6 / 16
第二幕 神凪 響詩郎
神凪 響詩郎の事情(後編・上の巻)
しおりを挟む
「はぁ、はぁ……」
まだ年端もいかぬ幼い子供が、クリスマスイブの歓喜に彩られた夜の歓楽街を必死に駆けていた。
6歳の神凪響詩郎は何度も何度も後ろを振り返る。
その視線の先では複数の男たちが彼を追ってきていた。
「はぁ……はぁ……父さん、母さん」
幼い響詩郎の足ではとても逃げ切れそうになかったが、彼は巧みに狭いビルの間をすり抜けていく。
子供にしか通り抜けられそうにない隙間を次々とくぐり抜ける響詩郎は自分が追われる理由を知っていた。
追っ手の彼らにとって自分は餌《えさ》なのだ。
「はぁ……はぁ……桃先生」
やがて細い路地裏をいくつも通り抜けるうちに、響詩郎は地下街に足を踏み入れていた。
そこにはいくつもの有料ロッカーボックスが立ち並んでいる。
立ち止まって息を整える響詩郎は、黙って家を飛び出してきたことに罪悪感を感じながらポツリと呟きを漏らした。
「桃先生……怒ってるかな」
今、幼い彼と同居しているのは趙香桃という女性だった。
響詩郎の両親は魔界で特別な仕事に就いているため、息子とは年に数回しか会うことはない。
特別な仕事というのがどんなものであるのか幼い響詩郎には分からなかったが、そんな彼にも分かることがあった。
自分の暮らしが普通の家庭とは違うということだった。
小学校に上がったばかりの彼は、周囲の友達らの暮らしぶりを見てそのことに初めて気が付いたのだ。
以来、幼い彼の胸には疑問や割り切れない思いがくすぶり続けていた。
生まれてからまだほんの数年しか経っていない子供にも関わらず、彼には本音でぶつかったりワガママを言える相手がいなかったのだ。
今の同居人である香桃は響詩郎の衣食住の面倒を見てくれているが、母親の代わりというわけではなかった。
「私はあんたのママじゃない。あんたのママは今日も遠い魔界であんたのことを思ってるさ。だから甘えたいなら次に会った時にしな」
現に香桃は折に触れて響詩郎にそう言っていたのだ。
だが、彼は年に数回しか会えない母親にワガママを言って困らせることは出来なかった。
そんな思いを抱えながら迎えた今日のクリスマスイブ。
香桃は急ぎの仕事で昼間から出かけていて帰りは遅くなるようだった。
響詩郎はこんな日に一人でいることに言いようのない寂しさを感じて、ひとり家を飛び出したのだった。
「魔界って遠いのかな」
そう言う響詩郎の胸は両親への郷愁で満ちていた。
だがその時、強い力でいきなり背中を押されて響詩郎は床に倒れ込んでしまった。
「うわっ!」
肩を床に強打して強い痛みに顔をしかめながら響詩郎はワケも分からず立ち上がろうとした。
だが背中を誰かに足で踏みつけられ、床に押し付けられたまま起き上がれなくなってしまう。
「ようやく見つけたぞ。ガキめ。おい! おまえら! こっちだ!」
頭上から降り注いだその声は粗野な男のものだった。
そして大勢の声と足音が近づいてきた。
(つ、つかまっちゃった)
愕然として必死にもがく響詩郎だったが、子供の力ではどうすることも出来ない。
「こいつか。趙香桃の秘蔵っ子ってのは」
「確かにうまそうだ。血肉と一緒に霊力をたっぷり吸い取ってやろうぜ」
男たちが口々に言うその言葉に、自分がこれからどうなってしまうのかを悟った響詩郎は震え上がった。
「や、やめてよ! ぼ、僕……僕……何も悪いことしてないよ」
恐怖のあまり、ほとんど懇願するような言葉を口にする響詩郎だったが、掠れて弱々しいその声は男たちの嗜虐心を煽り立てるだけだった。
響詩郎を踏みつけていた男が突然、彼の首根っこを掴むと無理やり立ち上がらせる。
「うくっ……」
後ろから首を掴まれてその痛みに顔をしかめる響詩郎は、そこで初めて自分を取り囲む男たちの顔を見た。
それは全員が動物や昆虫のような顔や手足を持つ半人半妖のような異形の化け物たちだった。
「ひっ!」
魔界に生まれ、妖魔の趙香桃の元で育てられている響詩郎は妖魔の姿こそ見たことがあるが、これほど多くの妖魔が眼前に集結する様子に圧倒されて息を飲む。
ましてや彼らは自分に危害を加えようとしているのだ。
恐慌してガタガタと震え出す響詩郎を見て、そんな彼を捕まえている狼の頭を持つ男が舌なめずりをしながら言う。
「悪いことしてない? だからひどい目に遭わないとでも言うのか? 生憎だったな。そいつは世の中のルールとは違う。なぜなら俺らは悪いことばっかりしてるが今こんなに楽しいぜ」
そう言うと狼男はその鋭い爪を響詩郎の二の腕にブスリと突き立てた。
「痛いっ! 痛いよぉっ!」
腕に突き刺さる鋭い痛みに響詩郎は悲鳴を上げた。
狼男はその腕を掴み上げ、響詩郎に見せつけるように彼の眼前に持っていく。
腕からはどくどくと真っ赤な血が流れ出ていた。
血まみれになっていく自分の肌を見た響詩郎は恐ろしくて声も出せずに喘ぐ。
「っく、ひぐっ……」
「おい見ろ。赤い血が出たぞ。痛いだろ? 痛いよな? でも今からもっと血が出るし、もっと痛くなるんだ。泣いても震えても誰も許してくれないぜぇ? 悪いことしてないのに、こんなひどい目に遭ってかわいそうになぁ」
そう言うと狼男は楽しくてたまらないといった様子で笑い声を上げた。
それにつられて周りの妖魔たちも下品な笑い声を上げる。
妖魔らの嬌声が恐ろしい大合唱となって地下道に響き渡り、響詩郎の恐怖は頂点に達した。
彼の下腹部から生温かい液体が漏れ出てきた。
「ハッハー! ガキが小便漏らしやがったぞ!」
嘲るようにそう言う狼男だったが、すでに茫然自失となっている響詩郎は涙を流して震えるだけだった。
そんな響詩郎をいたぶり飽きて狼男は鋭い爪を響詩郎の喉元に突き付けた。
「残念だったな。おまえは俺らの餌になるために死ぬんだ。あきらめろ」
そう言うと狼男は爪を振り上げて響詩郎の首に狙いをつけた。
(た、助けて。父さん、母さん……桃先生)
響詩郎は心の底からそう願った。
心は折れ、かと言って死を覚悟する度胸もなく、彼が最後に出来ることは救いの手を求めることだけだった。
(これは桃先生の言いつけを破って勝手に外に出た罰なんだ)
彼の心に後悔の念とともに浮かぶのは、香桃の顔だった。
そして狼男の鋭い爪が振り下ろされた。
それは幼い響詩郎の命運を刈り取る死神の鎌となって彼に襲い掛かるのだった。
まだ年端もいかぬ幼い子供が、クリスマスイブの歓喜に彩られた夜の歓楽街を必死に駆けていた。
6歳の神凪響詩郎は何度も何度も後ろを振り返る。
その視線の先では複数の男たちが彼を追ってきていた。
「はぁ……はぁ……父さん、母さん」
幼い響詩郎の足ではとても逃げ切れそうになかったが、彼は巧みに狭いビルの間をすり抜けていく。
子供にしか通り抜けられそうにない隙間を次々とくぐり抜ける響詩郎は自分が追われる理由を知っていた。
追っ手の彼らにとって自分は餌《えさ》なのだ。
「はぁ……はぁ……桃先生」
やがて細い路地裏をいくつも通り抜けるうちに、響詩郎は地下街に足を踏み入れていた。
そこにはいくつもの有料ロッカーボックスが立ち並んでいる。
立ち止まって息を整える響詩郎は、黙って家を飛び出してきたことに罪悪感を感じながらポツリと呟きを漏らした。
「桃先生……怒ってるかな」
今、幼い彼と同居しているのは趙香桃という女性だった。
響詩郎の両親は魔界で特別な仕事に就いているため、息子とは年に数回しか会うことはない。
特別な仕事というのがどんなものであるのか幼い響詩郎には分からなかったが、そんな彼にも分かることがあった。
自分の暮らしが普通の家庭とは違うということだった。
小学校に上がったばかりの彼は、周囲の友達らの暮らしぶりを見てそのことに初めて気が付いたのだ。
以来、幼い彼の胸には疑問や割り切れない思いがくすぶり続けていた。
生まれてからまだほんの数年しか経っていない子供にも関わらず、彼には本音でぶつかったりワガママを言える相手がいなかったのだ。
今の同居人である香桃は響詩郎の衣食住の面倒を見てくれているが、母親の代わりというわけではなかった。
「私はあんたのママじゃない。あんたのママは今日も遠い魔界であんたのことを思ってるさ。だから甘えたいなら次に会った時にしな」
現に香桃は折に触れて響詩郎にそう言っていたのだ。
だが、彼は年に数回しか会えない母親にワガママを言って困らせることは出来なかった。
そんな思いを抱えながら迎えた今日のクリスマスイブ。
香桃は急ぎの仕事で昼間から出かけていて帰りは遅くなるようだった。
響詩郎はこんな日に一人でいることに言いようのない寂しさを感じて、ひとり家を飛び出したのだった。
「魔界って遠いのかな」
そう言う響詩郎の胸は両親への郷愁で満ちていた。
だがその時、強い力でいきなり背中を押されて響詩郎は床に倒れ込んでしまった。
「うわっ!」
肩を床に強打して強い痛みに顔をしかめながら響詩郎はワケも分からず立ち上がろうとした。
だが背中を誰かに足で踏みつけられ、床に押し付けられたまま起き上がれなくなってしまう。
「ようやく見つけたぞ。ガキめ。おい! おまえら! こっちだ!」
頭上から降り注いだその声は粗野な男のものだった。
そして大勢の声と足音が近づいてきた。
(つ、つかまっちゃった)
愕然として必死にもがく響詩郎だったが、子供の力ではどうすることも出来ない。
「こいつか。趙香桃の秘蔵っ子ってのは」
「確かにうまそうだ。血肉と一緒に霊力をたっぷり吸い取ってやろうぜ」
男たちが口々に言うその言葉に、自分がこれからどうなってしまうのかを悟った響詩郎は震え上がった。
「や、やめてよ! ぼ、僕……僕……何も悪いことしてないよ」
恐怖のあまり、ほとんど懇願するような言葉を口にする響詩郎だったが、掠れて弱々しいその声は男たちの嗜虐心を煽り立てるだけだった。
響詩郎を踏みつけていた男が突然、彼の首根っこを掴むと無理やり立ち上がらせる。
「うくっ……」
後ろから首を掴まれてその痛みに顔をしかめる響詩郎は、そこで初めて自分を取り囲む男たちの顔を見た。
それは全員が動物や昆虫のような顔や手足を持つ半人半妖のような異形の化け物たちだった。
「ひっ!」
魔界に生まれ、妖魔の趙香桃の元で育てられている響詩郎は妖魔の姿こそ見たことがあるが、これほど多くの妖魔が眼前に集結する様子に圧倒されて息を飲む。
ましてや彼らは自分に危害を加えようとしているのだ。
恐慌してガタガタと震え出す響詩郎を見て、そんな彼を捕まえている狼の頭を持つ男が舌なめずりをしながら言う。
「悪いことしてない? だからひどい目に遭わないとでも言うのか? 生憎だったな。そいつは世の中のルールとは違う。なぜなら俺らは悪いことばっかりしてるが今こんなに楽しいぜ」
そう言うと狼男はその鋭い爪を響詩郎の二の腕にブスリと突き立てた。
「痛いっ! 痛いよぉっ!」
腕に突き刺さる鋭い痛みに響詩郎は悲鳴を上げた。
狼男はその腕を掴み上げ、響詩郎に見せつけるように彼の眼前に持っていく。
腕からはどくどくと真っ赤な血が流れ出ていた。
血まみれになっていく自分の肌を見た響詩郎は恐ろしくて声も出せずに喘ぐ。
「っく、ひぐっ……」
「おい見ろ。赤い血が出たぞ。痛いだろ? 痛いよな? でも今からもっと血が出るし、もっと痛くなるんだ。泣いても震えても誰も許してくれないぜぇ? 悪いことしてないのに、こんなひどい目に遭ってかわいそうになぁ」
そう言うと狼男は楽しくてたまらないといった様子で笑い声を上げた。
それにつられて周りの妖魔たちも下品な笑い声を上げる。
妖魔らの嬌声が恐ろしい大合唱となって地下道に響き渡り、響詩郎の恐怖は頂点に達した。
彼の下腹部から生温かい液体が漏れ出てきた。
「ハッハー! ガキが小便漏らしやがったぞ!」
嘲るようにそう言う狼男だったが、すでに茫然自失となっている響詩郎は涙を流して震えるだけだった。
そんな響詩郎をいたぶり飽きて狼男は鋭い爪を響詩郎の喉元に突き付けた。
「残念だったな。おまえは俺らの餌になるために死ぬんだ。あきらめろ」
そう言うと狼男は爪を振り上げて響詩郎の首に狙いをつけた。
(た、助けて。父さん、母さん……桃先生)
響詩郎は心の底からそう願った。
心は折れ、かと言って死を覚悟する度胸もなく、彼が最後に出来ることは救いの手を求めることだけだった。
(これは桃先生の言いつけを破って勝手に外に出た罰なんだ)
彼の心に後悔の念とともに浮かぶのは、香桃の顔だった。
そして狼男の鋭い爪が振り下ろされた。
それは幼い響詩郎の命運を刈り取る死神の鎌となって彼に襲い掛かるのだった。
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
戦国姫 (せんごくき)
メマリー
キャラ文芸
戦国最強の武将と謳われた上杉謙信は女の子だった⁈
不思議な力をもって生まれた虎千代(のちの上杉謙信)は鬼の子として忌み嫌われて育った。
虎千代の師である天室光育の勧めにより、虎千代の中に巣食う悪鬼を払わんと妖刀「鬼斬り丸」の力を借りようする。
鬼斬り丸を手に入れるために困難な旅が始まる。
虎千代の旅のお供に選ばれたのが天才忍者と名高い加当段蔵だった。
旅を通して虎千代に魅かれていく段蔵。
天界を揺るがす戦話(いくさばなし)が今ここに降臨せしめん!!
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
『ラズーン』第二部
segakiyui
ファンタジー
謎を秘めた美貌の付き人アシャとともに、統合府ラズーンへのユーノの旅は続く。様々な国、様々な生き物に出逢ううち、少しずつ気持ちが開いていくのだが、アシャへの揺れる恋心は行き場をなくしたまま。一方アシャも見る見るユーノに引き寄せられていく自分に戸惑う。
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
Fragment-memory of future-Ⅱ
黒乃
ファンタジー
小説内容の無断転載・無断使用・自作発言厳禁
Repost is prohibited.
무단 전하 금지
禁止擅自转载
W主人公で繰り広げられる冒険譚のような、一昔前のRPGを彷彿させるようなストーリーになります。
バトル要素あり。BL要素あります。苦手な方はご注意を。
今作は前作『Fragment-memory of future-』の二部作目になります。
カクヨム・ノベルアップ+でも投稿しています
Copyright 2019 黒乃
******
主人公のレイが女神の巫女として覚醒してから2年の月日が経った。
主人公のエイリークが仲間を取り戻してから2年の月日が経った。
平和かと思われていた世界。
しかし裏では確実に不穏な影が蠢いていた。
彼らに訪れる新たな脅威とは──?
──それは過去から未来へ紡ぐ物語
白鬼
藤田 秋
キャラ文芸
ホームレスになった少女、千真(ちさな)が野宿場所に選んだのは、とある寂れた神社。しかし、夜の神社には既に危険な先客が居座っていた。化け物に襲われた千真の前に現れたのは、神職の衣装を身に纏った白き鬼だった――。
普通の人間、普通じゃない人間、半分妖怪、生粋の妖怪、神様はみんなお友達?
田舎町の端っこで繰り広げられる、巫女さんと神主さんの(頭の)ユルいグダグダな魑魅魍魎ライフ、開幕!
草食系どころか最早キャベツ野郎×鈍感なアホの子。
少年は正体を隠し、少女を守る。そして、少女は当然のように正体に気付かない。
二人の主人公が織り成す、王道を走りたかったけど横道に逸れるなんちゃってあやかし奇譚。
コメディとシリアスの温度差にご注意を。
他サイト様でも掲載中です。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる