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第一章 王国編第一部(初等部)
エピソード49 料理長からのフィナーレと嫌がらせ
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「そうなんですね。ぼく達は最初驚いて、何でこの時期なんだろうと思ってました」
テーブルに戻ると、女性陣から二年生の二人に質問攻めをしていた…………割とリアナが楽しそうに聞いていた。
こう言う時に騎士道精神がなんちゃらではなくて乙女が出るんだよなぁ。
「彼は王都の平民で、私は田舎の男爵の四女なんです。私は田舎者だから、王都の学院に行くのも右も左もわからなかったんです。そんな時に出会ったのが彼なんです。彼が入寮する噂を聞いて、王都で居候させてもらっている叔父に相談して私も入寮を決心しました」
二年の女子の先輩は男子の先輩の方へ振り向いた。
「僕は、てっきり旅行にきていたお嬢さんが迷子になったんだろうと思って声をかけてたんだけど、まさか同じ学院の入学生とは思わなかったんだ。今年になって彼女と中等部を目指そうと思って少しでも生活費を抑える為に学生寮に入寮したんだよ」
男子の先輩も昨年の事を懐かしむように話をしていた。
そんな運命的な出会いをした二人をオレ達は微笑ましく見ていたのだが…………もうフィナーレの時間がやってきた。
二年生の男子が一人、ステージに上がっていき最後のサプライズがある事を説明した。
「それでは最後に料理長によるホールケーキの登場です」
その掛け声と同時に多目的ホール入り口の扉が開いた。
「なんとフィナーレを飾るのは、学生寮の料理長力作の【オレはアイツに言わせたかったよ! ちょこっと元気になりますっとかさぁ。アイツはこれから新たな大地に向かうべきだと? 地図には載ってない道をただひたすら歩むだけしかないんだな】と言うケーキです! 一体どんなケーキなんでしょうか?」
二年生からの紹介を受けて、満面のドヤ顔で料理長は台の上に乗せたベールに包まれたケーキを二つ運んでくるが、オレ達は正直飽き飽きで「へぇ」しか言葉が出なかった…………
オレ達は、もう何となく分かっている。このケーキの正体を!
【オレはアイツに言わせたかったよ! ちょこっと元気になりますっとかさぁ。アイツはこれから新たな大地に向かうべきだと? 地図には載ってない道をただひたすら歩むだけしかないんだな】
料理長がオレ達に気づかず、ワクワクしている学生達を見てドヤっている……そしてオレ達の横を通り過ぎようとした時に料理長にだけ聞こえる声でみんなで話をしていると料理長の顔が一瞬で曇った……
「クライヴ? ネーミングからして、チョコとチーズのケーキだよね……」
「アタシもそう思うわ……」
「ぼくもさすがに毎回だと…………」
「はいはい、最後にチョコレートケーキとベイクドチーズケーキと周りに添えられたマスカットとライチだろ」
「おめぇら本当に凄ぇなあ」
料理長は悔しそうな顔をしながらセンターにケーキ台を置き、ケーキにかけられたベールを外した。
その時、外したベールが涙で濡れていた事をオレ達は気づいた…………
歓迎会の片付けは一年二年合同で行った。
女性陣は飾り付けを片付けて、料理人見習いさん達は取り皿やコップを入り口の端のテーブル上に片付けている。
男性陣はテーブル上の飲食物の片付けだが……殆ど残ってない。
(飲み物が余っているくらいかな?)
オレは飲み物を片付けてようとブドウジュースの入ったピッチャーを持ち、料理人見習いさんの元へ向かおうとした時、何かに足が引っかかり転倒した。
「冷てぇ!」
大きな声がホールに響き、一斉に全員がこちらに注目した。
オレが持っていたピッチャーは割れて、中身のぶどうジュースが目の前の少年にかかってしまい全身が大変な事になっていた………………
「ごめんなさい! 転けてしまいました。大丈夫ですか?」
オレは何かに足が引っかかった事を疑問に思いながら、目の前の二年生に謝った。
「大丈夫なわけないだろ! なんて事してくれるんだ! いきなりジュースをかけやがって!」
目の前の人は完全にオレがワザとやったと思っているのか怒りで爆発寸前だった。
「おい! お前! ちゃんと謝れよ」
相手はブチギレ状態なので、今は誤解を解くのは難しいので、とにかく誠心誠意謝った。
「本当にすみませんでした! 僕がしっかりピッチャーを持っていなかったので、先輩の服を汚してしまいご迷惑をかけました。弁償しますので許していただけないでしょうか?」
「お前ムカつく顔してんだよ! もっと謝れよ! 俺の父さんは伯爵家の使用人だぞ! コネを使えばお前なんか王都を歩けなくできるんだぜ!」
えっ顔がムカつくのは仕方ないだろう両親の遺伝子に言ってくれ……伯爵家の使用人にどれぐらいのコネがあるのかわからないが、なんだろう親のコネで脅すって…………それって男としてどうなんだ?
しかし、ここは穏便にしないと……より注目を浴びてきている。
「本当にすみません。王都を歩けなくなるのは困りますので、どうすれば許していただけますか?」
オレの謝罪にその男子は不敵な笑みを浮かべた。
そしてオレの元に歩いてきて他の誰にも聞こえない声で指図をした。
「そのジュースで汚れた床を舐めろよ。ちょっと女子達にチヤホヤされているからって調子乗るんじゃねぇぞ! 逃げるんなら俺らが、お前の仲間達に嫌がらせをするぞ!」
別に床舐めてもいいけど、それで気が収まるのなら…………それよりもこの床は衛生面で大丈夫なのか? そっちの方が気になるわ
ホールにいる全員が、オレ達二人と距離を保っている為、二人の会話は聞こえてないようだ…………いや、一人だけ聴こえている奴がいる。
唇を噛み締めて怒りに耐えるフィーネだ。
面倒が起こっても嫌だし、料理人見習いさん達が先生を呼びに行ったけど、まだ時間がかかりそうだし、ここは遺恨を残さぬよう素直に従っておくか……
オレは床に跪き……顔を床に近づけて……ぶどうジュースでヒタヒタになった床を舐めた。
女性陣からはオレが怒鳴られて急に床を舐めたので、理解が追いつかないようで悲鳴が上がっていた。
「おいおい! 本当にするとはな、冗談だよ、冗談」
そう言っているが、二年生の男子は目が笑っていなかった。そしてまだ怒りが収まらないのか、みんなに分からないようにオレの右耳を前に引っ張った。
周りからは、オレが自らバランスを崩して顔の右半分が床についたように見えたと思う……それぐらい二年生の男子は手際良くオレの顔を床につけさせた。
「すまんすまん! 冗談を真に受けて慣れてない事をしたから滑ってしまったんだな! 悪かった、悪かった!」
二年生の男子は大声でみんなに聞こえるように言って、ケンカじゃない事をアピールした。
オレもこれでやっと収束すると思い、特に気にしなかった。
そのケロッとしたオレの姿を見て二年生の男子は舌打ちをした。
ちょっとしたハプニングはあったが、モーガン達の元に戻ると…………そこは不思議な事態が起きていた。
「後輩たちの模範となるべき二年生にあんな奴がいるとは、ぼくが懲らしめてくるよ」
「何じゃアイツ、ムカつくのぉ。一発入れたろか?」
「ちょっと二人とも落ち着いてよ。待って待って行動を起こすとしてもクライヴに事情を聞いてからにしようよ」
モーガンの右手はリアナの制服の襟を握り、モーガンの左手はショーンの腰ベルトを握り、とても焦った表情でうっすら汗をかいていた。
「珍しいなぁ、モーガンがそんなに焦るなんて」
オレはその光景を見てポツリと呟くと、フィーネが唇を噛み締めながら、悔しいような悲しいような表情をしてオレに話しかけた。
「軽口言ってないでよ……アタシには全部聞こえたんだからね!」
「知ってる」
「もう! アイツ何様なのよ、だから人間って嫌いなのよ……クライヴ達みたいな人だけじゃなく、すぐに権力に頼り酷い事をする人がいるから……エルフは保守的だから考え方とかよく似ているけど、人間は人によって何故こんなに違うのか分からないのよ」
フィーネはオレの胸に涙を擦りつけながら話している。
すまんフィーネ……オレ制服脱いだから、シャツ一枚なんだ……涙で冷たいんだけど……
そんな事は言えるわけない雰囲気の中話は続いた。
「全部知ってるんだからね! アタシ達の事を守ろうとした事……クライヴだけあんな酷い仕打ちを受けて…………」
「大丈夫、何ともないから」
フィーネ、心配する気持ちは優しいが本当に何ともないんだ。むしろ衛生面で気にしたくらいだ。
「アタシ……目立つとエルフってバレるから、見守る事しかできず……それがとても悔しくて、苦しくて…………」
オレはフィーネのアタマをポンポンと優しく叩くと、オレの胸で泣いていたフィーネが真っ赤に目が腫れた顔を向けた。
「ありがとうフィーネ。良く頑張ったね」
フィーネは悩んだんだろうなぁ。
助けれるけど助けれない自分自身との葛藤に。
「ヒャッ、そ、そ、そんな事しても、ア、アタシはアンタなんかに騙されないんだから!」
顔を真っ赤にしながらオレから逃げるように、モーガンの元に行きリアナを捕まえていた。
何だかよく分からないが、奇しくもオレがツン? 発言をされて少しだけ落ち込んでいた僅か数十秒で全てが解決していた………………
テーブルに戻ると、女性陣から二年生の二人に質問攻めをしていた…………割とリアナが楽しそうに聞いていた。
こう言う時に騎士道精神がなんちゃらではなくて乙女が出るんだよなぁ。
「彼は王都の平民で、私は田舎の男爵の四女なんです。私は田舎者だから、王都の学院に行くのも右も左もわからなかったんです。そんな時に出会ったのが彼なんです。彼が入寮する噂を聞いて、王都で居候させてもらっている叔父に相談して私も入寮を決心しました」
二年の女子の先輩は男子の先輩の方へ振り向いた。
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そんな運命的な出会いをした二人をオレ達は微笑ましく見ていたのだが…………もうフィナーレの時間がやってきた。
二年生の男子が一人、ステージに上がっていき最後のサプライズがある事を説明した。
「それでは最後に料理長によるホールケーキの登場です」
その掛け声と同時に多目的ホール入り口の扉が開いた。
「なんとフィナーレを飾るのは、学生寮の料理長力作の【オレはアイツに言わせたかったよ! ちょこっと元気になりますっとかさぁ。アイツはこれから新たな大地に向かうべきだと? 地図には載ってない道をただひたすら歩むだけしかないんだな】と言うケーキです! 一体どんなケーキなんでしょうか?」
二年生からの紹介を受けて、満面のドヤ顔で料理長は台の上に乗せたベールに包まれたケーキを二つ運んでくるが、オレ達は正直飽き飽きで「へぇ」しか言葉が出なかった…………
オレ達は、もう何となく分かっている。このケーキの正体を!
【オレはアイツに言わせたかったよ! ちょこっと元気になりますっとかさぁ。アイツはこれから新たな大地に向かうべきだと? 地図には載ってない道をただひたすら歩むだけしかないんだな】
料理長がオレ達に気づかず、ワクワクしている学生達を見てドヤっている……そしてオレ達の横を通り過ぎようとした時に料理長にだけ聞こえる声でみんなで話をしていると料理長の顔が一瞬で曇った……
「クライヴ? ネーミングからして、チョコとチーズのケーキだよね……」
「アタシもそう思うわ……」
「ぼくもさすがに毎回だと…………」
「はいはい、最後にチョコレートケーキとベイクドチーズケーキと周りに添えられたマスカットとライチだろ」
「おめぇら本当に凄ぇなあ」
料理長は悔しそうな顔をしながらセンターにケーキ台を置き、ケーキにかけられたベールを外した。
その時、外したベールが涙で濡れていた事をオレ達は気づいた…………
歓迎会の片付けは一年二年合同で行った。
女性陣は飾り付けを片付けて、料理人見習いさん達は取り皿やコップを入り口の端のテーブル上に片付けている。
男性陣はテーブル上の飲食物の片付けだが……殆ど残ってない。
(飲み物が余っているくらいかな?)
オレは飲み物を片付けてようとブドウジュースの入ったピッチャーを持ち、料理人見習いさんの元へ向かおうとした時、何かに足が引っかかり転倒した。
「冷てぇ!」
大きな声がホールに響き、一斉に全員がこちらに注目した。
オレが持っていたピッチャーは割れて、中身のぶどうジュースが目の前の少年にかかってしまい全身が大変な事になっていた………………
「ごめんなさい! 転けてしまいました。大丈夫ですか?」
オレは何かに足が引っかかった事を疑問に思いながら、目の前の二年生に謝った。
「大丈夫なわけないだろ! なんて事してくれるんだ! いきなりジュースをかけやがって!」
目の前の人は完全にオレがワザとやったと思っているのか怒りで爆発寸前だった。
「おい! お前! ちゃんと謝れよ」
相手はブチギレ状態なので、今は誤解を解くのは難しいので、とにかく誠心誠意謝った。
「本当にすみませんでした! 僕がしっかりピッチャーを持っていなかったので、先輩の服を汚してしまいご迷惑をかけました。弁償しますので許していただけないでしょうか?」
「お前ムカつく顔してんだよ! もっと謝れよ! 俺の父さんは伯爵家の使用人だぞ! コネを使えばお前なんか王都を歩けなくできるんだぜ!」
えっ顔がムカつくのは仕方ないだろう両親の遺伝子に言ってくれ……伯爵家の使用人にどれぐらいのコネがあるのかわからないが、なんだろう親のコネで脅すって…………それって男としてどうなんだ?
しかし、ここは穏便にしないと……より注目を浴びてきている。
「本当にすみません。王都を歩けなくなるのは困りますので、どうすれば許していただけますか?」
オレの謝罪にその男子は不敵な笑みを浮かべた。
そしてオレの元に歩いてきて他の誰にも聞こえない声で指図をした。
「そのジュースで汚れた床を舐めろよ。ちょっと女子達にチヤホヤされているからって調子乗るんじゃねぇぞ! 逃げるんなら俺らが、お前の仲間達に嫌がらせをするぞ!」
別に床舐めてもいいけど、それで気が収まるのなら…………それよりもこの床は衛生面で大丈夫なのか? そっちの方が気になるわ
ホールにいる全員が、オレ達二人と距離を保っている為、二人の会話は聞こえてないようだ…………いや、一人だけ聴こえている奴がいる。
唇を噛み締めて怒りに耐えるフィーネだ。
面倒が起こっても嫌だし、料理人見習いさん達が先生を呼びに行ったけど、まだ時間がかかりそうだし、ここは遺恨を残さぬよう素直に従っておくか……
オレは床に跪き……顔を床に近づけて……ぶどうジュースでヒタヒタになった床を舐めた。
女性陣からはオレが怒鳴られて急に床を舐めたので、理解が追いつかないようで悲鳴が上がっていた。
「おいおい! 本当にするとはな、冗談だよ、冗談」
そう言っているが、二年生の男子は目が笑っていなかった。そしてまだ怒りが収まらないのか、みんなに分からないようにオレの右耳を前に引っ張った。
周りからは、オレが自らバランスを崩して顔の右半分が床についたように見えたと思う……それぐらい二年生の男子は手際良くオレの顔を床につけさせた。
「すまんすまん! 冗談を真に受けて慣れてない事をしたから滑ってしまったんだな! 悪かった、悪かった!」
二年生の男子は大声でみんなに聞こえるように言って、ケンカじゃない事をアピールした。
オレもこれでやっと収束すると思い、特に気にしなかった。
そのケロッとしたオレの姿を見て二年生の男子は舌打ちをした。
ちょっとしたハプニングはあったが、モーガン達の元に戻ると…………そこは不思議な事態が起きていた。
「後輩たちの模範となるべき二年生にあんな奴がいるとは、ぼくが懲らしめてくるよ」
「何じゃアイツ、ムカつくのぉ。一発入れたろか?」
「ちょっと二人とも落ち着いてよ。待って待って行動を起こすとしてもクライヴに事情を聞いてからにしようよ」
モーガンの右手はリアナの制服の襟を握り、モーガンの左手はショーンの腰ベルトを握り、とても焦った表情でうっすら汗をかいていた。
「珍しいなぁ、モーガンがそんなに焦るなんて」
オレはその光景を見てポツリと呟くと、フィーネが唇を噛み締めながら、悔しいような悲しいような表情をしてオレに話しかけた。
「軽口言ってないでよ……アタシには全部聞こえたんだからね!」
「知ってる」
「もう! アイツ何様なのよ、だから人間って嫌いなのよ……クライヴ達みたいな人だけじゃなく、すぐに権力に頼り酷い事をする人がいるから……エルフは保守的だから考え方とかよく似ているけど、人間は人によって何故こんなに違うのか分からないのよ」
フィーネはオレの胸に涙を擦りつけながら話している。
すまんフィーネ……オレ制服脱いだから、シャツ一枚なんだ……涙で冷たいんだけど……
そんな事は言えるわけない雰囲気の中話は続いた。
「全部知ってるんだからね! アタシ達の事を守ろうとした事……クライヴだけあんな酷い仕打ちを受けて…………」
「大丈夫、何ともないから」
フィーネ、心配する気持ちは優しいが本当に何ともないんだ。むしろ衛生面で気にしたくらいだ。
「アタシ……目立つとエルフってバレるから、見守る事しかできず……それがとても悔しくて、苦しくて…………」
オレはフィーネのアタマをポンポンと優しく叩くと、オレの胸で泣いていたフィーネが真っ赤に目が腫れた顔を向けた。
「ありがとうフィーネ。良く頑張ったね」
フィーネは悩んだんだろうなぁ。
助けれるけど助けれない自分自身との葛藤に。
「ヒャッ、そ、そ、そんな事しても、ア、アタシはアンタなんかに騙されないんだから!」
顔を真っ赤にしながらオレから逃げるように、モーガンの元に行きリアナを捕まえていた。
何だかよく分からないが、奇しくもオレがツン? 発言をされて少しだけ落ち込んでいた僅か数十秒で全てが解決していた………………
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