俺は悪役王子様!

花京院陽菜

文字の大きさ
上 下
27 / 41
1.幼少期!

27.

しおりを挟む
「先手必勝!必殺技・オーバードライヴ!!」


俺は光の閃光を纏いながら、ガチャスキルでゲットした『グングニルの槍』でコアを貫いた。瞬間移動の如く、素早い攻撃をする。ジャイアント・キリングは『殺戮者の剣』×2と瓶を、その中身は『奇跡の涙』というレアアイテム×5と100万Gを落としていった。何故に、普通のドロップアイテムよりレアアイテムの方が数が多いのだろう。


でも、『エリクシール』を作るにはもってこいなんだよね。『奇跡の涙』と『虹色奇跡の雫』を合わせれば、『エリクシール』完成!


『エリクシール』は万能薬である。これをユリオ王子は望んでいるのか?ここはそっとグレイに主導権を譲ろう。


ポイッ(-_- )ノ⌒


「「うわぁぁぁっ!お兄ちゃん、カッコいい!」」


小さな王子達は目を輝かせる。グレイは少し呆れ顔。しかし、金貨を落としてくれた事で、喜ぶグレイ。まぁ、表面上では見せないけど。


「まぁ、これくらい楽勝だよねっ?」
「これくらい・・・っていう時点で、おかしいのだが?」
「僕って、強いもん♪・・・にしても、最強と言われるジャイアント・キリングも形無しだよねー??」


その言葉に驚くユリオ王子。ユリオ王子は顔色を変える。手を震わせながら、『奇跡の涙』を指差す。


「じゃ、ジャイアント・キリング?だったら、そいつが落とした瓶の中身ってまさか?」
「『奇跡の涙』だねぇ?ただでさえ、ジャイアント・キリングは滅多に姿を現れないのに、レアアイテムを5個落とすとはねー?・・・まぁ、僕のものだけどねー?」



グッという声が聞こえたけれども、グレイさんちゃっかり、自分のものにしているし。


『いやー。いきなり、何事かと思ったけど、良い方向に向かうとはねー?にしても、いいカモが出来たかも☆』


(屮°□°)屮


ユリオ王子をカモ扱いするとは何事だ。そして、エリクシールを売りつける気か?これ、貴重なものなのに!!


『まさか。相手の様子も分からないのに?』


すかさず、オンライン診療する。しかし、ただのワープシステム酔いだった。


「まぁ、ただのワープシステム酔いだねぇ?しばらくしたら、体調も戻るでしょ?」
「そうなのか。」
「王妃様はお腹に子供を宿しているから、余計に体調を崩したんだと思うよ?でも、ちょっと心配だよねっ?」


「それは何故?」
「え?そりゃあ、ルシアン王子が僕のところに来るからだょっ!僕を便利屋か何かと思っているの?しょっちゅう来られて、困っているんだけど?」
「・・・それは、すまない。」


小さな王子達が目を離した隙に、どこかへ去っていたので、しばらく追いかけっこするハメになった。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた

佐藤醤油
ファンタジー
 貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。  僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。  魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。  言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。  この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。  小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。 ------------------------------------------------------------------  お知らせ   「転生者はめぐりあう」 始めました。 ------------------------------------------------------------------ 注意  作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。  感想は受け付けていません。  誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。

王が気づいたのはあれから十年後

基本二度寝
恋愛
王太子は妃の肩を抱き、反対の手には息子の手を握る。 妃はまだ小さい娘を抱えて、夫に寄り添っていた。 仲睦まじいその王族家族の姿は、国民にも評判がよかった。 側室を取ることもなく、子に恵まれた王家。 王太子は妃を優しく見つめ、妃も王太子を愛しく見つめ返す。 王太子は今日、父から王の座を譲り受けた。 新たな国王の誕生だった。

チート幼女とSSSランク冒険者

紅 蓮也
ファンタジー
【更新休止中】 三十歳の誕生日に通り魔に刺され人生を終えた小鳥遊葵が 過去にも失敗しまくりの神様から異世界転生を頼まれる。 神様は自分が長々と語っていたからなのに、ある程度は魔法が使える体にしとく、無限収納もあげるといい、時間があまり無いからさっさと転生しちゃおっかと言いだし、転生のため光に包まれ意識が無くなる直前、神様から不安を感じさせる言葉が聞こえたが、どうする事もできない私はそのまま転生された。 目を開けると日本人の男女の顔があった。 転生から四年がたったある日、神様が現れ、異世界じゃなくて地球に転生させちゃったと・・・ 他の人を新たに異世界に転生させるのは無理だからと本来行くはずだった異世界に転移することに・・・ 転移するとそこは森の中でした。見たこともない魔獣に襲われているところを冒険者に助けられる。 そして転移により家族がいない葵は、冒険者になり助けてくれた冒険者たちと冒険したり、しなかったりする物語 ※この作品は小説家になろう様、カクヨム様、ノベルバ様、エブリスタ様でも掲載しています。

気がついたら異世界に転生していた。

みみっく
ファンタジー
社畜として会社に愛されこき使われ日々のストレスとムリが原因で深夜の休憩中に死んでしまい。 気がついたら異世界に転生していた。 普通に愛情を受けて育てられ、普通に育ち屋敷を抜け出して子供達が集まる広場へ遊びに行くと自分の異常な身体能力に気が付き始めた・・・ 冒険がメインでは無く、冒険とほのぼのとした感じの日常と恋愛を書いていけたらと思って書いています。 戦闘もありますが少しだけです。

【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?

みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。 ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる 色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く

魔力吸収体質が厄介すぎて追放されたけど、創造スキルに進化したので、もふもふライフを送ることにしました

うみ
ファンタジー
魔力吸収能力を持つリヒトは、魔力が枯渇して「魔法が使えなくなる」という理由で街はずれでひっそりと暮らしていた。 そんな折、どす黒い魔力である魔素溢れる魔境が拡大してきていたため、領主から魔境へ向かえと追い出されてしまう。 魔境の入り口に差し掛かった時、全ての魔素が主人公に向けて流れ込み、魔力吸収能力がオーバーフローし覚醒する。 その結果、リヒトは有り余る魔力を使って妄想を形にする力「創造スキル」を手に入れたのだった。 魔素の無くなった魔境は元の大自然に戻り、街に戻れない彼はここでノンビリ生きていく決意をする。 手に入れた力で高さ333メートルもある建物を作りご満悦の彼の元へ、邪神と名乗る白猫にのった小動物や、獣人の少女が訪れ、更には豊富な食糧を嗅ぎつけたゴブリンの大軍が迫って来て……。 いつしかリヒトは魔物たちから魔王と呼ばるようになる。それに伴い、333メートルの建物は魔王城として畏怖されるようになっていく。

神に同情された転生者物語

チャチャ
ファンタジー
ブラック企業に勤めていた安田悠翔(やすだ はると)は、電車を待っていると後から背中を押されて電車に轢かれて死んでしまう。 すると、神様と名乗った青年にこれまでの人生を同情された異世界に転生してのんびりと過ごしてと言われる。 悠翔は、チート能力をもらって異世界を旅する。

祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活

空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。 最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。 ――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に…… どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。 顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。 魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。 こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す―― ※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。

処理中です...