78 / 100
第5章 太陽と月の力
78話 第5章終わり
しおりを挟む
金の懐中時計を生産してクランハウスに到着したボク。
「お待たせしました」
応接室の扉を開けると、みんな仲良さそうに話をしていた。
「もー、遅いよ。カゲトラ達も太陽の塔クリアして、もう不思議の国に向かったみたいだよ」
アイナさんもいつもの感じ。
「すみません」
「コジロウが言ってたんだけど、不思議の国の事は情報屋から話を聞けないから、レミはずっと不思議の国で色々と探索してたんだって。だから急がないと私達はレミに負けちゃうかもしれないわ」
大手生産クランのホワイトスネークのリーダー、蛇白レミさん。大手クランのリーダーなのにずっと身を潜めて、表舞台に出てこないと思っていたら、先の先を読んで不思議の国にいたんだな。
「私達もすぐに行きましょう。チヅル留守番お願いね」
マリナさんもいつもの感じに戻ってる。
「はい、わかりました」
ボク達はクランハウスの裏庭に到着。クランメンバー全員が条件を満たしていると、クラスハウスの裏庭にも不思議の国への入り口は出現するようになっていた。
ボク達は不死の木の根元の穴に飛び込み、不思議の国に到着。
不思議の国に到着すると、リュウイチさんが月の銀狼・フェンリルに認められたのだろう。第5章が終わり、ムービーが始まった。
見えてきたのは、太陽の金猿・孫悟空に話かけられているボクの姿。場面が変わり、月の銀狼・フェンリルに話かけられているリュウイチさんの姿。場面が変わり、4人の聖なる子どもの姿。
ここでムービーが終わり、第6章が始まった。第6章は聖なる子ども。
「第6章が始まったみたいね。まずは情報収集のためにハートの女王がいるところに向かいましょう」
「あっ、そこに行かなくても聖なる子がいる場所は大体わかります」
「えっ、なんでわかってるの?!」
ボクはアイテム核融合のレシピをわかっているため、そこからわかる情報がある。そのおかげで聖なる子どもの居場所が大体わかっている。
不思議の国にある不死の木。ボク達が今いる場所は不死の木の根っこの部分。この木は生命の木とも言われるセフィロトの樹。
この樹とは逆向きに地下に伸びるようにして生えている樹が不思議の国にはある。その樹はクリフォトの樹。
この樹の頂上にジャバウォックと言われるモンスターがいる。頂上と言っても地下に伸びる樹なので、地下の奥深くにいる。
聖なる子はこの樹の途中にいて、モンスターが地上に出てこないように守っている。
「何でわかってるかと言われると答えにくいんですけど、昇級で新しく追加されたレシピの素材を情報屋から聞いて、大体わかりました」
「それならレミ達に勝てるかもしれないね。急いで行きましょう」
クリフォトの樹の根っこは地上に出ていて、その根っこの部分には中に入れるような穴がある。
ボク達はその穴の中に飛び込むと、赤い空が広がる地上のような場所が見えてきた。
「ハヤトくん、ここからはどう行けばいいの?」
「んー、そうですね。ちょっと待って下さい」
ボクはスマホを取り出し、情報屋に確認。
『バハムートがいる場所はどこですか?』
クリフォトの樹には3匹のボスモンスターがいる。蛇のモンスターのバハムート、馬のモンスターのベヒモス、魚のモンスターのレヴィアタン。
この3匹が融合されたのがジャバウォックと言われる鬼のモンスター。蛇馬魚鬼と書いてジャバウォック。
イスラムの宇宙観ではバハムートが魚だったりするのは、この3匹が融合した姿を見た人の捉え方が違っていたため、そのようになってしまったのかもしれない。
この世界観はメキシコのマヤ文明にも出てくる。ククルカンと言われる神様だ。ククルカンは天空の神の鳥と地上の神ジャガーと地下の神の蛇が融合した神様で龍の神様とされている。
聖なる龍は青龍で、邪悪な龍はジャバウォック。英語で悪はevil、悪魔、鬼はDevil。つまりは悪魔は悪のD。邪悪なドラゴンという事だ。
『バハムートはクリフォトの樹の上層エリアに生息しています』
クリフォトの樹の世界に来たから、情報屋からこの情報が聞けた。クリフォトの樹は上層、中層、下層、最下層に別れていて、ジャバウォックが最下層にいるのは何となくわかっていたが、その他のモンスターがどこにいるのかはわかっていなかった。
ボクは追加でさらに情報を確認。
『上層にいるモンスターで状態異常をしてくるモンスターを教えてください』
『上層で状態異常をしてくるモンスターはヒドラだよ』
これで聖なる子の居場所が確定した。ギリシャ神話で出てくるヘラクレスという神様。この神様が戦ったのがヒドラというモンスター。
クリフォトの樹の世界には様々な状態異常をしてくるモンスターがいる。メドゥーサ、バジリスク、コカトリスなどの様々なモンスター達。
神話を元ネタにしている事の多いこのゲームでは、状態異常をするモンスターが多かった。だから、このクリフォトの樹でのキーアイテムがどのモンスターから採取出来るのかが特定出来なかった。
だが、これで聖なる子の居場所もわかった。
「情報屋からの情報で聖なる子の居場所がわかりました。すぐに行きましょう」
ボク達はヒドラがいるクリフォトの樹の上層部に向かい始めた。
「お待たせしました」
応接室の扉を開けると、みんな仲良さそうに話をしていた。
「もー、遅いよ。カゲトラ達も太陽の塔クリアして、もう不思議の国に向かったみたいだよ」
アイナさんもいつもの感じ。
「すみません」
「コジロウが言ってたんだけど、不思議の国の事は情報屋から話を聞けないから、レミはずっと不思議の国で色々と探索してたんだって。だから急がないと私達はレミに負けちゃうかもしれないわ」
大手生産クランのホワイトスネークのリーダー、蛇白レミさん。大手クランのリーダーなのにずっと身を潜めて、表舞台に出てこないと思っていたら、先の先を読んで不思議の国にいたんだな。
「私達もすぐに行きましょう。チヅル留守番お願いね」
マリナさんもいつもの感じに戻ってる。
「はい、わかりました」
ボク達はクランハウスの裏庭に到着。クランメンバー全員が条件を満たしていると、クラスハウスの裏庭にも不思議の国への入り口は出現するようになっていた。
ボク達は不死の木の根元の穴に飛び込み、不思議の国に到着。
不思議の国に到着すると、リュウイチさんが月の銀狼・フェンリルに認められたのだろう。第5章が終わり、ムービーが始まった。
見えてきたのは、太陽の金猿・孫悟空に話かけられているボクの姿。場面が変わり、月の銀狼・フェンリルに話かけられているリュウイチさんの姿。場面が変わり、4人の聖なる子どもの姿。
ここでムービーが終わり、第6章が始まった。第6章は聖なる子ども。
「第6章が始まったみたいね。まずは情報収集のためにハートの女王がいるところに向かいましょう」
「あっ、そこに行かなくても聖なる子がいる場所は大体わかります」
「えっ、なんでわかってるの?!」
ボクはアイテム核融合のレシピをわかっているため、そこからわかる情報がある。そのおかげで聖なる子どもの居場所が大体わかっている。
不思議の国にある不死の木。ボク達が今いる場所は不死の木の根っこの部分。この木は生命の木とも言われるセフィロトの樹。
この樹とは逆向きに地下に伸びるようにして生えている樹が不思議の国にはある。その樹はクリフォトの樹。
この樹の頂上にジャバウォックと言われるモンスターがいる。頂上と言っても地下に伸びる樹なので、地下の奥深くにいる。
聖なる子はこの樹の途中にいて、モンスターが地上に出てこないように守っている。
「何でわかってるかと言われると答えにくいんですけど、昇級で新しく追加されたレシピの素材を情報屋から聞いて、大体わかりました」
「それならレミ達に勝てるかもしれないね。急いで行きましょう」
クリフォトの樹の根っこは地上に出ていて、その根っこの部分には中に入れるような穴がある。
ボク達はその穴の中に飛び込むと、赤い空が広がる地上のような場所が見えてきた。
「ハヤトくん、ここからはどう行けばいいの?」
「んー、そうですね。ちょっと待って下さい」
ボクはスマホを取り出し、情報屋に確認。
『バハムートがいる場所はどこですか?』
クリフォトの樹には3匹のボスモンスターがいる。蛇のモンスターのバハムート、馬のモンスターのベヒモス、魚のモンスターのレヴィアタン。
この3匹が融合されたのがジャバウォックと言われる鬼のモンスター。蛇馬魚鬼と書いてジャバウォック。
イスラムの宇宙観ではバハムートが魚だったりするのは、この3匹が融合した姿を見た人の捉え方が違っていたため、そのようになってしまったのかもしれない。
この世界観はメキシコのマヤ文明にも出てくる。ククルカンと言われる神様だ。ククルカンは天空の神の鳥と地上の神ジャガーと地下の神の蛇が融合した神様で龍の神様とされている。
聖なる龍は青龍で、邪悪な龍はジャバウォック。英語で悪はevil、悪魔、鬼はDevil。つまりは悪魔は悪のD。邪悪なドラゴンという事だ。
『バハムートはクリフォトの樹の上層エリアに生息しています』
クリフォトの樹の世界に来たから、情報屋からこの情報が聞けた。クリフォトの樹は上層、中層、下層、最下層に別れていて、ジャバウォックが最下層にいるのは何となくわかっていたが、その他のモンスターがどこにいるのかはわかっていなかった。
ボクは追加でさらに情報を確認。
『上層にいるモンスターで状態異常をしてくるモンスターを教えてください』
『上層で状態異常をしてくるモンスターはヒドラだよ』
これで聖なる子の居場所が確定した。ギリシャ神話で出てくるヘラクレスという神様。この神様が戦ったのがヒドラというモンスター。
クリフォトの樹の世界には様々な状態異常をしてくるモンスターがいる。メドゥーサ、バジリスク、コカトリスなどの様々なモンスター達。
神話を元ネタにしている事の多いこのゲームでは、状態異常をするモンスターが多かった。だから、このクリフォトの樹でのキーアイテムがどのモンスターから採取出来るのかが特定出来なかった。
だが、これで聖なる子の居場所もわかった。
「情報屋からの情報で聖なる子の居場所がわかりました。すぐに行きましょう」
ボク達はヒドラがいるクリフォトの樹の上層部に向かい始めた。
21
お気に入りに追加
1,414
あなたにおすすめの小説
隠された第四皇女
山田ランチ
ファンタジー
ギルベアト帝国。
帝国では忌み嫌われる魔女達が集う娼館で働くウィノラは、魔女の中でも稀有な癒やしの力を持っていた。ある時、皇宮から内密に呼び出しがかかり、赴いた先に居たのは三度目の出産で今にも命尽きそうな第二側妃のリナだった。しかし癒やしの力を使って助けたリナからは何故か拒絶されてしまう。逃げるように皇宮を出る途中、ライナーという貴族男性に助けてもらう。それから3年後、とある命令を受けてウィノラは再び皇宮に赴く事になる。
皇帝の命令で魔女を捕らえる動きが活発になっていく中、エミル王国との戦争が勃発。そしてウィノラが娼館に隠された秘密が明らかとなっていく。
ヒュー娼館の人々
ウィノラ(娼館で育った第四皇女)
アデリータ(女将、ウィノラの育ての親)
マイノ(アデリータの弟で護衛長)
ディアンヌ、ロラ(娼婦)
デルマ、イリーゼ(高級娼婦)
皇宮の人々
ライナー・フックス(公爵家嫡男)
バラード・クラウゼ(伯爵、ライナーの友人、デルマの恋人)
ルシャード・ツーファール(ギルベアト皇帝)
ガリオン・ツーファール(第一皇子、アイテル軍団の第一師団団長)
リーヴィス・ツーファール(第三皇子、騎士団所属)
オーティス・ツーファール(第四皇子、幻の皇女の弟)
エデル・ツーファール(第五皇子、幻の皇女の弟)
セリア・エミル(第二皇女、現エミル王国王妃)
ローデリカ・ツーファール(第三皇女、ガリオンの妹、死亡)
幻の皇女(第四皇女、死産?)
アナイス・ツーファール(第五皇女、ライナーの婚約者候補)
ロタリオ(ライナーの従者)
ウィリアム(伯爵家三男、アイテル軍団の第一師団副団長)
レナード・ハーン(子爵令息)
リナ(第二側妃、幻の皇女の母。魔女)
ローザ(リナの侍女、魔女)
※フェッチ
力ある魔女の力が具現化したもの。その形は様々で魔女の性格や能力によって変化する。生き物のように視えていても力が形を成したもの。魔女が死亡、もしくは能力を失った時点で消滅する。
ある程度の力がある者達にしかフェッチは視えず、それ以外では気配や感覚でのみ感じる者もいる。
【完結】あなたに知られたくなかった
ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。
5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。
そんなセレナに起きた奇跡とは?
奪われ系令嬢になるのはごめんなので逃げて幸せになるぞ!
よもぎ
ファンタジー
とある伯爵家の令嬢アリサは転生者である。薄々察していたヤバい未来が現実になる前に逃げおおせ、好き勝手生きる決意をキメていた彼女は家を追放されても想定通りという顔で旅立つのだった。
義母に毒を盛られて前世の記憶を取り戻し覚醒しました、貴男は義妹と仲良くすればいいわ。
克全
ファンタジー
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
11月9日「カクヨム」恋愛日間ランキング15位
11月11日「カクヨム」恋愛週間ランキング22位
11月11日「カクヨム」恋愛月間ランキング71位
11月4日「小説家になろう」恋愛異世界転生/転移恋愛日間78位
転生したので好きに生きよう!
ゆっけ
ファンタジー
前世では妹によって全てを奪われ続けていた少女。そんな少女はある日、事故にあい亡くなってしまう。
不思議な場所で目覚める少女は女神と出会う。その女神は全く人の話を聞かないで少女を地上へと送る。
奪われ続けた少女が異世界で周囲から愛される話。…にしようと思います。
※見切り発車感が凄い。
※マイペースに更新する予定なのでいつ次話が更新するか作者も不明。
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる