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2.10歳~
43.俺のお嫁さん。 Side レオナルド
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俺は、レオナルド・デュボア。15歳。
俺は、医者になるのに大義名分を掲げている。それは、『モテる』という事だ!!
だが、現実は甘くなかった。確かに、俺はブサイクだとか、言われるし?動機も不純だとか言うが、年頃の男だし、寧ろ、俺が普通じゃね?なんで、俺は異性にモテねーのかな?
ジュードは堅物で規律正しい。そこが女の子にモテる秘訣みてー。アランは、イケメンだし、モテるだろ。
じゃあ、俺は?
なんで、モテないの?レナード皇国でも、この国でも女の子は寄ってもこなかった。クソ!こんな街、機会があったら、出ていってやる!
「まぁまぁ、落ち着け?お前は何を求める?」
この国の王で、医学科の講師でもある陽翔様が問いかける。俺ははっきりと答える。
「そりゃあ、お嫁さん!」
そんな事、言っても無駄だとは思ったが、予想を上回る答えが陽翔様の口から舞い込む。
「じゃあ、レオナルドのお嫁さんを探してきたから、今から結婚式挙げるか?」
「ぶはっ。そりゃあ、楽しみ♪」
俺は医学生の中で、一番早く結婚する。これ、勝ち組じゃね?アランは、セリカさん?が結婚式を挙げたいとの事で結婚はまだ先らしい。つまり、俺勝ち組!!言ってみるものだな。
俺は婚礼衣装に包まれると、教会でわくわくする。一度もお嫁さんに会っていないから。どんな娘だろう?
結婚式が始まると、初めて俺のお嫁さん(予定)に出会った。俺は彼女に一目惚れしてしまった。それくらい、彼女は美しかったから。陽翔様はこんな俺の為に彼女を探してくれたのか。
俺は多くにモテるよりも彼女に愛されたい!そして、俺が彼女を幸せにするんだ。
一気に考えが変わった。でも、彼女に笑顔はない。こっそりと陽翔様が耳打ちする。
「彼女、正直、こき使われ続けていたから、命令をよく聞いちゃう。何とかして、感情を取り戻してあげてよ。」
「勿論です!俺のお嫁さんになる人ですから!」
俺は彼女の笑顔が見てみたい。何としてでも、俺の事を好きになって欲しい。
俺は彼女_ソフィアと口付けを交わす。今はきっと、隷属の証かもしれない。でも、絶対に幸せにするから。そう、固く心に誓った。
・
・
・
自宅に帰ると、ソフィアもいる。なんか、傍にいるだけでも夫婦って感じ!たまらねぇ!!しかも、こんなに美少女だぜ!?陽翔様、ありがとー。自宅で、一緒に夕飯作り。しかし、俺は料理ってあまり得意じゃない。でも、ソフィアは日常茶飯事みたいで、次々と、美味しそうな料理が出来ていく。
つい、よだれが出そうである。
「レオナルド様、夕飯の支度が出来ました。」
「ソフィア、ありがとー!!一緒に食おうぜ!!」
「それは、命令ですか?」
「違うよ!!俺達は夫婦になったんだから、一緒に食うもんだろ!!」
「・・・?そういうものですか?」
ソフィアの従属意識は底知れない。この娘、奴隷なの?って思うくらい。でも、そんな事、関係ない!!つい、にやける顔を抑えて、ここはどうしたらこの娘を落とす事に集中!
まずは、モテテクその1!容姿を褒めよう。ここは、勿論笑顔でな!
「ソフィアは、綺麗な髪の毛だな!ちょっとだけ、触れてもいいか?」
「え・・・?」
はっ。しまった!!ちょっと、先走りすぎたか!?寧ろ、変態発言か!?確かに、よくキモいとか言われるけどさ!もしかして、初っ端からやらかした・・・?ソフィアは少々、たじろいでしまう。そして、憂い気な瞳で、ソフィアは呟いた。
「・・・レオナルド様は、この姿が気味が悪いと思わないのですか・・・?」
「へ?」
どうやら、気味悪がられてはいない様子。良かった。でも、気味が悪いってどういう事だ?
「それって、どういう・・・?」
「私は、老人のような白い髪、血のような赤い瞳。周りからは、『呪われた子』と言われ続けてきました・・・。」
なんて事だろうか!?こんなに綺麗な娘なのに、そんな事を言うなんて許せない!!それに、ソフィアは不安な気持ちが隠せない様子。ディアレスト王国では、こういうのは異常なのか?レナード皇国では普通に色んな髪の色の人、肌の人、瞳の色もあまり気にしない性質だからなぁ・・・。だから。
「俺は、ソフィアの、絹のようなサラサラで白い髪も、ルビーのように赤い瞳も綺麗だと思うぜ!!」
これくらいなら、変態発言じゃないよな?ソフィアは目を見開く。顔もほのかに赤い。
「レオナルド様はお優しいのですね。」
ソフィアは初めて笑顔を見せた。その表情に、俺は理性を失いかけた。
俺は、医者になるのに大義名分を掲げている。それは、『モテる』という事だ!!
だが、現実は甘くなかった。確かに、俺はブサイクだとか、言われるし?動機も不純だとか言うが、年頃の男だし、寧ろ、俺が普通じゃね?なんで、俺は異性にモテねーのかな?
ジュードは堅物で規律正しい。そこが女の子にモテる秘訣みてー。アランは、イケメンだし、モテるだろ。
じゃあ、俺は?
なんで、モテないの?レナード皇国でも、この国でも女の子は寄ってもこなかった。クソ!こんな街、機会があったら、出ていってやる!
「まぁまぁ、落ち着け?お前は何を求める?」
この国の王で、医学科の講師でもある陽翔様が問いかける。俺ははっきりと答える。
「そりゃあ、お嫁さん!」
そんな事、言っても無駄だとは思ったが、予想を上回る答えが陽翔様の口から舞い込む。
「じゃあ、レオナルドのお嫁さんを探してきたから、今から結婚式挙げるか?」
「ぶはっ。そりゃあ、楽しみ♪」
俺は医学生の中で、一番早く結婚する。これ、勝ち組じゃね?アランは、セリカさん?が結婚式を挙げたいとの事で結婚はまだ先らしい。つまり、俺勝ち組!!言ってみるものだな。
俺は婚礼衣装に包まれると、教会でわくわくする。一度もお嫁さんに会っていないから。どんな娘だろう?
結婚式が始まると、初めて俺のお嫁さん(予定)に出会った。俺は彼女に一目惚れしてしまった。それくらい、彼女は美しかったから。陽翔様はこんな俺の為に彼女を探してくれたのか。
俺は多くにモテるよりも彼女に愛されたい!そして、俺が彼女を幸せにするんだ。
一気に考えが変わった。でも、彼女に笑顔はない。こっそりと陽翔様が耳打ちする。
「彼女、正直、こき使われ続けていたから、命令をよく聞いちゃう。何とかして、感情を取り戻してあげてよ。」
「勿論です!俺のお嫁さんになる人ですから!」
俺は彼女の笑顔が見てみたい。何としてでも、俺の事を好きになって欲しい。
俺は彼女_ソフィアと口付けを交わす。今はきっと、隷属の証かもしれない。でも、絶対に幸せにするから。そう、固く心に誓った。
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自宅に帰ると、ソフィアもいる。なんか、傍にいるだけでも夫婦って感じ!たまらねぇ!!しかも、こんなに美少女だぜ!?陽翔様、ありがとー。自宅で、一緒に夕飯作り。しかし、俺は料理ってあまり得意じゃない。でも、ソフィアは日常茶飯事みたいで、次々と、美味しそうな料理が出来ていく。
つい、よだれが出そうである。
「レオナルド様、夕飯の支度が出来ました。」
「ソフィア、ありがとー!!一緒に食おうぜ!!」
「それは、命令ですか?」
「違うよ!!俺達は夫婦になったんだから、一緒に食うもんだろ!!」
「・・・?そういうものですか?」
ソフィアの従属意識は底知れない。この娘、奴隷なの?って思うくらい。でも、そんな事、関係ない!!つい、にやける顔を抑えて、ここはどうしたらこの娘を落とす事に集中!
まずは、モテテクその1!容姿を褒めよう。ここは、勿論笑顔でな!
「ソフィアは、綺麗な髪の毛だな!ちょっとだけ、触れてもいいか?」
「え・・・?」
はっ。しまった!!ちょっと、先走りすぎたか!?寧ろ、変態発言か!?確かに、よくキモいとか言われるけどさ!もしかして、初っ端からやらかした・・・?ソフィアは少々、たじろいでしまう。そして、憂い気な瞳で、ソフィアは呟いた。
「・・・レオナルド様は、この姿が気味が悪いと思わないのですか・・・?」
「へ?」
どうやら、気味悪がられてはいない様子。良かった。でも、気味が悪いってどういう事だ?
「それって、どういう・・・?」
「私は、老人のような白い髪、血のような赤い瞳。周りからは、『呪われた子』と言われ続けてきました・・・。」
なんて事だろうか!?こんなに綺麗な娘なのに、そんな事を言うなんて許せない!!それに、ソフィアは不安な気持ちが隠せない様子。ディアレスト王国では、こういうのは異常なのか?レナード皇国では普通に色んな髪の色の人、肌の人、瞳の色もあまり気にしない性質だからなぁ・・・。だから。
「俺は、ソフィアの、絹のようなサラサラで白い髪も、ルビーのように赤い瞳も綺麗だと思うぜ!!」
これくらいなら、変態発言じゃないよな?ソフィアは目を見開く。顔もほのかに赤い。
「レオナルド様はお優しいのですね。」
ソフィアは初めて笑顔を見せた。その表情に、俺は理性を失いかけた。
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