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第198話:エドウィンの憎悪
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お昼を過ぎて午後。
炎獣とイザークのガイドを頼りに、ドノヴァン山のさらに奥へ行軍していた。
道中の魔物の襲撃の頻度が少しずつ増してきている。
イザークによると、彼女の導きはどうやら山の頂きを目指すルートらしい。
まさか頂上に騎士たちがいるのだろうか?
そんなベタな展開があってたまるか。
「ふう、ふう…、それにしてもさっきから魔物ばっかで魔族の方は全然来ないよね。
たしかそっちの襲撃もあったって話だよな?」
久しぶりの山登りに四苦八苦しつつ、隣を歩くイザークに尋ねる。
彼は俺と同じでわりと細身なんだが、スタミナはダンチなようで息一つ切らしていない。
さすが地元民だぜ。
「はい。
といっても頻度は魔物ほどではありません。
おそらく奴らは戦士長の返り討ちを警戒しているのかと思います。
…その、彼の闘いぶりを見た魔族が逃げ出すほどでしたので」
少し遠慮気味に答えるイザーク。
たしかに俺たちが初めて会った昨日も、黒獄犬が文字通りしっぽ巻いて逃げてったな。
情のかけらも無い闘い方だったぜ。
「思えば彼の言動も、魔族に対して少々過激な発言が目立ったな。
何か理由があるのか?」
同じく俺の隣りを歩…もとい、浮いているルカもイザークへ尋ねる。
そうそう、『下等な』とか言ってたよね。
するとイザークは何故かザベっさんをチラッと見ると、少し声のボリュームを下げた。
「…彼女の前では言えませんが、実はむかしエリザベスが〝はぐれ〟に襲われてしまったことがあるんです」
「〝はぐれ〟って…、〝はぐれ魔族〟?」
イザークはコクンと肯定した。
「たしかエリザベスがまだ4,5歳くらいの頃です。
族長が村のご家庭を何組か招いてピクニックを開催した日がありました。
その頃から活発だったエリザベスは、妹の面倒を任されていた戦士長の手を離れて、独りで遊びに出て行ってしまったんです」
「「…………」」
「大慌てで山中を探し始めた僕たちでしたが、全く見つからなくて…。
彼女は昔からかくれんぼが上手かったんです」
おいおい…。またこのパターンかい。
どんだけアグレッシブなんだあのエルフ。
「そしてようやく発見した彼女の傍には、まさに襲いかかる寸前の魔族が居ました。
幸い、当時〝戦士長〟を務めていたセルゲイ族長のおかげで大事には至りませんでしたが、妹のことを任されていたエドウィンさんは自らと魔族のことを大層憎んでしまって…」
「お兄さんは妹に対して過保護に、魔族に対して憎悪を持ったってことかい?」
「はい…。でも、元はといえばおテンバなエリザベスのせいで…ギャアアアアア!!?」
あ、いつの間にかザベっさん近くに来てた。
いつも俺にやるように耳を引っ張り上げてる。
うわぁ…、エルフだから耳デカいぶん痛そう。
無表情だけど確実に怒ってる。
「良い度胸ですねイザーク。
私の警告を無視するとは。
よほど私の折檻が欲しいと推測します」
「ご、ゴメンよ! どうしても話の流れで…」
泣き目になりながらイザークはザベっさんに懇願している。
ふふ、きっと小さい頃からこんな感じだったんだろうな~。
「そうだぜザベっさん。
俺たちから聞いたんだから勘弁してくれや」
「…レイト様が私のことを知りたいと?」
「え? あー、うん。そうなる…かな?」
正確にはお兄さんのことだけど。
「……………」
ザベっさんは少しだけ頬に紅を宿らせ、パッとイザークを解放した。
そして何故か今度は俺の真後ろへやって来た!
え!? まさか今ので怒ったの!?
ゴツン!
「いたっ!?」
「…過去の私より〝今の私〟を知ってほしいです」
「は、はぁ…?」
ザベっさんは攻撃を加えてポツリとそれだけ言うと、フレイのいる前列へ戻って行った。
な、なんだったんだ?
「…素直ではないな、センチュリーめ」
「すなお…?
いや、あの人いま思いっきり背中にヘッドバットかましてブチ切れていったよね!?
イザーク庇ったら飛び火しちまったよ…」
「よ、よく分かりませんがゴメンナサイ??」
☆☆☆
それから数分後、突如〝異状〟を発見した。
「これは…」
「間違いないわ。〝縄張り争い〟の痕跡ね」
素人目で見ても分かるほどの、〝荒らされた森〟だった。
辺りの樹木はヘシ折れ、地面には爪の抉りあとや足痕が散見している。
そして…
「あれは『小鬼』と『魔液体』の死体ですね。
…どうやら目的地が近いようですよ」
「ああ、くせェ臭いだぜ。
色んな魔物の匂いがプンプン感じらァ」
地面に横たわっているのは魔物の死体。
無惨にもぶった切られたゴブリンの身体と瑞々しい色の液体の水溜まりが点々とあった。
それを指摘するイザークの目つきが初日に共闘した時と同じ眼差しになった。
必然的に皆はそれぞれの得物へ手をかける。
「どうする?
ここらでおっさん組も呼んどくか?」
キョロキョロと辺りを見渡す炎獣へ提案すると、彼女は首を横に振った。
「「ダメダ。彼ラハドラゴンユエ目立チ過ギル。
呼ビ寄セルノハ〝宴〟ノ現場ヲ押サエテカラダ」」
「私も同意見だ。
特にバルガの挙動に予測を付けられん。
奴が場をかき乱してしまっては元も子もない」
お、ルカも炎獣と意見を一致させた。
どんだけ信用ないんだあの女…。
「ちょっとカーティスさんが可哀想な気もしますが、ここはお二人の言うことを聞いてみましょうか」
イザークが苦笑いで提案を支持する。
ま、俺もドラゴンは居ない方が気が楽だ。
「よし、みんな。
こっから慎重に進んで行くぞ。
テオ、シルヴィアとブレイズを頼むぜ?」
「任せろ! 2人に指一本触れさせはしない」
「ピュイッ」
テオはドンと、小柄な胸に手を打ち付ける。
ついでに何故かブレイズも返事をくれた。
いやはや頼もしいね、まったく。
「よし、私は生命反応を最大限にサーチしながら進もう。
各員たがいをカバーしつつ、迅速に魔物どもを見つけ出すぞ」
「「「おお!」」」
ルカのクールかつ緊張感のある号令で全員気を引き締め、抗争地帯を求めて進軍を再開した。
炎獣とイザークのガイドを頼りに、ドノヴァン山のさらに奥へ行軍していた。
道中の魔物の襲撃の頻度が少しずつ増してきている。
イザークによると、彼女の導きはどうやら山の頂きを目指すルートらしい。
まさか頂上に騎士たちがいるのだろうか?
そんなベタな展開があってたまるか。
「ふう、ふう…、それにしてもさっきから魔物ばっかで魔族の方は全然来ないよね。
たしかそっちの襲撃もあったって話だよな?」
久しぶりの山登りに四苦八苦しつつ、隣を歩くイザークに尋ねる。
彼は俺と同じでわりと細身なんだが、スタミナはダンチなようで息一つ切らしていない。
さすが地元民だぜ。
「はい。
といっても頻度は魔物ほどではありません。
おそらく奴らは戦士長の返り討ちを警戒しているのかと思います。
…その、彼の闘いぶりを見た魔族が逃げ出すほどでしたので」
少し遠慮気味に答えるイザーク。
たしかに俺たちが初めて会った昨日も、黒獄犬が文字通りしっぽ巻いて逃げてったな。
情のかけらも無い闘い方だったぜ。
「思えば彼の言動も、魔族に対して少々過激な発言が目立ったな。
何か理由があるのか?」
同じく俺の隣りを歩…もとい、浮いているルカもイザークへ尋ねる。
そうそう、『下等な』とか言ってたよね。
するとイザークは何故かザベっさんをチラッと見ると、少し声のボリュームを下げた。
「…彼女の前では言えませんが、実はむかしエリザベスが〝はぐれ〟に襲われてしまったことがあるんです」
「〝はぐれ〟って…、〝はぐれ魔族〟?」
イザークはコクンと肯定した。
「たしかエリザベスがまだ4,5歳くらいの頃です。
族長が村のご家庭を何組か招いてピクニックを開催した日がありました。
その頃から活発だったエリザベスは、妹の面倒を任されていた戦士長の手を離れて、独りで遊びに出て行ってしまったんです」
「「…………」」
「大慌てで山中を探し始めた僕たちでしたが、全く見つからなくて…。
彼女は昔からかくれんぼが上手かったんです」
おいおい…。またこのパターンかい。
どんだけアグレッシブなんだあのエルフ。
「そしてようやく発見した彼女の傍には、まさに襲いかかる寸前の魔族が居ました。
幸い、当時〝戦士長〟を務めていたセルゲイ族長のおかげで大事には至りませんでしたが、妹のことを任されていたエドウィンさんは自らと魔族のことを大層憎んでしまって…」
「お兄さんは妹に対して過保護に、魔族に対して憎悪を持ったってことかい?」
「はい…。でも、元はといえばおテンバなエリザベスのせいで…ギャアアアアア!!?」
あ、いつの間にかザベっさん近くに来てた。
いつも俺にやるように耳を引っ張り上げてる。
うわぁ…、エルフだから耳デカいぶん痛そう。
無表情だけど確実に怒ってる。
「良い度胸ですねイザーク。
私の警告を無視するとは。
よほど私の折檻が欲しいと推測します」
「ご、ゴメンよ! どうしても話の流れで…」
泣き目になりながらイザークはザベっさんに懇願している。
ふふ、きっと小さい頃からこんな感じだったんだろうな~。
「そうだぜザベっさん。
俺たちから聞いたんだから勘弁してくれや」
「…レイト様が私のことを知りたいと?」
「え? あー、うん。そうなる…かな?」
正確にはお兄さんのことだけど。
「……………」
ザベっさんは少しだけ頬に紅を宿らせ、パッとイザークを解放した。
そして何故か今度は俺の真後ろへやって来た!
え!? まさか今ので怒ったの!?
ゴツン!
「いたっ!?」
「…過去の私より〝今の私〟を知ってほしいです」
「は、はぁ…?」
ザベっさんは攻撃を加えてポツリとそれだけ言うと、フレイのいる前列へ戻って行った。
な、なんだったんだ?
「…素直ではないな、センチュリーめ」
「すなお…?
いや、あの人いま思いっきり背中にヘッドバットかましてブチ切れていったよね!?
イザーク庇ったら飛び火しちまったよ…」
「よ、よく分かりませんがゴメンナサイ??」
☆☆☆
それから数分後、突如〝異状〟を発見した。
「これは…」
「間違いないわ。〝縄張り争い〟の痕跡ね」
素人目で見ても分かるほどの、〝荒らされた森〟だった。
辺りの樹木はヘシ折れ、地面には爪の抉りあとや足痕が散見している。
そして…
「あれは『小鬼』と『魔液体』の死体ですね。
…どうやら目的地が近いようですよ」
「ああ、くせェ臭いだぜ。
色んな魔物の匂いがプンプン感じらァ」
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無惨にもぶった切られたゴブリンの身体と瑞々しい色の液体の水溜まりが点々とあった。
それを指摘するイザークの目つきが初日に共闘した時と同じ眼差しになった。
必然的に皆はそれぞれの得物へ手をかける。
「どうする?
ここらでおっさん組も呼んどくか?」
キョロキョロと辺りを見渡す炎獣へ提案すると、彼女は首を横に振った。
「「ダメダ。彼ラハドラゴンユエ目立チ過ギル。
呼ビ寄セルノハ〝宴〟ノ現場ヲ押サエテカラダ」」
「私も同意見だ。
特にバルガの挙動に予測を付けられん。
奴が場をかき乱してしまっては元も子もない」
お、ルカも炎獣と意見を一致させた。
どんだけ信用ないんだあの女…。
「ちょっとカーティスさんが可哀想な気もしますが、ここはお二人の言うことを聞いてみましょうか」
イザークが苦笑いで提案を支持する。
ま、俺もドラゴンは居ない方が気が楽だ。
「よし、みんな。
こっから慎重に進んで行くぞ。
テオ、シルヴィアとブレイズを頼むぜ?」
「任せろ! 2人に指一本触れさせはしない」
「ピュイッ」
テオはドンと、小柄な胸に手を打ち付ける。
ついでに何故かブレイズも返事をくれた。
いやはや頼もしいね、まったく。
「よし、私は生命反応を最大限にサーチしながら進もう。
各員たがいをカバーしつつ、迅速に魔物どもを見つけ出すぞ」
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