167 / 546
第拾話-詐欺
詐欺-19
しおりを挟む
絢巡査長の通報により、シェアハウスに家宅捜査が入り警察官達がひしめき合っていた。
そんな警察官達の邪魔にならないように。長四郎と燐はリビングの端っこの方で突っ立ていた。
「どうよ。私達のおかげで事件解決に一歩近づいたんじゃない?」
燐は勝ち誇ったような顔で長四郎に話しかけると「へぇへぇ」と参ったといった感じの返事をする。
「何で不満そうな訳?」
「別に不満があるわけじゃないけどな」
「顔はそう言ってないけど」
「そう」
「そうよ」
「じゃあ、正直に言おう。オンジンを捕まえるのは難しくなったかもな」
「どうして、そうなるのよ」
「ラモちゃん、忘れていない? あのオンジンは清廉潔白で聖人君子で売っているお方だぜ。今回の件で証拠を隠蔽に動くはず、それも自分の手は汚さずに」
長四郎はそう言うとスマホを取り出し、何かを確認する。
「ふぅー」と息を吐き、スマホをズボンのポケットにしまうと長四郎は部屋の中を移動し始めたので、燐もそれに続いて行く。
長四郎は階段を駆け上がり、燐が助け出した女性が監禁されていたという部屋に移動した。
その部屋はルームツアーでは、管理人室として紹介されていた。
ただ、管理人というのは実際には存在しない人物であった為、顔出しNGかつ部屋の中の撮影を禁止といったルールがあると動画内で説明がなされていた。
「失礼しまぁーす」
監禁部屋の鑑識作業をしている鑑識捜査官達に向けて、断りを入れながら長四郎と燐は部屋の中に入る。
「何? この部屋がどうかしたの?」
「いや、どんな部屋なのかなと思って」燐の問いにそう答え、部屋を見回す長四郎。
部屋には机はなく、マットの上に敷かれた布団が部屋中に敷き詰められカップ麵、菓子パン、コンビニおにぎりとペットボトル飲料が食事として与えられていたのであろうか。
その残骸が部屋の隅に固められていた。
そして、張り紙が四枚、壁に張られており次のような事が書かれていた。
“トイレは、一日二回”
“食事は、一日一回”
“風呂は、火曜日”
“編集優先、締切絶対!!”
「刑務所より、ひでぇな」
長四郎は張り紙を見て感想を述べると、その場に居た全員がその感想に納得するように一緒に頷く。
「奴は、ここには来ていなさそうだな」長四郎は一人うんうんと頷くと、「お邪魔しましたぁ~」と言って部屋を出て行く足でシェアハウスを出た。
偶々、近くを通ったタクシーに燐と共に乗り込み長四郎はすぐ様、「ピー(個人情報保護の観点から音声を変えております)までお願いします」そうタクシー運転手に伝え、タクシーは目的地に向けて走り出した。
「オンジンの家に行くの?」燐は隣に座ってスマホを操作する長四郎に向かって尋ねる。
「ああ」
「ねぇ、何を考えているの?」
「う~ん。分かんない」
長四郎はスクロールさせている動作をしていたので、ネットニュースを見ているようだった。
「分かんないじゃないでしょ!!」
燐は長四郎の太ももに拳を叩きつける。
「痛っ!! 何すんだよぉ~」
「あんたが、答えないからでしょ!」
「ちったぁ~自分の頭で考えろ。バカ高校生!!」
「許ざん!!!」
燐はそう言い放ち、長四郎の頬を抓り引っ張り上げる。
「にちゃい。にちゃい。やめへ。へへめきゅらしゃひ! (訳:痛い。痛い。やめて。やめてください!)」
長四郎が涙目で懇願していると「お客さん、揉めるなら降りてください!」タクシー運転手はそう言ってタクシーを路肩に停めようとする。
「あ、すいません」
燐はしおらしくし、長四郎の頬から手を離す。
「揉め事はよしてください!」
タクシー運転手は再び目的地に向けてタクシーを走らせる。
「あんたのせいで怒られたじゃない」
タクシー運転手に聞こえないようなトーンで燐が話しかけると、長四郎はスマホを見ながら笑いを堪えるようにし、肩を小刻みに揺らしていた。
「何? どうかしたの?」
「い、いや。ぷっ」反省の色なんて見せる素振りもなく長四郎は声を殺し、肩を大きく揺らし笑い始めた。
燐は長四郎のスマホを見ると、オンジンの動画を消音で見ていた。
スマホを取り上げて動画を視聴し始める燐。
その動画は、オンジンが倉庫として使っている部屋の大掃除動画だった。
オンジンが倉庫に置いてある過去に紹介した製品を懐かしみながら再度紹介し、処分するといった何の変哲もない動画でこれのどこが変なのか燐には皆目、見当もつかなかった。
だが、横に居る長四郎は終始、肩を揺らして笑い続けている。
「ねぇこれのどこが、面白いの?」
「どこがって。今までの努力というものがパァーになるぐらいの物がそこに映っているんだよ」
「え? どこぉ?」
燐は再びスマホに視線を落とす。
「お客さん、もう少しで着きますよ」
「ありがとうございます」
長四郎はそう言って、財布を取り出し会計の準備をする。
「着きました。2千と450円です」
「はい、丁度です。領収書下さい。宛名は熱海探偵事務所で」
「かしこまりました」
タクシー運転手から領収書を受け取り、タクシーを降りる二人。
「乗り込む前にっと」
長四郎はまだ動画を見ている燐から自分のスマホを取り返すと、一川警部に電話をかけようとするのだが、電池残量が残り5%をであった。
「SHIT!!」
長四郎はそう言って、盛大な舌打ちをする。
「私のスマホ使う?」
「おっ、サンキュー」
長四郎が受け取ったその時、タイミングよく一川警部から燐のスマホに着信が入った。
「もしもし」
「その声は長さんやね。今、どこにおると?」
「オンジンの家の前です」
「ああ、ホント。実は尾多の意識が回復したらしいんよ。それで、もう一度、取り調べをしようと思っているんやけど来る?」
「それは俺が居なくても大丈夫です。それより、社長の鎌飯の緊急手配をした方が宜しいかと」
「鎌飯を?」
「シェアハウスで監禁している事が警察に露見したんです。高飛びを考えてもおかしくありません」
「分かった。じゃあ、そうするばい」
「それと、こちらに捜査員を回してもらえませんか?」
「何か、分かったと?」
「ええ、灯台下暗しでした。これからラモちゃんと一緒にそれを確かめる所です。行方不明の女の子達はまだ見つかってませんよね?」
「見つかっとらんよ。そこに居るって言うやないとね」
「それを今から確かめに行くんです」
「気を付けてね」
「はい。後、齋藤刑事に尾多からある事を聞き出して欲しいんです。その為に、次のことを尾多に伝えてください」
長四郎は一川警部に言伝をし、通話を切った。
「さ、行くわよ」燐はストレッチしながら長四郎を見る。
「気合の入り方が違うね」
「勿論よ。きっちり、締めあげてやるんだから」
燐は自分の顔をパンパンっと叩き、気合を入れ歩き出す。
「こりゃ、荒れるな」
長四郎が先を行く燐を見ながら呟くと「早く、行くぞ! 行くぞぉ~」と戦に赴く戦国武将のように言う燐の後を追うのだった。
そんな警察官達の邪魔にならないように。長四郎と燐はリビングの端っこの方で突っ立ていた。
「どうよ。私達のおかげで事件解決に一歩近づいたんじゃない?」
燐は勝ち誇ったような顔で長四郎に話しかけると「へぇへぇ」と参ったといった感じの返事をする。
「何で不満そうな訳?」
「別に不満があるわけじゃないけどな」
「顔はそう言ってないけど」
「そう」
「そうよ」
「じゃあ、正直に言おう。オンジンを捕まえるのは難しくなったかもな」
「どうして、そうなるのよ」
「ラモちゃん、忘れていない? あのオンジンは清廉潔白で聖人君子で売っているお方だぜ。今回の件で証拠を隠蔽に動くはず、それも自分の手は汚さずに」
長四郎はそう言うとスマホを取り出し、何かを確認する。
「ふぅー」と息を吐き、スマホをズボンのポケットにしまうと長四郎は部屋の中を移動し始めたので、燐もそれに続いて行く。
長四郎は階段を駆け上がり、燐が助け出した女性が監禁されていたという部屋に移動した。
その部屋はルームツアーでは、管理人室として紹介されていた。
ただ、管理人というのは実際には存在しない人物であった為、顔出しNGかつ部屋の中の撮影を禁止といったルールがあると動画内で説明がなされていた。
「失礼しまぁーす」
監禁部屋の鑑識作業をしている鑑識捜査官達に向けて、断りを入れながら長四郎と燐は部屋の中に入る。
「何? この部屋がどうかしたの?」
「いや、どんな部屋なのかなと思って」燐の問いにそう答え、部屋を見回す長四郎。
部屋には机はなく、マットの上に敷かれた布団が部屋中に敷き詰められカップ麵、菓子パン、コンビニおにぎりとペットボトル飲料が食事として与えられていたのであろうか。
その残骸が部屋の隅に固められていた。
そして、張り紙が四枚、壁に張られており次のような事が書かれていた。
“トイレは、一日二回”
“食事は、一日一回”
“風呂は、火曜日”
“編集優先、締切絶対!!”
「刑務所より、ひでぇな」
長四郎は張り紙を見て感想を述べると、その場に居た全員がその感想に納得するように一緒に頷く。
「奴は、ここには来ていなさそうだな」長四郎は一人うんうんと頷くと、「お邪魔しましたぁ~」と言って部屋を出て行く足でシェアハウスを出た。
偶々、近くを通ったタクシーに燐と共に乗り込み長四郎はすぐ様、「ピー(個人情報保護の観点から音声を変えております)までお願いします」そうタクシー運転手に伝え、タクシーは目的地に向けて走り出した。
「オンジンの家に行くの?」燐は隣に座ってスマホを操作する長四郎に向かって尋ねる。
「ああ」
「ねぇ、何を考えているの?」
「う~ん。分かんない」
長四郎はスクロールさせている動作をしていたので、ネットニュースを見ているようだった。
「分かんないじゃないでしょ!!」
燐は長四郎の太ももに拳を叩きつける。
「痛っ!! 何すんだよぉ~」
「あんたが、答えないからでしょ!」
「ちったぁ~自分の頭で考えろ。バカ高校生!!」
「許ざん!!!」
燐はそう言い放ち、長四郎の頬を抓り引っ張り上げる。
「にちゃい。にちゃい。やめへ。へへめきゅらしゃひ! (訳:痛い。痛い。やめて。やめてください!)」
長四郎が涙目で懇願していると「お客さん、揉めるなら降りてください!」タクシー運転手はそう言ってタクシーを路肩に停めようとする。
「あ、すいません」
燐はしおらしくし、長四郎の頬から手を離す。
「揉め事はよしてください!」
タクシー運転手は再び目的地に向けてタクシーを走らせる。
「あんたのせいで怒られたじゃない」
タクシー運転手に聞こえないようなトーンで燐が話しかけると、長四郎はスマホを見ながら笑いを堪えるようにし、肩を小刻みに揺らしていた。
「何? どうかしたの?」
「い、いや。ぷっ」反省の色なんて見せる素振りもなく長四郎は声を殺し、肩を大きく揺らし笑い始めた。
燐は長四郎のスマホを見ると、オンジンの動画を消音で見ていた。
スマホを取り上げて動画を視聴し始める燐。
その動画は、オンジンが倉庫として使っている部屋の大掃除動画だった。
オンジンが倉庫に置いてある過去に紹介した製品を懐かしみながら再度紹介し、処分するといった何の変哲もない動画でこれのどこが変なのか燐には皆目、見当もつかなかった。
だが、横に居る長四郎は終始、肩を揺らして笑い続けている。
「ねぇこれのどこが、面白いの?」
「どこがって。今までの努力というものがパァーになるぐらいの物がそこに映っているんだよ」
「え? どこぉ?」
燐は再びスマホに視線を落とす。
「お客さん、もう少しで着きますよ」
「ありがとうございます」
長四郎はそう言って、財布を取り出し会計の準備をする。
「着きました。2千と450円です」
「はい、丁度です。領収書下さい。宛名は熱海探偵事務所で」
「かしこまりました」
タクシー運転手から領収書を受け取り、タクシーを降りる二人。
「乗り込む前にっと」
長四郎はまだ動画を見ている燐から自分のスマホを取り返すと、一川警部に電話をかけようとするのだが、電池残量が残り5%をであった。
「SHIT!!」
長四郎はそう言って、盛大な舌打ちをする。
「私のスマホ使う?」
「おっ、サンキュー」
長四郎が受け取ったその時、タイミングよく一川警部から燐のスマホに着信が入った。
「もしもし」
「その声は長さんやね。今、どこにおると?」
「オンジンの家の前です」
「ああ、ホント。実は尾多の意識が回復したらしいんよ。それで、もう一度、取り調べをしようと思っているんやけど来る?」
「それは俺が居なくても大丈夫です。それより、社長の鎌飯の緊急手配をした方が宜しいかと」
「鎌飯を?」
「シェアハウスで監禁している事が警察に露見したんです。高飛びを考えてもおかしくありません」
「分かった。じゃあ、そうするばい」
「それと、こちらに捜査員を回してもらえませんか?」
「何か、分かったと?」
「ええ、灯台下暗しでした。これからラモちゃんと一緒にそれを確かめる所です。行方不明の女の子達はまだ見つかってませんよね?」
「見つかっとらんよ。そこに居るって言うやないとね」
「それを今から確かめに行くんです」
「気を付けてね」
「はい。後、齋藤刑事に尾多からある事を聞き出して欲しいんです。その為に、次のことを尾多に伝えてください」
長四郎は一川警部に言伝をし、通話を切った。
「さ、行くわよ」燐はストレッチしながら長四郎を見る。
「気合の入り方が違うね」
「勿論よ。きっちり、締めあげてやるんだから」
燐は自分の顔をパンパンっと叩き、気合を入れ歩き出す。
「こりゃ、荒れるな」
長四郎が先を行く燐を見ながら呟くと「早く、行くぞ! 行くぞぉ~」と戦に赴く戦国武将のように言う燐の後を追うのだった。
0
お気に入りに追加
25
あなたにおすすめの小説
どんでん返し
あいうら
ミステリー
「1話完結」~最後の1行で衝撃が走る短編集~
ようやく子どもに恵まれた主人公は、家族でキャンプに来ていた。そこで偶然遭遇したのは、彼が閑職に追いやったかつての部下だった。なぜかファミリー用のテントに1人で宿泊する部下に違和感を覚えるが…
(「薪」より)
マスクなしでも会いましょう
崎田毅駿
キャラ文芸
お店をやっていると、様々なタイプのお客さんが来る。最近になってよく利用してくれるようになった男性は、見た目とは裏腹にうっかり屋さんなのか、短期間で二度も忘れ物をしていった。今度は眼鏡。その縁にはなぜか女性と思われる名前が刻まれていて。
未亡人となった側妃は、故郷に戻ることにした
星ふくろう
恋愛
カトリーナは帝国と王国の同盟により、先代国王の側室として王国にやって来た。
帝国皇女は正式な結婚式を挙げる前に夫を失ってしまう。
その後、義理の息子になる第二王子の正妃として命じられたが、王子は彼女を嫌い浮気相手を溺愛する。
数度の恥知らずな婚約破棄を言い渡された時、カトリーナは帝国に戻ろうと決めたのだった。
他の投稿サイトでも掲載しています。
殺意の扉が開くまで
夕凪ヨウ
ミステリー
警視庁捜査一課に所属する火宮翔一郎は、ある日の勤務中、何者かに誘拐される。いつのまにか失った意識を取り戻した彼の前には、1人の青年が佇んでいた。
青年の名は、水守拓司。その名を聞いた瞬間、互いの顔を見た瞬間、彼らの心は10年前へ引き戻される。
唯一愛を注いでくれた兄を殺された、被害者遺族の拓司。最も大切だった弟が殺人を犯し自殺した、加害者遺族の翔一郎。異なる立場にありながら、彼らは共に10年前の事件へ不信感を持っていた。
そして、拓司は告げる。自分と協力して、10年前の事件の真相を突き止めないか、とーーーー。
なぜ、兄は殺されたのか。 なぜ、弟は人を殺したのか。
不可解かつ不可思議なことが重なる過去の真実に、彼らは辿り着けるのか。
異世界で焼肉屋を始めたら、美食家エルフと凄腕冒険者が常連になりました ~定休日にはレア食材を求めてダンジョンへ~
金色のクレヨン@釣りするWeb作家
ファンタジー
辺境の町バラムに暮らす青年マルク。
子どもの頃から繰り返し見る夢の影響で、自分が日本(地球)から転生したことを知る。
マルクは日本にいた時、カフェを経営していたが、同業者からの嫌がらせ、客からの理不尽なクレーム、従業員の裏切りで店は閉店に追い込まれた。
その後、悲嘆に暮れた彼は酒浸りになり、階段を踏み外して命を落とした。
当時の記憶が復活した結果、マルクは今度こそ店を経営して成功することを誓う。
そんな彼が思いついたのが焼肉屋だった。
マルクは冒険者をして資金を集めて、念願の店をオープンする。
焼肉をする文化がないため、その斬新さから店は繁盛していった。
やがて、物珍しさに惹かれた美食家エルフや凄腕冒険者が店を訪れる。
HOTランキング1位になることができました!
皆さま、ありがとうございます。
他社の投稿サイトにも掲載しています。
探偵残念 ―安楽樹は渋々推理する―
鬼霧宗作
ミステリー
フリーター安楽樹(あぎょういつき)は日々をのらりくらりと過ごす青年。ただ、彼には恵まれているのかどうなのかさえ微妙な素質があった。
――幼馴染である御幸蘭(みゆきらん)と一緒にいると、その出先で必ずといっていいほど事件に巻き込まれてしまう。そのたびに、安楽は蘭と行動を共にした後悔する。
もしかすると、これから向かう孤島には、見立て殺人に適したわらべ唄があるかもしれない。
嵐が来て、船が謎の大爆発を起こすかもしれない。
事件に巻き込まれることを回避すべく、できる限り幼馴染の蘭にはかかわらないようにしていた安楽であったが、ある時、蘭から旅行に誘われる。
行き先は海に浮かぶ名もなき島。もう事件が起きるフラグしかたっていない。当然、蘭との旅行の時点で断りたい安楽だったが、しかし旅費もかからないらしい。アルバイトの日々に辟易していた安楽は、蘭に押し切られる形で渋々承諾する。
そして連続殺人の惨劇が幕を開ける。
次々と起こる事件に対して、自分の軽率さを呪いつつも、家に帰るため、そして真っ先に犯人に殺されないようにするため、安楽は嫌々ながら渋々と推理を始める。
校外学習の帰りに渋滞に巻き込まれた女子高生たちが集団お漏らしする話
赤髪命
大衆娯楽
※この作品は「校外学習の帰りに渋滞に巻き込まれた女子高生たちが小さな公園のトイレをみんなで使う話」のifバージョンとして、もっと渋滞がひどくトイレ休憩云々の前に高速道路上でバスが立ち往生していた場合を描く公式2次創作です。
前作との文体、文章量の違いはありますがその分キャラクターを濃く描いていくのでお楽しみ下さい。(評判が良ければ彼女たちの日常編もいずれ連載するかもです)
旦那様、愛人を作ってもいいですか?
ひろか
恋愛
私には前世の記憶があります。ニホンでの四六年という。
「君の役目は魔力を多く持つ子供を産むこと。その後で君も自由にすればいい」
これ、旦那様から、初夜での言葉です。
んん?美筋肉イケオジな愛人を持っても良いと?
’18/10/21…おまけ小話追加
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる