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第九話 『闇の領域』
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古城の広いエントランスに。
剣戟が木霊する。
今。
ひと時行われているのは、一人の剣士と、槍兵の戦闘訓練。
普段フロアを行き来するメイドたちは、壁際に控え。
上部の踊り場では、依頼書を作り終えた城主が、事の成り行きを身を乗り出して見つめている。
そんな中。
古城の床を踏みしめ。
日本刀を手にした剣士、ゼナマ・クラインが、滑るような足さばきで、あっという間に間合いを詰める。
全長2メートルの槍を持つ騎士の懐へ向けて。
すかさず、騎士ユナは、防御スキルを発動する。
「『装備武器防御』!!」
閃く白刃。
唐竹から振り下ろされる一刀が、騎士が手にするポールウェポンに防がれ、がきん、と硬質的な音を響かせた。
しかし。
「 ――くぅ!? 」
ユナは悔しそうな表情と声で。
膝をつき、その場に力なく崩れ落ちる。
残りHP0。
死亡だ。
床に倒れ。
死に体となったユナは。
ぽつりと呟く。
「早すぎる」と。
なぜなら、騎士の防御が間に合ったのは二撃目だったからだ。
ユナの認識の中で。
ゼナマが剣を抜いたと思った瞬間は、すでにカタナは薙ぎ払い終わった後だったのだ。
そして、6種のマスタリとパッシブスキルで強化されているゼナマの一撃は。
火力タイプで低耐久のユナのHPを、一発で削り取る。
この時点で既に死んでいるのに。
処理が間に合っていないシステム上、死んだ身体で『防御動作』が実行された。
そこに、追撃の唐竹が、油断も隙も容赦も無く、叩きつけられ。
ユナの【装備武器防御】は、そこにだけ間に合ったというわけだ。
しかも防御の上から受けた威力は、その時点でユナのHPの5割を超えていた。
つまり防御が許されるのはたった1撃だけだ。
しかも、その一撃は、ただの『通常攻撃』なのである。
「すぐにやれと言っても、難しかろうが、お主はまずワシを近づけぬようにせねばな。獲物は槍なのじゃから。懐に入られたらおしまいじゃぞ」
老人の声と共に。
騎士の傍まで寄ってきた気配。
倒れたままのユナに、ざぶざぶ、と気付け薬が振りかけられる。
ユナが倒れるのはこれで9回目だった。
つまり老人がユナを起こすのも9回目だ。
ユナが立ち上がる。
「すいません……何度も」
「構わぬとも。気付け薬程度なら、幾らでも用意してやろう。気にするな」
そして、上から見ていたジルシスも声をかける。
「ユナは、すぐ防御に頼ろうとしすぎちゃう? ――まぁ、あんたの戦い方ならそれで良えんかもしれんけんど」
それにゼナマも同意する。
「そうだな。お主は、恐らく一対一で面と向かって打ち合うような戦士ではないのだろう? ワシのように小手先で戦うような連中を相手にするのは、向いておらんのではないか?」
確かにユナは、火力スキルをつかって、一撃必殺を叩き込むようなスタイルだ。
しかも騎乗して戦う『ナイト』と言うべき戦い方は、『サムライ』と言うべきゼナマと対極にある。
ゼナマの言葉が、叱責に聞こえたか。
頭を垂れ、下を向き、自信なく佇む黒い騎士。
その項垂れたような姿に、ゼナマは思い始めていた。
全く戦い方が違うのに、果たして、ワシと打ち合うことで、ユナになんの利があるだろうか、と。
何もできずに、9度倒れたユナの心はもう折れてしまったのではないか、と。
そんな頃合いに。
「私は、先輩を見ていて思ったんです。私はこのまま強くなっても、大精霊と一対一で戦えるのかなって。何かまだまだ足りないような気がするんです。私も、あんなふうになりたいんです。だから……もう少しだけ付き合ってくれませんか、ゼナマさん」
そう言って。
顔を上げたユナの瞳は、まだギラギラと輝きが点っていた。
9度打ちのめされても全くへこたれていない精神と、その羨望に満ちた言葉。
そもそもローリエはどちらかといえば防御型で、ユナとは全く違うのに。
チグハグだとか、無謀だとか、間違っているだとか。
そんなことは一切考えない。
真っ直ぐ、一直線なその心意気。
ゼナマもジルシスも言いたいことはあったのだが。
「いやはや……」
ゼナマは、一陣の涼風を受けたかのような気分で。
ジルシスも、「若いなぁ」と感心したように呟き。
ゼナマは思い直す。
そして、恥ずかしいとさえ思った。
「……すまぬ。お主の事を少し見くびっていた。お主が何を学び取るのか、それはお主次第だと言ったのはワシだったはずなのにな」
ゼナマは、歩き。
ユナと距離を置く。
それは、どこからでもかかってこい。
という意味合いの風体で。
それを受けて、ユナもハルバードを構え直す。
「感謝します、ゼナマさん!」
そして、ユナは思い出す。
間合いに気を付けなさいって、前にローリエにも言われていたなって。
そうして、二人はまたぶつかり合う。
10度、11度、12度、13度。
何度も倒れながら。
ユナは、めげずにハルバードを振り回す。
剣士、ゼナマの剣は、目に見えない程に速い。
現実でも剣に生きてきた老人の感覚に。
ゲームのステータスとパッシブスキルの後押しを受けた剣は。
ただの人間では、絶対に捌けない。
だから、その剣が届かない場所に居続ける。
2メートルのリーチを活かし。
当たればただでは済まない高火力スキルを『置いて』。
追い払うように、槍を振るう。
そうすることで、ユナが生きていられる時間が、少しづつ増えていく。
現実で数々の門下を見てきたゼナマは、ユナの呑み込みの早さに驚く。
ユナの槍を避けながら。
「――驚いたな、理屈を言った傍から、こうも早く実践してのけるとは」
それは日ごろから多くの習い事をこなしてきたユナだからこそ。
ユナの身も心も。
『学習』するということに、慣れている、のだ。
だが。
「しかし……ここは夢想の世界。もしも……ワシがこのようにするとしたら、お主はどうするかね?」
そう言って。
ゼナマは、錬気スキルの【閃気】を放つ。
居合いで放たれるそれは、抜刀の動作が見えた時にはもう遅く。
剣の軌跡を象った三日月状の斬撃波が、ユナの身体を切り裂いていった。
「……くっ!?」
反応すらできずに、またユナは倒れた。
そう、この世界には魔法のような不思議なモノがごまんとあるのだ。
剣士が遠距離攻撃出来ない筈も無く。
1歩近づいたと思えば、100歩離されたような。
そんな悔しさをユナは感じていた。
「まだやるかね?」
「はい。もちろん!」
だが、それでもめげないのが、ユナなのだ。
◆ ◆ ◆ ◆
カイディスブルム城の地下牢には、ヒトが入れられていた。
それも、正常な状態ではなく。
苦しみようなうめき声を漏らす、病人のようなヒトが。
数人。
しかも、ヒューベリオンにつつかれても反応がないくらい、意識が混濁した様子だ。
「あ、あのあの。こ、これは?」
怯えて声が震えているローリエに、ウィスタリアが淡々と答える。
「見ての通り、ヒトですけど?」
「そ、それはそうですけど! しょ、食料って?」
「そうですよ。ここに入っている者達は、うちのマスターのご飯になるの」
「ごっ……?」
ごはん?
あまりに直球で、恐るべき答えにローリエは固まってしまう。
「忘れたんですか? うちのマスターは吸血鬼なんだから。プレイヤーに噛みついたらPVになっちゃうし、悪性傾向が増えちゃうでしょ?」
それを聞いてローリエは少し冷静になる。
そして、理解した。
「え? あ……! NPCなんですね、その人たち」
「当然でしょ」
吸血種は、人間用の食事等ではスタミナの回復効率が凄く悪い。
吸血種の名の通り、血が主食だからだ。
つまり、この地下牢にNPCを捉えておき、ジルシスはここの者から血を吸っているという事だろう。
「それにしても……」
NPCはどれも若い見た目で、イケメンか、可愛い女子ばかりだった。
ローリエの言いたいことを察したウィスタリアは言う。
「言いたいことは解る。でも、自分が血を吸う立場になったら、納得できるよ。ウィスタリアだって、おじさんとか吸いたくないもん」
「まぁ、確かに、そうかも?」
そうして、話している間に。
ウィスタリアは檻のカギを開けて、牢屋からNPCを開放する。
「この人たちはもう、吸血種に成りかけてるから、新しいのを探しに行くけど。お姉ちゃん達も来るの?」
吸血鬼らしさMAX設定のジルシスは、吸血行動を同じ者にやりつづけると、相手の種族が吸血種に変わってしまう。
という特殊なパッシブスキルを持っている。
その影響で、NPCたちは皆、正常な様子ではないわけだ。
「えっと、どこにです?」
「そうね。城下街か、近隣の過疎ってる村か、どこかその辺のNPCを見繕うつもりだけど」
「その人たちは?」
「元居た所に戻すよ? 一週間くらいしたら、正常になるからそしたらまたさらいに行くけど」
ここまで来たら乗り掛かった舟だろう。
というわけで。
「い、いちおう、いこうかな?」
ぶんぶん、とヒューベリオンも首を縦に振り。
「じゃ、この人たち運ぶの手伝って」
そんなわけで、ローリエとウィスタリアとヒューベリオンは。
近隣に人さらいに向かいました。
剣戟が木霊する。
今。
ひと時行われているのは、一人の剣士と、槍兵の戦闘訓練。
普段フロアを行き来するメイドたちは、壁際に控え。
上部の踊り場では、依頼書を作り終えた城主が、事の成り行きを身を乗り出して見つめている。
そんな中。
古城の床を踏みしめ。
日本刀を手にした剣士、ゼナマ・クラインが、滑るような足さばきで、あっという間に間合いを詰める。
全長2メートルの槍を持つ騎士の懐へ向けて。
すかさず、騎士ユナは、防御スキルを発動する。
「『装備武器防御』!!」
閃く白刃。
唐竹から振り下ろされる一刀が、騎士が手にするポールウェポンに防がれ、がきん、と硬質的な音を響かせた。
しかし。
「 ――くぅ!? 」
ユナは悔しそうな表情と声で。
膝をつき、その場に力なく崩れ落ちる。
残りHP0。
死亡だ。
床に倒れ。
死に体となったユナは。
ぽつりと呟く。
「早すぎる」と。
なぜなら、騎士の防御が間に合ったのは二撃目だったからだ。
ユナの認識の中で。
ゼナマが剣を抜いたと思った瞬間は、すでにカタナは薙ぎ払い終わった後だったのだ。
そして、6種のマスタリとパッシブスキルで強化されているゼナマの一撃は。
火力タイプで低耐久のユナのHPを、一発で削り取る。
この時点で既に死んでいるのに。
処理が間に合っていないシステム上、死んだ身体で『防御動作』が実行された。
そこに、追撃の唐竹が、油断も隙も容赦も無く、叩きつけられ。
ユナの【装備武器防御】は、そこにだけ間に合ったというわけだ。
しかも防御の上から受けた威力は、その時点でユナのHPの5割を超えていた。
つまり防御が許されるのはたった1撃だけだ。
しかも、その一撃は、ただの『通常攻撃』なのである。
「すぐにやれと言っても、難しかろうが、お主はまずワシを近づけぬようにせねばな。獲物は槍なのじゃから。懐に入られたらおしまいじゃぞ」
老人の声と共に。
騎士の傍まで寄ってきた気配。
倒れたままのユナに、ざぶざぶ、と気付け薬が振りかけられる。
ユナが倒れるのはこれで9回目だった。
つまり老人がユナを起こすのも9回目だ。
ユナが立ち上がる。
「すいません……何度も」
「構わぬとも。気付け薬程度なら、幾らでも用意してやろう。気にするな」
そして、上から見ていたジルシスも声をかける。
「ユナは、すぐ防御に頼ろうとしすぎちゃう? ――まぁ、あんたの戦い方ならそれで良えんかもしれんけんど」
それにゼナマも同意する。
「そうだな。お主は、恐らく一対一で面と向かって打ち合うような戦士ではないのだろう? ワシのように小手先で戦うような連中を相手にするのは、向いておらんのではないか?」
確かにユナは、火力スキルをつかって、一撃必殺を叩き込むようなスタイルだ。
しかも騎乗して戦う『ナイト』と言うべき戦い方は、『サムライ』と言うべきゼナマと対極にある。
ゼナマの言葉が、叱責に聞こえたか。
頭を垂れ、下を向き、自信なく佇む黒い騎士。
その項垂れたような姿に、ゼナマは思い始めていた。
全く戦い方が違うのに、果たして、ワシと打ち合うことで、ユナになんの利があるだろうか、と。
何もできずに、9度倒れたユナの心はもう折れてしまったのではないか、と。
そんな頃合いに。
「私は、先輩を見ていて思ったんです。私はこのまま強くなっても、大精霊と一対一で戦えるのかなって。何かまだまだ足りないような気がするんです。私も、あんなふうになりたいんです。だから……もう少しだけ付き合ってくれませんか、ゼナマさん」
そう言って。
顔を上げたユナの瞳は、まだギラギラと輝きが点っていた。
9度打ちのめされても全くへこたれていない精神と、その羨望に満ちた言葉。
そもそもローリエはどちらかといえば防御型で、ユナとは全く違うのに。
チグハグだとか、無謀だとか、間違っているだとか。
そんなことは一切考えない。
真っ直ぐ、一直線なその心意気。
ゼナマもジルシスも言いたいことはあったのだが。
「いやはや……」
ゼナマは、一陣の涼風を受けたかのような気分で。
ジルシスも、「若いなぁ」と感心したように呟き。
ゼナマは思い直す。
そして、恥ずかしいとさえ思った。
「……すまぬ。お主の事を少し見くびっていた。お主が何を学び取るのか、それはお主次第だと言ったのはワシだったはずなのにな」
ゼナマは、歩き。
ユナと距離を置く。
それは、どこからでもかかってこい。
という意味合いの風体で。
それを受けて、ユナもハルバードを構え直す。
「感謝します、ゼナマさん!」
そして、ユナは思い出す。
間合いに気を付けなさいって、前にローリエにも言われていたなって。
そうして、二人はまたぶつかり合う。
10度、11度、12度、13度。
何度も倒れながら。
ユナは、めげずにハルバードを振り回す。
剣士、ゼナマの剣は、目に見えない程に速い。
現実でも剣に生きてきた老人の感覚に。
ゲームのステータスとパッシブスキルの後押しを受けた剣は。
ただの人間では、絶対に捌けない。
だから、その剣が届かない場所に居続ける。
2メートルのリーチを活かし。
当たればただでは済まない高火力スキルを『置いて』。
追い払うように、槍を振るう。
そうすることで、ユナが生きていられる時間が、少しづつ増えていく。
現実で数々の門下を見てきたゼナマは、ユナの呑み込みの早さに驚く。
ユナの槍を避けながら。
「――驚いたな、理屈を言った傍から、こうも早く実践してのけるとは」
それは日ごろから多くの習い事をこなしてきたユナだからこそ。
ユナの身も心も。
『学習』するということに、慣れている、のだ。
だが。
「しかし……ここは夢想の世界。もしも……ワシがこのようにするとしたら、お主はどうするかね?」
そう言って。
ゼナマは、錬気スキルの【閃気】を放つ。
居合いで放たれるそれは、抜刀の動作が見えた時にはもう遅く。
剣の軌跡を象った三日月状の斬撃波が、ユナの身体を切り裂いていった。
「……くっ!?」
反応すらできずに、またユナは倒れた。
そう、この世界には魔法のような不思議なモノがごまんとあるのだ。
剣士が遠距離攻撃出来ない筈も無く。
1歩近づいたと思えば、100歩離されたような。
そんな悔しさをユナは感じていた。
「まだやるかね?」
「はい。もちろん!」
だが、それでもめげないのが、ユナなのだ。
◆ ◆ ◆ ◆
カイディスブルム城の地下牢には、ヒトが入れられていた。
それも、正常な状態ではなく。
苦しみようなうめき声を漏らす、病人のようなヒトが。
数人。
しかも、ヒューベリオンにつつかれても反応がないくらい、意識が混濁した様子だ。
「あ、あのあの。こ、これは?」
怯えて声が震えているローリエに、ウィスタリアが淡々と答える。
「見ての通り、ヒトですけど?」
「そ、それはそうですけど! しょ、食料って?」
「そうですよ。ここに入っている者達は、うちのマスターのご飯になるの」
「ごっ……?」
ごはん?
あまりに直球で、恐るべき答えにローリエは固まってしまう。
「忘れたんですか? うちのマスターは吸血鬼なんだから。プレイヤーに噛みついたらPVになっちゃうし、悪性傾向が増えちゃうでしょ?」
それを聞いてローリエは少し冷静になる。
そして、理解した。
「え? あ……! NPCなんですね、その人たち」
「当然でしょ」
吸血種は、人間用の食事等ではスタミナの回復効率が凄く悪い。
吸血種の名の通り、血が主食だからだ。
つまり、この地下牢にNPCを捉えておき、ジルシスはここの者から血を吸っているという事だろう。
「それにしても……」
NPCはどれも若い見た目で、イケメンか、可愛い女子ばかりだった。
ローリエの言いたいことを察したウィスタリアは言う。
「言いたいことは解る。でも、自分が血を吸う立場になったら、納得できるよ。ウィスタリアだって、おじさんとか吸いたくないもん」
「まぁ、確かに、そうかも?」
そうして、話している間に。
ウィスタリアは檻のカギを開けて、牢屋からNPCを開放する。
「この人たちはもう、吸血種に成りかけてるから、新しいのを探しに行くけど。お姉ちゃん達も来るの?」
吸血鬼らしさMAX設定のジルシスは、吸血行動を同じ者にやりつづけると、相手の種族が吸血種に変わってしまう。
という特殊なパッシブスキルを持っている。
その影響で、NPCたちは皆、正常な様子ではないわけだ。
「えっと、どこにです?」
「そうね。城下街か、近隣の過疎ってる村か、どこかその辺のNPCを見繕うつもりだけど」
「その人たちは?」
「元居た所に戻すよ? 一週間くらいしたら、正常になるからそしたらまたさらいに行くけど」
ここまで来たら乗り掛かった舟だろう。
というわけで。
「い、いちおう、いこうかな?」
ぶんぶん、とヒューベリオンも首を縦に振り。
「じゃ、この人たち運ぶの手伝って」
そんなわけで、ローリエとウィスタリアとヒューベリオンは。
近隣に人さらいに向かいました。
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