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91話
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俺達は世界樹の根本に立っていた。
「上を見上げても先が見えないな」
「何を言っても始まらないから、とりあえず登りましょう」
マリアに言われるがままに俺達は世界樹を登り始めた。
登り始めたといっても世界樹の枝は太く大きく、人が乗っても折れる事はなく、足場としてしっかりしているため、立った状態で飛び跳ねながら登っていた。
~~~
登り始めて1時間たってもまだまだ頂上は見える事なく、俺達は淡々と登っていた。
~~~
3時間ほど登っていても頂上は見える事はなかった。
~~~
「一体いつまで登れば先が見えるのだろうか・・・」
少し弱音を吐き始めた頃、その者は姿を現した。
「我が名は『ヤクモ』、お前達を『天時空界』に案内する者だ」
「あなたがムラクモ一族の特殊個体『ヤクモ』か、俺達は『アシタカ』からあなたの事を聞いてここにやってきた」
「それならば話は早い。我に着いてこい」
「その前に少しいいか。『アシタカ』は魔人ヤガミと魔人融合した眠らない羊の特殊個体『メリーさん』と戦い、俺達を逃がしてくれたんだ。俺達に何か出来る事はないだろうか?」
「『アシタカ』はかなり強き者だ。その程度ならば心配はないだろう。お前達が『天時空界』から帰ってくる頃には合流できるだろう」
「それなら良かった」
「時間はあまり残されていない。先を急ぐぞ」
俺達は『ヤクモ』の誘導に従って最短距離で移動できたため、頂上が見えるところまですぐに来る事ができた。
「あれが頂上なのか・・・だけど『天時空界』なんてものは見当たらないな」
「ここからは先はもっと過酷な環境になるぞ」
『ヤクモ』はそう言うと、天に向かい口からクモの糸を吐き出した。
「この先に『天時空界』はある。我が案内出来るのはここまでだ」
俺達は『ヤクモ』と別れて、長い時間クモの糸をひたすら登り続けていた。
~~~
辺り一面何も見えない真っ暗な闇を登り続けていた時だった。
「ようやく大地が見えてきた・・・」
その大地は光り輝いていた。
「これが『天時空界』・・・」
俺達は『天時空界』に到着する事ができた。
「上を見上げても先が見えないな」
「何を言っても始まらないから、とりあえず登りましょう」
マリアに言われるがままに俺達は世界樹を登り始めた。
登り始めたといっても世界樹の枝は太く大きく、人が乗っても折れる事はなく、足場としてしっかりしているため、立った状態で飛び跳ねながら登っていた。
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登り始めて1時間たってもまだまだ頂上は見える事なく、俺達は淡々と登っていた。
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3時間ほど登っていても頂上は見える事はなかった。
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「一体いつまで登れば先が見えるのだろうか・・・」
少し弱音を吐き始めた頃、その者は姿を現した。
「我が名は『ヤクモ』、お前達を『天時空界』に案内する者だ」
「あなたがムラクモ一族の特殊個体『ヤクモ』か、俺達は『アシタカ』からあなたの事を聞いてここにやってきた」
「それならば話は早い。我に着いてこい」
「その前に少しいいか。『アシタカ』は魔人ヤガミと魔人融合した眠らない羊の特殊個体『メリーさん』と戦い、俺達を逃がしてくれたんだ。俺達に何か出来る事はないだろうか?」
「『アシタカ』はかなり強き者だ。その程度ならば心配はないだろう。お前達が『天時空界』から帰ってくる頃には合流できるだろう」
「それなら良かった」
「時間はあまり残されていない。先を急ぐぞ」
俺達は『ヤクモ』の誘導に従って最短距離で移動できたため、頂上が見えるところまですぐに来る事ができた。
「あれが頂上なのか・・・だけど『天時空界』なんてものは見当たらないな」
「ここからは先はもっと過酷な環境になるぞ」
『ヤクモ』はそう言うと、天に向かい口からクモの糸を吐き出した。
「この先に『天時空界』はある。我が案内出来るのはここまでだ」
俺達は『ヤクモ』と別れて、長い時間クモの糸をひたすら登り続けていた。
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辺り一面何も見えない真っ暗な闇を登り続けていた時だった。
「ようやく大地が見えてきた・・・」
その大地は光り輝いていた。
「これが『天時空界』・・・」
俺達は『天時空界』に到着する事ができた。
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