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1.プロローグ。
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俺の現在の名前をハルディーン・ディアレストという。ディアレスト王国、第五王子です。妹が好きだったこの乙女ゲーム内のメインヒーローは双子の兄、メイディス・ディアレストという。双子で雲泥の差が出る事でこのゲームの展開に面白味が出てくるのだ。気が付けば、誘拐されていたので、ゲームの内容を一通り覚えるスキルを付けてみた。
少しだけ、俺の記憶を振り返ってみよう。
俺は生まれて、1週間経ち、右手にディアレスト王家の紋章を刻印する儀式が行われたんだ。とても痛かった。そして、すぐに睡魔が襲い、かれこれそれから2カ月が経過した。
双子の兄は隣ですやすやと眠っているが、俺は珍しく起きている。生まれて半年で俺は誘拐されてしまった。そして、イマココ。
・・・そう、これが育つ環境において雲泥の差が出る問題なのである。何で、誘拐されるかって?話の展開じゃあ、平民以下の生活をするハルディーンと王族として大切に育てられ、守られながら生活をするメイディスの差を作る事で話に面白味が出るかららしい。正直、王族が簡単に誘拐されるなよと思うけど、誘拐されちゃったら仕方がないね。ここで、引きこもります。
俺は意味もなく手をスライドさせる。そうすると、ゲーム画面みたいなのが表示された。画面にはステータスやマイページ、ガチャ画面が映し出された。俺は早速、ガチャの画面を押す。そうすると、画面にはデカデカと『今なら、10連ガチャ無料!!☆4以上のアイテムが確定するよ!!』と映し出されていた。
え?これって、まさかの課金スキル!?そんなのが、俺についていたの!?まぁ、無料ならやるに決まっているが。
俺はガチャを押す。注意事項が映し出されたが、それも無視して、ガチャスタート!!
☆☆☆隠蔽スキルをゲットしたよ!!
☆兵士の剣をゲットしたよ!!
☆☆☆☆アイテムボックスをゲットしたよ!!
☆クローゼットをゲットしたよ!!
☆☆☆☆光魔法を習得したよ!!
☆庶民の衣服をゲットしたよ!!
☆☆水魔法を習得したよ!!
☆クローゼットをゲットしたよ!!
☆☆疾風の靴をゲットしたよ!!
☆☆☆☆☆王族紋章継承魔法を習得したよ!!
・・・あれー?このキャラがチートなのは一番最後にゲットした王族紋章継承魔法を持っているが故。そして、俺はいとも簡単に習得しちゃったぁぁぁ!!この魔法は王族の中で選ばれた者しか習得出来ないらしいのにぃぃぃ。
まずは、深呼吸だ。そして、アイテムボックスにゲットしたものをしまおう。
しかも、クローゼットを何故に2つもゲットしたんだろう?クローゼットが出ている訳ではないが、衣服をしまうのに、上限でもあるのだろうか?アイテムボックスがあるのに?それに、悪役ヒーローなのに、光魔法を習得しちゃったぁぁぁ!!そこは、普通闇魔法でしょうが!
まぁ、分からない事は今は気にしない!アイテムボックスに全てしまい込み、王族紋章継承魔法により、今度は左手にその証が刻印された。またしても、痛くて泣いてしまった。
気が付けば、家の中で眠っており、王族紋章継承魔法で家が構築されたらしい。しかも、防御壁付きだぜ。・・・王族紋章継承魔法の能力だ。これは、持つ者に繁栄をもたらすと言う。だから、何でも出来る魔法。
そして、俺は、死の森と呼ばれる場所まで連れてこられていた。ここは、一日闇に包まれ、昼間でも夜のように暗くて、ここには魔物が多く棲み着いている。そして、この場所に置いてけぼりにされる。・・・勝手に死ねと?別に俺は王族に恨みはないが、憤りを感じるのは事実だ。俺は奴らが去った後、ストレス発散がてら王族紋章継承魔法を発動してみる。
あれ?俺、言葉発する事出来なくね?・・・ま、いっか。魔法はイメージが重要だ。
爆発!
半径2kmぐらい何もなくなりました。鳥獣型の魔物が一気に飛んでいきました。・・・あっ、これ。マジでチートだわ。それに、この日の出来事は後に『死の森の混乱』って呼ばれるイベントじゃね?俺、このキャラにそういう設定があったの忘れていたわ。早々覚えてられる訳もないでしょ?確か、鳥獣型の魔物が街に溢れて、街を壊滅的にしちゃったの。魔法騎士隊が鳥獣型の魔物を退治して、事なきを得たのは得たらしいが。・・・あー。早くも悪役ヒーローになっちゃったぁぁぁ!!そして、レベルアップのコールがうるせぇぇぇぇ!!これ、レベル制なの?知らねえよ?乙女ゲームじゃないの?
レベルアップのコールが鳴りやむと、ステータスを確認した。普通の格闘ゲームでも、RPGゲームでも、ないような値だった。俺、まだ生後半年の赤子よ?運の値なんかカンストしている。攻撃も守備も敏捷性もエラーを出していた。
もう、レベル関係ないじゃん!!
しかし、家に入り休むと、消費した魔力が多かったのかすぐに眠ってしまった。
少しだけ、俺の記憶を振り返ってみよう。
俺は生まれて、1週間経ち、右手にディアレスト王家の紋章を刻印する儀式が行われたんだ。とても痛かった。そして、すぐに睡魔が襲い、かれこれそれから2カ月が経過した。
双子の兄は隣ですやすやと眠っているが、俺は珍しく起きている。生まれて半年で俺は誘拐されてしまった。そして、イマココ。
・・・そう、これが育つ環境において雲泥の差が出る問題なのである。何で、誘拐されるかって?話の展開じゃあ、平民以下の生活をするハルディーンと王族として大切に育てられ、守られながら生活をするメイディスの差を作る事で話に面白味が出るかららしい。正直、王族が簡単に誘拐されるなよと思うけど、誘拐されちゃったら仕方がないね。ここで、引きこもります。
俺は意味もなく手をスライドさせる。そうすると、ゲーム画面みたいなのが表示された。画面にはステータスやマイページ、ガチャ画面が映し出された。俺は早速、ガチャの画面を押す。そうすると、画面にはデカデカと『今なら、10連ガチャ無料!!☆4以上のアイテムが確定するよ!!』と映し出されていた。
え?これって、まさかの課金スキル!?そんなのが、俺についていたの!?まぁ、無料ならやるに決まっているが。
俺はガチャを押す。注意事項が映し出されたが、それも無視して、ガチャスタート!!
☆☆☆隠蔽スキルをゲットしたよ!!
☆兵士の剣をゲットしたよ!!
☆☆☆☆アイテムボックスをゲットしたよ!!
☆クローゼットをゲットしたよ!!
☆☆☆☆光魔法を習得したよ!!
☆庶民の衣服をゲットしたよ!!
☆☆水魔法を習得したよ!!
☆クローゼットをゲットしたよ!!
☆☆疾風の靴をゲットしたよ!!
☆☆☆☆☆王族紋章継承魔法を習得したよ!!
・・・あれー?このキャラがチートなのは一番最後にゲットした王族紋章継承魔法を持っているが故。そして、俺はいとも簡単に習得しちゃったぁぁぁ!!この魔法は王族の中で選ばれた者しか習得出来ないらしいのにぃぃぃ。
まずは、深呼吸だ。そして、アイテムボックスにゲットしたものをしまおう。
しかも、クローゼットを何故に2つもゲットしたんだろう?クローゼットが出ている訳ではないが、衣服をしまうのに、上限でもあるのだろうか?アイテムボックスがあるのに?それに、悪役ヒーローなのに、光魔法を習得しちゃったぁぁぁ!!そこは、普通闇魔法でしょうが!
まぁ、分からない事は今は気にしない!アイテムボックスに全てしまい込み、王族紋章継承魔法により、今度は左手にその証が刻印された。またしても、痛くて泣いてしまった。
気が付けば、家の中で眠っており、王族紋章継承魔法で家が構築されたらしい。しかも、防御壁付きだぜ。・・・王族紋章継承魔法の能力だ。これは、持つ者に繁栄をもたらすと言う。だから、何でも出来る魔法。
そして、俺は、死の森と呼ばれる場所まで連れてこられていた。ここは、一日闇に包まれ、昼間でも夜のように暗くて、ここには魔物が多く棲み着いている。そして、この場所に置いてけぼりにされる。・・・勝手に死ねと?別に俺は王族に恨みはないが、憤りを感じるのは事実だ。俺は奴らが去った後、ストレス発散がてら王族紋章継承魔法を発動してみる。
あれ?俺、言葉発する事出来なくね?・・・ま、いっか。魔法はイメージが重要だ。
爆発!
半径2kmぐらい何もなくなりました。鳥獣型の魔物が一気に飛んでいきました。・・・あっ、これ。マジでチートだわ。それに、この日の出来事は後に『死の森の混乱』って呼ばれるイベントじゃね?俺、このキャラにそういう設定があったの忘れていたわ。早々覚えてられる訳もないでしょ?確か、鳥獣型の魔物が街に溢れて、街を壊滅的にしちゃったの。魔法騎士隊が鳥獣型の魔物を退治して、事なきを得たのは得たらしいが。・・・あー。早くも悪役ヒーローになっちゃったぁぁぁ!!そして、レベルアップのコールがうるせぇぇぇぇ!!これ、レベル制なの?知らねえよ?乙女ゲームじゃないの?
レベルアップのコールが鳴りやむと、ステータスを確認した。普通の格闘ゲームでも、RPGゲームでも、ないような値だった。俺、まだ生後半年の赤子よ?運の値なんかカンストしている。攻撃も守備も敏捷性もエラーを出していた。
もう、レベル関係ないじゃん!!
しかし、家に入り休むと、消費した魔力が多かったのかすぐに眠ってしまった。
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