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第六章 ~ゲームと違ってオレのハーレムは自動生成されない~

あんまり学習が出来ないオレ

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部屋の照明を点けたまま、ルサーをベッドに押し倒す。
ちょっと顔の赤いルサーがオレを招いてくれるみたいに、両手を開いた。

ルサーは部屋が明るいのって、あんまり好きじゃないみたいなんだけど許してくれ。
ちょうど良い具合に照明を調整してるような余裕が無いし、今日は……いや、いつもだけど……ルサーの身体を隅々までジックリ見たいんだ。


「……ルサー、好きだ。」
「っ……、ぉ…俺も、だ……。」

感極まったオレ。気付いたら唐突に、そんな言葉が口から出てた。
更に顔を赤くしたルサーも、言葉を詰まらせながら答えてくれる。


一気にテンションが上がって。
オレはルサーの口、頬、おでこ、鼻先、顎……顔中にチュッチュしまくった。
それから耳たぶを唇で軽く挟んで、舌を這わせたらルサーが小さく身体を震わせる。
調子に乗って耳穴に舌を捻じ込んだ瞬間、ギュッと身体を強張らせたルサー。


「ぅんんっ、……っんぁ…!」

耳で気持ちいい声を上げたルサーは、自分でも驚いたように目を丸くする。
恥ずかしくなり過ぎないよう、オレはまたルサーの唇にキスしてから、首筋に優しく吸い付いた。
こないだ、あんなに付けたやつは薄くなって、もう殆ど分かんなくなってる。
ルサーに「付け過ぎだ」って叱られたし、今日はあんまり付け過ぎないようにしよう、ってオレなりに気遣ったツモリだけど。
でもすぐに我慢出来なくなって、舐め回して、ルサーを強く吸い上げる。


「ぃ、グザ……、……待っ、ぁ……っふ……。んっ…! つけ、過ぎだ……。」


……ヤバい、ルサーの肌舐めるの、メッチャ楽しい。
ぽつ、ぽつ、……って。ルサーの首筋に赤い点が付くの、凄い嬉しい。
ヂュウ、って音を立てるたびにルサーがピクッって震えて、小さく声を漏らすのが堪らなく……エロい。


ルサーの身体の、あちこちにキスマークを散らしては、赤く染まった痕跡を見て嬉しくなるオレ。
首元、肩、腕、胸板、腹筋、脇腹……色んな場所にキスして、痕を残して。
全部を網膜に焼き付けるように、ジッと見た。



「いつ…まで……、見てンだ。」
「ハッ! ……ごっ、ゴメン。」

ルサーの声でオレは、ちょっと見過ぎてたかも、って気付いた。
上気した顔のルサーは不満気だ。


「時間もあんま、無ぇんだしよ……? もう、いいから…入れてくれ……。」

口を尖らせてる表情が可愛くて、自分の股間が痛いのに気付いちゃった。
オレが勝手に、セルフ焦らしプレイなんか、しちゃった所為だ。


「る、っルサー、足…」
「…おう……。」

自分から足を広げてくれるルサー。
しかも片足を抱えるようにして、凄いエッチな体勢で誘ってる。
濡れそぼった狭い孔がヒクヒクしてるのが見えた。

見た瞬間、オレの全身がカッと熱くなる。


「っく、あ……っ! う゛あっ、あァ……!」

吸い寄せられるように、オレは指をルサーの中に潜り込ませてた。
それまで小さな声を零してたルサーが気持ち良さそうに嬌声を上げた。
もう分かってる、ルサーの口からイイ声が出る場所。そこを重点的に弄りまくる。
ルサーが身体をしならせてヨガってる。
それだけでオレも、興奮と気持ち良さが沸き上がって凄い。


「もうッ…、もういいって、言ったろがぁ……! 指じゃ……あっ、…嫌だっ!」
「でもルサー、ちゃんと解さないと……。」

確かに今のオレは間違いなく、相当かなり、切羽詰まってる。
解すって言いながら、ただただルサーを弄り回しただけだ。
上手な愛撫も出来ないからこそ、せめて、前準備くらいは丁寧にしたいのに。それもままならない有り様だ。


「そんな、に……滾らせてるクセに、よ。」
「うぅ……、ルサー……。」
「すげぇサービスなんぞ要らねぇから。早く……イグザを、俺に、くれ……。」

物欲しそうな瞳で見られて。
オレのに指を伸ばして強請られて。
そんな風に直球で言われたらさ。
我慢出来るワケないんだ、オレなんか、ひとたまりも無い!


「ルサーっ! あぁぁ、やっぱり…」
「ぁ、あ゛あ゛あああぁぁぁっ! ああっ、あっ、んぁっ、あっは、ぁんんっ!」
「ゴメン、無理だった、ガッ付いちゃう、……ルサぁ~!」


今日こそは! みたいな決意をしたりするけど。
結局はいつもと同じっていうか、学習が活かせないオレ。


ガッツリ繋がって、ガツガツ腰を振って、あっという間に上り詰めた。
恋人同士での最後になる、記念のセックスなのに、ロマンチックの欠片も無かった。


もうちょっと上手く出来たんじゃないかって、思い掛けたオレだけど。
気持ち良さそうに息を吐くルサーの顔を見たら。
ロマンチックとか良いムードとか、そんなの最初っから高望みだったんだ。そもそもオレに堪え性が無いのはルサーも知ってるんだ。……って思い直した。



イッたルサーの身体がビクンビクンしてる。
オレを抱きしめてくれてる内壁が細かく痙攣するのが気持ち良くて。

「んぁ…あっ、おい、ちょっと……っふ、まっ…待て……!」
「ルサー、もっかい…」
「…復活が早過ぎだ!」

叱られるくらいには、オレのはまた硬くなった。
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