱりいるか?」
オレは森の中に獣がいるのかどうかを短い言葉でフィーネに聞いた。
「ヒャイ! クライヴ、アタシもちょっと気になっていて……」
フィーネは少し驚き、伏し目がちに言葉を濁した。
(やはりか、しかしフィーネでも、まだハッキリしない相手とは? 獣? いや人の場合もあるな)
オレはモーガン達にも今すぐ伝えるべきかフィーネに確認した。
「どうする? モーガン達にも伝えるか?」
「えっ? 何言ってるのよクライヴ、まだ早いわよ」
するとフィーネは驚きながらもオレにしか聞こえないよう小声で言った。
(なるほど確証が得られていないため仲間達を不安にさせたくないという事か……チームでの行動では必要な事だな。
フィーネに学ばされるなんてオレもまだまだ未熟だな……)
オレは薬草を採取するよりも、みんながどこにいるのか確認してから物音が聞こえないか集中した。
すると奥の方からか何かの鳴き声が聞こえてきた
そしてオレはフィーネに、もし敵ならどのタイミングで確認するのか短い言葉で聞いた。
「いつ行くんだ」
フィーネは眉間に皺を寄せて考え込み、縋るようにオレに言った。
「クライヴも一緒に来てくれる」
(オレなんかで力になれるのか? 確かにみんなオレ達より五十メートルぐらい後方にいる……確認するだけならフィーネがベストだが、一人で行かすのは男として情けない)
「わかった! いつでも行けるようにしとく」
オレはフィーネにそう言うとフィーネはやっと安心した顔をした。
(そうだよな、まだ十一歳の女の子なんだから普通は怖いよな…………オレの方が精神年齢は大人なのに、オレが頑張らないといけないよな)
「実は私一人じゃ不安でクライヴに言おうか迷ってたの……」
いつもはアンタと言ってくる強気なフィーネが今日はごく普通の女の子に見えて、こんなに怖い思いをさせていた事にオレは自分の情け無さとフィーネへの申し訳ない思いで自分自身への怒りが湧いてきた。
「フィーネ一人で悩むなよ。遠慮しなくていいから、ちゃんとオレも行くよ」
「あ…………あり……がと……う」
フィーネは涙を堪えながら何とか声を振り絞りオレに感謝を伝えた。
(そんなに抱え込んでいたのか……ハーフエルフならではの悩みとかあるんだろう……それでオレにしか言えなかったのか…………………………
あれ? そもそも物音を確認する事なんて一旦みんなに伝えて、みんなで行動してたよな……二人で確認しに行く方がリスクは高いし…………
それに、フィーネってこんなにしおらしかったっけ? どちらかと言えば芯の通った強さがあるだろ…………何だこの違和感は?)
オレは何かフィーネと噛み合ってないような気がしてきた。まるでボタンを掛け違えたような一つ一つの会話に違和感を感じてきた。
「あ、あの~確認なんだけど……フィーネの悩みはもう大丈夫なのか? 解決できた?」
オレは何か違うような気がしてきた。
そしてオレはフィーネを怒らせない為にも、自分は知っていますというニュアンスをかもしながら恐る恐るフィーネに確認した。
「うん! クライヴのおかげでアタシも頑張れるよ! 夏休みが始まる前にお母様から連絡があって、今年はクライヴと一緒に帰ってきなさいって言われてて、理由を聞いてみたらお姉様達にクライヴの事を言ったのよ! そしたらお姉様達も連れてこいって言ってるのよ! ア、ア、アタシのか、か、彼氏を…………」
(ん? ちょっと待てよ……状況を整理しよう。
今年の夏休みはイルーラ女王に言われてフィーネは帰省予定だと…………ここまでは間違ってないぞ。どうやらイルーラ女王は、フィーネのお姉様達にオレの事をペラペラと誇張して話したらしく、フィーネの彼氏を連れてこいとなっているらしい……………………誰だいその彼氏は?)
「フィーネ……その……一応聞くけど……彼氏っていうのは………………」
フィーネはオレの言葉を遮り、真っ赤な顔でいつもの口調で怒った。
「アンタの事よ! お母様が大げさに言うからお姉様達が勘違いしてるのよ! だから一人で帰りたくなかったの! アンタを連れて来ないと何言われるかわからないから怖かったのよ! なにか文句あるの?」
(うん! 出だしから間違っているよ! オレは彼氏になってないぞ……ゆっくりゆっくり大人になっていく過程で決心したいんですよ。イルーラ女王には冷やかされるだろうし、フィーネのお姉様達は初対面だからなに言われるか分からないし…………フィーネも泣いて安心してたし、もう今から断る勇気は無いぞ…………うん! フィーネなら分かるだろうとか、こう考えてるんだなとか、最初の確認を怠ったオレが悪いんだな! みんな報告と連絡と相談は大事だよ)
オレはフィーネ一族対策を考えようとしたがこの暑さではアイデアは浮かんでこない…………
まずはこの炎天下の中で採取依頼を終える事に力を注ぎ、学生寮に戻ってから考えることにした。
そして無事に午前中に採取が終わり、冒険者協会へ依頼のあった薬草の納品を行った。
するとカウンターの職員さんが納品の計算を目の前で行う中、別の職員さんが奥のデスクで台帳のような物をペラペラと捲ってから、カウンターの職員さんに耳打ちした。
「おめでとうございます。クライヴ様、フィーネ様、モーガン様、リアナ様は初級冒険者にランクアップです」
カウンターの職員さんはそう言って、新しい冒険者証明証を渡してくれた。
今までと同じで木の素材で出来た証明証だが、一箇所だけ違っていた。
名前の上の見習いという文字が初級に変わっていた。
「ついに……目標だった初級冒険者だよ!」
「なんでじゃ! ワシも初級冒険者になりたいんじゃ!」
「まあまあ二人とも落ち着いて、もう少しでショーンも初級冒険者になれるよ。みんなが初級冒険者になったら新しく受けれるようになった依頼も見てみようよ」
モーガンがリアナとショーンを宥めるが、オレはそんな出来事よりも、先程採取依頼中には聞けなかったフィーネの帰省の日が気になっていた。
「フィーネ? さっき聞くのを忘れていたんだけど、いつ帰省する予定なんだ?」
フィーネはキョトンとした顔をして、さも当然のように答えた。
「えっ明日だけど」
オレはフィーネの言葉に背筋が凍りつき、今夜は徹夜でフィーネ一族対策を考える事が確定した…………
0
お気に入りに追加
63
あなたにおすすめの小説
愚かな父にサヨナラと《完結》
アーエル
ファンタジー
「フラン。お前の方が年上なのだから、妹のために我慢しなさい」
父の言葉は最後の一線を越えてしまった。
その言葉が、続く悲劇を招く結果となったけど・・・
悲劇の本当の始まりはもっと昔から。
言えることはただひとつ
私の幸せに貴方はいりません
✈他社にも同時公開
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
ちっちゃくなった俺の異世界攻略
鮨海
ファンタジー
あるとき神の采配により異世界へ行くことを決意した高校生の大輝は……ちっちゃくなってしまっていた!
精霊と神様からの贈り物、そして大輝の力が試される異世界の大冒険?が幕を開ける!
悪役貴族の四男に転生した俺は、怠惰で自由な生活がしたいので、自由気ままな冒険者生活(スローライフ)を始めたかった。
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
俺は何もしてないのに兄達のせいで悪役貴族扱いされているんだが……
アーノルドは名門貴族クローリー家の四男に転生した。家の掲げる独立独行の家訓のため、剣技に魔術果ては鍛冶師の技術を身に着けた。
そして15歳となった現在。アーノルドは、魔剣士を育成する教育機関に入学するのだが、親戚や上の兄達のせいで悪役扱いをされ、付いた渾名は【悪役公子】。
実家ではやりたくもない【付与魔術】をやらされ、学園に通っていても心の無い言葉を投げかけられる日々に嫌気がさした俺は、自由を求めて冒険者になる事にした。
剣術ではなく刀を打ち刀を使う彼は、憧れの自由と、美味いメシとスローライフを求めて、時に戦い。時にメシを食らい、時に剣を打つ。
アーノルドの第二の人生が幕を開ける。しかし、同級生で仲の悪いメイザース家の娘ミナに学園での態度が演技だと知られてしまい。アーノルドの理想の生活は、ハチャメチャなものになって行く。
転生したら赤ん坊だった 奴隷だったお母さんと何とか幸せになっていきます
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
転生したら奴隷の赤ん坊だった
お母さんと離れ離れになりそうだったけど、何とか強くなって帰ってくることができました。
全力でお母さんと幸せを手に入れます
ーーー
カムイイムカです
今製作中の話ではないのですが前に作った話を投稿いたします
少しいいことがありましたので投稿したくなってしまいました^^
最後まで行かないシリーズですのでご了承ください
23話でおしまいになります
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる