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第弐拾弐話-結社
結社-3
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翌日、長四郎は事務所のソファーで寝転んでいると、事務所のドアが勢いよく開いた。
「聞いたよ! あんた、死体発見したんだって!?」
ソファーに寝転んでいる長四郎の顔を覗き込む女子高生・羅猛 燐。
彼女はよく事件に巻き込まれる体質を持ち、長四郎に依頼を持ち込む依頼人兼長四郎と共に事件を解決に導く助手という立場の人間である。
「よく、知っているね。ラモちゃん、俺のストーカー?」
「ストーカーじゃないし。あんたの事を思って心配してあげてるんだから」
「何が心配だよ。興味津々な顔して」
長四郎の言葉通り、燐の顔は好奇心に満ち満ちた顔をしていたか。
「そ、そんな事ないしぃ~」
「新年一発目の登場だからって、キャラを変えなくてもさぁ~」
「キャラ作りなんてしてない~」
燐は長四郎のこめかみをぐりぐりと攻撃する。
「痛い。痛い。キャラ変していないの。分かったから」
長四郎が白旗を上げると燐はその手を止める。
「それで事件解決に向けて、どう動くつもり? 探偵さん」
「どうって。動くつもりなんかないし」
身体の向きを変えて、そっぽを向く長四郎。
「話と違うじゃん。絢さんからは「長さんが事件を解決するらしい」って言うからきたのに」
燐が言う絢さんというのは、一川警部の部下で階級は巡査長の刑事である。
「情報源は絢ちゃんだったか」
「あ、やべっ!」
燐は絢巡査長から口止めされていたのを忘れていたらしく、気まずそうな顔をする。
「こりゃ、スパイ失格だな」
「失礼な。私はねぇ、絢さんから良い情報を仕入れたんだから」
「何?」
「聞きたい?」
「勿体ぶらずに言えよ」
「実はさ、絢さん達が追っている事件。私がアメリカで解決したミシェルさんの事件に関係しているの!」
「なんでぇ?」
アメリカで解決した事件というのは、第弐拾壱話の出来事である。
詳しく知りたい方は、壱話分戻って読んでね♡
「それで、ミシェルが追っていた組織を追っているわけ?」
「なんで、分かったの?」
「分かるよ。単純明快なお話だもん。繋がると言えば、そこしかないでしょ」
「クソっ!」サプライズで驚かしてやろうと思っていた燐の思惑が外れ、悔しがる。
「ま、良いさ。俺が見つけた死体とは関係ないんだから」
「それがそうでもないんだよな」
「この女子高生は、さっさと物を言えないのかね?」
やたらと勿体つけて話ていく燐に苛立ちを覚える長四郎。
「何、怒ってんの?」
「怒ってないしぃ~」長四郎は、燐の口調を真似しながら答える。
「なんかムカつく」
「へっ、へへっ」
長四郎は悪ガキのような顔をする。
「も、話進まないから言うけど。あんたが調査していた人。あの人がどうやら例の組織の人間かもしれないんだって」
「ほぉ~ほぉ~」
長四郎は身を起こして、興味津々な顔で外へ出る準備を始める。
「聞いたよ! あんた、死体発見したんだって!?」
ソファーに寝転んでいる長四郎の顔を覗き込む女子高生・羅猛 燐。
彼女はよく事件に巻き込まれる体質を持ち、長四郎に依頼を持ち込む依頼人兼長四郎と共に事件を解決に導く助手という立場の人間である。
「よく、知っているね。ラモちゃん、俺のストーカー?」
「ストーカーじゃないし。あんたの事を思って心配してあげてるんだから」
「何が心配だよ。興味津々な顔して」
長四郎の言葉通り、燐の顔は好奇心に満ち満ちた顔をしていたか。
「そ、そんな事ないしぃ~」
「新年一発目の登場だからって、キャラを変えなくてもさぁ~」
「キャラ作りなんてしてない~」
燐は長四郎のこめかみをぐりぐりと攻撃する。
「痛い。痛い。キャラ変していないの。分かったから」
長四郎が白旗を上げると燐はその手を止める。
「それで事件解決に向けて、どう動くつもり? 探偵さん」
「どうって。動くつもりなんかないし」
身体の向きを変えて、そっぽを向く長四郎。
「話と違うじゃん。絢さんからは「長さんが事件を解決するらしい」って言うからきたのに」
燐が言う絢さんというのは、一川警部の部下で階級は巡査長の刑事である。
「情報源は絢ちゃんだったか」
「あ、やべっ!」
燐は絢巡査長から口止めされていたのを忘れていたらしく、気まずそうな顔をする。
「こりゃ、スパイ失格だな」
「失礼な。私はねぇ、絢さんから良い情報を仕入れたんだから」
「何?」
「聞きたい?」
「勿体ぶらずに言えよ」
「実はさ、絢さん達が追っている事件。私がアメリカで解決したミシェルさんの事件に関係しているの!」
「なんでぇ?」
アメリカで解決した事件というのは、第弐拾壱話の出来事である。
詳しく知りたい方は、壱話分戻って読んでね♡
「それで、ミシェルが追っていた組織を追っているわけ?」
「なんで、分かったの?」
「分かるよ。単純明快なお話だもん。繋がると言えば、そこしかないでしょ」
「クソっ!」サプライズで驚かしてやろうと思っていた燐の思惑が外れ、悔しがる。
「ま、良いさ。俺が見つけた死体とは関係ないんだから」
「それがそうでもないんだよな」
「この女子高生は、さっさと物を言えないのかね?」
やたらと勿体つけて話ていく燐に苛立ちを覚える長四郎。
「何、怒ってんの?」
「怒ってないしぃ~」長四郎は、燐の口調を真似しながら答える。
「なんかムカつく」
「へっ、へへっ」
長四郎は悪ガキのような顔をする。
「も、話進まないから言うけど。あんたが調査していた人。あの人がどうやら例の組織の人間かもしれないんだって」
「ほぉ~ほぉ~」
長四郎は身を起こして、興味津々な顔で外へ出る準備を始める。
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