23 / 30
待ては効かない
しおりを挟む
「ごめん。ごめんね」
あまりにも佐々木が一生懸命だから、オレはグッと耐えた。コイツなりに脂汗ダラダラのオレの気を紛らわそうとしてくれてるんだろう。
そう思って放置してたらさすがは佐々木、労るような優しいキスがそのうちエロッエロな貪るようなディープキスになってきた。べろの根元から吸い上げられるみたいな濃厚なキスをされながら、乳首までクリクリと捏ねられると、オレの体は思い出したように快感を拾い始める。
「ふ……ん……」
気持ち良くてつい思わず甘い声を上げた途端。
「んう……っ?」
佐々木のデッカいのが、オレのナカでさらに質量を増した。
「うぐ……、お、お前……っ」
「ごめん、でも悠真が可愛くて、勝手に大きくなるの、止められない……」
くそぅ、圧迫感はマシマシで苦しいけど、チンコが勝手にデカくなるのはそりゃあオレでも止めらんねぇわ。
ただなぁ。佐々木本人は申し訳なさそうな顔してるくせに、お前それ全然反省してねーだろって態度でオレのナカで成長していく佐々木のチンコ。なんとも佐々木らしくて面白くて可愛くて、ケツが疼いた。
「しょうがねぇなぁ」
もうあんまり力が入らない腕をなんとか持ち上げて頭を撫でてやったら、佐々木は眉を下げて情け無い顔で囁く。
「その……もう、動いてもいい?」
「ちょっとずつな」
「努力する……」
ちょっとずつ。
ちょっとずつ。
自分に言い聞かせるみたいな、ゆっくりした佐々木の動きにキュンとした。
眉間に皺を寄せているのは思うように動けなくて苦しいのか、それとも単に気持ちいいのか。額に光る汗も時折聞こえる吐息も艶かしくてゾクゾクする。
拓かれてない奥に、ちょっとずつでも熱いデッカいのが入り込んでくるのはやっぱり苦しくて痛い。でも、落ち着きを取り戻した佐々木は動くたびにオレの前立腺も擦ってくれるから、次第に痛いより気持ちいいが勝るようになってきた。
ヤバい。そう思った時には既に遅い。
「ん……あ、ああ、ん……」
佐々木のデッカいのを全部飲み込む頃には、その緩やかな快感にエロい声が出ちゃってた。ついでにナカも震えて収縮し、締め付けちゃってんのが自分でも分かる。なんかめっちゃ恥ずかしい。
「悠真……? もしかして気持ちいいの?」
なんちゅうこと聞くんだ。思わず睨んだら、佐々木は真っ赤になってチンコを硬くした。
「悠真、好きだ……!」
「あ、ああ、あ……ああ、ん」
腰を震わせた佐々木が、オレの奥に擦り付けるように、ググッと腰を押しつけてくる。もっと奥まで入りたい、って言われてるみたいで恥ずかしいけど嬉しい。奥まで開拓するみたいに佐々木の腰が大きくグラインドして拡張されていくのが分かってしまう。
そんなされたら、オレのケツ、バカになっちゃうだろ……!
佐々木のデカいのを余裕で飲み込めるようなエロいアナルになってしまうのかと思うと末恐ろしい。現に今、もはやあの死ぬかと思うような苦痛はなりを潜め、なんなら拡張されてるってのに気持ちいいんだからヤバい。
「う、ああ、佐々木……」
「悠真、悠真、好き。好きだ、好き……」
壊れたみたいにオレの名前を呼んじゃあ「好き」って切なそうに言われて、体の奥が震える。好きって言われてるたびに気持ちさが増してきて、オレのナカの佐々木まで愛しく思えてくるから不思議だ。
ナカを拡げるように動いていた佐々木の怒張が、ゆるゆると前後に動き始める。やさしく突き入れらる感じが、オレを気遣ってくれてるみたいで嬉しい。
「悠真、好き……大切にするから……ん、悠真……」
ぎゅ、って抱きしめて奥まで突き入れて、ぴったりひとつになろうとしてるみたいな佐々木の動きがなんか健気に思えてきて、つい口走ってしまった。
「佐々木……っ、オレも、好き……」
「っ!!!」
「あっ!!? あ、ああっ、あっ、あああっ、ま、待って、あっ、さ、ささ、き……!」
急に佐々木が激しく律動する。
さっきまでの気遣いなんて忘れたみたいに、野獣のごとく佐々木はヤツのビッグマグナムをオレのナカに突き入れてくる。
オレが好きって言ったから? だから急にこんな激しく……?
「好き……! 好きだ、悠真っ! 悠真……!!」
「うああっ!あ、ああ、ああ、ヤバ、ヤバいってぇ、あ、ん、んあああッ、くッ」
うそ、うそ、なんでこんな。
粘着質なエッロイ水音。ひっきりなしに奥へ奥へ叩きつけられる熱い肉塊。ひっきりなしに聞こえる肌がぶつかる音。穿たれて激しく揺さぶられて、もう快楽で頭が回らない。佐々木の体にただ必死にしがみつきながら、オレは叩きつけられる衝撃に耐えていた。
みっちりとくっつき合ってるのに、もっとくっつきたくて、いつの間にか足が佐々木の腰に絡まってる。自分から求めてるみたいでめちゃくちゃ恥ずかしい。
オレと佐々木の腹の間でゴリゴリに擦られてるオレのチンコも可哀想なくらい昂っていた。
「あっ、ア、ア、……ひッ、やめっ、ダメ、も、佐々木……おっ、…おかしく、なるからッ……あああッ」
「悠真、悠真、気持ちいい……ね、一緒に、イこう?」
あまりにも佐々木が一生懸命だから、オレはグッと耐えた。コイツなりに脂汗ダラダラのオレの気を紛らわそうとしてくれてるんだろう。
そう思って放置してたらさすがは佐々木、労るような優しいキスがそのうちエロッエロな貪るようなディープキスになってきた。べろの根元から吸い上げられるみたいな濃厚なキスをされながら、乳首までクリクリと捏ねられると、オレの体は思い出したように快感を拾い始める。
「ふ……ん……」
気持ち良くてつい思わず甘い声を上げた途端。
「んう……っ?」
佐々木のデッカいのが、オレのナカでさらに質量を増した。
「うぐ……、お、お前……っ」
「ごめん、でも悠真が可愛くて、勝手に大きくなるの、止められない……」
くそぅ、圧迫感はマシマシで苦しいけど、チンコが勝手にデカくなるのはそりゃあオレでも止めらんねぇわ。
ただなぁ。佐々木本人は申し訳なさそうな顔してるくせに、お前それ全然反省してねーだろって態度でオレのナカで成長していく佐々木のチンコ。なんとも佐々木らしくて面白くて可愛くて、ケツが疼いた。
「しょうがねぇなぁ」
もうあんまり力が入らない腕をなんとか持ち上げて頭を撫でてやったら、佐々木は眉を下げて情け無い顔で囁く。
「その……もう、動いてもいい?」
「ちょっとずつな」
「努力する……」
ちょっとずつ。
ちょっとずつ。
自分に言い聞かせるみたいな、ゆっくりした佐々木の動きにキュンとした。
眉間に皺を寄せているのは思うように動けなくて苦しいのか、それとも単に気持ちいいのか。額に光る汗も時折聞こえる吐息も艶かしくてゾクゾクする。
拓かれてない奥に、ちょっとずつでも熱いデッカいのが入り込んでくるのはやっぱり苦しくて痛い。でも、落ち着きを取り戻した佐々木は動くたびにオレの前立腺も擦ってくれるから、次第に痛いより気持ちいいが勝るようになってきた。
ヤバい。そう思った時には既に遅い。
「ん……あ、ああ、ん……」
佐々木のデッカいのを全部飲み込む頃には、その緩やかな快感にエロい声が出ちゃってた。ついでにナカも震えて収縮し、締め付けちゃってんのが自分でも分かる。なんかめっちゃ恥ずかしい。
「悠真……? もしかして気持ちいいの?」
なんちゅうこと聞くんだ。思わず睨んだら、佐々木は真っ赤になってチンコを硬くした。
「悠真、好きだ……!」
「あ、ああ、あ……ああ、ん」
腰を震わせた佐々木が、オレの奥に擦り付けるように、ググッと腰を押しつけてくる。もっと奥まで入りたい、って言われてるみたいで恥ずかしいけど嬉しい。奥まで開拓するみたいに佐々木の腰が大きくグラインドして拡張されていくのが分かってしまう。
そんなされたら、オレのケツ、バカになっちゃうだろ……!
佐々木のデカいのを余裕で飲み込めるようなエロいアナルになってしまうのかと思うと末恐ろしい。現に今、もはやあの死ぬかと思うような苦痛はなりを潜め、なんなら拡張されてるってのに気持ちいいんだからヤバい。
「う、ああ、佐々木……」
「悠真、悠真、好き。好きだ、好き……」
壊れたみたいにオレの名前を呼んじゃあ「好き」って切なそうに言われて、体の奥が震える。好きって言われてるたびに気持ちさが増してきて、オレのナカの佐々木まで愛しく思えてくるから不思議だ。
ナカを拡げるように動いていた佐々木の怒張が、ゆるゆると前後に動き始める。やさしく突き入れらる感じが、オレを気遣ってくれてるみたいで嬉しい。
「悠真、好き……大切にするから……ん、悠真……」
ぎゅ、って抱きしめて奥まで突き入れて、ぴったりひとつになろうとしてるみたいな佐々木の動きがなんか健気に思えてきて、つい口走ってしまった。
「佐々木……っ、オレも、好き……」
「っ!!!」
「あっ!!? あ、ああっ、あっ、あああっ、ま、待って、あっ、さ、ささ、き……!」
急に佐々木が激しく律動する。
さっきまでの気遣いなんて忘れたみたいに、野獣のごとく佐々木はヤツのビッグマグナムをオレのナカに突き入れてくる。
オレが好きって言ったから? だから急にこんな激しく……?
「好き……! 好きだ、悠真っ! 悠真……!!」
「うああっ!あ、ああ、ああ、ヤバ、ヤバいってぇ、あ、ん、んあああッ、くッ」
うそ、うそ、なんでこんな。
粘着質なエッロイ水音。ひっきりなしに奥へ奥へ叩きつけられる熱い肉塊。ひっきりなしに聞こえる肌がぶつかる音。穿たれて激しく揺さぶられて、もう快楽で頭が回らない。佐々木の体にただ必死にしがみつきながら、オレは叩きつけられる衝撃に耐えていた。
みっちりとくっつき合ってるのに、もっとくっつきたくて、いつの間にか足が佐々木の腰に絡まってる。自分から求めてるみたいでめちゃくちゃ恥ずかしい。
オレと佐々木の腹の間でゴリゴリに擦られてるオレのチンコも可哀想なくらい昂っていた。
「あっ、ア、ア、……ひッ、やめっ、ダメ、も、佐々木……おっ、…おかしく、なるからッ……あああッ」
「悠真、悠真、気持ちいい……ね、一緒に、イこう?」
32
お気に入りに追加
294
あなたにおすすめの小説
【完結】ぎゅって抱っこして
かずえ
BL
幼児教育学科の短大に通う村瀬一太。訳あって普通の高校に通えなかったため、働いて貯めたお金で二年間だけでもと大学に入学してみたが、学費と生活費を稼ぎつつ学校に通うのは、考えていたよりも厳しい……。
でも、頼れる者は誰もいない。
自分で頑張らなきゃ。
本気なら何でもできるはず。
でも、ある日、金持ちの坊っちゃんと心の中で呼んでいた松島晃に苦手なピアノの課題で助けてもらってから、どうにも自分の心がコントロールできなくなって……。
ダメな男
高菜あやめ
BL
蒼は自立できない友人に悩んでいた。頼られるとつい世話を焼いてしまう。このままではダメだ……でも本当に離れられないのはどっちだ? 学生同士、もやもやした日常。【美形×平凡】
※一話毎に完結、受け攻め視点が変わるオムニバス形式です。
つぎはぎのよる
伊達きよ
BL
同窓会の次の日、俺が目覚めたのはラブホテルだった。なんで、まさか、誰と、どうして。焦って部屋から脱出しようと試みた俺の目の前に現れたのは、思いがけない人物だった……。
同窓会の夜と次の日の朝に起こった、アレやソレやコレなお話。
花香る人
佐治尚実
BL
平凡な高校生のユイトは、なぜか美形ハイスペックの同学年のカイと親友であった。
いつも自分のことを気に掛けてくれるカイは、とても美しく優しい。
自分のような取り柄もない人間はカイに不釣り合いだ、とユイトは内心悩んでいた。
ある高校二年の冬、二人は図書館で過ごしていた。毎日カイが聞いてくる問いに、ユイトはその日初めて嘘を吐いた。
もしも親友が主人公に思いを寄せてたら
ユイト 平凡、大人しい
カイ 美形、変態、裏表激しい
今作は個人サイト、各投稿サイトにて掲載しています。
平凡な研究員の俺がイケメン所長に監禁されるまで
山田ハメ太郎
BL
仕事が遅くていつも所長に怒られてばかりの俺。
そんな俺が所長に監禁されるまでの話。
※研究職については無知です。寛容な心でお読みください。
上司と雨宿りしたら、蕩けるほど溺愛されました
藍沢真啓/庚あき
BL
恋人から仕事の残業があるとドタキャンをされた槻宮柚希は、帰宅途中、残業中である筈の恋人が、自分とは違う男性と一緒にラブホテルに入っていくのを目撃してしまう。
愛ではなかったものの好意があった恋人からの裏切りに、強がって別れのメッセージを送ったら、なぜか現れたのは会社の上司でもある嵯峨零一。
すったもんだの末、降り出した雨が勢いを増し、雨宿りの為に入ったのは、恋人が他の男とくぐったラブホテル!?
上司はノンケの筈だし、大丈夫…だよね?
ヤンデレ執着心強い上司×失恋したばかりの部下
甘イチャラブコメです。
上司と雨宿りしたら恋人になりました、のBLバージョンとなりますが、キャラクターの名前、性格、展開等が違います。
そちらも楽しんでいただければ幸いでございます。
また、Fujossyさんのコンテストの参加作品です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる