5 / 89
第一章 長身女戦士ヴィクトリア
第4話 竜人ノアにはかなわない
しおりを挟む
長身女戦士ヴィクトリア。
キャラクターのランクは最上級のA。
特に接近戦においては無類の強さを誇る彼女が、10回戦ってただの一度も勝てない相手がいるという。
「竜人ノア。それがそいつの名前だ」
「竜人……ドラゴンに変身するっていうあの竜人?」
直接見たことはないけれど聞いたことはある。
竜人という種族は普段は人の姿をしているけれど、戦う時は獰猛な竜の姿に変身して相手を喰らい尽くす。
「ノアの奴は少し違うけどな。あいつは半竜半人のような姿になる。背丈は人の時と変わらないが体中が竜の鱗に覆われて、長い尾を生やしてやがる。竜と違って武器を手に取って戦うことが出来るんだが、忌々しいことに竜のようなブレスを口から吐き出すんだ」
なるほど。
竜と人とのいいとこ取りなんだね。
なかなか魅力的なキャラクターだ。
「強そうだね。でももしタリオの能力があったら、そのノアって人に勝てる可能性があるってこと?」
「……可能性はある。竜人状態になったノアは物理攻撃に対して防御力がムチャクチャ高くて、魔法もほとんど効き目がない。その代わりにライフゲージが極端に少ないんだ。最大ライフはわずか7」
「7?」
「ああ。だがダメージは1ずつしか与えられないから、それでも倒すのは難しいんだ」
へぇ。
珍しいタイプだな。
僕は樽の縁に両腕をかけてヴィクトリアの様子を見つめながら、彼女の話に耳を傾け続けた。
「そして奴は攻撃力が高い。正直言ってイヤな相手だ。でもだからこそタリオの特性によって自分の攻撃を報復ダメージとして受けると、少ないライフゲージが枯渇して一発でゲームオーバーになるはずなんだ」
確かにそう考えると、タリオを装備して戦うのが効果的だろう。
でも現実問題としてタリオは僕の手元にない。
仮に運営本部に事情を説明したとしてもタリオの使用許可は簡単には下りないだろう。
ましてや今からあと数時間のうちにタリオを取り戻すなんてとても無理だ。
じゃあどうするか。
タリオがないことを嘆くんじゃなく、それでも勝利への道を模索すべきじゃないか?
1人の人間がウンウンと頭を捻り悩んでそれでも解決できない問題が、他者が手を貸すことで意外なほど簡単に解決することも世の中にはある。
色々な角度から考えれば何か可能性が見えてくるんじゃないだろうか。
ランクAのヴィクトリアが10回対戦して10回負ける。
それは明らかに何らかの原因があるとしか思えない。
ちなみにヴィクトリアは過去2回、闇の洞窟を訪れて魔女ミランダに挑戦したけれど、いずれも敗北している。
あまり詳細までは覚えていないけれど、僕もその戦いを目の前で見ていた。
接近戦を得意とするヴィクトリアに対し、ミランダが魔法による中距離~長距離戦闘を徹底したため、ヴィクトリアは戦闘の主導権を握れないまま敗北した。
それでも恐らくヴィクトリアとミランダが10回対決すれば5勝5敗くらいのイーブンの戦績に落ち着くと思うんだ。
このゲームは魔法が使えるキャラのほうが絶対有利ってわけじゃないから。
ノアのことは知らないから何とも言えないけれど、仮に接近戦タイプだろうと長距離戦タイプだろうと、ヴィクトリアが一方的に負けるというのはちょっと不自然だ。
そう考えた僕は尋ねてみた。
「10戦10敗ってことは明らかに相性の悪い相手だけど、いくら防御力が高くてダメージが1ずつしか与えられないとしても、それだけの相手だったら勝つことは不可能じゃないよね。ヴィクトリア自身はノアに勝てない理由は何だと思ってるの?」
僕がそう言うと、そこで初めてヴィクトリアが伏し目がちになって言い澱む。
やっぱり何か理由があるんだ。
彼女自身もそれを分かっているけれど、多分言いにくい理由なんだろうな。
やがて観念したのか、ヴィクトリアはバツが悪そうに口を尖らせながら言う。
「……ノアは見た目が幼児なんだ。あどけない感じの。そんな姿の相手をアタシの斧でぶった斬るってのはご主人も出来なかった。甘いってのは分かってるがアタシも同じだ」
なるほどね。
かわいいキャラ、特に子供の姿のキャラに対して心理的に攻撃しにくいって人は多い。
ヴィクトリアのノアに対する相性の悪さの根本の原因はそこにあるのか。
「まあ、でもそれは分かるよ。僕も相手が女性だと若干戦いにくいし。そういうのって理屈じゃないよね」
「だろ? そうだよな? あの竜人娘。そこを分かって絶対に計算ずくでやってやがるよ」
僕の言葉にヴィクトリアは救われたようにパッと笑顔を見せる。
見えてきた部分はある。
ヴィクトリアはノアとの戦いでは自分の本来の強さを発揮できないんだ。
でもまだだ。
これだけじゃ情報が圧倒的に不足してる。
「ねえヴィクトリア。過去10回のノアとの戦闘って映像記録とか残ってるの?」
「え? ああ。残ってるけど……」
「それ見せてよ。ノアがどんな戦い方をするのか見ておきたいし」
僕がそう言うとヴィクトリアの表情が変わった。
穏やかだけど厳しい顔つきで彼女は言葉を紡ぐ。
「……絶対に負けられないって言ったのは単なる意気込みでも強がりでもねえ。切実なんだ。だからアタシはタリオの能力を欲した」
そう言うと彼女は両手で僕の両肩をゆっくりと掴む。
痛くはないけれど彼女の本気が伝わってくるような、そんな掴み方だった。
「戦いに絶対はないことは当然分かってる。だけど今日だけは何が何でも勝たなきゃならないんだ。おまえがタリオを使えないなら、それに代わる材料が欲しい。本気で勝利を手繰り寄せるだけの材料がな。おまえはそれをアタシに提供することが出来るか? 本気でアタシに与する気があるか?」
「ヴィクトリア……」
僕は息を飲んだ。
彼女の言葉の真意は僕にも分かる。
拉致されて脅されて協力させられている僕だけど、怖いから協力するフリをするだけならいくらでも出来る。
ヴィクトリアはそんなことを望んじゃいないんだ。
タリオという虎の子の手段が使えない以上、彼女が僕に本気を求めるのは当然のことだった。
彼女は本当に切羽詰まっている。
そして僕もかつてそういう戦いを経験した。
ミランダを救うために上級兵士のリードと命懸けで戦った。
友達を守るために破壊の女神セクメトと戦った。
それは僕にとって紛れもなく絶対に負けられない戦いだったんだ。
だから僕はヴィクトリアの本気を感じ、その気持ちに共感することが出来た。
負けられない戦いを前にして、おそらく不器用なヴィクトリアは僕をこうして無理やり仲間にするほかに方法が思いつかないほど追いつめられていたんだろうね。
正直言って今日会ったばっかりのヴィクトリアに対して特段の義理はないけれど、彼女が本当に困り果てていることだけは僕にも分かる。
そんな窮地に陥ってる人を見捨てるのはいい気分じゃない。
僕自身、かつて困窮しているところを友達に救われたから、助けが必要な時に手を差し伸べられることのありがたさは身に染みて分かっている。
僕の腹の底にひとつの覚悟が固まった。
「分かった。タリオは使えないけれど、君が絶対に勝てるよう僕は全力を尽くすよ。竜人ノアに必ず勝とう」
そう言うと僕は彼女の瞳を真正面から見つめ返した。
ヴィクトリアもじっと僕の瞳を見つめ、それからフッと笑った。
「ま、協力しないとオマエ、アタシに殺されるもんな」
「皮を剥がれるのは勘弁してもらいたいからね」
僕らはそう言って笑い合った。
それからヴィクトリアが少し恥ずかしそうに目を逸らしながら言う。
「きょ、協力したら約束通りちゃんとサービスしてやるから」
「そ、それはいいから! 別にそれを期待して協力するわけじゃないから!」
「何だと? そりゃ何か? アタシじゃ不満だってのか!」
「ち、ちがっ……そういう意味じゃ」
「この野郎!」
顔を真っ赤にして激昂したヴィクトリアが僕の首に腕を回してヘッドロックをかけてくる。
いでででっ!
く、苦しいっ!
そしてヴィクトリアの豊満な胸が僕の頬に思い切り押し当てられる。
あ、当たってる当たってる!
「オラッ! どうだ! これでもアタシじゃ不満か!」
「そ、そんなことはないです。ないけど放して。うぐぐ……」
「フンッ! 前金代わりに取っておけ! これでおまえはもうアタシに協力せざるを得なくなったな!」
そう言うとヴィクトリアは僕をそのまま樽から引きずり出して荷台にドカッと座らせた。
そしてその隣に腰を下ろすと勝気な表情で手綱を握り締める。
「よし。じゃあ行き先変更だ。王城に引き返すぞ!」
そう言って彼女は馬車馬に鞭を入れる。
NPC転身試験が行われるのは王城の中の闘技場だ。
さっき王城を訪れたばかりの僕だけど、計らずもトンボ帰りをすることとなった。
全てが終わるまでは闇の洞窟には戻れないけれど、僕はこの乗りかかった船を最後まで送り届ける覚悟を決めて、前方に見える王城の遠景を見据えた。
覚悟は決まったけど、心配なことが一つだけある。
……後でミランダに怒られるだろうなぁ。
キャラクターのランクは最上級のA。
特に接近戦においては無類の強さを誇る彼女が、10回戦ってただの一度も勝てない相手がいるという。
「竜人ノア。それがそいつの名前だ」
「竜人……ドラゴンに変身するっていうあの竜人?」
直接見たことはないけれど聞いたことはある。
竜人という種族は普段は人の姿をしているけれど、戦う時は獰猛な竜の姿に変身して相手を喰らい尽くす。
「ノアの奴は少し違うけどな。あいつは半竜半人のような姿になる。背丈は人の時と変わらないが体中が竜の鱗に覆われて、長い尾を生やしてやがる。竜と違って武器を手に取って戦うことが出来るんだが、忌々しいことに竜のようなブレスを口から吐き出すんだ」
なるほど。
竜と人とのいいとこ取りなんだね。
なかなか魅力的なキャラクターだ。
「強そうだね。でももしタリオの能力があったら、そのノアって人に勝てる可能性があるってこと?」
「……可能性はある。竜人状態になったノアは物理攻撃に対して防御力がムチャクチャ高くて、魔法もほとんど効き目がない。その代わりにライフゲージが極端に少ないんだ。最大ライフはわずか7」
「7?」
「ああ。だがダメージは1ずつしか与えられないから、それでも倒すのは難しいんだ」
へぇ。
珍しいタイプだな。
僕は樽の縁に両腕をかけてヴィクトリアの様子を見つめながら、彼女の話に耳を傾け続けた。
「そして奴は攻撃力が高い。正直言ってイヤな相手だ。でもだからこそタリオの特性によって自分の攻撃を報復ダメージとして受けると、少ないライフゲージが枯渇して一発でゲームオーバーになるはずなんだ」
確かにそう考えると、タリオを装備して戦うのが効果的だろう。
でも現実問題としてタリオは僕の手元にない。
仮に運営本部に事情を説明したとしてもタリオの使用許可は簡単には下りないだろう。
ましてや今からあと数時間のうちにタリオを取り戻すなんてとても無理だ。
じゃあどうするか。
タリオがないことを嘆くんじゃなく、それでも勝利への道を模索すべきじゃないか?
1人の人間がウンウンと頭を捻り悩んでそれでも解決できない問題が、他者が手を貸すことで意外なほど簡単に解決することも世の中にはある。
色々な角度から考えれば何か可能性が見えてくるんじゃないだろうか。
ランクAのヴィクトリアが10回対戦して10回負ける。
それは明らかに何らかの原因があるとしか思えない。
ちなみにヴィクトリアは過去2回、闇の洞窟を訪れて魔女ミランダに挑戦したけれど、いずれも敗北している。
あまり詳細までは覚えていないけれど、僕もその戦いを目の前で見ていた。
接近戦を得意とするヴィクトリアに対し、ミランダが魔法による中距離~長距離戦闘を徹底したため、ヴィクトリアは戦闘の主導権を握れないまま敗北した。
それでも恐らくヴィクトリアとミランダが10回対決すれば5勝5敗くらいのイーブンの戦績に落ち着くと思うんだ。
このゲームは魔法が使えるキャラのほうが絶対有利ってわけじゃないから。
ノアのことは知らないから何とも言えないけれど、仮に接近戦タイプだろうと長距離戦タイプだろうと、ヴィクトリアが一方的に負けるというのはちょっと不自然だ。
そう考えた僕は尋ねてみた。
「10戦10敗ってことは明らかに相性の悪い相手だけど、いくら防御力が高くてダメージが1ずつしか与えられないとしても、それだけの相手だったら勝つことは不可能じゃないよね。ヴィクトリア自身はノアに勝てない理由は何だと思ってるの?」
僕がそう言うと、そこで初めてヴィクトリアが伏し目がちになって言い澱む。
やっぱり何か理由があるんだ。
彼女自身もそれを分かっているけれど、多分言いにくい理由なんだろうな。
やがて観念したのか、ヴィクトリアはバツが悪そうに口を尖らせながら言う。
「……ノアは見た目が幼児なんだ。あどけない感じの。そんな姿の相手をアタシの斧でぶった斬るってのはご主人も出来なかった。甘いってのは分かってるがアタシも同じだ」
なるほどね。
かわいいキャラ、特に子供の姿のキャラに対して心理的に攻撃しにくいって人は多い。
ヴィクトリアのノアに対する相性の悪さの根本の原因はそこにあるのか。
「まあ、でもそれは分かるよ。僕も相手が女性だと若干戦いにくいし。そういうのって理屈じゃないよね」
「だろ? そうだよな? あの竜人娘。そこを分かって絶対に計算ずくでやってやがるよ」
僕の言葉にヴィクトリアは救われたようにパッと笑顔を見せる。
見えてきた部分はある。
ヴィクトリアはノアとの戦いでは自分の本来の強さを発揮できないんだ。
でもまだだ。
これだけじゃ情報が圧倒的に不足してる。
「ねえヴィクトリア。過去10回のノアとの戦闘って映像記録とか残ってるの?」
「え? ああ。残ってるけど……」
「それ見せてよ。ノアがどんな戦い方をするのか見ておきたいし」
僕がそう言うとヴィクトリアの表情が変わった。
穏やかだけど厳しい顔つきで彼女は言葉を紡ぐ。
「……絶対に負けられないって言ったのは単なる意気込みでも強がりでもねえ。切実なんだ。だからアタシはタリオの能力を欲した」
そう言うと彼女は両手で僕の両肩をゆっくりと掴む。
痛くはないけれど彼女の本気が伝わってくるような、そんな掴み方だった。
「戦いに絶対はないことは当然分かってる。だけど今日だけは何が何でも勝たなきゃならないんだ。おまえがタリオを使えないなら、それに代わる材料が欲しい。本気で勝利を手繰り寄せるだけの材料がな。おまえはそれをアタシに提供することが出来るか? 本気でアタシに与する気があるか?」
「ヴィクトリア……」
僕は息を飲んだ。
彼女の言葉の真意は僕にも分かる。
拉致されて脅されて協力させられている僕だけど、怖いから協力するフリをするだけならいくらでも出来る。
ヴィクトリアはそんなことを望んじゃいないんだ。
タリオという虎の子の手段が使えない以上、彼女が僕に本気を求めるのは当然のことだった。
彼女は本当に切羽詰まっている。
そして僕もかつてそういう戦いを経験した。
ミランダを救うために上級兵士のリードと命懸けで戦った。
友達を守るために破壊の女神セクメトと戦った。
それは僕にとって紛れもなく絶対に負けられない戦いだったんだ。
だから僕はヴィクトリアの本気を感じ、その気持ちに共感することが出来た。
負けられない戦いを前にして、おそらく不器用なヴィクトリアは僕をこうして無理やり仲間にするほかに方法が思いつかないほど追いつめられていたんだろうね。
正直言って今日会ったばっかりのヴィクトリアに対して特段の義理はないけれど、彼女が本当に困り果てていることだけは僕にも分かる。
そんな窮地に陥ってる人を見捨てるのはいい気分じゃない。
僕自身、かつて困窮しているところを友達に救われたから、助けが必要な時に手を差し伸べられることのありがたさは身に染みて分かっている。
僕の腹の底にひとつの覚悟が固まった。
「分かった。タリオは使えないけれど、君が絶対に勝てるよう僕は全力を尽くすよ。竜人ノアに必ず勝とう」
そう言うと僕は彼女の瞳を真正面から見つめ返した。
ヴィクトリアもじっと僕の瞳を見つめ、それからフッと笑った。
「ま、協力しないとオマエ、アタシに殺されるもんな」
「皮を剥がれるのは勘弁してもらいたいからね」
僕らはそう言って笑い合った。
それからヴィクトリアが少し恥ずかしそうに目を逸らしながら言う。
「きょ、協力したら約束通りちゃんとサービスしてやるから」
「そ、それはいいから! 別にそれを期待して協力するわけじゃないから!」
「何だと? そりゃ何か? アタシじゃ不満だってのか!」
「ち、ちがっ……そういう意味じゃ」
「この野郎!」
顔を真っ赤にして激昂したヴィクトリアが僕の首に腕を回してヘッドロックをかけてくる。
いでででっ!
く、苦しいっ!
そしてヴィクトリアの豊満な胸が僕の頬に思い切り押し当てられる。
あ、当たってる当たってる!
「オラッ! どうだ! これでもアタシじゃ不満か!」
「そ、そんなことはないです。ないけど放して。うぐぐ……」
「フンッ! 前金代わりに取っておけ! これでおまえはもうアタシに協力せざるを得なくなったな!」
そう言うとヴィクトリアは僕をそのまま樽から引きずり出して荷台にドカッと座らせた。
そしてその隣に腰を下ろすと勝気な表情で手綱を握り締める。
「よし。じゃあ行き先変更だ。王城に引き返すぞ!」
そう言って彼女は馬車馬に鞭を入れる。
NPC転身試験が行われるのは王城の中の闘技場だ。
さっき王城を訪れたばかりの僕だけど、計らずもトンボ帰りをすることとなった。
全てが終わるまでは闇の洞窟には戻れないけれど、僕はこの乗りかかった船を最後まで送り届ける覚悟を決めて、前方に見える王城の遠景を見据えた。
覚悟は決まったけど、心配なことが一つだけある。
……後でミランダに怒られるだろうなぁ。
0
お気に入りに追加
8
あなたにおすすめの小説
嫌われ者の悪役令息に転生したのに、なぜか周りが放っておいてくれない
AteRa
ファンタジー
エロゲの太ったかませ役に転生した。
かませ役――クラウスには処刑される未来が待っている。
俺は死にたくないので、痩せて死亡フラグを回避する。
*書籍化に際してタイトルを変更いたしました!
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
エラーから始まる異世界生活
KeyBow
ファンタジー
45歳リーマンの志郎は本来異世界転移されないはずだったが、何が原因か高校生の異世界勇者召喚に巻き込まれる。
本来の人数より1名増の影響か転移処理でエラーが発生する。
高校生は正常?に転移されたようだが、志郎はエラー召喚されてしまった。
冤罪で多くの魔物うようよするような所に放逐がされ、死にそうになりながら一人の少女と出会う。
その後冒険者として生きて行かざるを得ず奴隷を買い成り上がっていく物語。
某刑事のように”あの女(王女)絶対いずれしょんべんぶっ掛けてやる”事を当面の目標の一つとして。
実は所有するギフトはかなりレアなぶっ飛びな内容で、召喚された中では最強だったはずである。
勇者として活躍するのかしないのか?
能力を鍛え、復讐と色々エラーがあり屈折してしまった心を、召還時のエラーで壊れた記憶を抱えてもがきながら奴隷の少女達に救われるて変わっていく第二の人生を歩む志郎の物語が始まる。
多分チーレムになったり残酷表現があります。苦手な方はお気をつけ下さい。
初めての作品にお付き合い下さい。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる