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1.幼少期。
2.学園都市ポスタティルテ。
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俺は、拾われた。なんだかんだ言って、誘拐されたのは、赤子の頃だったから。優しい家族に拾われた事は幸運なのだろう。
そして、5歳になり、異能検査を受ける事になった。しかし、俺がいた世界では、魔法が主流だった。でも、俺はそれを隠せるだけの力を持っていた。だから、『森羅万象』という異能を構築した。
それに、たまに聞こえていた声も、聞こえなくなっていた。あぁ、俺が義務を怠ったばかりに。でも、ここで生涯生活していく。そう、決めたのだ。この街、学園都市ポスタティルテで。
学園都市ポスタティルテは高層ビルが立ち並び、現代化が顕在している。学園もそれ相応に大きなものになっている。・・・学園都市だけにね。
俺が持っていた本来の力を『神の宿り木』といった力で神の力を使いこなす事が出来るのだ。だから、俺が以前聞いていた声は神様の声だったのだ。『神の宿り木』とは、普段は天界にいらっしゃる神様達が、人間界に来られる時、神に愛された者の称号である『神の宿り木』である人物の体を用いて、姿を現すのだ。これを知った時は、驚いた。
そして、俺が元いた世界には、誰一人加護を与えてはいないんだとか。『神に愛された子を捨てるなど、言語道断。そんな世界なら、壊れてしまえ。』そう、神様は言った。だから、衰退の一途を辿るらしい。あぁ、やっぱり、俺は『呪われた子供』なのかもしれない。
・
・
・
やっぱり、罪悪感を感じる・・・。でも、今更元いた世界に、戻ったとして何が出来る?
俺は、朝食を食べ終わると、家のインターフォンが鳴り響く。『呪われた子供』でも、一応?友人が出来た。その友人であったようだった。俺は玄関に向かう。扉を開けると、友人の悠里と陽葵がいた。
「暁人!」
「アキちゃん、一緒に異能検査行こーよ!!」
「うん・・・。」
学校に行く準備をすると、仲良く手を繋いで、登校。異能検査は学校で行われるのだ。学校は5~10歳がジュニアコース、10~18歳までがシニアコースと分かれている。
5歳という事は、入学式兼クラス別に分かれる。クラス別に分けられるが、実力順に分けられ、S~Fクラスが各学年ごとに存在しており、SSクラスは学年関わらず、ジュニアクラスとシニアクラスも関係なく、混合でクラスに所属する事が決まっている。
何事にも自分の価値が高いか低いかで決められている。しかも、学校内全体で順位が決められている。勿論、上位を占めているのが、SSクラスの面々である。
「はぁ・・・。」
「何、ため息吐いてんだ。暁人は、絶対何かしらの超スゲー異能を持ってるぜ!!Sランクに入れるし!!」
「そうだよー?私達、皆でSクラス!!頑張ろうよ!!」
俺が、ため息を吐いた理由は、不安といえば、そうなのだが、他人に迷惑をかけるようなものじゃなければいい。自分で創っておきながら。
そんな事をしている中、ポスタティルテ学園に着いたのだ。人が雑踏しているし、とても学園が大きい。流石は、学園都市。今日からここに通う事になります。ちなみに、寮生活ではないのです。自宅から通うのです。
「あぁ・・・どうか、神のご加護を。」
そう、思いながらも学園の敷地に足を踏み入れるのであった。
そして、5歳になり、異能検査を受ける事になった。しかし、俺がいた世界では、魔法が主流だった。でも、俺はそれを隠せるだけの力を持っていた。だから、『森羅万象』という異能を構築した。
それに、たまに聞こえていた声も、聞こえなくなっていた。あぁ、俺が義務を怠ったばかりに。でも、ここで生涯生活していく。そう、決めたのだ。この街、学園都市ポスタティルテで。
学園都市ポスタティルテは高層ビルが立ち並び、現代化が顕在している。学園もそれ相応に大きなものになっている。・・・学園都市だけにね。
俺が持っていた本来の力を『神の宿り木』といった力で神の力を使いこなす事が出来るのだ。だから、俺が以前聞いていた声は神様の声だったのだ。『神の宿り木』とは、普段は天界にいらっしゃる神様達が、人間界に来られる時、神に愛された者の称号である『神の宿り木』である人物の体を用いて、姿を現すのだ。これを知った時は、驚いた。
そして、俺が元いた世界には、誰一人加護を与えてはいないんだとか。『神に愛された子を捨てるなど、言語道断。そんな世界なら、壊れてしまえ。』そう、神様は言った。だから、衰退の一途を辿るらしい。あぁ、やっぱり、俺は『呪われた子供』なのかもしれない。
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やっぱり、罪悪感を感じる・・・。でも、今更元いた世界に、戻ったとして何が出来る?
俺は、朝食を食べ終わると、家のインターフォンが鳴り響く。『呪われた子供』でも、一応?友人が出来た。その友人であったようだった。俺は玄関に向かう。扉を開けると、友人の悠里と陽葵がいた。
「暁人!」
「アキちゃん、一緒に異能検査行こーよ!!」
「うん・・・。」
学校に行く準備をすると、仲良く手を繋いで、登校。異能検査は学校で行われるのだ。学校は5~10歳がジュニアコース、10~18歳までがシニアコースと分かれている。
5歳という事は、入学式兼クラス別に分かれる。クラス別に分けられるが、実力順に分けられ、S~Fクラスが各学年ごとに存在しており、SSクラスは学年関わらず、ジュニアクラスとシニアクラスも関係なく、混合でクラスに所属する事が決まっている。
何事にも自分の価値が高いか低いかで決められている。しかも、学校内全体で順位が決められている。勿論、上位を占めているのが、SSクラスの面々である。
「はぁ・・・。」
「何、ため息吐いてんだ。暁人は、絶対何かしらの超スゲー異能を持ってるぜ!!Sランクに入れるし!!」
「そうだよー?私達、皆でSクラス!!頑張ろうよ!!」
俺が、ため息を吐いた理由は、不安といえば、そうなのだが、他人に迷惑をかけるようなものじゃなければいい。自分で創っておきながら。
そんな事をしている中、ポスタティルテ学園に着いたのだ。人が雑踏しているし、とても学園が大きい。流石は、学園都市。今日からここに通う事になります。ちなみに、寮生活ではないのです。自宅から通うのです。
「あぁ・・・どうか、神のご加護を。」
そう、思いながらも学園の敷地に足を踏み入れるのであった。
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