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1.わくわく生活((o(^-^)o))!!

12.国王陛下との謁見!

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そのまま、王都『セレスト』に来たと思ったら、王城に直行です!気分が上がってきますねー♪


でも、オリオン君は王城に着く頃には顔面蒼白でしたね。どんだけ、嫌がっているのでしょう。元はと言えば、王族でしょうに。でも、偽装スキルはちゃんと作動しているので、安心です!神の偽装スキルをそう簡単には解く事が出来る訳がない。


国王陛下の御前で、うつむくオリオン君。心の中で文句を言っていますね。火事場の馬鹿力というところでしょうか?オリオン君は念話スキルを手に入れた!


『ねぇ、神様。何で、こんな事になったんですかね?確かに、犠牲者が多数出るのは嫌ですよ。でも、僕は目立つのは苦手ですよ?』
『あぁ、設定でもそういう事が記載されていましたね。』
『設定とかではなくて、本当に思っている事なんです!!第一、ここは、ゲーム世界には近いですが、現実です!分かっていますか?』
『いや、面白そうだから。頑張ってね☆』
『神様ー!?』


国王陛下がいらっしゃった。顔は厳格そうな人物である。神眼で、顔を認識する。そして・・・。


「少年よ。顔を上げるがいい。」
「は、はい・・・。」
「・・・この度は、国の危機を脱却していただき、本当にありがたく思っている。其方、名を何と申す?」


あっー!?そこ、聞いちゃいます?オリオン君はどう答えるのでしょう?


オリオン君は多少、口ごもってしまう。あぁ、答えたくないようですね。普通の人達とは違う反応。やっぱり、オリオン君は面白い。普通だったら、名前を覚えてほしいと懇願するところなんですけどね。


しかし、オリオン君は黙り続けていると、バターンと扉が開かれる音が聞こえた。


「父上!ここに、S級魔物『パスティ・エスタミー』を倒したと言う少年がいると聞きまして!」


あっ。『ダンジョン×バリケード』の主人公、シリウス君だわ。元気で活発的な少年。国王陛下はシリウス君を叱責する。


「・・・シリウス。ここは、客人のいる場であるぞ。失礼ではないか。用がないなら、早々に立ち去れ!」
「父上!この少年からはとても強い力を感じます!!」
「それは、分かっている。分かっているから、この少年を称賛したいのだ。」


オリオン君はポツリと呟く。


「・・・称賛などいりません。僕は、自分の出来る事をしたまでです。それが、国の危機を救ったとしても、僕には、関係ない、事です。・・・ですから、大変失礼ではございますが、お暇させて頂きます。」


オリオン君は静かに、その場から去って行った。あらら。そこは、逃亡するのね。うふふっ。やっぱり、オリオン君は面白い子。
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