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エピローグ
後編 狭いながらも楽しい我が家
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「私よ。響詩郎。そのまま聞きなさい」
シャワールームの擦りガラスの扉の向こうから聞こえるそれは雷奈の声だった。
「あ、ああ」
ちょうど雷奈と子鬼のことを考えていた時に当の本人が現れたことで響詩郎は思わず動揺して上擦った声を漏らす。
雷奈は神妙な口調で詫びた。
「……お見舞い。行けなくてごめんね」
「いいさ。子鬼の件で忙しかったんだろ。そっちこそ大変だったな」
子鬼の件についてはすでに雷奈から連絡を受けて詳細まで知っていた。
【鬼巫女が体内に持つ悪路王の核に響詩郎の霊力が蓄積され、それが核に変化を与えて新たな憑物が生まれた】
それが雷奈からの最初のメールの内容だった。
何のことだか分からずに響詩郎が電話をかけると雷奈が事情を説明してくれたのだった。
鬼巫女の体内には悪路王を宿しておくための核が存在する。
鬼留神社が雷奈の核を調査した結果、相当量の霊気が核の内部に残留していたという。
分析の結果、その霊気の主は響詩郎であると判明したのだ。
その原因は度重なる霊力分与によって滞留した霊気が排出されずに長期間核に付着したままだったからだと推察された。
「私は響詩郎の結んでくれた契約で悪路王を顕現できるけど、本来の鬼巫女はこの核に霊力を送り込んで悪路王を顕現するの」
雷奈はそう言った。
普段、彼女の霊力が送り込まれることのないその核に、響詩郎の霊力が大量に送り込まれたため、核が誤反応を起こして新たな憑物が生まれてしまったのだという。
要するに規格外に霊力の少ない鬼巫女である雷奈の体に、規格外に霊力の多い響詩郎が霊気を送り込んだがために起きた非常に稀有な事象であったと結論に至ったのだった。
だが問題は今後のことだ。
雷奈は10日に一度の霊底の日に響詩郎からの霊力分与を受けなければならない。
そのたびに毎回子鬼を身ごもっていたのでは負担が大きい。
そのことを考え、響詩郎は考え込んでしまう。
なぜなら今日がちょうど雷奈の霊底の日なのだ。
「今日の霊力分与。どうするか……」
眉間にシワを寄せてそう言う響詩郎だったが、雷奈はあっさりと言葉を返した。
「やるしかないでしょ。今日やらないと私やばいんだから」
「そりゃそうだが……」
「別にいいわよ。確かにオナカ痛かったし苦しかったけど、あの子がいてくれたから私たち助かったんだし。1人産んだら2人も3人も同じよ」
そう言うと雷奈はポンッと自分の腹を叩いてみせる。
そのあっけらかんとした声の調子に響詩郎は拍子抜けしてしまう。
「お、おまえ肝が太すぎるぞ」
「まあ、私たちの今後の課題ね。うちの神社でも子鬼の調査を続けるみたいだから、いずれ色々分かってくるわよ。ってことで、さっさとシャワーを終わらせなさい。あと霊力分与の時は白雪のやつを追い出さないと。あんな声を聞かれてたまるもんですか」
そう言った雷奈の背後にふいに白雪が立った。
「私、出て行きませんわよ」
さも当然というようにそう言う白雪に雷奈は憤慨して振り返り、魔界の姫の鼻先に人差し指を突きつけた。
「あんたね。図々しいにもほどがあるわよ。他人の治療中は遠慮して病室から出ていくものでしょう?」
だが白雪は突きつけられた指先をそっと手で押し返すと、疑惑の眼差しを雷奈に向けた。
「治療? そんなこと言っても私は知っていますわよ。響詩郎さまからの霊力分与を受けてあなたが破廉恥な声を上げて悶え狂っていたことを」
「なっ……」
思わぬ反撃に雷奈は言葉を失い、その顔はあっという間に紅潮する。
盗聴行為を行っていた紫水を経由して白雪にも霊力分与時の雷奈の痴態が伝わっていたのだ。
鬼の首を取ったように白雪は俄然、雷奈を責め立てる。
「あなたが恥知らずにも発情して響詩郎さまに襲いかからないとも限りませんから、私は
響詩郎さまの身の安全のためにも見張り役として立ち会わせていただきます」
「だ、誰がそんなことするか!」
怒声を上げる雷奈を無視し、白雪はシャワールームの扉に張り付くようにして響詩郎に甘い声音で懇願した。
「響詩郎さま。よろしいですわよね? この白雪のお願いです。どうかお聞き入れ下さいまし」
中からは響詩郎の困惑した声が帰ってくる。
「い、いや。そんなこと言われても。というか、シャワー終わってからにしてくれよ!」
これに苛立って雷奈はシャワールームの扉を乱暴にバンバン叩く。
「こんなワガママ姫の言うことにイチイチ付き合ってたらキリがないわよ! ハッキリ断りなさい! 響詩郎! バシッと言ってやれ!」
「お黙りなさい。ガサツで野蛮な鬼娘」
「うるっさい! だいたいこんなところまで入ってくるなんて、お育ちが悪いんじゃないの? お姫さま」
だが白雪は涼しい顔で雷奈と向こうを張ってみせる。
「響詩郎さまの浴室前で待ち構えている、はしたないあなたに言われたくないですわね」
「待ち構えてないわよ!」
怒声を上げる雷奈を白雪はジロリと睨んだ。
怒鳴り合う少女らから扉一枚挟んだ浴室内の響詩郎は、困り果てた顔で少女らに声をかける。
「と、とりあえずそこから出てくれないか? 服も着られないんで」
その声に雷奈は我に返り、白雪を脱衣所から押し出そうとした。
「ほら。もう行くわよ」
白雪は仕方なしというふうに頷くと、浴室の中の響詩郎に声をかけた。
「響詩郎さま。ご夕食の用意が出来ておりますので、お着替えがお済みになられましたら食卓へいらして下さいね。この白雪が腕によりをかけましたのよ」
そう言う白雪の隣で雷奈はふてくされたように口を尖らせた。
「なに家庭的アピールしてんだか。言っとくけど響詩郎は自分で夕飯作れるんだから余計なことしなくてもいいのよ」
そっぽを向いたままそう言う雷奈に白雪は冷ややかな笑みを向ける。
「ああ。雷奈さん。ついでに夕食作っておきましたけど、食べます?」
「ついで……ね。どうでもいいけどさっさと出なさいよ」
折れた左腕を包帯で吊ったまま雷奈は白雪の背中を押す。
「あまり触れないでいただけます? この身に触れていいのは響詩郎さまだけです」
そう言うと白雪は雷奈を押し返そうとする。
2人は無言で睨み合い、やがて互いに押し合いへし合いし始めると、それが徐々にヒートアップしてつかみ合いになった。
そうしてもみ合ううちに二人は思わず体勢を崩し、そのはずみで浴室の扉を押し開けてシャワールームへとなだれ込んでしまう。
「イタッ! ちょっと何するのよ……」
「そちらこそ……」
湯気でけむるシャワールーム内には当然、全裸の響詩郎が呆けた顔で立ち尽くしている。
「なっ……」
そう言ったきり言葉を失ったまま、響詩郎は青ざめた顔で2人を見下ろした。
対照的に女子2人は顔を赤らめる。
「きょ、響詩郎……」
「響詩郎さま……」
ハッと我に返った響詩郎が風呂桶で股間を隠しながら怒りの声を上げた。
「こ、こるぁぁぁぁぁ!」
思わず気が動転して雷奈はワケの分からないことを口走る。
「な、ななな、何で全裸なのよ!」
「服着て風呂に入る馬鹿がいるか!」
白雪は雷奈を押しのけてズイッと前に出ると、興奮の眼差しを響詩郎に向けてまくし立てる。
「せ、せせせ……せっかくですからお背中お流ししますわ!」
「いや、もう洗い終わっとるわ!」
うろたえる響詩郎に迫る白雪の肩に手を置いて雷奈がそれを引き止める。
「コラッ! どさくさに紛れて何やってんのよアンタ!」
そう怒鳴りつける雷奈に、白雪は思わず上ずった声を上げた。
「雷奈さんが強引に突入するからこんなことになったんですのよ!」
「私のせいにすんな!」
「だまらっしゃい! どうせ今夜も治療にかこつけてメスネコみたいな鳴き声を上げて響詩郎さまに近づくくせに」
「だ、誰がメスネコだ! この白髪女!」
いつまでも続いていきそうな不毛な言い争いに、響詩郎は血管が切れるのではないかと思うほど顔を紅潮させて抗議の声を上げるのだった。
「いいから早く出てけぇ!」
☆ ★ ☆
バスハウスの数ブロック先にある廃ビルでは、紫水が盗聴器から聞こえてくる3人のやりとりを呆れた様子で聞いていた。
一族の制止を振り切って人間界に身を置くことになった姫君を護衛および監視する役目を負う彼女は、3人の騒ぎを馬鹿馬鹿しく思いながらも、この平穏な状況を内心では歓迎していた。
「つい先日、命がけの修羅場にいたことが嘘のような平和さだな」
そう言うと紫水は任務中であるにも関わらず大きなあくびをするのだった。
今日も日が暮れていく。
いつものように妖魔らが跳梁跋扈する夜が幕を開ける中、人と妖魔の入り乱れた乱痴気騒ぎは朝まで続いていくのだった。
《完》
*前日譚です。
『オニカノZERO』
https://www.alphapolis.co.jp/novel/540294390/520478342
シャワールームの擦りガラスの扉の向こうから聞こえるそれは雷奈の声だった。
「あ、ああ」
ちょうど雷奈と子鬼のことを考えていた時に当の本人が現れたことで響詩郎は思わず動揺して上擦った声を漏らす。
雷奈は神妙な口調で詫びた。
「……お見舞い。行けなくてごめんね」
「いいさ。子鬼の件で忙しかったんだろ。そっちこそ大変だったな」
子鬼の件についてはすでに雷奈から連絡を受けて詳細まで知っていた。
【鬼巫女が体内に持つ悪路王の核に響詩郎の霊力が蓄積され、それが核に変化を与えて新たな憑物が生まれた】
それが雷奈からの最初のメールの内容だった。
何のことだか分からずに響詩郎が電話をかけると雷奈が事情を説明してくれたのだった。
鬼巫女の体内には悪路王を宿しておくための核が存在する。
鬼留神社が雷奈の核を調査した結果、相当量の霊気が核の内部に残留していたという。
分析の結果、その霊気の主は響詩郎であると判明したのだ。
その原因は度重なる霊力分与によって滞留した霊気が排出されずに長期間核に付着したままだったからだと推察された。
「私は響詩郎の結んでくれた契約で悪路王を顕現できるけど、本来の鬼巫女はこの核に霊力を送り込んで悪路王を顕現するの」
雷奈はそう言った。
普段、彼女の霊力が送り込まれることのないその核に、響詩郎の霊力が大量に送り込まれたため、核が誤反応を起こして新たな憑物が生まれてしまったのだという。
要するに規格外に霊力の少ない鬼巫女である雷奈の体に、規格外に霊力の多い響詩郎が霊気を送り込んだがために起きた非常に稀有な事象であったと結論に至ったのだった。
だが問題は今後のことだ。
雷奈は10日に一度の霊底の日に響詩郎からの霊力分与を受けなければならない。
そのたびに毎回子鬼を身ごもっていたのでは負担が大きい。
そのことを考え、響詩郎は考え込んでしまう。
なぜなら今日がちょうど雷奈の霊底の日なのだ。
「今日の霊力分与。どうするか……」
眉間にシワを寄せてそう言う響詩郎だったが、雷奈はあっさりと言葉を返した。
「やるしかないでしょ。今日やらないと私やばいんだから」
「そりゃそうだが……」
「別にいいわよ。確かにオナカ痛かったし苦しかったけど、あの子がいてくれたから私たち助かったんだし。1人産んだら2人も3人も同じよ」
そう言うと雷奈はポンッと自分の腹を叩いてみせる。
そのあっけらかんとした声の調子に響詩郎は拍子抜けしてしまう。
「お、おまえ肝が太すぎるぞ」
「まあ、私たちの今後の課題ね。うちの神社でも子鬼の調査を続けるみたいだから、いずれ色々分かってくるわよ。ってことで、さっさとシャワーを終わらせなさい。あと霊力分与の時は白雪のやつを追い出さないと。あんな声を聞かれてたまるもんですか」
そう言った雷奈の背後にふいに白雪が立った。
「私、出て行きませんわよ」
さも当然というようにそう言う白雪に雷奈は憤慨して振り返り、魔界の姫の鼻先に人差し指を突きつけた。
「あんたね。図々しいにもほどがあるわよ。他人の治療中は遠慮して病室から出ていくものでしょう?」
だが白雪は突きつけられた指先をそっと手で押し返すと、疑惑の眼差しを雷奈に向けた。
「治療? そんなこと言っても私は知っていますわよ。響詩郎さまからの霊力分与を受けてあなたが破廉恥な声を上げて悶え狂っていたことを」
「なっ……」
思わぬ反撃に雷奈は言葉を失い、その顔はあっという間に紅潮する。
盗聴行為を行っていた紫水を経由して白雪にも霊力分与時の雷奈の痴態が伝わっていたのだ。
鬼の首を取ったように白雪は俄然、雷奈を責め立てる。
「あなたが恥知らずにも発情して響詩郎さまに襲いかからないとも限りませんから、私は
響詩郎さまの身の安全のためにも見張り役として立ち会わせていただきます」
「だ、誰がそんなことするか!」
怒声を上げる雷奈を無視し、白雪はシャワールームの扉に張り付くようにして響詩郎に甘い声音で懇願した。
「響詩郎さま。よろしいですわよね? この白雪のお願いです。どうかお聞き入れ下さいまし」
中からは響詩郎の困惑した声が帰ってくる。
「い、いや。そんなこと言われても。というか、シャワー終わってからにしてくれよ!」
これに苛立って雷奈はシャワールームの扉を乱暴にバンバン叩く。
「こんなワガママ姫の言うことにイチイチ付き合ってたらキリがないわよ! ハッキリ断りなさい! 響詩郎! バシッと言ってやれ!」
「お黙りなさい。ガサツで野蛮な鬼娘」
「うるっさい! だいたいこんなところまで入ってくるなんて、お育ちが悪いんじゃないの? お姫さま」
だが白雪は涼しい顔で雷奈と向こうを張ってみせる。
「響詩郎さまの浴室前で待ち構えている、はしたないあなたに言われたくないですわね」
「待ち構えてないわよ!」
怒声を上げる雷奈を白雪はジロリと睨んだ。
怒鳴り合う少女らから扉一枚挟んだ浴室内の響詩郎は、困り果てた顔で少女らに声をかける。
「と、とりあえずそこから出てくれないか? 服も着られないんで」
その声に雷奈は我に返り、白雪を脱衣所から押し出そうとした。
「ほら。もう行くわよ」
白雪は仕方なしというふうに頷くと、浴室の中の響詩郎に声をかけた。
「響詩郎さま。ご夕食の用意が出来ておりますので、お着替えがお済みになられましたら食卓へいらして下さいね。この白雪が腕によりをかけましたのよ」
そう言う白雪の隣で雷奈はふてくされたように口を尖らせた。
「なに家庭的アピールしてんだか。言っとくけど響詩郎は自分で夕飯作れるんだから余計なことしなくてもいいのよ」
そっぽを向いたままそう言う雷奈に白雪は冷ややかな笑みを向ける。
「ああ。雷奈さん。ついでに夕食作っておきましたけど、食べます?」
「ついで……ね。どうでもいいけどさっさと出なさいよ」
折れた左腕を包帯で吊ったまま雷奈は白雪の背中を押す。
「あまり触れないでいただけます? この身に触れていいのは響詩郎さまだけです」
そう言うと白雪は雷奈を押し返そうとする。
2人は無言で睨み合い、やがて互いに押し合いへし合いし始めると、それが徐々にヒートアップしてつかみ合いになった。
そうしてもみ合ううちに二人は思わず体勢を崩し、そのはずみで浴室の扉を押し開けてシャワールームへとなだれ込んでしまう。
「イタッ! ちょっと何するのよ……」
「そちらこそ……」
湯気でけむるシャワールーム内には当然、全裸の響詩郎が呆けた顔で立ち尽くしている。
「なっ……」
そう言ったきり言葉を失ったまま、響詩郎は青ざめた顔で2人を見下ろした。
対照的に女子2人は顔を赤らめる。
「きょ、響詩郎……」
「響詩郎さま……」
ハッと我に返った響詩郎が風呂桶で股間を隠しながら怒りの声を上げた。
「こ、こるぁぁぁぁぁ!」
思わず気が動転して雷奈はワケの分からないことを口走る。
「な、ななな、何で全裸なのよ!」
「服着て風呂に入る馬鹿がいるか!」
白雪は雷奈を押しのけてズイッと前に出ると、興奮の眼差しを響詩郎に向けてまくし立てる。
「せ、せせせ……せっかくですからお背中お流ししますわ!」
「いや、もう洗い終わっとるわ!」
うろたえる響詩郎に迫る白雪の肩に手を置いて雷奈がそれを引き止める。
「コラッ! どさくさに紛れて何やってんのよアンタ!」
そう怒鳴りつける雷奈に、白雪は思わず上ずった声を上げた。
「雷奈さんが強引に突入するからこんなことになったんですのよ!」
「私のせいにすんな!」
「だまらっしゃい! どうせ今夜も治療にかこつけてメスネコみたいな鳴き声を上げて響詩郎さまに近づくくせに」
「だ、誰がメスネコだ! この白髪女!」
いつまでも続いていきそうな不毛な言い争いに、響詩郎は血管が切れるのではないかと思うほど顔を紅潮させて抗議の声を上げるのだった。
「いいから早く出てけぇ!」
☆ ★ ☆
バスハウスの数ブロック先にある廃ビルでは、紫水が盗聴器から聞こえてくる3人のやりとりを呆れた様子で聞いていた。
一族の制止を振り切って人間界に身を置くことになった姫君を護衛および監視する役目を負う彼女は、3人の騒ぎを馬鹿馬鹿しく思いながらも、この平穏な状況を内心では歓迎していた。
「つい先日、命がけの修羅場にいたことが嘘のような平和さだな」
そう言うと紫水は任務中であるにも関わらず大きなあくびをするのだった。
今日も日が暮れていく。
いつものように妖魔らが跳梁跋扈する夜が幕を開ける中、人と妖魔の入り乱れた乱痴気騒ぎは朝まで続いていくのだった。
《完》
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