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ひとつめの国
30.戦利品
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冒険者組合に依頼完了の報告に行く途中、人目につかない路地で"神隠しの覗き窓"から神隠しを出す。
「ほら、ダンジョンの外に連れてきてやったぞ」
「わぁー!ここがウェリタスの街!」
神隠しは路地から駆け出すと、街を見回してキャッキャとはしゃぐ。
神隠しが言ったのを聞いて、今初めてこの街の名前を知ったが、おそらくすぐに忘れてしまうだろう。
領地を治める貴族達は、自分達が暮らす主要都市に家名を付けることが多い。というか、十中八九付ける。つまりここが"ウェリタス"という街ならば、この地の領主はウェリタス家。と、こんな具合だ。
変に捻って名付けるより、よっぽど分かりやすくていい。
「あまり離れすぎるなよ」
「はいはい!わかってるよ!」
キョロキョロと興味深そうに首を振って街を見上げる神隠しを連れて、わたし達は冒険者組合へと歩く。
昨日の夜のうちに納品する素材と、討伐証拠を整理しておいた。
依頼完了報告用の受け付けに並んでいると、悪戯を企むような笑顔で神隠しが笑う。
「あれ、ちゃんと持ってきた?」
「ああ、持ってきた」
わたしが頷くと神隠しは満足したように頷き、ソワソワしながら順番をまった。
この報告用の受け付けは、案内専用の窓口になっていて、鑑定が必要な場合は専用の個室へ、討伐のみで追加素材がない場合はそのまま報酬の精算所に案内される。
マーレが受けた依頼書を受け付け嬢に渡す。
「鑑定室にご案内致します……四十三号室にお入りください」
この街の冒険者組合には鑑定専門の職員が五十名以上常駐していて、それぞれに盗難防止の術式が付与された個室がを与えられている。
受け付けでどの部屋が対応中かわかるようになっていて、空いている部屋に順次通される。
わたし達は案内にしたがって、四十三号室へ入室した。
中は四人がけののテーブルがある、簡素な応接室になっていて、わたし達が入ってきたのとは別に、保管庫に繋がる扉が設置されている。
「どうぞ、おかけください」
テーブルの向かい側には、立派な口髭を蓄え丸眼鏡をかけた、優しそうな雰囲気の壮年の男性鑑定士が座っていて、わたし達に椅子を勧める。
言われるままにわたしとマーレは隣合って座り、ルシアは足元に伏せ、ロスは定位置のわたしの肩に、神隠しはわたしの膝によじ登った。
「依頼書と素材を拝見します」
促され、わたしはマジックバッグから採取した素材を次々と机に並べて行き、マーレがその間に依頼書を手渡す。
机に乗り切らない分はひとまず床に置いておいた。
鑑定士はサッと依頼書に目を通すと、すぐに素材の鑑定に取りかかる。
専用の魔道具なども使って、真剣に素材を見ること十五分。にっこりと満面の笑みを浮かべて顔を上げた。
「素晴らしい。どれも滅多に見ない品質です!」
「ありがとうございます」
「これだけの高品質ですので、報酬を上乗せ致します」
素材が好きなのか、嬉しそうに声を僅かに弾ませながら、依頼書に上乗せ金額を書き込み、判を押す。
「お兄ちゃん!はやくあれも出してよ~!」
「わかったわかった」
急かしてくる神隠しをあしらいつつ、ホクホク顔の鑑定士に切り出す。
「すみません、別件で見て欲しい物があるんですが」
そう言って、ダンジョンの四階層、隠しエリアで見つけた、結界装置と動力源の青い石をマジックバッグから取り出して机に置いた。
「こ、これは……!!」
それを見た瞬間、鑑定士の目の色が変わった。カッと目を見開いてしばらく固まり、慌てたようにガタガタッと席を立つ。
「そっ、そのまま少々お待ちください!」
そう叫ぶと、鑑定士はこけつまろびつしながら慌ただしく部屋を出ていく。
それを見て神隠しは首を傾げ、不思議そうに呟く。
「急にどうしたんだろ?」
「どう考えても、それのせいだろう」
わたしは大きく溜め息を吐いた。
わたしにはなんの価値も見いだせない物だったが、一般的に見れば、非常に希少で強力な魔道具だ。特に動力源の青い石は、とても美しく、簡単に値が付けられないほど高価な物だろう。
わたしは最初、これらを不要として捨ておくつもりだったが、神隠しが持って行って換金すると言って聞かなかった。
あまりにもしつこく駄々をこねるので、根負けして頷いてしまったというわけだ。
神隠しは、これを売って街で豪遊すると息巻いているが、果たしてそう上手くいくだろうか。
そう経たないうちに、ガタガタと扉が開き、先程の鑑定士と三十代くらいの目つきに迫力がある筋骨隆々の男性と、二十代後半くらいのグラマラスな美女が続けて入って来た。
「支部長をお連れしました!」
ではもう一人の女性は秘書か何かか、そう考えていると、向かい側の椅子に美女が座り、筋骨隆々の男性がその後に立った。
「お待たせしました。冒険者組合マキャベリ支部、支部長ビアンカです」
違った。美女が支部長で、もう一人の男性の方がお付きの護衛だったようだ。
男だから女だからどうだというのはあまりに無い方だが、この美女があまりにもクールビューティで個人的な美人秘書のイメージにピッタリだったので、うっかり勘違いしてしまった。
「本日は大変貴重な物をお持ち頂いたようで。改めて子細、お話を伺いたいので、私もご一緒させていただきます」
それからわたしは"神隠しの覗き窓"については触れず、さらに自分の"眼"についてもぼかしながら、結界装置を見つけた時のことを話した。
とりあえず、四階層で行き止まりに迷い込み、そこを魔物に襲われ、倒れ込んだ先がたまたま隠しエリアに通じていた。ということにしておいた。
「なんと……四階層に隠しエリアがあったとは……」
わたしの話を聞くと、室内にいる一同相当に驚いていた。
四階層は既に何年も新しい発見がなく、埋葬品や死者の装身具も取り尽くして、もうこれ以上探索の余地はないと思われていた。
「隠しエリアと言っても、この結界装置を持ち帰った今、ただ行き止まりが延長されただけですが」
あまり騒がれたくなくて、大したことでは発見はなかったと強調した。
とはいえ、新しいエリアが見つかったことには変わりないので、一応調査団が派遣されるだろう。しかしもうあそこには何もないので、探索し直されたところで全く問題ない。
これ以上深掘りされる前に話題を切り替えようと、単刀直入に聞いてみる。
「それで、こちらの魔道具は買い取って頂けますか」
「それは……無理ですね」
支部長も単刀直入に答える。それにわたしは「やはりな」と頷き、神隠しは「えぇー!」と納得できない声を上げた。
「こちらの魔道具は非常に希少で高価な代物です。とてもじゃないが、一支部の予算では買い取りなんてできない」
「でしょうね」
「そんなぁー!」
神隠しは情けない声を出し、意気消沈して机に突っ伏した。
当たり前だ。こんな物、やすやすと買い取りできるものではない。それこそ国や王族でも無い限り、手が出せないような代物だろう。
「もし、よろしければですが。この魔道具は王に献上されてはいかがでしょう」
「え?」
支部長の思わぬ提案に、思わず間抜けな声を出す。
「この魔道具を献上すれとなば、領主からいくらか褒賞も出るでしょうし、何より今後さらに冒険者ランクが上がった時、後ろ盾があった方が安心ですよ」
おそらく献上する場合は、この地の領主を通しての取引になるだろうから、この場合の後ろ盾と言うのは、領主である貴族になるだろう。
ぶっちゃけ貴族とはあまり関わりたくないが、そのためにも後ろ盾はあった方がいい。
これからマーレのランクが上がっていけば、どうしても貴族に目をつけられることになる。その時に後ろ盾がなければ、良いように使ってやろうと悪巧みする輩を簡単に追い払うことが出来ない。
ならばランクをあげなければいい、とそう単純でもない。この世界にはランクによって制限されている区域が沢山ある。ランクが上がれば上がるほど、入れる区域は広がっていく。
つまり、新たな素材を求めて旅をするわたし達としては、ランクをあげない訳にはいかないのだ。
しばらく検討した末、結局その提案に頷いた。
「はい、そうします」
「わかりました。では、一度領主に提案して、おって詳細をご連絡致します」
その後連絡先として、宿泊中の宿を伝えて、精算所に向かった。
「ほら、ダンジョンの外に連れてきてやったぞ」
「わぁー!ここがウェリタスの街!」
神隠しは路地から駆け出すと、街を見回してキャッキャとはしゃぐ。
神隠しが言ったのを聞いて、今初めてこの街の名前を知ったが、おそらくすぐに忘れてしまうだろう。
領地を治める貴族達は、自分達が暮らす主要都市に家名を付けることが多い。というか、十中八九付ける。つまりここが"ウェリタス"という街ならば、この地の領主はウェリタス家。と、こんな具合だ。
変に捻って名付けるより、よっぽど分かりやすくていい。
「あまり離れすぎるなよ」
「はいはい!わかってるよ!」
キョロキョロと興味深そうに首を振って街を見上げる神隠しを連れて、わたし達は冒険者組合へと歩く。
昨日の夜のうちに納品する素材と、討伐証拠を整理しておいた。
依頼完了報告用の受け付けに並んでいると、悪戯を企むような笑顔で神隠しが笑う。
「あれ、ちゃんと持ってきた?」
「ああ、持ってきた」
わたしが頷くと神隠しは満足したように頷き、ソワソワしながら順番をまった。
この報告用の受け付けは、案内専用の窓口になっていて、鑑定が必要な場合は専用の個室へ、討伐のみで追加素材がない場合はそのまま報酬の精算所に案内される。
マーレが受けた依頼書を受け付け嬢に渡す。
「鑑定室にご案内致します……四十三号室にお入りください」
この街の冒険者組合には鑑定専門の職員が五十名以上常駐していて、それぞれに盗難防止の術式が付与された個室がを与えられている。
受け付けでどの部屋が対応中かわかるようになっていて、空いている部屋に順次通される。
わたし達は案内にしたがって、四十三号室へ入室した。
中は四人がけののテーブルがある、簡素な応接室になっていて、わたし達が入ってきたのとは別に、保管庫に繋がる扉が設置されている。
「どうぞ、おかけください」
テーブルの向かい側には、立派な口髭を蓄え丸眼鏡をかけた、優しそうな雰囲気の壮年の男性鑑定士が座っていて、わたし達に椅子を勧める。
言われるままにわたしとマーレは隣合って座り、ルシアは足元に伏せ、ロスは定位置のわたしの肩に、神隠しはわたしの膝によじ登った。
「依頼書と素材を拝見します」
促され、わたしはマジックバッグから採取した素材を次々と机に並べて行き、マーレがその間に依頼書を手渡す。
机に乗り切らない分はひとまず床に置いておいた。
鑑定士はサッと依頼書に目を通すと、すぐに素材の鑑定に取りかかる。
専用の魔道具なども使って、真剣に素材を見ること十五分。にっこりと満面の笑みを浮かべて顔を上げた。
「素晴らしい。どれも滅多に見ない品質です!」
「ありがとうございます」
「これだけの高品質ですので、報酬を上乗せ致します」
素材が好きなのか、嬉しそうに声を僅かに弾ませながら、依頼書に上乗せ金額を書き込み、判を押す。
「お兄ちゃん!はやくあれも出してよ~!」
「わかったわかった」
急かしてくる神隠しをあしらいつつ、ホクホク顔の鑑定士に切り出す。
「すみません、別件で見て欲しい物があるんですが」
そう言って、ダンジョンの四階層、隠しエリアで見つけた、結界装置と動力源の青い石をマジックバッグから取り出して机に置いた。
「こ、これは……!!」
それを見た瞬間、鑑定士の目の色が変わった。カッと目を見開いてしばらく固まり、慌てたようにガタガタッと席を立つ。
「そっ、そのまま少々お待ちください!」
そう叫ぶと、鑑定士はこけつまろびつしながら慌ただしく部屋を出ていく。
それを見て神隠しは首を傾げ、不思議そうに呟く。
「急にどうしたんだろ?」
「どう考えても、それのせいだろう」
わたしは大きく溜め息を吐いた。
わたしにはなんの価値も見いだせない物だったが、一般的に見れば、非常に希少で強力な魔道具だ。特に動力源の青い石は、とても美しく、簡単に値が付けられないほど高価な物だろう。
わたしは最初、これらを不要として捨ておくつもりだったが、神隠しが持って行って換金すると言って聞かなかった。
あまりにもしつこく駄々をこねるので、根負けして頷いてしまったというわけだ。
神隠しは、これを売って街で豪遊すると息巻いているが、果たしてそう上手くいくだろうか。
そう経たないうちに、ガタガタと扉が開き、先程の鑑定士と三十代くらいの目つきに迫力がある筋骨隆々の男性と、二十代後半くらいのグラマラスな美女が続けて入って来た。
「支部長をお連れしました!」
ではもう一人の女性は秘書か何かか、そう考えていると、向かい側の椅子に美女が座り、筋骨隆々の男性がその後に立った。
「お待たせしました。冒険者組合マキャベリ支部、支部長ビアンカです」
違った。美女が支部長で、もう一人の男性の方がお付きの護衛だったようだ。
男だから女だからどうだというのはあまりに無い方だが、この美女があまりにもクールビューティで個人的な美人秘書のイメージにピッタリだったので、うっかり勘違いしてしまった。
「本日は大変貴重な物をお持ち頂いたようで。改めて子細、お話を伺いたいので、私もご一緒させていただきます」
それからわたしは"神隠しの覗き窓"については触れず、さらに自分の"眼"についてもぼかしながら、結界装置を見つけた時のことを話した。
とりあえず、四階層で行き止まりに迷い込み、そこを魔物に襲われ、倒れ込んだ先がたまたま隠しエリアに通じていた。ということにしておいた。
「なんと……四階層に隠しエリアがあったとは……」
わたしの話を聞くと、室内にいる一同相当に驚いていた。
四階層は既に何年も新しい発見がなく、埋葬品や死者の装身具も取り尽くして、もうこれ以上探索の余地はないと思われていた。
「隠しエリアと言っても、この結界装置を持ち帰った今、ただ行き止まりが延長されただけですが」
あまり騒がれたくなくて、大したことでは発見はなかったと強調した。
とはいえ、新しいエリアが見つかったことには変わりないので、一応調査団が派遣されるだろう。しかしもうあそこには何もないので、探索し直されたところで全く問題ない。
これ以上深掘りされる前に話題を切り替えようと、単刀直入に聞いてみる。
「それで、こちらの魔道具は買い取って頂けますか」
「それは……無理ですね」
支部長も単刀直入に答える。それにわたしは「やはりな」と頷き、神隠しは「えぇー!」と納得できない声を上げた。
「こちらの魔道具は非常に希少で高価な代物です。とてもじゃないが、一支部の予算では買い取りなんてできない」
「でしょうね」
「そんなぁー!」
神隠しは情けない声を出し、意気消沈して机に突っ伏した。
当たり前だ。こんな物、やすやすと買い取りできるものではない。それこそ国や王族でも無い限り、手が出せないような代物だろう。
「もし、よろしければですが。この魔道具は王に献上されてはいかがでしょう」
「え?」
支部長の思わぬ提案に、思わず間抜けな声を出す。
「この魔道具を献上すれとなば、領主からいくらか褒賞も出るでしょうし、何より今後さらに冒険者ランクが上がった時、後ろ盾があった方が安心ですよ」
おそらく献上する場合は、この地の領主を通しての取引になるだろうから、この場合の後ろ盾と言うのは、領主である貴族になるだろう。
ぶっちゃけ貴族とはあまり関わりたくないが、そのためにも後ろ盾はあった方がいい。
これからマーレのランクが上がっていけば、どうしても貴族に目をつけられることになる。その時に後ろ盾がなければ、良いように使ってやろうと悪巧みする輩を簡単に追い払うことが出来ない。
ならばランクをあげなければいい、とそう単純でもない。この世界にはランクによって制限されている区域が沢山ある。ランクが上がれば上がるほど、入れる区域は広がっていく。
つまり、新たな素材を求めて旅をするわたし達としては、ランクをあげない訳にはいかないのだ。
しばらく検討した末、結局その提案に頷いた。
「はい、そうします」
「わかりました。では、一度領主に提案して、おって詳細をご連絡致します」
その後連絡先として、宿泊中の宿を伝えて、精算所に向かった。
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