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困惑と決意
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次の日の早朝のこと…
二階の空き部屋にて
「桜蘭さん、父の古着ですが良ければこちらをお召になってくださ…っええ!!!」
華が楓に着替えを持ってきた所
楓はちょうど稽古着を脱いでいる所だった。
「あ!お華さん
おはようございます」
「あぁ、おはようございます…じゃなくて!」
「?」
「桜蘭さん女子だったのですか!?」
「えぇ、そうですけど…」
その返事に華は百面相し、楓は何かまずい事をしてしまったのかと不安になっていた。
「桜蘭さん!」
「は、はいぃ!!」
突然名を呼ばれ声が裏返ってしまった。
その反応にクスクス笑う華に何処かに連れていかれる
華の部屋だ。
小綺麗で良い匂いのする部屋の中央に座らされる
「えっと…お華さん?」
「動かないでください。」
そう言いテキパキとした動きで楓の顔に化粧を施し、自分の着物を着つける。
「やっぱりこっちの方がいいわね!」
満足げにお華が言うのだが、楓は不安で仕方がない
今まで成人式の時以外に女物の着物を来たことがなく、自分は似合わないと思っているからだ
しかし、実際は違う
中性的で整った顔立ちは化粧もはえ、可愛いというよりも太夫のように美しい。
不安気な楓をよそに「これならいつもよりお客さんが増える」と、満足げな華であった。
二階の空き部屋にて
「桜蘭さん、父の古着ですが良ければこちらをお召になってくださ…っええ!!!」
華が楓に着替えを持ってきた所
楓はちょうど稽古着を脱いでいる所だった。
「あ!お華さん
おはようございます」
「あぁ、おはようございます…じゃなくて!」
「?」
「桜蘭さん女子だったのですか!?」
「えぇ、そうですけど…」
その返事に華は百面相し、楓は何かまずい事をしてしまったのかと不安になっていた。
「桜蘭さん!」
「は、はいぃ!!」
突然名を呼ばれ声が裏返ってしまった。
その反応にクスクス笑う華に何処かに連れていかれる
華の部屋だ。
小綺麗で良い匂いのする部屋の中央に座らされる
「えっと…お華さん?」
「動かないでください。」
そう言いテキパキとした動きで楓の顔に化粧を施し、自分の着物を着つける。
「やっぱりこっちの方がいいわね!」
満足げにお華が言うのだが、楓は不安で仕方がない
今まで成人式の時以外に女物の着物を来たことがなく、自分は似合わないと思っているからだ
しかし、実際は違う
中性的で整った顔立ちは化粧もはえ、可愛いというよりも太夫のように美しい。
不安気な楓をよそに「これならいつもよりお客さんが増える」と、満足げな華であった。
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