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私が妖怪に来てから一週間。
想像していたよりもずっっっと平和に過ごせていた。
いろんな妖怪にあったりしたけど驚いたのが女性の妖怪しかいなくてしかもみんな人間のような見た目
(白さんみたいに一部違うところもあるけど)
をしていたからすぐに打ち解けて仲良くなれた。
白さん曰く男性はもう一つの妖界にいるらしい。
どうやって子供ができるんだ?とおもったけど白さんに後々教えると言われた。
そして私は今ご飯を作っている。
もちろんネズミなんて使わず人の食べ物を使っている。
白さん作るとなんか人が食べてはいけないようなもの入ってるからな。

「えーりん、今日こそはネズミ」

「いれてないです。」

「えぇ~?」

私は白さんが言い切る前にキッパリと言う。
最近わかったのは白さんがめちゃくちゃめんどくそがり屋なこと。
それはもうどこぞの紅白巫女みたいに。
料理、洗濯、掃除諸々を全部押し付けてくる。
しかも機械なんてないからすごく大変。
私が来なかったらこの家はどうなってたんだ?

「ほら、できましたよ。」

「ほんといつもありがとね~。」

「あなたがいつも押し付けて来てるんでしょうが。」

どっかのお嬢様とメイドか!?
そんなツッコミを心の中でする。
ほんと白さんといると飽きないな。





そしてお昼ご飯を食べたあと、私がお茶を出すとやけに白さんが真剣な表情をしていた。

「うーん、やっぱり言おうかしら……。」

何かを考えてる?

「白さんどうしたんですか?」

「やっぱり言いましょう。永琳、あなたに言わなければいけないことがあるわ。」

「え?」

永琳ってしっかりと呼ばれたの久しぶりだわ。
にしても話ってなんだろう?

「永琳がここに来た時、人間の世界には帰れないって言ったわよね?」

「えぇ、いってましたけど……まさかほんとは帰れるとか?」

「そうなのよ。」

「まじか。」

人間の世界に戻れるのか。
でもどちらかと言えばこっちの世界の方がいい気がする……。

「だけど妖界に来てから一週間以内に帰らないと自分自身が消滅してしまうわ。」

「え!?」

ちょうど来たのは三時くらいで今は一時だから……あと2時間くらいしかないじゃん!

「私死ぬんだ~。」

「いや、人間界への出口は行こうと思えば行けるけど約2時間かかるわ。」

「つまり今から行ってもいいけど途中で私が消滅する可能性があると。」

「そういうことよ。」

マジかー。
私助からないのかな~。

「でもひとつだけ確実に助かる方法があるわ。」

「ほんとですか!?」

「ええ。でもことになるわ。」

「まぁ別にいいですよ~。人間としての未練もないですし。むしろ人間の生活に飽き飽きとしていたから嬉しいですね~。」

「え、ええ?まぁいいわ。その方法というのは……。」

そのあと白さんから驚きの言葉が発せられた。

、という方法よ。」


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